スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CROSS-30 つっぱれ、アルパカ番長!

遊戯王5D's SOUND DUEL 03遊戯王5D's SOUND DUEL 03
(2011/02/16)
TVサントラ

商品詳細を見る

 《大寒波》→《ダーク・ダイブ・ボンバー》は悪夢でした。

「レベル2《アルパカ》に、レベル3《アルパカ・ガール》をチューニング!」

「集いしアルパカの願いが、勇者を大地に呼びおこす。シンクロ召喚! つっぱれ! 《アルパカ番長:攻撃力2100・Lv5》!」

 学生帽子を斜めにかぶったアルパカが、ゆっくりと歩いてきた。眼光が鋭く、ボマーを睨みすえている。初めて得られたシンクロ・モンスターだ。《アルパカ番長》が《ジャイアント・ボマー・エアレイド》を見上げ、ニヤリと口を曲げた。早く攻撃宣言しろと言わんばかりに、ふりかえってくる。

「うん! 一緒に《ジャイアント・ボマー・エアレイド》を倒そうね。《アルパカ番長》のモンスター効果を発動するよ。墓地から《アルパカ》を除外して、エンドフェイズまで攻撃力を500ポイントアップする。さらに、手札から速攻魔法《突進》を発動するよ。攻撃力を700ポイントアップ! 《アルパカ番長》で《ジャイアント・ボマー・エアレイド》を攻撃する!」

 《アルパカ番長》の攻撃力は、3300ポイントにまで上昇した。攻撃力3000ポイントの《ジャイアント・ボマー・エアレイド》を超えている。青空からプロペラ音が響いてくる。猛然とダッシュしていく《アルパカ番長》が、巨大飛行兵機へと向かって大跳躍。連続発射されるミサイルを避けながら、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》の眼前へと迫った。咥えた草をぺっと吐きだして、得意気に笑みを突いた。強烈な頭突きを叩きこみ、鋼鉄体をひしゃげさせた。衝撃は全身に伝わっていき、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》は墜落した。爆破炎上する機体を背にしながら、《アルパカ番長》が着地した。魅せられたのか、ギャラリーが大喝采。

「《アルパカ番長》のモンスター効果が発動されたターン、このカードは罠カードに耐性を持つからね。安心して攻撃できたよ。《アルパカ番長》が相手モンスターを戦闘破壊したことにより、デッキからレベル3以下である《アルパカマン》を手札に加える」

「フィールドに出ている《アルパカマン:攻撃力1600》で、ダイレクト・アタック!」

 フゥーハハハ! アルパカの着ぐるみをまとった兄さんが、疾走していく。《アルパカマン・ブラウン》と比べて痩せているけど、頼りになるんだ。ボマーの頬に拳がめりこんだ。ぐぁっ! 巨体が浮きあがり、アスファルトに尻餅をついた。マックスとアニーが心配そうに叫ぶ。3000ポイントに減っていたライフは、さらに1400ポイントにまで削られた。

「大丈夫だ。この程度で、私は敗北には落ちない。いい攻撃だ。これが《アルパカ》というものか。《クリボー》には驚かせられたが、こちらにも気をつけないとな」

「《アルパカ》は強いんだよ。魔法カード《馬の骨の対価》を発動。《アルパカマン:通常》をリリースして、デッキからカード2枚をドローする。ターンエンド」



【5ターン目:ボマー】LP1400、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ボマー:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《アルパカ番長:攻撃力2100・Lv5》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。魔法カード《ダーク・フラップ・トップの導き》を発動。墓地から《ジャイアント・ボマー・エアレイド:攻撃力3000・Lv8》を召喚条件を無視して特殊召喚する。魔法カード《空中給油》を発動。《ジャイアント・ボマー・エアレイド》が存在するとき、デッキからカード2枚をドローする」

 宵闇に包まれた航空母艦が浮上し、その中から戦闘機型ロボットが飛翔してきた。悪夢のごとく、プロペラ音の四重奏が蘇ってくる。トップから突きでているマシンガンの銃口が、しっかりと《アルパカ番長》をロックオンしている。ボマーの進撃は、この程度では終らない。

「《ブラック・ボンバー:攻撃力100・Lv3・チューナー》を召喚。このカードの召喚により、墓地から《トラップ・リアクター・RR:攻撃力800・Lv4》を特殊召喚する」

