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CROSS-38 脅威のハンドレス・コンボ! ダルクVS鬼柳京介

遊・戯・王5D's 3 (ジャンプコミックス)遊・戯・王5D's 3 (ジャンプコミックス)
(2011/09/02)
佐藤 雅史

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 満足さんは、何度か出てきます。

 シドが起こした発砲事件により、レストラン前には野次馬が群れをなしている。その多くが声援を投げかけながら、ボクと鬼柳のデュエルを観戦しているようだ。ニコとウェストが、楽しげにアウスへと話しかけている。鬼柳へと視線を集中させた。手札0枚の状態で本領発揮するハンドレス・コンボ。圧倒的な実力で、50人ものデュエリストに連戦連勝を続けたという。あっという間にシドを倒したのを目撃した。この人は、かなり強い。鬼柳と向かいあっているだけで、足先が踊りだしそうになる。午後の陽光により、テンションは際限なくアップしていきそうだ。



【5ターン目:鬼柳】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
鬼柳:《インフェルニティ・ビースト:攻撃力1600・Lv3》&《インフェルニティ・デストロイヤー:攻撃力2300・Lv6》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ダルク:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《インフェルニティ・ミラージュ:攻撃力0・Lv1》を召喚して、モンスター効果を発動。このカードをリリースして、墓地から《インフェルニティ・ビートル:攻撃力1200・Lv2・チューナー》と《インフェルニティ・デーモン:攻撃力1800・Lv4》を特殊召喚する」

「ハンドレス状態で、《インフェルニティ・デーモン》の特殊召喚に成功した。モンスター効果を発動するぜ。デッキから罠カード《インフェルニティ・ブレイク》を手札に加え、セットする」

「《インフェルニティ・ビートル》をリリースし、モンスター効果を発動だ。デッキから《インフェルニティ・ビートル:攻撃力1200・Lv2・チューナー》2体を攻撃表示で特殊召喚する」

 巨大甲虫2匹が、羽音を鳴らしながら飛んできた。手札0枚であるかぎり、《インフェルニティ》は強力効果を発揮できるようだ。伏せられたばかりの《インフェルニティ・ブレイク》。墓地の《インフェルニティ》を除外することにより、相手フィールドのカード1枚を破壊できる。それも、フリーチェーンで。うかつにモンスターを召喚すれば、カードをセットすれば、速攻で除去されてしまいそうだ。

「レベル6《インフェルニティ・デストロイヤー》に、レベル2《インフェルニティ・ビートル》をチューニング!」

「死者と生者、ゼロにて交わりしとき、永劫の檻より魔の竜は放たれる! シンクロ召喚! いでよ、《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》!」

 奇妙なデザインの黒竜が、フィールドに立ちあがった。脳は剥きだしで、四眼がぎょろついている。甲殻類と昆虫類のような腕が、それぞれ2本ずつ生えている。《インフェルニティ・ビースト》で攻撃されれば、罠カードによる防御もできない。発動するのなら今しかない。

「罠カード《ぷちピケルの魔法陣》を発動する。デッキから《ぷちピケル》を手札に加える。このカードが発動されたターンに、俺は直接攻撃による戦闘ダメージを受けない」

「そうはさせない。手札0枚なことにより、カウンター罠《インフェルニティ・バリア》を発動。《ぷちピケルの魔法陣》の発動を無効にして、そのまま破壊するぜ!」

「カウンター対策もあるんだよ。手札の《ネクロ・クリボー》を墓地に捨て、カウンター罠《クリボー・カウンター》を発動。《インフェルニティ・バリア》を無効にして破壊する」

 くるりんと回転しながら、《ぷちピケル》が笑顔で登場した。ちっちゃなロッドを振りかざし、ホーリーバリアを広げていく。《インフェルニティ・バリア》が爆発するように迫り、それを阻もうとしてくる。跳びだした《ネクロ・クリボー》がタックルし、《インフェルニティ・バリア》を粉砕した。

「《インフェルニティ・バリア》まで無効にしてくるとは、さすがに予想外だ。このターンでは、ダメージを与えられそうにもない。ターンエンドだ」



【6ターン目:ダルク】LP2400、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
鬼柳:《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》&《インフェルニティ・デーモン:攻撃力1800・Lv4》&《インフェルニティ・ビースト:攻撃力1600・Lv3》&《インフェルニティ・ビートル:攻撃力1200・Lv2・チューナー》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ダルク:無し。


「俺のターン、ドロー。まずは、《インフェルニティ・ブレイク》を何とかしなければね。手札の光属性モンスター《ぷちピケル》を公開することにより、速攻魔法《ホワイト・ウィンド》を発動。《インフェルニティ・ブレイク》を破壊し、自分ライフを800ポイント回復させる」

