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CROSS-29 大空襲!! ジャイアント・ボマー・エアレイド

遊戯王5D's SOUND DUEL 02遊戯王5D's SOUND DUEL 02
(2009/12/23)
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 ボマーも有名禁止カードを使用します。

『まずは瓜生さんに勝利して、氷室さんと戦って連勝。でも、十六夜アキさんには負けちゃった。追いつめたんだけど、墓地の《ネクロ・クリボー》を除外されて逆転敗北したんだ。ラリーとデュエルして、スターチップは3種類に戻ったんだよ。ついさっきね。今日中に2種類集めておきたいなぁ』

『私が眠っている間に、そこまでWDGPは進行していたのですか。さすがにアキさんなのです。お兄ちゃんも、敵わないのですね。この大会を通して強くならないと』

『うん、頑張るよ。WDGPはボクだけで進めていきたいから、アルマは大人しくしていてね。午後5時以降は予選時間外だから、アルマもデュエルしてもいいよ。積極的に人と接したいなんて、アルマもずいぶんと変わったね。これも、アキさんのおかげかな?』

『そうかもしれません。他人の顔色を伺いながら、ビクビクするのは嫌なのですよ。だから、時々でもいいから体を貸してくださいね。WDGPでは、大人しく観ているから安心して。私がデュエルするのはルール上では問題ないですけど、あんまりフェアーじゃないと思う。お兄ちゃんのデュエルを観戦しながら、しっかりと学んでいくのです』

『使うのは毎日でいいよ。この身体はボクだけのものじゃないから』

『ありがとう、お兄ちゃん。それにしても、まるでカーニバルですね。人々が街にあふれているのです。デュエルをしている参加者もたくさん。私も踊りたい気分になってきました。屋台からは美味しそうな臭いがしてくるのです。お兄ちゃんも何かを食べてくださいよ。味は私にも伝わってきますから。あそこで売られているアポリア・ヌードルというのが気になります』

 春を迎えたように、アルマが前向きに伸びている。ラリーとのデュエル後に起きだして、状況を訊きだしてきた。ボクの方も、自分が眠っている間の出来事を教えてもらった。アキさんとの触れあいで成長をとげ、ダークネスと協力してトラゴエディアを倒したのか。妹ながら凄いと感心してしまう。

「ねぇ、ダルクくん。アルマちゃんが起きたようだね」

 言わなくても、アウスは気がついていたようだ。ボクの表情で判断したのだろう。アルマと話している間、黙りこくっているという形になる。アルマは肉体を持たずに、魂だけでボクの中に住んでいる存在だ。その声はボクにしか聞こえない。

「アウスもアルマと会話する? デュエルするまでは、交替してもいいんだけど」

「ダルクくんと一緒にいたい。替わらないでほしいの」

 肉体共有している妹だけど、ボクとアルマでは態度が違う。アルマが溜息をついた。嫌ってこそはいないものの、あまり関心がないみたいだ。ボク以外の人に対しては、双子ですらも無表情を向けてしまう。ボクの手を、しっかりと握っている。肩へと手を回してきた。優しくて温かいのに、いつもながら少し胸苦しい。そんなボクに対して、アルマが声で撫でてきた。

『仕方がないのですよ。ここまでアウスさんを支えてきたのは、お兄ちゃんなのですから』



 駐車場に停められているD・ホィールに近づいて、まじまじと眺めてみた。規格外に大きい三輪型。先頭部分に、牛の頭蓋骨が飾られている。何となくだけど、ダークネスを思いだしてしまった。どこかに飛んでいったらしいけど、どうしているんだろう?

「私のD・ホィールが、そんなに珍しいかね?」

 ふりかえると、褐色肌の巨人が立っていた。とても怖そうな人とかまえたけど、優しい眼差しをしている。妹や弟らしい子供が、傍らで甘えこんでいた。やっぱり対人恐怖症はすぐに治るものでなく、アルマは心奥に隠れこんでしまった。ボクを見下ろして、ふっと笑みを零す。

「君もWDGPの出場者か。3種類集めているあたり、実力はあると考えていいだろう。それに、いい眼をしている。どうだろう? 私とデュエルをしてみないか? これは失礼。自己紹介を忘れていたようだ。私はボマー。こちらが弟のマックス、妹のアニーだ」