「レベル4《トラップ・リアクター・RR》にレベル3《ブラック・ボンバー》をチューニング!」

「我が身に眠る、心の闇よ! 黒き暴風となりて、全ての敵を打ちはらわん! シンクロ召喚! 現れろ! 《ダーク・ダイブ・ボンバー:攻撃力2600・Lv7》!」

 レンガ色の人型飛行兵機が、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》の隣に並んだ。

「手札1枚を墓地に送り、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》のモンスター効果を発動。《アルパカ番長》を破壊する」

 重量機体がボクの真上まで飛行し、ボクと《アルパカ番長》は影により覆われた。その状況が逃場のなさを感じさせる。ミサイルが投下され、着地と同時に爆発を起こした。《アルパカ番長》は吹きとばされ消滅した。やっとのことで除去した強敵の復活は、絶望へと引きずりこんでくれる。

「これで、君のフィールドはがら空きだ。2体のモンスターでダイレクト・アタック!」

 攻撃力3000ポイントの《ジャイアント・ボマー・エアレイド》に、攻撃力2600ポイントの《ダーク・ダイブ・ボンバー》がミサイルを放つ。十数発にも及ぶそれは、猛火を噴きあげながら、ボクへという一点に向かって喰らいついてくる。全てのダメージは受けないよ。クリリー。

「墓地の《クリボー》をデッキに戻し、手札から《エンジェリック・クリボー》を墓地に捨て、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》から受ける戦闘ダメージを0にする」

 純白の《エンジェリック・クリボー》がホーリー・バリアを拡大させて、守ってくれた。ミサイル全てをガードできたわけではない。1発が足元を穿った。爆風がボクを地面に叩きつける。残りライフは600ポイントにまで追いつめられた。《エンジェリック・クリボー》が心配そうに消えていく。

「さらなる《クリボー》があったとはな。だが、私の勝利に変わりはない。罠カード《アルティメット・マイン》を発動。《アルティメット・マイントークン:守備力0・Lv10》を特殊召喚する。《ダーク・ダイブ・ボンバー》のモンスター効果により、このトークンをリリースし、そのレベル1つにつき200ポイントのダメージを与える。2000ポイントのダメージを受けるがいい」

 目玉の描かれたトゲトゲ鉄球爆弾。それを砲台に装填し、発射してきた。このダメージも防がせてもらう。ホワイトローブに包まれた少女が、複数の魔法陣を展開した。《アルティメット・マイントークン》が爆音を鳴らして弾けるも、衝撃は魔法陣により防がれた。

「手札の《ぷちピケル》を墓地に捨て、モンスター効果を発動したよ。このターン、俺は効果ダメージを受けない。《ダーク・ダイブ・ボンバー》には負けないから!」

「このターンで終らせるつもりだったが……。君がどうでるか、楽しみだ」

「《エンジェリック・クリボー》のモンスター効果が発動されたエンドフェイズ、デッキからカード1枚をドローする。次のターンで勝負を決めないと、本当に負けちゃう。ドキドキが止まらない」

 カードのセット、モンスターの召喚に特殊召喚。どこかをしただけで、800ポイントものダメージを受けてしまし、ボクは敗北してしまう。本当に崖っぷちだね。



【6ターン目:ダルク】LP600、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ボマー:《ジャイアント・ボマー・エアレイド:攻撃力3000・Lv8》&《ダーク・ダイブ・ボンバー:攻撃力2600・Lv7》が攻撃表示。

ダルク:無し。


『お兄ちゃん。こんなに追いつめられているのに、本当に楽しそうですね』

「追いつめられているから、わくわくするんだ。どうやって、切りぬけようかってね。俺のターン、ドロー。魔法カード《悪魔への貢物》を発動。特殊召喚された《ジャイアント・ボマー・エアレイド》を墓地へ送り、手札から《アルパカマン:攻撃力1600・Lv3・通常》を特殊召喚するよ」

 ボマーが息を飲みこんだ。プレイしたカードを破壊して、800ポイントのダメージを与える《ジャイアント・ボマー・エアレイド》。このカードを使えば、強敵を排除して、さらにはモンスターを展開できる。《ジャイアント・ボマー・エアレイド》は光子の集合体へと分解され、新たなる《アルパカマン》がフィールドに着地した。イラスト違いの《アルパカマン》で、内心では2号と呼んでいる。でっぷりとした体つきで、痩せた1号とは雰囲気が違う。お腹がぼよん。