 《ぷちピケル》が再度登場。羊さん帽子を直してから、聖風を撃ちだした。《インフェルニティ・ブレイク》が巻きあげられ、空の彼方へと消えていった。キラキラに包まれながら、ボクのライフが3200ポイントまで回復していく。これで、安心してカードを置けるね。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【7ターン目:鬼柳】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
鬼柳:《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》&《インフェルニティ・デーモン:攻撃力1800・Lv4》&《インフェルニティ・ビースト:攻撃力1600・Lv3》&《インフェルニティ・ビートル:攻撃力1200・Lv2・チューナー》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。墓地から《インフェルニティ・ビートル》1体を除外して、手札から《インフェルニティ・デス・ソードダンサー:攻撃力1600・Lv5》を攻撃表示で特殊召喚する。満足させてもらうぜ、ダルク・ウェイトリィ! 全モンスターでサティスファクション!」

 《インフェルニティ・デス・ソードダンサー》が刀をかまえ突撃してきた。白鬼面をかぶったような顔で、長く伸ばした黒髪をゆらしている。《インフェルニティ・デス・ドラゴン》が大きく息を吸いこんだ。ブレスを吐きだそうと、開けた口を突きだしてきた。


『デス・ファイア・ブラスト!』


 《インフェルニティ・デス・ドラゴン》を中心に、5体ものインフェルニティ軍団が押しよせてくる。とてつもない迫力だ。さぁーっとギャラリーが波引いていく。まともに受けてしまえば、シドのように吹っとばされるだろう。でも、ボクには相棒たちがいるんだ。

「墓地から《ハネクリボー》をデッキに戻し、手札の《エンジェリック・クリボー》を捨てモンスター効果発動。永続罠《クリボックス》を発動し、デッキから《ナイトクリボー》を墓地に送る。さらに、墓地から《ネクロ・クリボー》を除外してモンスター効果発動。合計3回、戦闘ダメージを0にするよ!」

 クリクリー。《エンジェリック・クリボー》が光翼をクロスさせて、《インフェルニティ・ビースト》の噛みつきをガード。巨大ボックスから跳びだした《ナイトクリボー》が、鉄盾をかざす。《インフェルニティ・デス・ドラゴン》の吐きだしたダークブレスを、見事に弾きかえした。《ネクロ・クリボー》がドクロをシールド代わりにして、《インフェルニティ・デーモン》の殴打を受けとめた。

「3度もダイレクト・アタックを防ぐとはな。だが、まだ2体の攻撃が残っている」

 《インフェルニティ・ビートル》が飛行して、体当たりを打ちつけてきた。羽音と同時に近づいてくる足音。《インフェルニティ・デス・ソードダンサー》が刀で斬りこんできた。長腕により、綺麗な剣閃を描いていく。赤いロングコートがめくれて、両目が貼りついている胸部分が露わとなった。

「ハンドレス状態でモンスター効果が発動する。《インフェルニティ・デス・ソードダンサー》が攻撃する場合、攻撃力が300ポイントアップし、デッキからカード1枚をドローする」

 合計3100ポイントのダメージを受けて、ボクのライフは100ポイントまで毟られた。《ホワイト・ウィンド》で回復していなければ、この総攻撃で負けていただろう。しまった! 《インフェルニティ・デス・ソードダンサー》の斬りこみに対してガードをしておけば、戦闘ダメージを減少させられたのに。カードテキストをチェックしておけばと後悔しても遅すぎる。

「やっぱり、あんたは面白いデュエリストだ。追いつめられているのに、嬉しそうに笑っているとはな」

 そう言った鬼柳自身も、楽しげにエンド宣言をした。

「《エンジェリック・クリボー》と《ネクロ・クリボー》のモンスター効果が発動したエンドフェイズ、デッキからカード1枚をドローする。合計2枚ドローするよ。手札から《ハネクリボー》が捨てられたことにより、エンドフェイズに墓地から《ナイトクリボー:攻撃力300・Lv1》を特殊召喚する」

 《ネクロ・クリボー》の除外時、墓地には《エンジェリック・クリボー》と《ナイトクリボー》がいた。このカードのドロー条件を満たしている。跳びだしたクリボーたちが応援してくれている。グリグリー。《ネクロ・クリボー》がツーンと後向きだけど、《エンジェリック・クリボー》と《ハネクリボー》に推されて、しぶしぶ応援しているようだ。照れくさそうにしているね。



【8ターン目:ダルク】LP800、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
鬼柳:《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》&《インフェルニティ・デーモン:攻撃力1800・Lv4》&《インフェルニティ・ビースト:攻撃力1600・Lv3》&《インフェルニティ・デス・ソードダンサー:攻撃力1600・Lv5》&《インフェルニティ・ビートル:攻撃力1200・Lv2・チューナー》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《ナイトクリボー:攻撃力300・Lv1》が攻撃表示。永続罠《クリボックス》を発動中。


「鬼柳さんがハンドレスでいくなら、俺は手札もっさりコンボでいくよっ! 俺のターン、ドロー。手札から速攻魔法《クリボーの宝札》を発動。《ナイトクリボー》を墓地に送り、カード2枚をドロー」

