スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CROSS-7 最強の相棒! アルパカとクリボー

遊戯王カード 【 ハネクリボー 】 DT01-JP008-N 《デュエルターミナル-シンクロ覚醒》遊戯王カード 【 ハネクリボー 】 DT01-JP008-N 《デュエルターミナル-シンクロ覚醒》
()
遊戯王 デュエルターミナル-シンクロ覚醒 (DT01)

商品詳細を見る

 ダルクは初心者域にありますが、精霊のサポートが大きかったりします。

 闇に侵食されつつある中央公園にて、ボクはダークネスと対峙している。デュエル・モンスターズを始めてから2週間ほど。少しでも上手くなろうと、できるだけ多くの決闘者と戦ってきた。記録していたデュエル過程を、勝敗関係なしに考察した。それを基にして、デッキの微調整を繰りかえした。プロの試合内容をダウンロードしては、じっくりと参考にさせてもらった。ハイパワー・モンスターが強いとはかぎらないようだ。自分にとって相性のいい相棒。それを求めつづけた結果が、このデッキなんだ。精霊たちも、背中から支えてくれる。ダークネスは強そうだけど、ステファニーさんを助けたい。気圧されまいと、ボクはダークネスを見上げた。



【3ターン目:ダークネス】LP3200、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ダークネス:フィールド魔法《ダークネス》発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを5枚セットしている。

ダルク:《アルパカ:攻撃力800・Lv2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「我がターン、ドロー。手札から《ダークネス・サモナー:攻撃力0・Lv1》を墓地に送り、《ダークネス・ネクロ・スライム:攻撃力0・Lv1》を特殊召喚する。《ダークネス・ネクロ・スライム》を墓地へと送る。出でよ、我が眼! 墓地から《ダークネス・アイ:攻撃力0・Lv1》を蘇らせる」

 《ダークネス・サモナー》は、攻撃力0の《ダークネス》を呼びだすモンスターか。漆黒の不定形が、芝生へと吸いこまれていく。代わりに、《ダークネス・アイ》が地中から生えてきた。茎先の眼球が、ぐりぐりと視線をめぐらせている。また、セット・カードを確認しているのか。

「《ダークネス・アイ》のモンスター効果発動。《ダークネス・アイ》が攻撃表示であるとき、レベル5以上のモンスター1体をリリースせずに召喚できる。現れよ、《ダークネス・デストロイヤー:攻撃力2300・Lv7》。《アルパカ》に攻撃せよ」

「発動せよ、《虚無:ゼロ》に《無限:インフィニティ》! その狭間に眠る力を呼びさませ。永続罠《ダークネス2》が最初に発動されたことにより、エンドフェイズまで、自分フィールド上に存在するモンスター1体の攻撃力を1000ポイントアップさせる。《ダークネス》が発動されるたびに、さらに攻撃力を1000ポイントアップさせていく。これがダークネスの力だ」

 いくらなんでも、最悪の位置だよっ。《虚無》と《無限》の間には、3枚ものカードがある。《ダークネス・デストロイヤー》の攻撃力はエンドフェイズまで3000ポイントアップし、5300ポイントになってしまう。大角を伸ばした悪魔が咆哮し、巨爪の生えた豪腕を振りかざしてきた。クリーッ! 慌てふためくボクに対して、ボムクリボーが肩に乗ってきた。手札には君がいるんだったね。

「手札から《ボムクリボー》を墓地に捨て、モンスター効果を発動するよ! モンスター同士のバトルで発生する戦闘ダメージを0にするんだ。さらに、相手ライフに800ポイントのダメージを与える。頼むよ、ボムクリボー。ドカーンとやっちゃえーっ!」

 円らな瞳に、燃えあがる強さが宿っている。ぴょこんと跳躍。導火線が点火されて、ばちばちと火花を撒きちらす。《ダークネス・デストロイヤー》の手前で派手に爆発した。 爆音が静けさを破り、炎嵐が荒れくるう。その爆風はダークネスをも飲みこんでいった。《アルパカ》は戦闘破壊されてしまったものの、残りライフを2400ポイントにまで削れた。