「魔法カード《死者蘇生》を発動。墓地から《アルパカ番長:攻撃力2100・Lv5》を特殊召喚する。魔法カード《攻撃封じ》を発動し、《ダーク・ダイブ・ボンバー:守備力1800》を守備表示に変更する。《アルパカ番長》で《ダーク・ダイブ・ボンバー》を攻撃!」

 守備表示なのに抵抗してきた。《ダーク・ダイブ・ボンバー》が五連発射するミサイルを回避しながら、《アルパカ番長》が突進していく。《ダーク・ダイブ・ボンバー》はぶっとばされ、鋼鉄の肉体をアスファルトへと打ちつけられた。紫電が混乱するかのように走り、爆発炎上。これで、ボマーを守るモンスターはいなくなったね。

「《アルパカマン》でダイレクト・アタック!」

 攻撃宣言したのに、赤らめた顔で荒息を繰りかえしている。こっちの《アルパカマン》は変だ。

「ボクばかり見てずに、ちゃんと攻撃してよっ!」

 やっと《アルパカマン》が言うことを聞いてくれた。ボヨンボヨンと胸を揺らしながら早歩きして、ボマーにチョップ。1600ポイントもの戦闘ダメージを受けて、残りライフは0ポイントへとまっしぐら。ボクの勝利は確定した。ギャラリーが沸きあがり、アウスが微笑を返してくれた。アルマも嬉しそうにはしゃいでいる。マックス&アニーは残念そうにしていたけど、清々しいボマーの顔を見たせいか、ほんのりとした笑顔を浮かべた。



 向かい風が、とっても気持ちいい。ボマーさんの膝上で、D・ホィールのスピードを味わっている。ハイウェイをずんずんと疾駆している。感嘆を漏らしていると、頭上から笑みが落ちてきた。決闘後もD・ホィールを眺めていたら、少しだけ乗せてくれることになったのだ。

「D・ホィールに乗ったのは初めてだけど、爽快だね。ライディング・デュエルも楽しそう」

「このD・ホィールは特別製だからな。スピードもパワーも段違いに優秀だ。君の年齢からすればD・ホィールは無理だろうが、D・ボードなら可能だろう。マックスも、よくそれで遊んでいる。ライディング・デュエルはスタンディングと違った面白さがある。君には勧めたいものだ」

「《Sp》は持っていないなぁ。大会中では無理だけど、終ったらやってみよう」

「それがいい。ただし、サポーターとヘルメットは忘れないように。転んで怪我をするデュエリストも多いと聞いている。その前に、まずはWDGPだ。すでに4種類のスターチップを集めている。君の実力なら、優勝も不可能でないだろう。もちろん、私も優勝するつもりだ。共に地上絵を守ってくれる同胞たちにも応援してくれているからな」

「うん! お互いに頑張ろう。決勝戦で、また戦おうね」

「今回の敗因を見直し、次こそは勝たせてもらおう」

 ヘルメット越しに、大きな手が乗せられた感触。おっきくて頼りになる男性の身体が、背中に広がっている。猛烈に爆走しているけれど、安心感に包まれている。

『怖そうな人だと思ったのですが、とっても抱擁感ある人なのですね』

 アルマの対人恐怖症も、少しずつ快方へと向かっているようだ。減速していき、一般道路へと戻っていく。この先にはアウスが待ってくれている。ラスト・スターチップのためにも、もっと前に進もう。





【エピソード3-WDGP予選編・その14】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

ダーク・ダイブ・ボンバーは脅威だよね。実質40レベルリリースすれば勝ちな訳だから、今だとエクシーズでレベル上げも容易いし、ギャラクシークイーンズライトだと簡単に合計40レベルに達するから復帰はないね。あと大寒波も禁止になって良かった。あれはモンスター効果以外で打開出来なくなる要因。
アルパカ番長の性能は問題ない。
アルマに対人恐怖があった設定を加えたわけね。克服のペースは早すぎるて印象に残らないが引っ張り過ぎるのも問題。

No title

 majesticさん、レスありがとうございます。

 《ダーク・ダイブ・ボンバー》は573のミスですね。「1ターンに1度だけ発動できる」という文章が入っていれば、まだマシでしたけど。

 アルマは、最初のイベントで吹っ切れちゃいましたしね。長いことウジウジされても、うんざり感が出そうで。対人恐怖症の残滓が垣間見えるという感じになるかな。

 《アルパカ番長》は《キング・アルパカ》を超えないように、かつ使えるモンスターへと調整しました。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。