『可愛いチビっ子なのですね。私も勇気を出して、逃げないように頑張るのです』

 マックスがピースをしてきた。ボクも返す。元気で可愛らしい子供たちだ。ボマーのグローブには、スターチップが4種類もそろっている。予選突破のリーチじゃないか。感心している場合じゃない。ボクも自己紹介をしなければ。アルマを紹介できないのが残念だね。

「俺はダルク・ウェイトリィ。こちらの女性が、セーラ・ピースリーだよ。普段はアウスって呼んでるけどね。俺もデュエルしたいです。ライディングの方はできないけど……」

「問題ない。私もスタンディング中心のつもりで来た。では、始めようか」



『デュエル!』



【1ターン目:ボマー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。手札からモンスターを召喚する。現れよ、《マジック・リアクター・AID:攻撃力1200・Lv3》。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 赤い竜型兵機が浮遊しだした。ミサイルポットを、胸部に抱えているようだ。魔法カードを発動しただけで、そのカードを破壊されるだけでなく、800ポイントものダメージを受けてしまうのか。特に永続魔法を発動しない方がいい。アルマは言葉を挟まずに、じっくりと観察している。アウスはマックス&アニーと並んで、ギャラリーゾーンから見守ってくれている。



【2ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ボマー:《マジック・リアクター・AID:攻撃力1200・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《アルパカマン・ブラウン:攻撃力1900・Lv4》を召喚。《マジック・リアクター・AID》に攻撃するよ。このカードが相手モンスターを戦闘破壊したとき、デッキから攻撃力1500ポイント以下の《アルパカ》1体を特殊召喚できる」

 アルパカの着ぐるみをまとったスキンヘッドが、猛ダッシュで駆けぬけていく。跳びあがり、《マジック・リアクター・AID》に掴みかかった。700ポイントもの戦闘ダメージを与えられ、ライフを3300ポイントにまで減らした。それでも、相手モンスターは墜落しない。

「罠カード《フェイク・エクスプロージョン・ペンタ》を発動した。《マジック・リアクター・AID》は破壊されず、手札から《サモン・リアクター・AI:攻撃力2000・Lv5》を特殊召喚する」

 戦闘破壊できなければ、《アルパカマン・ブラウン》はモンスター効果を発揮できない。《サモン・リアクター・AI》も相手モンスターの召喚に連動して、800ポイントのダメージを与えてくる。さらには、相手モンスターの攻撃まで封じてくる。厄介なモンスターだ。両肩でプロペラを回している戦闘機型ロボットが、《マジック・リアクター・AID》と並んだ。もう1つだけ能力がある。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:ボマー】LP3300、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ボマー:《サモン・リアクター・AI:攻撃力2000・Lv5》&《マジック・リアクター・AID:攻撃力1200・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《アルパカマン・ブラウン:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《トラップ・リアクター・RR:攻撃力800・Lv4》を召喚。《サモン・リアクター・AI》のモンスター効果を発動する。3体のモンスターを墓地に送る。デッキより現れよ、《ジャイアント・ボマー・エアレイド:攻撃力3000・Lv8》!」

 3体の飛行兵機が空中合体し、深緑の戦闘機型ロボットが飛翔した。プロペラ音が喧しい。

「《ジャイアント・ボマー・エアレイド》のモンスター効果を発動。手札1枚を墓地に送り、伏せカードを破壊する。デス・ドロップ!」

 ボクの真上まで飛来してきた《ジャイアント・ボマー・エアレイド》が、ミサイルを投下してきた。重量感があって、迫力満点だ。爆音が響き、セットした《クリボー・リカバリー》が焼きつくされた。

「《ジャイアント・ボマー・エアレイド》で《アルパカマン・ブラウン》を攻撃する。デス・エアレイド!」

 《ジャイアント・ボマー・エアレイド》が地上すれすれに突進してきた。巨大プロペラに巻きこまれてしまい、《アルパカマン・ブラウン》が戦闘破壊された。グロテスクな光景が展開されそうだけど、ガラスが砕けるような映像処理が施される。このまま戦闘ダメージは受けないよ。

「手札から《クリボー》を墓地に捨て、戦闘ダメージを0にする。罠カード《クリボー・リカバリー》で手札を増やせなくなったのが痛いけどね」

 クリクリー。無数に分裂した《クリボー》が、ボクを衝撃から守ってくれる。円らな瞳を持ちあげて、ボクを見つめてきた。ハネクリボーと一緒に、お礼の言葉を届ける。ありがとう。

