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CROSS-26 パンデモニウム発動! ルアVSタイタン

遊戯王デュエルモンスターズGX DVDシリーズ DUEL BOX 1遊戯王デュエルモンスターズGX DVDシリーズ DUEL BOX 1
(2005/06/15)
KEN N、小林沙苗 他

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 ルアのテーマ曲と聞いて、すぐに思い浮かぶかな?

 音楽関係のショップが並んだ地下広場も、《万魔殿-悪魔の巣窟-》に侵食されている。骸骨獣が高天井まで伸びあがり、生贄を食べようと大牙を向けている。元々からして薄暗いせいもあり、暗黒に包囲されているようだ。パンクやデスメタル衣装の集団で埋めつくされているギャラリーゾーン。怖そうな人たちだけど、ルアを応援してくれている。天兵くんにした仕打ちに、みんな怒っているみたいだ。タイタンの右手甲に刻まれているサインが、ぼんやりと輝いた。闇のデュエリストに対しても、ルアは怖気ずに立ちむかう。世話が焼けるけど、自慢のお兄ちゃんなんだから!



【4ターン目:ルア】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
タイタン:《ジェノサイドキングデーモン:攻撃力2000・Lv4》&《インフェルノクインデーモン:攻撃力900・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ルア:《D・モバホン:守備力100・Lv1》が守備表示。

フィールド魔法《万魔殿-悪魔の巣窟-》が強制発動中。


「オレのターン、ドロー。《D・モバホン》のモンスター効果を発動。ダイヤル・オン! 出た目は5。デッキからカード5枚をめくって、その中からレベル4以下の《D》を特殊召喚する。《D・リモコン:攻撃力300・Lv3・チューナー》を攻撃表示で特殊召喚するよ」

 《D・モバホン》の守備表示でのモンスター効果により、デッキは調整してある。表示形式を変更すれば、《D》は2種類のモンスター効果を発揮できる。

「《D・リモコン》のモンスター効果を発動。墓地から《D・チャッカン:Lv3》を除外して、同レベルの《D・マグネンU:攻撃力800・Lv3》を手札に加える。攻撃表示で召喚!」

「レベル1《D・モバホン》とレベル3《D・マグネンU》に、レベル3《D・リモコン》をチューニング!」

「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング! シンクロ召喚! 愛と正義の使者、《パワー・ツール・ドラゴン:攻撃力2300・Lv7》!」

「《パワー・ツール・ドラゴン》のモンスター効果を発動。デッキからランダムに装備魔法1枚をパワーサーチ! 装備魔法《ダブルツールD&C》を手札に加えて、《パワー・ツール・ドラゴン》に装着!」

 黄色い機械竜が、右腕に回転カッター、左腕にドリルをはめこんだ。自分ターンになら、攻撃力を1000ポイントアップすることができる。《リメイク・パズル》により特殊召喚した《D・モバホン》を元手にして、手札カードを1枚も使用していない。手札は5枚のままだ。

「《パワー・ツール・ドラゴン》で《インフェルノクインデーモン》を攻撃する。クラフティ・ブレイク!」

 《パワー・ツール・ドラゴン》がドリルアームを振りあげて、《インフェルノクインデーモン》の胴体を貫いた。唸る金属回転音。ヴィジョンが砕かれていく。タイタンに1400ポイントもの戦闘ダメージを与え、残りライフを2000ポイントにまで削りとった。ギャラリーが湧き、演奏を始めるロックグループまで現れた。エレキギターがガンガン鳴響く。ルアは、すっかり舞いあがっているみたい。

「カード1枚をセットして、ターンエンドだぜっ!」



【5ターン目:タイタン】LP2000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
タイタン:《ジェノサイドキングデーモン:攻撃力2000・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ルア:装備魔法《ダブルツールD&C》を装備した《パワー・ツール・ドラゴン:攻撃力2300・Lv7》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

フィールド魔法《万魔殿-悪魔の巣窟-》が強制発動中。


「《インフェルノクインデーモン》を倒したぐらいで調子に乗るなよ、小僧。闇世間の厳しさを、徹底的に叩きこんでやろう。私のターン、ドロー。墓地に存在する《プリズンクインデーモン》により、《ジェノサイドキングデーモン》は攻撃力3000ポイントにまでアップする」

