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「屍鬼」原作を読みました。

屍鬼 7 [Blu-ray]屍鬼 7 [Blu-ray]
(2011/04/27)
内山昂輝、大川透 他

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 ハードカバー本でなく、文庫版の方を読んでいきました。本を持ちながら読む私にはハードカバー本は重すぎますので。1巻1巻が分厚い上に全5巻ですから読破に時間がかかりました。漫画&アニメを先に観たせいか、藤崎竜先生のキャラデザインを基に脳内でシーンを再生させてしまう状態に。漫画版ではキャラの性格が変更されている場合もあり、漫画で得たイメージと原作のキャラに齟齬が生じる事もありました。例えば、正雄はアニメ版では面白くて憎めないところがありましたが、原作ではかわいい(?)部分も無く嫌な点ばかりが目立った感じ。屍鬼になってからも、原作では人間の血を吸っていますしね。よくあんな嫌な野郎を面白くデザインしたものです。原作と漫画を比べるに、藤崎竜先生のセンスの素晴らしさがより実感できました。

 倉橋 佳枝が中年と書かれていたのにはショック。漫画&アニメでは若く描かれていて、一番可愛らしかったのに。特に容姿に関する描写は「中年」以外は何も描かれていませんでしたので、きっと普通のおばちゃんなのでしょう。漫画の方は最期が壮絶で、不気味さも加わり印象が強すぎるほどに残ったキャラです。脳味噌むき出しで、目から血を流しているのがきつかった。

 大川 富雄は大柄な酒屋のおじさん。それを漫画では魔神のごとくパワフルに描いています。明らかに巨人で、突っ込んでくる車を素手で止めるほどの怪力さ。篤が車で突っ込んでくるシーンは漫画&アニメの追加だったようです。屍鬼の存在を村人達に確信させる説得力を持たせられる上に、エンターとしても盛り上がれ、良き改変ぶりだと思っています。富雄が沙子を殺すシーンでは、下衆で残酷な欲望を丸出しにしているような感じで嫌悪感が沸いてしまいました。アニメでは彼独自の正義を説いて、むしろカッコ良ささえ感じてしまったのに……。

 「魔性の子」も読みました。異端の者に対する反撃がヒステリックにエスカレートしていき惨劇になっていく構図はどこか似ています。日常との歪みがだんだんと大きくなっていき、異端の者との確執が大きくなっていき、最終的には舞台崩壊。その過程に引き込まれていくと、釘付けになってしまうものがあります。一気に文庫本を読みきってしまうであります。ボリュームがあり、「やりとげたぞ!」といった満足感一杯の読後感でした。「魔性の子」はBL的にもネタになりそうで……。


テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

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