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CROSS-35 邪神アバターを打破れ! BFの絆

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【3】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【3】
(2009/03/18)
宮下雄也、星野貴紀 他

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 邪神効果は、漫画版とOCGが混ざっています。《邪神ドレッド・ルート》も原作よりです。

 鎧骨をまとった魔神が立ちあがった。《神の進化》が発動され、その下半身が蛇状となっている。黒羽を広げ、威嚇するかのように巨躯を迫らせてきた。その姿を目にしてか、《BF》たちが恐怖に震えている。押しよせてくる威圧波。《BF-アーマード・ウィング》は攻撃力1250ポイントに、《BF-極北のブリザード》は攻撃力650ポイントへと落ちていった。

「《邪神ドレッド・ルート:攻撃力5000・Lv10》は恐怖を支配するモンスター。存在するかぎり、他モンスターは元々の攻撃力と守備力が半分となる」

 黒染まりした空から、暗黒太陽が降りてきた。不定形に蠢いたかと思えば、《邪神ドレッド・ルート》へと姿を変えていく。その攻撃力は5100ポイントになっている。

「《邪神アバター》は形を持たない。最も高攻撃力なモンスターの姿を真似る。そのモンスターのパワーに、たった100ポイントを加えた値が攻撃力となる。《邪神アバター》が召喚されて2ターンの間、あなたは魔法・罠カードを発動することはできない。当然、邪神は相手カード効果を受けつけないものだ。この状況で、あなたは何もできないのですよ」

 商店街広場に降臨した邪神。《邪神ドレッド・ルート》&《邪神アバター》が並んだ。模倣している方は、すっぽりと影色に包まれている。周囲のビルディングすらもミニチュアに感じられる巨体さだ。2体の邪神は、相乗して無敵の包囲網を築いている。インチキ・カードも大概にしやがれっ!

「《邪神ドレッド・ルート》で《BF-極北のブリザード》を攻撃。私の勝利は決まった!」


『フィアーズ・ノックダウン!』


 巨腕が振りおろされた。衝撃風だけでも、吹きとばされてしまいそうだ。このままでは4450ポイントの戦闘ダメージを受け、敗北してしまう。だが、そうはさせない。

「手札から《バード・ガードナー》を墓地に送り、鳥獣族モンスターのバトルで発生するダメージを無効にする。《BF-アーマード・ウィング》は戦闘ダメージを受けつけない」

 アメコミ調な鳥戦士が、俺をガード。《BF-極北のブリザード》が粉砕されたが、何とか助かった。

「邪神の攻撃をしのぐとは、これがシグナーというものか。ターンを終了する」



【4ターン目:クロウ】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
夜行:《邪神ドレッド・ルート:攻撃力4000→5000・Lv10》&《邪神アバター:攻撃力0→5100・Lv10》が攻撃表示。

クロウ:《BF-アーマード・ウィング:攻撃力2500→1250・Lv7》が攻撃表示。永続魔法《黒い旋風》が発動中。


「俺のターン、ドロー。《BF》の結束で恐怖をぶっとばしてやるぜ! 《BF》が存在することにより、手札から《BF-疾風のゲイル:攻撃力1300→650・Lv3・チューナー》を特殊召喚する。このカードをリリースして、《BF-暁のシロッコ:攻撃力2000→1000・Lv5》をアドバンス召喚!」

「すでに発動している永続魔法《黒い旋風》により、デッキから《BF-月影のカルート》をサーチ。《黒い旋風》を手札に戻し、墓地から《BF-精鋭のゼピュロス:守備力1000→500・Lv4》を守備表示で特殊召喚する。あんたの発動した《手札抹殺》を有効利用させてもらうぜ」

 《BF-精鋭のゼピュロス》のモンスター効果により、俺は400ポイントのダメージを受けた。闇デュエルによる衝撃が刺してきたが、この程度なら何でもない。

「《BF》がいることにより、手札から《BF-黒槍のブラスト:守備力800→400・Lv4》を守備表示で特殊召喚する」

「《BF-暁のシロッコ》のモンスター効果を発動。《BF》たちのパワーを、《BF-アーマード・ウィング》に集結させる。《BF-アーマード・ウィング》で《邪神ドレッド・ルート》を攻撃。手札から《BF-月影のカルート》を墓地に送り、《BF-アーマード・ウィング》の攻撃力は1400ポイントアップだ! 喰らいやがれ、《BF》の絆を。ブラック・ハリケーン!」