「装備魔法《堕落》を《パワー・ツール・ドラゴン》に装備して、コントロールを頂こうではないか。このまま、《パワー・ツール・ドラゴン》でダイレクト・アタックだ!」

 天兵くんも、このカードにやられたんだ。《パワー・ツール・ドラゴン》が漆黒に染まっていき、相手フィールドへと移動する。両目が暗黒色に輝いて、ルアを見下す。《ダブルツールD&C》の効果により、攻撃力は1000ポイントアップしている。回転ドリルが目前へと迫ってくる。

「罠カード《D・スクランブル》を発動するよ。相手モンスターの直接攻撃時に、自分フィールドにモンスターが存在しないときに発動可能。その攻撃を無効にして、手札から《D・ラジカッセン:守備力400・Lv4》を守備表示で特殊召喚する」

「ぬぁらば。《ジェノサイドキングデーモン》で《D・ラジカッセン》を攻撃するのみだ!」

「守備表示の《D・ラジカッセン》は、1ターンに1度だけ、《D》への攻撃を無効にできるんだ!」

 《ジェノサイドキングデーモン》が魔剣を振りかざすも、高反発力で弾かれた。ラジオ形態の《D・ラジカッセン》が発した音響バリアによりガードされたのだ。それでも、タイタンの怒号は止まらない。轟くヘルボイス。激しいデスメタルが、最高潮へと盛りあがっていく。

「ライフを500ポイント払い、罠カード《デーモンの雄叫び》を発動する。これこそが、最も怖いデーモン。墓地から《プリズンクインデーモン:攻撃力2600・Lv8》を特殊召喚し、攻撃だぁ!」

 タイタンのライフは、残り1500ポイントにまで捧げられていく。《プリズンクインデーモン》が唸りを叩きつけて、突進してきた。野獣のような暴力嵐。《D・ラジカッセン》が廃棄物になるまで粉砕つくされていく。木端微塵に戦闘破壊されてしまった。

「《パワー・ツール・ドラゴン》をリリースして、《迅雷の魔王-スカル・デーモン:攻撃力2500・Lv6》を召喚。《堕落》によるライフコストを払うのは勿体ないのでね。ターンエンドゥだ」

「《デーモンの雄叫び》により特殊召喚されたモンスターは、エンドフェイズに破壊される。《プリズンクインデーモン:Lv8》をデーストロイ! 《万魔殿-悪魔の巣窟-》の効果により、デッキから破壊した《デーモン》よりレベルの低い《ジェネラルデーモン:Lv4》を手札に加える」



【6ターン目:ルア】LP1000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
タイタン:《ジェノサイドキングデーモン:攻撃力2000・Lv4》&《迅雷の魔王-スカル・デーモン:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。

ルア:無し。

フィールド魔法《万魔殿-悪魔の巣窟-》が強制発動中。


「デーモンはおっかないけど、攻撃は全てガードしたよ! オレのターン、ドロー」

 新たなる曲が始まった。ルアをテーマにした感じの、勇ましくもコミカルなものだ。それがメタル調で盛りあがっていく。アキさんと同世代のお姉さんたちが、ステージで演奏を始めている。

「魔法カード《ジャンクBOX》を発動し、レベル4以下の《D・リモコン:攻撃力300・Lv3・チューナー》を特殊召喚。《D・リモコン》のモンスター効果を発動。墓地から《D・ラジカッセン:Lv4》を除外して、デッキから《D・ラジオン:Lv4》をサーチする。攻撃表示で召喚」

「レベル4《D・ラジオン》に、レベル3《D・リモコン》をチューニング!」

「聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる。シンクロ召喚! 降誕せよ、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:守備力3000・Lv7》!」

「《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》のモンスター効果を発動。手札から《フェアリー・アーチャー:守備力600・Lv3》を守備表示で特殊召喚する。このターン、攻撃できなくなるけどね」

「《フェアリー・アーチャー》のモンスター効果により、自分フィールドの光属性モンスター1体につき400ポイントのダメージを与えるよ。2体いるから、800ポイントのダメージだね」