「上手くかわしたようだが、《ダークネス・デストロイヤー》は連続攻撃ができる。ダイレクト・アタック。次こそで、汝とのデュエルを終焉させる」

「手札の《クリボー》を墓地に捨て、この戦闘によるダメージを0にするよ」

 クリボーがウィンクして、手前へとジャンプ。愛らしい両目をくりくりとさせながら、無数に分裂してく。すごい数で吃驚しちゃう。《ダークネス・デストロイヤー》が繰りだした強撃は、クリボー軍団に阻まれて届かない。闇空へと腕を上げたままに、巨身は押しもどされていった。

「ありがとう! 君たちのおかげで助かった。これだけの攻撃を受けても、ノーダメージなんて。クリボーって、すごいんだね!」

 ボムクリボーとクリボーが、ボクの両側で踊っている。そんなボクを、ハネクリボーがちょこんと突いてきた。クリクリー。このぐらいで喜んでいたら駄目だよ。そう注意されてしまった。うん、そうだね。相手モンスターの猛撃をガードしただけ。次ターンで、逆襲開始だ!

「精霊と心を通わせるデュエリストか。まるで、遊城 十代だ。ターンを終了する。フィールド魔法《ダークネス》の効果により、発動されたトラップをランダムにリセットする」

「ただでは終らないよ。罠カード《クリボー・リカバリー》を発動。このターンに手札から墓地に捨てられた《クリボー》の数+1枚だけ、デッキからカードをドローする。3枚ドローする」



【4ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ダークネス:《ダークネス・アイ:攻撃力0・Lv1》&《ダークネス・デストロイヤー:攻撃力2300・Lv7》が攻撃表示。フィールド魔法《ダークネス》発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを5枚セットしている。

ダルク:無し。


「俺のターン、ドロー。《アルパカ:攻撃力800・Lv2》を攻撃表示で召喚。魔法カード《アルパカ・アタック》を発動。自分フィールド上に《アルパカ》が存在するとき、相手モンスター1体をデッキに戻すんだ。そして、《ダークネス・アイ》を攻撃する」

 ステファニーさんから貰ったカードだ。使わせてもらいます。パカーッ! アルパカがいななき、ぽこんと《ダークネス・デストロイヤー》に突進した。おっきな悪魔を夜空の彼方へと、ぶっ飛ばす。アルパカは止まらない。《ダークネス・アイ》にアタックし、ふんぬと踏みつぶした。ダークネスのライフが、1600ポイントへと減少していく。よしっ! 勝てる気がしてきたぞ。

「《虚無》と《無限》を発動していた。そして、その間のトラップ2枚を全て発動。発動せよ《ダークネス3》。このカードが最初に発動した場合、相手に1000ポイントのダメージを与え、《ダークネス》が発動するたびに1000ポイントのダメージを与えていく。汝が受けるダメージは2000ポイント」

 起きあがったカードから青雷が放たれ、ボクの全身を射抜いてくる。無痛覚症のボクには実感薄いけど、相当の衝撃が伝わってきた。これが、闇のデュエルというものか。一気に残りライフは2000ポイントにまで落ちてしまった。反則的に強すぎる。ふらついてしまうボクを、ハネクリボーが励ましてくれた。うん! こんなところで倒れたりしないよ。

「大きくダメージは受けたけど、今は俺が押しているんだ。ターンエンド」

「さすがは、ヨグ・ソトースの仔。だが、ダークネスの宇宙にいつまで耐えられるものか。発動したトラップをランダムにリセットする」



【5ターン目:ダークネス】LP1600、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ダークネス:フィールド魔法《ダークネス》発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを5枚セットしている。