 《BF-アーマード・ウィング》の攻撃力は5300ポイントへとアップした。高速回転し黒竜巻を上昇させていく。闇空へと飛翔した《BF-アーマード・ウィング》は、飛蹴を《邪神ドレッド・ルート》に叩きこんだ。轟音が唸り、衝撃が空気全体を振動させていく。巨躯が揺らいで、沈みながら消滅していく。戦闘破壊し、天馬夜行のライフを1050ポイントへと追いつめた。

「魔法・罠カードを使えない状況で、《邪神ドレッド・ルート》を破るだと……」

「これが《BF》の結束だ! 邪神の1体を倒したぜ。ターンエンド」

 恐怖波は次第に引いていき、《BF》たちの攻撃力は元通り。《邪神アバター》が、今度は《BF-アーマード・ウィング》へと変身していく。その攻撃力は2600ポイント。戦闘撃破は不可能で、カード効果も通用しない。こっちの方が厄介なモンスターだ。



【5ターン目:夜行】LP1050、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
夜行:《邪神アバター:攻撃力0→2600・Lv10》が攻撃表示。

クロウ:《BF-アーマード・ウィング:攻撃力2500・Lv7》&《BF-暁のシロッコ:攻撃力2000・Lv5》が攻撃表示。《BF-精鋭のゼピュロス:守備力1000・Lv4》&《BF-黒槍のブラスト:守備力800・Lv4》が守備表示。


「私のターン、ドロー。魔法カード《邪神の祝福》を発動。《邪神》が存在するとき、デッキからカード2枚をドローする。《禁断の魔術書ネクロノミコン》の効果は持続している。《邪神イレイザー:攻撃力0→4000・Lv10》をリリースを行なわずに召喚。相手フィールドのカード1枚につき、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。攻撃力は4000ポイントだ」

 天馬夜行の哄笑とともに、竜のごとき邪神が降臨した。不安定な両瞳がぶれていく。

「魔法カード《神の進化》を発動。《邪神アバター》を進化させる。これが、究極邪神の姿だぁっ!」

 暗黒太陽が異様に輝きはじめ、漆黒から虹色へと変化していった。不気味に歪みながら、その姿を《邪神イレイザー》のものへとメタモルフォーゼさせていく。右腕の痣が脈動し、恐怖が全身を駆けめぐる。ただでさえ凄まじいエネルギーを放っているのに、さらにパワーアップしやがった。

「進化した《邪神アバター》が存在するかぎり、相手は魔法・罠カードを発動できない。最も高攻撃力なモンスター《邪神イレイザー》。このカードのパワーは、その数値に1500ポイントを加えた数値となる。《邪神アバター》で《BF-暁のシロッコ》の攻撃」

 虹色竜の吐きだす怪光線に焼かれつくし、《BF-暁のシロッコ》は蒸発させられた。3500ポイントもの戦闘ダメージを受け、残りライフは100ポイントにまで追いつめられた。闇のデュエルにより、胸奥をかきむしられるような激痛が侵食してくる。苦しむ俺を確認しながら、天馬が哂う。

「《BF-アーマード・ウィング》は戦闘破壊できないか。ならば、《邪神イレイザー》のモンスター効果を発動するまでだ。このカードを破壊し、フィールドのカード全てを道連れにする。むろん、進化した《邪神アバター》はその効果を受けつけない」

 《邪神イレイザー》が溶けていく。黒々としたヘドロがフィールドにあふれ、全てのモンスターを飲みこんでいく。3体の《BF》は溶解させられてしまった。変身対象を失ったせいか、《邪神アバター》が球状に戻り、宙高く浮遊している。

「これで、貴様を守るモンスターは存在しなくなった。ペガサス様復活のキーである《邪神アバター》を攻略など不可能だ。諦めるがいい。ターンを終了する」



【6ターン目:クロウ】LP100、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
夜行:《邪神アバター:攻撃力0→1500・Lv10》が攻撃表示。

クロウ:無し。


「鉄砲玉のクロウ様には、けっして諦めないんだよっ! 俺のターン、ドロー。墓地のレベル7《BF-アーマード・ウィング》に、レベル1《BF-大旆のヴァーユ》をチューニング!」

「吹き荒べ嵐よ! 鋼鉄の意志と光の速さを得て、その姿を昇華せよ! シンクロ召喚! 《BF-孤高のシルバー・ウィンド:攻撃力2800・Lv8》!」

「《BF-大旆のヴァーユ》によりシンクロ召喚された《BF-孤高のシルバー・ウィンド》は効果が無効となる。墓地から《BF-先鋭のボーラ》を除外し、モンスター効果を発動。このターン、《BF-孤高のシルバー・ウィンド》は戦闘破壊されず、発生する戦闘ダメージは0となる」

