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CROSS-10 十六夜アキ リ・アクセラレーション!

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】
(2008/12/17)
宮下雄也、星野貴紀 他

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 ライディング・デュエルを、ちょこっと追加。

 ママとの旅行帰り。シティが大変な状態になっていると聞いて、急いで戻ってきた。ダークネスという邪悪な存在が現れたようだが、どこかへ消えてしまったという。それよりも気になるのは、ウィン・カーウィンと名乗る少女だ。額眼が開いており、【三眼の魔女】と恐れられている。神出鬼没。十数人の少女たちが、闇のデュエルを挑まれて敗北していった。被害者には、私の友達もいる。今でも、精神的な後遺症で苦しんでいる。怒りに押されて、グリップを強く握ってしまう。濁った気持ちを流していくように、涼しい向風が当たってきた。ライディング・デュエルをしている最中だ。集中しよう。後方から追いあげるように、声が叩きつけられてきた。同時に、モンスターが攻めてくる。

「ボーッとしていたら、クラッシュしてしまうよ! 《聖騎士ジャンヌ:攻撃力1900・Lv4》で、裏守備モンスターを攻撃する。このカードは攻撃時に、パワーが300ポイント下がる」

 女性剣士が光翼を伸ばして、ハイウェイを疾走していく。一閃。《ボタニティ・ガール:守備力1100・Lv3》は斬られてしまった。悲鳴を引きながら、消滅していく。

「《ボタニティ・ガール》が墓地に送られたことにより、デッキから守備力1000以下の《ギガント・セファロタス:守備力700・Lv4》を手札に加える」

「ただでは、やられないわけね。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:アキ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アキ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

シェリー:《聖騎士ジャンヌ:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。《見習い騎士サファイア:守備力1000・Lv2》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

スピード・カウンター:アキ&シェリー+2


 わずかながらにも、日は西方向へと傾いている。クラスメイトのお見舞いをした帰り、ばったりとシェリーに再会した。彼女もシティの異変に気がついており、ミゾグチさんと調べまわっているようだ。以前に見られたようなトゲは感じられない。どこか、穏やかに落ちついている。近況を話しあっているうちに、ライディング・デュエルという流れに入った。お互いに、どれだけ伸びたのか気になるようだ。遊星に教えてもらった技術を胸に溜めながら、ファースト・コーナーを奪った。

「私のターン、ドロー。《夜薔薇の騎士:攻撃力1000・Lv3・チューナー》を召喚し、手札から《ギガント・セファロタス:攻撃力1850・Lv4・植物》を攻撃表示で特殊召喚!」

「レベル4《ギガント・セファロタス》に、レベル3《夜薔薇の騎士》をチューニング!」

「冷たい炎が、世界の全てを包みこむ。漆黒の花よ、開け! シンクロ召喚! 現れよ、《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》!」

 紅き花弁が、ハイウェイを急流していく。棘状となっている尻尾を振りあげて、大きく咆哮する。その威容に、シェリーが感心をついた。他に戦士族モンスターが存在する場合には、《見習い騎士サファイア》は戦闘対象にならないのか。

「《ブラック・ローズ・ドラゴン》で《聖騎士ジャンヌ》を攻撃する」

 漆黒のブレスが、女神と謳われた騎士を飲みこんでいく。剣をシールドにするも無駄であろう。《聖騎士ジャンヌ》は吹きとばされてしまい、シェリーは500ポイントの戦闘ダメージを受けた。ヘルメットから覗かれているシェリーは、余裕の笑みを含んでいる。

「自分フィールドのモンスターが戦闘破壊されたことにより、罠カード《自由解放》を発動するわ。《見習い騎士サファイア》と《ブラック・ローズ・ドラゴン》をデッキに戻す」

 自分フィールドにモンスターが存在しない場合に、守備表示で特殊召喚できる《見習い騎士サファイア》。勇敢なる表情だ。小剣を振りあげて、《ブラック・ローズ・ドラゴン》にアタックしてきた。

「そうはさせない! カウンター罠《紅薔薇のカーテン》を発動。《ブラック・ローズ・ドラゴン》を対象とするカード効果を無効にする」

 薔薇が舞いあがり、スカーレット・カーテンを成していく。《見習い騎士サファイア》の突撃は阻まれた。曇らせた表情で、さっそうと跳びのく。《聖騎士ジャンヌ》も、ミスミスとやられるわけではない。手札の《聖騎士の盾持ち》を墓地に送ることにより、手札回収された。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:シェリー】LP3500、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
アキ:《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

シェリー:《見習い騎士サファイア:守備力1000・Lv2》が守備表示。

スピード・カウンター:アキ&シェリー+3


「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ。《見習い騎士サファイア》をリリースして、デッキからカード1枚をドローする。《Sp-オーバー・ブースト》を発動し、スピード・カウンターを4つ増やす」

