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CROSS-4 不動遊星VS遊城十代!?

遊戯王シリーズ ヴォーカルベスト2遊戯王シリーズ ヴォーカルベスト2
(2009/12/23)
VA

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 《E・HERO》でライディングってきつい。サポート半減ですから。

 鉄灰色の空を見上げた。今すぐにも、雨が降りだしそうな気配だ。点々とした水滴が、頬を冷たくうちつける。背後から迫ってくるのは、十代さんの姿をしたトゥルーマン。残りライフを1200ポイントにまで削ったが、わずかながらも不安は拭えない。《E・HERO ネオス》という十代さんのエースが、ライディング・フィールド上を飛走行してくる。重々しく圧しかかってくるプレッシャー。口元をにっかりと歪めながら、トゥルーマンがカードを引いた。



【3ターン目:十代(トゥルーマン)】LP1200、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
十代(トゥルーマン):《E・HERO エッジマン:攻撃力2600・Lv7》が攻撃表示。永続罠《蘇りし魂》により蘇った《E・HERO ネオス:守備力2000・Lv7》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

遊星:《ニトロ・ウォリアー:攻撃力2800・Lv7》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

スピード・カウンター:十代(トゥルーマン)&遊星+2


「俺のターン、ドロー。《N・フレア・スカラベ:攻撃力500・Lv3》を攻撃表示で召喚。永続罠《擬似ネオスペース》を発動する。デッキから《N・グラン・モール:攻撃力900・Lv3》を特殊召喚。この効果で呼びだされたモンスターは効果が無効となり、素材2体で行なう融合素材にできない」

「《E・HERO ネオス》と《N・フレア・スカラベ》、《N・グラン・モール》をデッキに戻して、《E・HERO マグマ・ネオス:攻撃力3000・Lv9》をトリプル・コンタクト融合! このカードの攻撃力は、フィールド上のカード1枚につき400ポイント上昇する。攻撃力は6200ポイントだ。《E・HERO マグマ・ネオス》で《ニトロ・ウォリアー》に攻撃する」


『スーパーヒート・メテオ!』


 3体のモンスターが上空へと集まり、1人の戦士へと融合した。《E・HERO ネオス》に、炎と大地のフォースが宿る。マグマに覆われた両腕を、天高くかかげた。その先に、太陽のごとき熱球体が膨張していく。腕を勢いよく振りおろすと同時に、エネルギー弾が《ニトロ・ウォリアー》へと落ちてきた。ジェット噴射を最大にして、両手で受けとめようとする。そんな抵抗も虚しく、《ニトロ・ウォリアー》は飲みこまれ、消滅していった。戦闘破壊はされたが、ダメージまでは受けられない。

「罠カード《ガード・ブロック》を発動。戦闘ダメージを0にし、デッキからカード1枚をドローする」

「大ダメージを狙ったけど、くーっ! やっぱ、遊星はすげーなぁ。でも、俺の攻撃は残っているぜ。《E・HERO エッジマン》でダイレクト・アタック!」

 ウィング全開! 黄金鎧のヒーローが、ハイウェイを空中疾走していく。

「罠カード《トゥルース・リインフォース》を発動。デッキから戦士族モンスターである《マッシブ・ウォリアー:守備力1200・Lv2》を守備表示で特殊召喚する。1ターンに1度だけ、このカードは戦闘により破壊されない。《E・HERO エッジマン》は貫通効果を有するが、《マッシブ・ウォリアー》の戦闘により発生するバトル・ダメージは0ポイントになる」

 がっしりとした岩戦士が、背負っているヘリポートを突きだした。《E・HERO エッジマン》がアーム・ソードを振りあげる。響きわたる衝撃音。《マッシブ・ウォリアー》が、しっかりとガードしてくれた。背後からは、十代さんの偽物が追いあげてくる。デュエルを楽しんでいるような笑みを浮かべてはいるが、双眸からは闇が覗かれる。それがプレッシャーとして、俺を虫食んでくる。

