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CROSS-19 パワーインセクト・デッキ! 昆虫館の罠

遊戯王5D's SOUND DUEL 03遊戯王5D's SOUND DUEL 03
(2011/02/16)
TVサントラ

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 より瓜生さんらしくなるように、デュエル変更しました。新たなアルパカも登場。

 WDGPが始まった。人がいっぱい集まって、カーニバルみたい。これだけ多くの人々に紛れこんでも、誰からも気持ち悪がられない。ヨグ・ソトースから継いだ怖眼は、完全に機能しなくなっているようだ。これほどに嬉しいことはない。リーゼントのMCがルール説明を終えた。わくわくと心臓が鳴りっぱなしだったけど、しっかり聴いていたからバッチリだね。決闘者たちが咆哮して、いっせいに散らばった。闘気が洪水のように流れていく。はぐれてしまわないように、アウスと手を握りあっている。さぁて、ボクもスターチップ集めよう! 人口密度が下がった頃合に、ボクたちも出発しようとしたところ、不良っぽい男性3人に囲まれてしまった。リーダーぽいのが、瓜生と名乗った。



「へぇー。セーラ・ピースリーって言うのか。ニックネームがアウスね。なるほど、なるほど……。白衣を着ているけど、お医者さんか? まさに、知的な美人さんだな。眼鏡も、ベリー似合っているよ。綺麗なお姉さんは、俺の好みだぜ。よかったら、ちょいと喫茶店によらないか?」

 青髪の兄さんは、アウスに絡んできている。ちらりと、全身を視線で舐めまわしている。ミスカトニック大学でもアウスがモテていたのは聞いているけど、目前で口説かれているとね。親友を連れていかれそうで、イライラしてくるよ。熱い吐息を、ふぅーっと吐きだした。

「瓜生さん。いい加減にしてよ。WDGPに出場して、デュエルしにきたんでしょう? 左腕にグローブを着けているじゃない? スターチップをかけて、俺と決闘してよ」

「ははぁーん。ダルクちゃんだったね? お姉さんを取られそうで悔しいんだろう? 安心しろ。ダルクちゃんにも、ケーキでも奢ってやるからさ。まだ子供みたいだけど……5年も経てば、すっげー美人に成長するぞ。ふははっ! 今のうちに、唾をつけておこう」

「口に出しているあたりが、バカだね。俺ね。いちおう、アウスと同じ18歳だけど」

「マジでか!? ていうか、すっげー可愛い顔しているのに、少年みたいな喋りだなぁ。何を苛ついているんだ? もっと、おしとやかにしろよ。勿体ない」

 君のせいで、ストレスが溜まっているんだよ。なれなれしいことに、ポンポンと頭を叩いてきた。

「ダルクちゃんも出場者みたいだし、まぁ、デュエルを受けてやるよ。ただし、条件がある。俺が勝ったら、セーラさんを貸してもらうぜ。あんたもな。両手に花ってやつだ。どんなデッキを使うのかは知らないが、俺のパワーインセクト・デッキを相手にすれば、簡単に勝てないぜ」

「デュエルの前にデッキばらしちゃっていいの? 俺からも勝利条件を出すよ。俺が勝てれば、あそこの屋台で売っているクレープを奢ってもらうからねっ。すごく美味しそう」

「ダルクくんが勝つて信じているの。頑張って。私はここから応援するよ。クレープ、楽しみだね」

「ありがとう、アウス。ボクね。絶対に負けないよ」

「あんたら、仲がいいなぁ。セーラちゃんと話すときは、雰囲気が微妙に変わるのは気のせいか? まぁ、いいや。デュエルを始めるぜ!」



『デュエル!』



【1ターン目:瓜生】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。さぁて、ダルクちゃん。WDGPのルールについて、理解しているよな? 場所によっては、自動的にフィールド魔法が発動される。このフィールド魔法は離れず、新たなるフィールド魔法も発動できない。カード効果でセット状態には戻せるが、スタンバイフェイズに自動的に発動される。この近くには、昆虫園みたいな施設があるんだ。それにちなんでか、ここら周辺では、フィールド魔法《昆虫館》が自動発動されるのさ!」

 周囲の風景が、異世界へとワープしたかのように変化していく。白亜の建物が立ちあがっていく。庭園や巨大温室までもが浮かびあがった。綺麗な蝶々が、群れて飛んでいる。木々には甲虫類がくっついている。インセクト・デッキに、いかにも昆虫有利なフィールド。ボクたちは、瓜生得意な場所にまで引きこまれたわけか。まるで、蟻地獄だ。何も考えずに、ついていくんじゃなかった。

「モンスター1体をセットして、カード1枚をセット。ターンエンド」



【2ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
瓜生:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