 私が託した《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》が、温かい光を地下広場に満たしていく。デーモンたちに侵食された重々しい空気が、軽やかに浄化されていくようだ。あまりの爽やかさに、深呼吸をしてしまう。《ジェノサイドキングデーモン》を攻撃せずに、バーン効果を発揮した。《フェアリー・アーチャー》がホーリーアローを放つ。タイタンの胸を貫いて、そのライフを700ポイントにまで減らした。後向きに倒れこんだタイタンが、拳震わせながら起きあがっていく。

「カード1枚をセットして、ターエンド」



【7ターン目:タイタン】LP700、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
タイタン:《ジェノサイドキングデーモン:攻撃力2000・Lv4》&《迅雷の魔王-スカル・デーモン:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。

ルア:《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:守備力3000・Lv7》&《フェアリー・アーチャー:守備力600・Lv3》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

フィールド魔法《万魔殿-悪魔の巣窟-》が強制発動中。


「私のターン、ドロー。墓地の《プリズンクインデーモン》により、《ジェノサイドキングデーモン》は攻撃力3000ポイントにアップする。《ジェネラルデーモン:攻撃力2100・Lv4》を召喚」

「魔法カード《ジェノサイドキングデーモンの賜与》を発動する。《ジェノサイドキングデーモン》が自分フィールドに存在するとき、《デーモン》の種類だけドローを行なう。3枚ドローだ。このカードを発動したターン、特殊召喚できなくなるというデメリットがあるが、この状況では関係ないことだ」

「《ジェネラルデーモン》をリリースして、魔法カード《ディスカバード・アタック》を発動。《ジェノサイドキングデーモン》でダァイレクト・アタックだ!」

 《ジェノサイドキングデーモン》が跳躍し、魔剣をルアへと振りおろした。ルアが崩れおち、苦痛あふれる悲鳴を漏らした。そのライフが1000ポイントにまで落ちこんでいく。反射的に、ルアの名前を叫んだ。応えるかのように、歯を食いしばって立ちあがる。明らかに無理をしているけど、ほっと一息つける。ルアへの応援曲がテンション・ダウンしていき、代わりにデスメタルが爆発した。

「《迅雷の魔王-スカル・デーモン》で《フェアリー・アーチャー》を攻撃!」

 《迅雷の魔王-スカル・デーモン》が伸ばした両掌をそろえて、豪雷を撃ってきた。《フェアリー・アーチャー》が悲鳴を軋らせて、炭になるまで焼きつくされた。

「忌々しい《フェアリー・アーチャー》を戦闘破壊したところで、引導を渡してやろうではないか。魔法カード《炸裂! 五臓六腑!》を発動。自分フィールドの《デーモン》を全て選択して、スタンバイフェイズに払わなければならないライフポイント分のダメージを相手に与える。《ジェノサイドキングデーモン》と《迅雷の魔王-スカル・デーモン》の合計で1300ポイントのダメージを与える」

 《ジェノサイドキングデーモン》の胸部が両開きとなり、そこから羽蟲群が飛びだした。ルアを食べてしまおうと、膨大な数でとりかこんでくる。生々しい羽音で、グロテスクに蠢いている。このままでは敗北してしまうけど、ルアを信じている。光条が蟲群を破るように、いくつも伸びてきた。ルアを包みこんでいる蟲塊が、木端微塵に破裂した。元気いっぱいのルアが姿現わす。

「罠カード《ダメージ・イレイザー》を発動した。効果ダメージを無効にして、その数値分だけライフ回復! ライフは2300ポイントにまで戻ったよ」

「まさか、このコンボをしのがれるとは予想外。ターンを終了する」



【8ターン目:ルア】LP2300、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
タイタン:《ジェノサイドキングデーモン:攻撃力2000・Lv4》&《迅雷の魔王-スカル・デーモン:攻撃力2500・Lv6》が攻撃表示。

ルア:《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:守備力3000・Lv7》が守備表示。

フィールド魔法《万魔殿-悪魔の巣窟-》が強制発動中。


「オレのターン、ドロー。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:攻撃力2100》を攻撃表示に変更」