「《アルパカ》使いの少女かと思っていたが、伝説の《クリボー》までも使うとは。どうやら、君はただものではないようだな。ターンエンド」



【4ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ボマー:《ジャイアント・ボマー・エアレイド:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:無し。


 《ジャイアント・ボマー・エアレイド》を相手にすれば、慎重にプレイしなければならない。モンスターを召喚しても、カード1枚をセットしても、そのカードを破壊されてしまう。そして、800ポイントのダメージを受けてしまうのだから。ただし、そのモンスター効果は、1ターンに1度しか発動できない。何かのカードを囮にすれば、狙ったカードをプレイできるだろう。穏やかで鋭い、ボマーの視線。迂闊なフェイントでは見抜かれてしまう。緊張を顔に出さないようにしなければ。

「ごめんね、ハネクリボー。今は君にしか頼れないんだ。俺のターン、ドロー。手札から速攻魔法《クリボーを呼ぶ笛》を発動。デッキから《ハネクリボー:守備力200・Lv1》を特殊召喚する」

 ボマーの眉が引きつった。《クリボーを呼ぶ笛》をセットせずに、このターンに発動したんだ。戦略を読んでいけば、囮にしているのは明らかだろう。このカードをほおっておけば、ボクへ戦闘ダメージを与えられなくなるのだ。《ジャイアント・ボマー・エアレイド》から逃れた後に、《ハネクリボー》をシンクロ素材にするわけがない。誘発効果により破壊されてしまうのが分かりきっているのだから。

「《ハネクリボー》だと!? 《クリボー》といい、伝説のカードを、なぜ君が所有しているんだ? 《ジャイアント・ボマー・エアレイド》のモンスター効果を発動。特殊召喚に成功した《ハネクリボー》を破壊して、相手ライフに800ポイントのダメージを与える。シャープ・シューティング!」

 伝説級だと謳われているモンスターに、ボマーが言葉先を震わせている。彼の思考がぶれたかもしれない。恥ずかしい場所から発射された三連装ミサイル。轟音を弾けさし、《ハネクリボー》を木端微塵に吹きとばした。ボクのライフも、3200ポイントにまで燃やされてしまった。

「これで、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》に遠慮せずプレイできるね。《アルパカ・ガール:攻撃力1200・Lv3・チューナー》を召喚。魔法カード《アルパカとわたし》を発動するよ。《アルパカ・ガール》が存在するとき、デッキからレベル3以下の通常アルパカ2体を特殊召喚する。いでよ、《アルパカ:攻撃力800・Lv2》&《アルパカマン:攻撃力1600・Lv3》!」

 《アルパカ・ガール》がステッキを回転させると、キラキラとスターが舞ってきた。ぼんやりと輝く魔法陣が広がって、その中からアルパカたちが跳びだす。

「魔法カード《アルパカの贈り物》を発動。《アルパカ》の種類だけドローする。デッキからカード3枚をドロー。これで、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》攻略のピースがそろったよ!」

「レベル2《アルパカ》に、レベル3《アルパカ・ガール》をチューニング!」

 スターチップ5つと交換できた、ボクにとって初めてのシンクロ・モンスター。新たな仲間。そのデビューに胸がトクントクンと高鳴ってきた。





【エピソード3-WDGP予選編・その13】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

ジャイアント・ボマー・エアレイドは出されると厄介だよね。優先権のルールが変わったから起動効果も潰せるようになったし。
ダメージもアニメ世界で800は割りと脅威。5回使わせた時点で負ける。

ダルクの新シンクロに期待。
最近は指摘する点も特に見当たらないから感想だけになるんだよね。まあ、いいことだけど。

ボマーのDホイールによるライディングがないのは少し残念。
当時のあのインパクトは凄かったよね。チャリオット・パイル。
スピード・ウォーリアーが頑張っていた。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 《ジャイアント・ボマー・エアレイド》は出されると、制圧された感が大きいですね。プレイしたカード1枚が破壊されて、ダメージまで受けてしまいますから。クロウVSボマーで《ジャイアント・ボマー・エアレイド》が復活した時は絶望感が大きかったです。

 新シンクロは《キング・アルパカ》よりも弱めにするかな。この時点でダルクはライディング未経験者でスタンディングにしてしまいました。せっかくですから、ちょこっとでもボマーのライディングを入れてみよう。D1GPの遊星VSボマーは気合が入っていて、私も印象に残りました。
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