ダルク:《アルパカ:攻撃力800・Lv2》が攻撃表示。


「闇という理に従い、相手を侵略していく。それこそが、ダークネスのデュエル。我のターン、ドロー。《ダークネス・シード:攻撃力1000・Lv2》のモンスター効果を発動する。このカードが墓地に送られた2回目のスタンバイフェイズに特殊召喚される」

 黒水が渦を描いていき、鋭い槍と化した。それが背後からダークネスを貫いていく。苦悶の声をあげて、大きく胸をそらした。その状態でも、ダークネスは嬉々としている。ボクがこう言うのもアレだが、不気味すぎる光景だ。地面からは、棘にまみれた植物が伸びてきた。青実から口が裂かれて、無数の眼が開いていく。牙いっぱいの口内からは、どろりとした粘液を零している。

「《ダークネス・シード》をリリースし、《ダークネス・ブランブル:攻撃力2000・Lv6》を攻撃表示でアドバンス召喚する」

 《ダークネス・シード》を押しのけるように、棘と葉を茂らせた魔界植物が育っていく。黒実の集合体からは、生々しい音を弾かせながら、次々と眼が見開いていった。

「《ダークネス・ブランブル》のモンスター効果により、セットされたカードを確認できる。《虚無》と《無限》を発動。その間にあるカードは2枚。最初に発動されたカードは《ダークネス2》。エンドフェイズまで、《ダークネス・ブランブル》の攻撃力は2000ポイントアップする。《アルパカ》に攻撃だ」

「墓地にある《クリボー:Lv1》をデッキへと戻す。手札から《エンジェリック・クリボー》を墓地に捨て、戦闘ダメージを0にする。頼むよ、エンジェリック・クリボー!」

 マシュマロを連想させる、柔らかい歌声だ。純白のハネクリボーが、ふわりと浮かびあがった。温かい笑顔に、癒されそうになる。頭上には、光輪がゆらゆらと浮いている。キラキラとした聖光を放射しながら、《ダークネス・ブランブル》が連射した怪光線をかき消してくれた。

「ことごとく、攻撃をかわしているようだ。しかし、それも長くは続かぬだろう。ターンを終了する。《ダークネス・ブランブル》のモンスター効果により、我がライフは4000ポイントにまで回復する。お互いのエンドフェイズに、我がライフは初期値にまで戻るのだ」

 ダークネスを貫いている触手群が、どくどくと脈打つ。ダーク・エナジーが注入されているようだ。ダークネスが気持ちよさそうに唸っている。せっかく削ったライフが、4000ポイントに元通り。これまで地道にダメージを与えつづけたのに、あんまりだよ。がくんと項垂れそうになるボクを、クリボーたちが元気づけてくれる。そうだね。これぐらいで折れちゃいけないんだ。

「《エンジェリック・クリボー》のモンスター効果が発動されたエンドフェイズに、デッキからカードを1枚ドローする」



【6ターン目:ダルク】LP2000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ダークネス:《ダークネス・ブランブル:攻撃力2000・Lv6》が攻撃表示。フィールド魔法《ダークネス》発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを5枚セットしている。

ダルク:無し。


「俺のターン、ドロー。このカードにかけてみるよ。ライフを800ポイント払い、魔法カード《魔の試着部屋》を発動。デッキからカード4枚をめくる。その中から、レベル3以下の通常モンスターを全体召喚する。他のカードはデッキに戻す」

 コストを支払い、残りライフは1200ポイントにまで減少していく。ギャンブル性のあるカードだ。右手がちょっとだけ震えてしまう。深息を吐きだして、一気に4枚ものカードを引いた。

 アルパカの赤ちゃんが、よちよちと歩いてきた。あどけない瞳が、じっとボクを見上げている。おしゃぶりを咥えている姿が、また愛らしいんだ。2匹の《ベビー・アルパカ:守備力300・Lv1》が、ボクを挟みこむように駆けまわりだす。