「やっぱり、あんたと戦えてよかった。こんなに楽しいデュエルは久々だよ。カード1枚をセットして、ターンエンド。《擬似ネオスペース》の効果だ。このカードがフィールドに存在するかぎり、《E・HERO マグマ・ネオス》は、自身のモンスター効果によりデッキに戻らない」



【4ターン目:遊星】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
十代(トゥルーマン):《E・HERO マグマ・ネオス:攻撃力3000→5400・Lv9》&《E・HERO エッジマン:攻撃力2600・Lv7》が攻撃表示。永続罠《擬似ネオスペース》&永続罠《蘇りし魂》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

遊星:《マッシブ・ウォリアー:守備力1200・Lv2》が守備表示。

スピード・カウンター:十代(トゥルーマン)&遊星+3


「演技をするのは止めろ。あんたは、十代さんじゃない! 俺のターン、ドロー。スピード・カウンターが2つ以上あることにより、《Sp-エンジェル・バトン》を発動する。デッキからカード2枚をドローし、手札から《フェイク・ガードナー》を墓地に送る」

「《ロード・シンクロン:攻撃力1600・Lv4・チューナー》を攻撃表示で召喚。チューナーが場に存在することにより、墓地から《ボルト・ヘッジホッグ:攻撃力800・Lv2》を特殊召喚する」

「レベル2《ボルト・ヘッジホッグ》とレベル2《マッシブ・ウォリアー》に、レベル4《ロード・シンクロン》をチューニング!」

「集いし希望が新たな地平へいざなう。光さす道となれ! シンクロ召喚! 駆けぬけろ、《ロード・ウォリアー:攻撃力3000・Lv8》!」

 王者のごとき威厳を放ち、《ロード・ウォリアー》が降臨した。レベル2以下の戦士族モンスターか機械族モンスター。その効果により、デッキからモンスターを特殊召喚できる。さらなるコンボで……。

「やっぱ、シンクロ召喚はすごいなぁ。わくわくが昂ぶるよ。だけど、モンスター効果は使わせないぜ。《E・HERO エッジマン》をリリースして、罠カード《エッジ・ハンマー》を発動。《ロード・ウォリアー》を破壊し、その攻撃力分3000ポイントのダメージを与える」

 黄金ハンマーを両手にした《E・HERO エッジマン》が、やぶれかぶれに特攻してきた。打ちおろされた槌が、《ロード・ウォリアー》の胸にめりこんでいく。苦悶を浮かべながらも抵抗し、《E・HERO エッジマン》を殴りつける。2体のモンスターは同時粉砕された。効果ダメージによる衝撃が駆けめぐる。D・ホィールがぐらぐらと揺らいで、十代さん……いや、トゥルーマンに追いぬかれてしまった。一瞬だけ並んだとき、虚無をつまらせた笑顔が刺してきた。鼓動が抉るように早まる。さらさらと降ってくる雨滴のせいではない。冷汗がべったりと貼りついている。エンド宣言をした。



【5ターン目:十代】LP1200、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
十代(トゥルーマン):《E・HERO マグマ・ネオス:攻撃力3000→4600・Lv9》が攻撃表示。永続罠《擬似ネオスペース》&永続罠《蘇りし魂》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

遊星:無し。

スピード・カウンター:十代(トゥルーマン)&遊星+4


「俺のターン、ドロー。あんたが《Sp-エンジェル・バトン》で墓地に送った《フェイク・ガードナー:守備力2000・Lv4》。相手モンスターの直接攻撃に反応して、墓地から特殊召喚できるようだな。そうはさせないぜ。スピード・カウンターが4つ以上あることにより、《Sp-マジシャンズ・サークル Lv2》を発動。レベル2以下である《カード・エクスクルーダー:守備力400・Lv3》をデッキから守備表示で特殊召喚する。モンスター効果で、相手墓地から《フェイク・ガードナー》を除外だ」

 キラキラと星々を撒きながら、幼い魔法少女がくるりんと回転。ウィンクをして、ロッドをかかげた。魔法衝撃がアスファルトを撃ち、地中冥界に眠っている《フェイク・ガードナー》を吹きとばす。