 シェリーが急加速し、一気に私を追いぬいた。その瞬間、くすりと笑みをふりむけてきた。少しだけ、胸奥にイラッと湧きあがってしまう。そんなものも、楽しい気分が覆いつくす。

「スピード・カウンターが4つ以上あることにより、《Sp-スピード・フュージョン》発動する。手札の《聖騎士の槍持ち》と《花騎士団の駿馬》を融合し、《ケンタウルミナ:攻撃力2200・Lv6》を融合召喚! スピード・カウンター7つを取りのぞいて、デッキからカード1枚をドローする。さらに、《フルール・シンクロン:攻撃力400・Lv2・チューナー》を攻撃表示で召喚」

「レベル6《ケンタウルミナ》に、レベル2《フルール・シンクロン》をチューニング!」

 赤い長髪を揺らしながら、馬脚を叩きつけるように駆けていく。その上半身は、鎧をまとった女性騎士。右手に剣を、左手に盾をつかんでいる。プレイヤーと一体化しているように、流麗にカーブを切っていく。飛翔してしまうかの勢いで跳躍し、その身を6本のリングへとメタモルフォーゼ。

「光速より生まれし肉体よ。革命の時は来たれり。勝利を我が手に! シンクロ召喚! きらめけ、《フルール・ド・シュヴァリエ:攻撃力2700・Lv8》!」

 花状の頭部。はためく赤マント。桃色花弁を散らしながら、女性騎士が路面へと着地した。そのまま、駆けぬけていく。自分ターンのみであるが、相手の発動した魔法・罠カードを無効にしてしまうモンスターだ。セットした《ローズ・ブリザード》も発動できない。攻撃無効にして、守備表示にできない。それを見越してだろうか。シェリーの背中から、余裕が漂ってくる。

「《フルール・ド・シュヴァリエ》で《ブラック・ローズ・ドラゴン》を攻撃する」

 目にも止まらぬ剣裁き。細身の剣が、紅薔薇を捌いていく。《ブラック・ローズ・ドラゴン》は苦悶の咆哮を絞りだしながら、破壊されてしまった。300ポイントの戦闘ダメージが私を襲う。そのまま、ターンエンド。さすがは、シェリー。一筋縄ではいかない相手だ。



【5ターン目:アキ】LP3700、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
アキ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

シェリー:《フルール・ド・シュヴァリエ:攻撃力2700・Lv8》が攻撃表示。

スピード・カウンター:アキ+4 シェリー+1


「私のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセットして、ターンエンド」

 依然として、先を奪われたままだ。今は、このカードでしのいでおこう。少し離れた場所から、異様な気配を感じる。今はライディング・デュエルに集中しなければ。シェリーのスピード・カウンターが急降下したおかげで、少しずつ迫っていける。もうすぐ、追いぬけそうだ。



【6ターン目:シェリー】LP3500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
アキ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

シェリー:《フルール・ド・シュヴァリエ:攻撃力2700・Lv8》が攻撃表示。

スピード・カウンター:アキ+5 シェリー+2


「私のターン、ドロー。《聖騎士ジャンヌ:攻撃力1900・Lv4》を召喚。このカードをリリースして、手札から《オルレアンの英雄 ジャンヌ:攻撃力2800・Lv7》を特殊召喚する。伏せモンスターを攻撃。このカードと戦闘を行う守備表示モンスターは攻撃表示となる。このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、その数値分だけ、自分ライフを回復する」

 純白の翼が、ハイウェイを抱擁してしまうほどに広がった。神に認められし聖女。剣に収められた聖光を、裁くかのように撃ちだす。伏せられていた《ロードポイズン:攻撃力1500・Lv4》が、光柱により粉々に粉砕されていく。私は1300ポイントの戦闘ダメージを受けて、その数値分だけ、シェリーのライフが回復していく。4800ポイントか。初期値を上回ってしまった。

「《ロードポイズン》が戦闘破壊されたことにより、墓地から《ボタニティ・ガール:守備力1100・Lv3》を守備表示で特殊召喚する」

「ならば、攻撃を続行するまで。《フルール・ド・シュヴァリエ》でアタック!」

 《フルール・ド・シュヴァリエ》が迫り、レイピアを高速で打ちこんでいく。無数の剣閃に貫かれて、食虫植物デザインの少女が砕かれていった。

「《ボタニティ・ガール》が墓地に送られたことにより、デッキから《コピー・プラント:守備力0・Lv1・チューナー》を手札に加える」

「ターンを終了する。《フルール・ド・シュヴァリエ》の攻撃で、決着をつけるつもりだったけどね。次にあなたがどう出るのか、見せてもらうわ!」



【7ターン目:アキ】LP2400、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
アキ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