フィールド魔法《昆虫館》が強制発動中。


「俺のターン、ドロー。《アルパカマン・ブラウン:攻撃力1900・Lv4》を攻撃表示で召喚。セット・モンスターに攻撃するよ」

 アルパカの着ぐるみをまとったオッサンが、ゴリラのごとく吼えた。マッチョな巨躯を、戦車のごとき勢いで加速させる。スキンヘッドでヒゲを蓄えた相貌が、ちょっと怖いかもしれない。サングラスもかけているし。タックルを受けて、《共鳴虫:守備力1300・Lv3》は空の星になってしまった。

「《アルパカマン・ブラウン》が相手モンスターを戦闘破壊したことにより、デッキから攻撃力1500以下の《ハネアルパカ:守備力800・Lv4》を守備表示で特殊召喚するよ」

「ならば! 《共鳴虫》が戦闘破壊されたことにより、デッキから攻撃力1500以下の《アルティメット・インセクト LV3:攻撃力1400》を特殊召喚する」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

「フィールド魔法《昆虫館》の効果発動。昆虫族モンスターが破壊されたプレイヤーは、そのエンドフェイズにデッキから攻撃力1500以下の昆虫族モンスターを特殊召喚できる。《代打バッター:攻撃力1000・Lv4》を特殊召喚だ! 昆虫族は途切れないぜ!」



【3ターン目:瓜生】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
瓜生:《アルティメット・インセクト LV3:攻撃力1400》&《代打バッター:攻撃力1000・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《アルパカマン・ブラウン:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。《ハネアルパカ:守備力800・Lv4》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

フィールド魔法《昆虫館》が強制発動中。


「俺のターン、ドロー。スタンバイフェイズ時、《アルティメット・インセクト Lv3》は《アルティメット・インセクト Lv5:攻撃力2300》に進化する。この方法によって特殊召喚された《アルティメット・インセクト Lv5》がフィールドに存在するかぎり、相手モンスターは攻撃力が500ポイント下がる」

 赤青カラーの毒々しい巨大芋虫が、その姿を変態させていく。グロテスクな光景だ。硬質体から幾本もの節足が突きだされている。顔丸出しだけど、これって蛹なのかな? 口から毒霧を吐きだしてきた。濃緑霧に包まれたアルパカたちが、ふらついていく。 

「永続魔法《蟻地獄の報復》を発動。モンスターが破壊されるたびに、そのコントローラーは800ポイントのダメージを受ける」

「《クロスソード・ハンター:攻撃力1800・Lv4》を召喚。墓地の昆虫族モンスター2体を除外して、手札から《デビルドーザー:攻撃力2800・Lv8》を特殊召喚!」

 《クロスソード・ハンター》が4本牙を開閉させて、金属音を鳴らしている。《デビルドーザー》はムカデの怪獣としか表現できない。周囲のビルディングすらも破壊できそうな巨体だ。

「まだまだ! これからが、ショータイムの始まりだぁーっ! 手札の《セイバー・ビートル:昆虫族》を墓地に送り、魔法カード《闘虫仮装》を発動。デッキから《鋼鉄装甲虫:攻撃力2800・Lv8》を手札に加え、《代打バッター》を破壊する。このカードが墓地に送られたから、《鋼鉄装甲虫》を攻撃表示で特殊召喚……って、うぎゃーっ!」

 《蟻地獄の報復》の効果だ。《代打バッター》が破壊されたから、800ポイントのダメージを受けちゃったんだ。永続魔法の発動タイミングを間違っているよ。とりまき2人も声をかけていく。

「瓜生さん。その失敗は、前もやったでしょ?」

「シーッシッシッ!」

「うるせーっ! ていうか、人のミスを笑うなよっ! まぁ、たかだか800ポイントのダメージを受けただけだ。永続罠《王宮のお触れ》を発動! これで、伏せカードを恐れる必要もない。4体の昆虫で総攻撃! 《クロスソード・ハンター》のモンスター効果により、昆虫族は貫通効果を得る」

 《デビル・ドーザー》が《アルパカマン・ブラウン》を圧しつぶした。このままでは、1400ポイントの戦闘ダメージを受けてしまう。対策はできているけど。

「手札から《フリーズ・クリボー》を捨て、モンスター同士の戦闘によるダメージを0にするよ。そして、相手フィールド上の攻撃表示モンスター1体を守備表示にする」

 フリフリー。氷漬けにされているクリボーが、まとった氷塊を盾にして、《デビル・ドーザー》の進撃を喰いとめた。両掌を突きだして、猛吹雪を放つ。《鋼鉄装甲虫》がカチコチに凍ってしまった。

「クリボーだとっ!? 《アルティメット・インセクト Lv5》で《ハネアルパカ》を貫通攻撃!」

 毒霧ブレスを叩きつけられ、《ハネアルパカ》は目玉をぐるぐる回して倒れてしまった。

「《ハネアルパカ》が破壊されたことにより、デッキから《アルパカ:守備力600・Lv2》を守備表示で特殊召喚。手札から《ボムクリボー》を捨て、モンスター同士のバトルで発生するダメージを0にする。そして、相手ライフに800ポイントのダメージを与えるよ」