 アルパカのヌイグルミに飾られたミニ・シルクハット。空色ボブカットの頭に、ちょこんと乗せている。メイド美少女がくるりんとステップして、可愛くウィンクを決めた。キラリンと、星が飛びだしてきそうだ。《アルパカ・ガール:守備力0・Lv3》がハッピー・スマイル。

 アルパカの着ぐるみが駆けてきた。サングラスをかけた兄貴が、顔だけ露出している。痩身で、無精ひげが目立つ。腕を組みながら、堂々と立ちあがった。両手を腰に当てながら、偉そうに笑いあげている。《アルパカマン:攻撃力1600・Lv3》が、ここに参上!

「4体の《アルパカ》を特殊召喚できたねっ。魔法カード《アルパカの贈り物》を発動。自分フィールド上の《アルパカ》1種類につき、デッキからカード1枚ドローをする。3枚ドローするよ」

「速攻魔法《凡骨の友情パワー》を発動。《アルパカマン:通常》のパワーを、エンドフェイズまで、自分フィールド上に存在するレベル3以下のモンスター数×800ポイント上昇させる。攻撃力は4800ポイントにアップ! そのまま、《ダークネス・ブランブル》を攻撃だ!」

 《アルパカマン》が、両腕を振りあげた。猛然とダッシュしていく。

「ならば、《ダークネス・レインクロー》のモンスター効果を発動するまでだ。手札の《ダークネス・レインクロー》と、フィールド上の《ダークネス・ブランブル》を墓地に送り、デッキから《ダークネス・ネオスフィア:守備力4000・Lv10》を守備表示で特殊召喚する」

 巨大なラフレシアが開いたかと思えば、その中から幹のようなものが伸びてきた。それが次第に人型を成していく。天使のごとき純白の右翼と、悪魔のごとき漆黒の左翼。 紅髪を腰まで伸ばし、目には黒布が巻かれている。 左胸と肩では、大きな目玉がぎょろぎょろと蠢いていた。 そいつが、ボクをぎっと睨みつけてくる。ダークネスは、こんな切札を隠していたのか。

「攻撃力は《アルパカマン》の方が勝っている。攻撃を続行するよ」

 《アルパカマン》のタックルが炸裂したはずだが……。根を張ったように、《ダークネス・ネオスフィア》は微動だにしなかった。

「《ダークネス・ネオスフィア》は、戦闘破壊されないモンスターである」

 ダークネスの重低音な笑声。撃ちはなたれた稲妻が、ボクをなぶる。《虚無》と《無限》が発動されていたのか。その間にあるカードは、幸いなことに《ダークネス3》1枚のみ。1000ポイントものダメージを受け、残りライフは200ポイントにまで追いつめられた。戦闘破壊できず、《凡骨の友情パワー》の第2効果も発揮できなかった。ショックを流して、前へと進みつづける。

「魔法カード《馬の骨の対価》を発動。効果モンスターでない《ベビー・アルパカ》を墓地に送って、デッキからカード2枚をドロー。カードを3枚セットして、ターンエンド」

「フィールド魔法《ダークネス》の効果により、トラップをリセットする。教えてやろう。セット・カードを我が意志に従って、自在に並びかえることができる。《ダークネス・ネオスフィア》のモンスター効果でな。あきらめるがいい。我を倒す術はもうない。見よ! 崇めよ! 我がダークネスの世界を。そして、汝の存在をダークネスに委ねるのだ!」

 びくびくりと背筋が震えた。いくらなんでも、反則的すぎるよ。暗黒のファラオを倒さなければいけないのに、こんなところで負けてしまうのか。闇に包まれた空間へと向かって、ダークネスが哄笑を響かせた。闇瘴気がボクを包みこんでいく。深い奈落へと飲みこまれてしまう。意識がもうろうとしてきた。ちっちゃな手を伸ばしてきたハネクリボーを最後に、眠りへと堕ちていく。





【エピソード1-ダークネス降臨・その7】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。