「《BF-鉄鎖のフェーン:攻撃力500・Lv2》を召喚し、モンスター効果によりダイレクト・アタック!」

 忍者鳥人である《BF-鉄鎖のフェーン》が飛翔し、連続して鎖を投げつけた。天馬夜行にヒットし、そのライフを550ポイントにまで砕いていく。

「《BF-孤高のシルバー・ウィンド》で《邪神アバター》に攻撃する」

 《邪神アバター》はモンスター効果により、《BF-孤高のシルバー・ウィンド》の姿を真似ている。攻撃力も4300ポイントにまで上昇している。ただし、全身が虹色に揺らめいている。《BF-孤高のシルバー・ウィンド》が剣をかまえて加速飛行。《邪神アバター》も迎えうつ。鉄剣と虹色剣がぶつかりあった。衝撃風が竜巻を描いていく。攻撃力では負けているが、《BF-先鋭のボーラ》の支援がある。戦闘ダメージは受けつけない。

「教えてやろう。《邪神アバター》への破壊効果は通用しない。ダメージステップ終了時に発動する《BF-先鋭のボーラ》のモンスター効果に期待したようだが、無駄に終ったようだな。これが究極邪神だ! いかなるカードをもってしても、邪神の攻略は不可能だ!」

 《BF》の偽物が哂った。赤黒い双眸が輝き、虹色オーラが爆発する。《BF-孤高のシルバー・ウィンド》の剣が弾かれて、回転しながら放りだされていった。

「悪いが、そっちの効果を狙ったんじゃねぇぜ。《BF-孤高のシルバー・ウィンド》と戦闘を行って、《邪神アバター》は生残っている。手札から《BF-二の太刀のエテジア》を墓地に送り、相手ライフに1000ポイントのダメージを与える」

「邪神ではなく、私自身への攻撃だとっ!?」

 邪神は無敵でも、プレイヤーはそうじゃない。《BF-二の太刀のエテジア》が《BF-孤高のシルバー・ウィンド》の背後から飛翔した。太刀を両手に、空中から急速降下。天馬夜行を斬りつけた。そのライフは0ポイントへと叩きつけられる。勝負が決まるとともに、邪神が薄っすらと消滅していった。



「どうやら、君が敗北したようだな。闇デュエルとやらのダメージを受けたようだが、ナイアーラトテップと契約した身だ。これぐらいなら平気であろう。深刻な顔をするでない。君の目的はデュエルで勝つことでなく、旧支配者のフォースを引きだすカードを創造することだ。《邪神アバター》は、良きカードであった。この敗北をきっかけとして、探究心を高めるがいい。ふん。鳥程度だと思ったが、なかなかの刺激を与えてくれるものだ。さて、ウィンを探さなければ」

 項垂れる天馬夜行を支えつつ、ジョゼフ・カーウィンが踵を返した。

「ジョゼフ・カーウィン! 旧支配者のフォースを引きだすカードとは何だ!?」

 手を伸ばすも、地面が近づいてきた。いやっ、俺自身が倒れこんでいるようだ。邪神による攻撃で、相当量のダメージを負ったから無理もない。視界がぼやけ、意識までもが朦朧としてきやがった。どのぐらいの時間が経ったのか分からない。生温かい闇に抱かれようとしたとき、何者かが心配そうに声をかけてきた。何とか、目蓋を持ちあげてみる。屈みこんでいたのは十六夜だった。





【エピソード3-WDGP予選編・その19】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

邪神アバター:攻撃力0→4000となっている、イレイサー。

魔轟神は今じゃ手札消費が激しくてレヴァタンとレイジオンなしでは5ターンももたない。DTC2出るから組もうと思って深く調べたらそんなに強くない高額なテーマだと分かった。

耐性を持つモンスターは神以外あまり出さないように、マンネリ化するから。
個人的にハンデスや次元をダルクが攻略するかとか、ある程度、メタと攻略要素を入れた展開のほうが好み。

アバターが不定形だからヨグ・ソトースに繋げたわけか。ネタとしてはそこまでしっくり上手く来なかった。

No title

 majesticさん、ご指摘ありがとうございます。ちょこまかミスってしまいます。

 たしかに、同じような展開が続くと飽きてきますね。もう三邪神は素材以外の活躍はしませんし、旧支配者系のカードも、テクニカルなカードで抑えておきます。次元はVSライナ戦でいいかも。除外天使というのがありますし。ちなみに、ライナ&ヒータは修正後でキャラ変わります。

 クロウは元々、今章で1度だけデュエルさせる予定でした。BFなら3邪神攻略可能で、対戦相手は、這い寄る混沌に憑かれた天馬夜行に。《邪神アバター-ヨグ・ソトースの夜明け》はアイデアとして、無理ありすぎたかな……。
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