「《D・クロックン:攻撃力600・Lv2》を召喚。シャキーン! 装備魔法《ロケット・パイルダー》を装着するよ。装備モンスターは攻撃する場合、戦闘破壊されない。ダメージステップ終了時に、装備モンスターの攻撃力分だけ、相手モンスターはパワーダウンする。《D・クロックン》で《ジェノサイドキングデーモン》にアタック!」

 危機一髪から抜けだして、攻勢を強めていくルア。応援曲がスーパーテンションで高まっていく。ストップウォッチが、ヒューマンモードへとメタモルフォーゼ。ロケットエンジンを背負う。火力噴射し、《ジェノサイドキングデーモン》へと爆走していった。その鳩尾へと突進をめりこませ、《ジェノサイドキングデーモン》をくの字に曲げた。吐瀉物を散らしながら、攻撃力を1400ポイントへと下げていく。ルアも1400ポイントの戦闘ダメージを受けたけど、気にならないダメージだ。

「《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》で《ジェノサイドキングデーモン》を攻撃!」


『エターナル・サンシャイン!』


 《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》が光羽を広げ、細長いボディを仰けぞらせた。頭部を突きだして、ホーリーブレスを吐きだす。弱りきった《ジェノサイドキングデーモン》は抵抗できずに、光の洪水に飲みこまれていった。《迅雷の魔王-スカル・デーモン》も巻きこまれ消滅。

「手札に《デスルークデーモン》があるが、この場では使えない。こんな小僧に私が負けるというのか……。ありえない。これがシグナーの力なのか……」

 タイタンが吹きとび、背を床にへと打った。700ポイントの戦闘ダメージを受けて、ライフポイントも0ポイントへと急降下。ルアの勝利に、ギャラリーが湧きだした。歓喜するかのように、ギターやベースが鳴らされていく。ルアは3種類目のスターチップを獲得した。



 デスメタルな人に追いたてられながら、タイタンは逃げていった。スターチップは残っているから、また会うかもしれない。聞いた話によると、天兵くんはタイタンに連れてこられたらしい。得意フィールドという罠に誘いこまれたのだろう。その後、天兵くんからメールがあった。ダメージは思ったよりも軽く、明日には歩きまわれるそうだ。WDGPの予選失格となり、残念な気持ちになってしまう。ルアもしょぼんとしていたけど、友達の分まで頑張ろうと駆けだした。

「もう3種類のスターチップが集まったね。こう言うのも早いけど、おめでとう」

「うん! あと2種類で、予選を勝ちぬけるんだね。1日目が終るまでに、2時間以上もあるんだ。まだまだ頑張って、もっともっと集めちゃうよ!」

「そのいきだよ。私も応援していくわ」

 地上へのスロープを上がりきると、西へと傾きつつある日が差してきた。ルアの背中を見ていると、頼もしく感じられた。そっと押して、2人で前に進んだ。





【エピソード3-WDGP予選編・その10】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

《堕落》はリアルだとかなり強力だよね。特にシンクロ、エクシーズならデメリットも気にならないし。
なんかデーモンデッキを組みたくなってきた。エキスパートエディションがビギナーズエディションみたいにリニューアルされたら作ってみるか。リニューアルされる可能性は低いが。

ディフォーマーは割りと器用に動けるよね。バランスは割りといい。

コアキメイルにエクシーズを組み込んで試してみたけどあまり変わらなかった。高いステータスと効果を持つモンスターを素材にするのには効率的じゃなかった。維持コストがどうしても払えないとき以外は必要ないね。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 《洗脳ーブレインコントロール》などが使えた頃は、デメリットの大きなカードだなと思っていましたけど、環境の変異で《強奪》の立場も変わりましたね。デーモンがあれば簡単に奪えるのが強みです。チェス以外にも強いデーモンが多く、けっこう強力なのができますね。

 ディフォーマーは安くて強いです。《D・ボードン》とか強豪ですね。SSでは、できるだけ多種類の《D》を活躍させたいです。

 逆に言えば、維持コスト払えないときの保険もできた状態かな。
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