 クリリー! 頭から火花パチパチ。瓜生の間近までジャンプして、大爆発を煌かせた。瓜生のライフは、2400ポイントにまで減った。よしっ! こちらも、モンスター2体が破壊されている。《蟻地獄の報復》により、ボクも残りライフ2400ポイントだ。

「《クロスソード・ハンター》で《アルパカ》に攻撃! もう、クリボーを出さないでくれよ」

「うん。もうないみたい。戦闘ダメージは素直に受けるけど、《ハネアルパカ》により特殊召喚されたモンスターは、そのターンに破壊されないんだ」

 巨大昆虫のアタックを受けて、《アルパカ》が踏んばった。ボクのライフは、1200ポイントにまで削られていく。攻撃力の高い昆虫たちだけど、このターンをしのげた。視線を向けると、アウスが笑顔を返してくれた。あれれっ! すごい数の観戦者に応援されている。

「ターンエンド。セーラちゃんが微笑をくれるなんて、俺の勇姿に惚れたに違いない」



【4ターン目:ダルク】LP1200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
瓜生:《デビルドーザー:攻撃力2800・Lv8》&《鋼鉄装甲虫:攻撃力2800・Lv8》&《アルティメット・インセクト Lv5:攻撃力2300》&《クロスソード・ハンター:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。永続罠《王宮のお触れ》&永続魔法《蟻地獄の報復》を発動中。

ダルク:《アルパカ:攻撃力800→300・Lv2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

フィールド魔法《昆虫館》が強制発動中。


「君にじゃないけど。俺のターン、ドロー。ライフを500ポイント払って、手札から速攻魔法《ツイスター》を発動。《王宮のお触れ》を破壊するよ。これで、罠カードが発動できるね。《同姓同名同盟》を発動。デッキから《アルパカ:攻撃力800・Lv2・通常》2体を特殊召喚」

「《アルパカ》3体がそろったから、魔法カード《アルパカ・ダンス》を発動。相手フィールドに表側表示で存在するモンスター全てを、デッキに戻す。戻したモンスターのレベル合計1つにつき、自分ライフを200ポイント回復するね」

 デフォルメされた、ヌイグルミのような《アルパカ》。ボクの回りに集まってきた。うわっ! 可愛い。《アルパカ》たちが、ぐるぐると踊っていく。ぴたりとストップしたかと思えば、怒涛なる突撃。円らな瞳が、三白眼に変わっている。パカーッ! 巨大昆虫たちを次々に蹴りあげていく。空の彼方へと消えてしまった。5000ポイントもライフ回復しちゃったけど、勝負は決まるから関係ない。

「《アルティメット・インセクト Lv5》がいなくなったから、《アルパカ》の攻撃力は元通り。魔法カード《サウザンド・エナジー》を発動。《アルパカ》の攻撃力は1800ポイントにまでアップ! 3体の《アルパカ》でダイレクト・アタック、いっくよーっ!」

「ひぃーっ! ア、アルパカーッ!」

 瓜生は《アルパカ》のトリプル・アタックを受けて、ライフポイントを失った。とりまき2人がかけよって、倒れこんだ瓜生を支える。やったぁ、ボクの勝ちだ! スコールのように拍手が連打する。アウスに近寄ると、頭をなでなでしてくれた。嬉しそうにハネクリボーが、ほっぺをタッチした。



「ほらよ。スターチップをやるよ。クレープも奢らなければな」

「うん、ありがとう。すっごく楽しいデュエルだったよ。機会があったら、またやろうねっ」

「強くなって、リベンジしてやるよ。それにしても、可愛い笑顔じゃねぇか」

 そう言って、瓜生さんは楽しそうに去っていった。アウスと一緒にクレープを食べていく。ぽかぽか陽気な青空。アウスとくっついて、おやつタイム。でっかいオジさんと爺ちゃんが近寄ってきた。

「嬢ちゃんのデュエルを、ちょいと見てたぜ。アルパカ。面白いカードを使うじゃないか。よかったら、次は俺と戦わないか? 俺は氷室というんだ。よろしくな」

「ウニみたいな髪型」

「本当だ。ウニみたい」

 アウスにつられてしまい、そう零してしまった。氷室さんの顔が、少しだけ引きつった。





【エピソード3-WDGP予選編・その3】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

《蟻地獄の報復》のシーンをちゃんと再現しているあたりクオリティは上がっている。
《アルパカマン・ブラウン》は強力かと思ったけど、アルパカしか呼び出せないし問題ないか。
この世界にロリコンは少ないからアウスがモテてダルクがお子さま扱いは正しいね。修正して正解。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 《蟻地獄の報復》は、やはり必須。追加しました。《アルパカマン・ブラウン》は攻撃力を1800にしようか悩みましたが、他の《アルパカ》の性能を考えて、1900ポイントにしてみあmした。ちょっと強めです。

 アウスがくっついて、修正前と雰囲気が変わっています。眼鏡美人設定で男ホイホイでもあります。ダルクの喋り方も安定させました。
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