シェリー:《フルール・ド・シュヴァリエ:攻撃力2700・Lv8》&《オルレアンの英雄 ジャンヌ:攻撃力2800・Lv7》が攻撃表示。

スピード・カウンター:アキ+6 シェリー+3


「私のターン、ドロー。《Sp-エンジェル・バトン》を発動する。デッキからカード2枚をドローし、手札の《ダーク・ヴァージャー》を墓地に送る」

「《コピー・プラント:攻撃力0・Lv1・チューナー》を攻撃表示で召喚。植物族チューナーの召喚により、墓地から《ダーク・ヴァージャー:攻撃力0・Lv2》を特殊召喚する。《コピー・プラント》のモンスター効果により、そのレベルを、《ダーク・ヴァージャー》と同じにする」

「スピード・カウンターは6つ。《Sp-グリード・ボックス》を発動。シンクロ・モンスター1体を含む、墓地のモンスター3体をデッキに戻す。デッキからカード2枚をドロー」

 これで、墓地の《ブラック・ローズ・ドラゴン》がデッキへと戻った。

「スピード・カウンターが4つ以上あることにより、《Sp-サモン・スピーダー》を発動。手札からレベル4以下の《シード・オブ・フレイム:攻撃力1600・Lv3》を特殊召喚する」

「レベル3《シード・オブ・フレイム》とレベル2《ダーク・ヴァージャー》に、レベル2《コピー・プラント》をチューニング! 再び現れよ! 《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》!」

 渦巻くように乱舞する赤薔薇。飛翔した黒薔薇竜が、前方を疾駆している《フルール・ド・シュヴァリエ》を見据える。モンスター効果により、フィールドのカードをことごとく破壊できる。だけど、そうする必要もない。勝利のピースはそろっているのだから。

「スピード・カウンターが2つ以上あることにより、《Sp-起爆化》を発動。セットした罠カード《ローズ・ブリザード》を破壊し、相手モンスター全ての表示形式を変更する。そして、墓地から《ブラック・ローズ・ドラゴン》のモンスター効果を発動。守備表示の《フルール・ド・シュヴァリエ》を攻撃表示に戻して、そのパワーをエンドフェイズまで0にする。ローズ・リストリクション!」

「なに……」

「スピード・カウンターが6つあることにより、《Sp-パワー・バトン》を発動。デッキから《椿姫ティタニアル:攻撃力2800》を墓地に送り、その攻撃力分だけ、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の攻撃力を上昇させる。《フルール・ド・シュヴァリエ》に攻撃!」


『ブラック・ローズ・フレア!』


 《ブラック・ローズ・ドラゴン》の攻撃力は5200ポイント。棘鞭に打たれて、攻撃力を失った《フルール・ド・シュヴァリエ》。この攻撃が通れば、残りライフ4800ポイントも削られつくすだろう。《ブラック・ローズ・ドラゴン》が、息を吸いこむように大口を開いた。喉奥から、赤黒い轟流が吐きだされていく。圧倒的なそれは、《フルール・ド・シュヴァリエ》を舞いあげて、その身を喰らいつくしていった。



「完敗よ。十六夜アキ。腕を上げたわね」

 一般道路の路肩にD・ホィールを止めて、ヘルメットを脱いだ。さらりと金髪が風になびいて、腰まで流れていく。額に汗玉が浮いている。敗北した直後だけど、ふりむいてきた双眸には笑みが差していた。彼女と遊星のライディング・デュエルが、私をスピードの世界へと引きこんだ。あの時は、遊星の背中から眺めていたのみだけど、今はもう……。

「楽しいデュエルだったわ。また、やりましょう」

 シェリーに向かいあったとき、視界端に少女が過ぎった。黒髪をカチューシャーで飾り、ローブをまとっている。何かに怯えているような雰囲気で、きょろきょろとしている。その両瞳は、闇に向かって渦巻いていた。異様を感じられたが、彼女から放たれていたのだろうか。惹きこまれるかのように、視線が合う。びくりと子動物のごとく身を震わせて、彼女は小道へと逃げていった。何だろう、この感触は? 名状しがたき怪物の群れが、精神に侵入してきたようだ。

「アキ。大丈夫? 顔色が悪くなっているけど。アキ! アキ!」





【エピソード2-バクラの罠・その1】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

フルールドシュバリエの効果を忘れている。
そういえばシェリーのデッキはジャンヌ、西洋ネタだったね。割とシビアなテーマ。
9月の規制が待ち遠しい。大嵐やブラックホール、インゼクター、除去が強すぎて罠カードがほとんど採用されないからつまらない。

フルールドシュバリエの効果をアニメと間違えた。なんでもない。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。ヴァリアルブル・ブックを参考にしていますので、OCG効果の方が多いかな。

 シェリーはフランスをイメージした感じがします。ジャンヌ・ダルクをはじめ、女性剣士で構成されていますね。

 大きく時間が経ちましたが、あの改定は不満が多かったですね。汎用性が高すぎるカードはいくつか禁止・制限に戻してほしいものです。
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