「これで、守備を封じた。《E・HERO マグマ・ネオス》でダイレクト・アタック!」

 振りかえったトゥルーマンが、不気味に笑みを歪めている。隙のない戦略を進めているが、こいつは十代さんではない。そう確認しないと、プレッシャーに圧されてしまいそうだ。《E・HERO マグマ・ネオス》が再度、灼熱色のエネルギー弾を膨らませていく。ハイウェイごと潰すかの勢いで、投げつけてきた。俺には、まだディフェンスの手が残されている。

「相手モンスターのダイレクト・アタック時、手札から《速攻のかかし》を手札から捨てて発動する。その攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了する」

 止めの一撃は、《速攻のかかし》により弾かれた。楽しそうなエンド宣言が流れてきた。



【6ターン目:遊星】LP1000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
十代(トゥルーマン):《E・HERO マグマ・ネオス:攻撃力3000→5000・Lv9》が攻撃表示。《カード・エクスクルーダー:守備力400・Lv3》が守備表示。永続罠《擬似ネオスペース》&永続罠《蘇りし魂》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

遊星:無し。

スピード・カウンター:十代(トゥルーマン)&遊星+5


 前方から打ちつけてくる雨音が密度を増している。大きな水滴が、ぱらぱらとアスファルトを鳴らす。湿気は濃くなり、曇天は薄墨色へと深まっている。豪快なデュエルを行なう遊城 十代。彼との決闘を望んでいたかもしれない。先を疾走している者は、見せかけの存在だ。ジャックたちとのデュエルが、心中に流れこんできた。震える手を抑えこんだ。防戦一方だが、このセット・カードに全てを懸ける。偽物なんかに恐れる必要はないんだ!

「俺のターン、ドロー。カード2枚をセットして、ターンエンド」



【7ターン目:十代】LP1200、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
十代(トゥルーマン):《E・HERO マグマ・ネオス:攻撃力3000→5800・Lv9》が攻撃表示。《カード・エクスクルーダー:守備力400・Lv3》が守備表示。永続罠《擬似ネオスペース》&永続罠《蘇りし魂》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

遊星:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

スピード・カウンター:十代(トゥルーマン)&遊星+6


「あんたとのデュエルは楽しかったが、そろそろフィニッシュといかせてもらうぜ。俺のターン、ドロー。フィールド魔法《スピード・ワールド2》の効果を発動する。スピード・カウンター4つを取りのぞき、手札の《Sp》1枚を見せて、相手ライフに800ポイントのダメージを与える」

 スパーク衝撃が貫いて、俺のライフを200ポイントにまで減らしていく。距離差も開いた。

「《カード・エクスクルーダー》により、相手墓地から《ロード・ウォリアー》を除外する」

「スピード・カウンターが2つ以上あることにより、《Sp-ハイスピード・クラッシュ》を発動。《蘇りし魂》と、その伏せカードを破壊する。《E・HERO マグマ・ネオス》でダイレクト・アタック!」

 《E・HERO マグマ・ネオス》が、空高く飛翔。分厚い雲々を破るような勢いだ。両手を天にかかげて、擬似太陽を創りだす。闇へと引きずりこむ本能。トゥルーマンの眼差しに、ダークネスの本性が露わとなる。みるみると大きくなっていく破壊への衝動が、俺に向かって撃ちおろされた。





【エピソード1-ダークネス降臨・その4】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

チューニングサポーターのドロー効果忘れてない?
根本的な質問だけど、世界に1枚しかないネオスを持っているのはおかしくない?
確かメテオブラックドラゴンを融合召喚する際に世界に数枚しかないレッドアイズを使わなかった。トゥルーマンが使えるカードは捨てられた・長い期間使われていないカードに限る。
まあ、時代が違うしネオスたちが使われなくなっていたならありか。

No title

 majesticさん、ご指摘ありがとうございます。デュエル・メモしたまま書きこむのを忘れていました。書き加えました。その部分を書くのを忘れただけですので、カード枚数は変わっていないかと思います。

 他のキャラがエースカードを使用すると、違和感が出ちゃいますね。遠い未来に十代のカードが模造されていたみたいなことを、CROSS-3に加えました。セリフという形で。コピー品ですので、精霊は無い設定です。
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