「《アルパカ・ガール:攻撃力1200・Lv3・チューナー》を召喚。《アルパカ・ガール》が存在することにより、魔法カード《アルパカとわたし》を発動。デッキから《アルパカ:攻撃力800・Lv2》と《アルパカマン:攻撃力1600・Lv3》を攻撃表示で特殊召喚する」

 まだ、攻略には足りない。このターンで勝負を決められなければ、ボクは敗北してしまう。《クリボックス》でガードするにしても、1ターンに1度のみ。高レベルモンスターを特殊召喚できても、《インフェルニティ・デス・ドラゴン》により破壊され、ダメージまで受けてしまうのだから。

「魔法カード《アルパカの贈り物》を発動。自分フィールドの《アルパカ》の種類だけドローする。3種類いるから、合計3枚ドローするね」

「あんた。どれだけドローする気なんだ?」

「満足するまでさ。これで、勝利のピースはそろったよ。魔法カード《アルパカ・クエイク》を発動。手札から《デブアルパカ:攻撃力2400・Lv5》を攻撃表示で特殊召喚し、相手ライフに500ポイントのダメージを与える。いけーっ、《デブアルパカ》!」

 青空から《デブアルパカ》が急速落下し、超重量で地面を揺らせていく。《インフェルニティ》たちが慌てふためき、陣形は崩れだした。地走る衝撃波を受けて、鬼柳のライフは3500ポイントにまで減っていく。まだまだ召喚は終らないよ。

「レベル2《アルパカ》に、レベル3《アルパカ・ガール》をチューニング!」

「集いしアルパカの願いが、勇者を大地に呼びおこす。シンクロ召喚! つっぱれ! 《アルパカ番長:攻撃力2100・Lv5》!」

 《デブアルパカ》の隣りまで、《アルパカ番長》が歩いてきた。鋭い眼光で、鬼柳を睨みつける。《インフェルニティ・デス・ソードダンサー》が歩みだし、長刀を地面に突刺した。そのまま大円を描くと、剣先とアスファルトの間から蒼炎が湧きだしてきた。一気に建物2階分の高さまで上りだし、巨大な炎壁となる。《インフェルニティ・デス・ドラゴン》以外の《インフェルニティ》を守っているようだ。

「《アルパカ番長》か。サティスファクション時代を思いだすモンスターだぜ。《インフェルニティ・デス・ソードダンサー》が存在するかぎり、最も攻撃力の高いモンスター以外は攻撃対象にならない。ハンドレスじゃなくとも発動できるモンスター効果だ」

 《インフェルニティ・デス・ドラゴン》しか攻撃できないのか。でも、大丈夫だ。

「《アルパカ番長》のモンスター効果を発動。墓地から《アルパカ》を除外して、エンドフェイズまで攻撃力は500ポイントアップする。《アルパカ番長》を選択して、魔法カード《校舎裏の決闘》を発動」

「続けて、手札から速攻魔法《突進》を発動するよ。《デブアルパカ》の攻撃力を、エンドフェイズまで700ポイントアップさせる。《デブアルパカ》で《インフェルニティ・デス・ドラゴン》にアタック! 《アルパカ・クエイク》により特殊召喚された《デブアルパカ》が相手モンスターを戦闘破壊したとき、墓地送りにしたモンスターの攻撃力分だけダメージを与えるんだ!」

 《デブアルパカ》が巨体を持ちあげ、大きく跳躍した。トラックそのものが突っこんでいるようだ。攻撃力3100ポイント。《インフェルニティ・デス・ドラゴン》は下敷きになり、木端微塵に粉砕された。さらに、3000ポイントもの追加ダメージ。爆破衝撃により、鬼柳が屈んでいく。ニコとウェストが、心配そうに声を上げた。残りライフ400ポイントにまで追いこんだから。

「《インフェルニティ・デス・ドラゴン》が戦闘破壊されたことにより、手札全てを捨て、罠カード《インフェルニティ・リフレクター》を発動する。墓地から《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》を蘇らせ、相手ライフに1000ポイントのダメージを与える」

 アスファルトを割って、《インフェルニティ・デス・ドラゴン》が飛びあがる。咆哮と同時に、4本腕からエネルギー波を撃ちだした。それは、ボクには届かない。《ぷちピケル》がホーリーバリアで守ってくれているから。羊帽子が吹きとばされ、桃色ツインテールが露わとなった。

「《ぷちピケル》を捨てていたから、このターンに効果ダメージは受けないよ」

「だが、《アルパカ番長》では《インフェルニティ・デス・ドラゴン》に勝てないぜ!」

「《校舎裏の決闘》を発動している。シンクロ・モンスターがエクストラ・デッキ出身のモンスターに攻撃する場合、元々の攻撃力は倍になるんだ!」

 《アルパカ番長》が草を吐きすてた。学生帽をずらしたままに、《インフェルニティ・デス・ドラゴン》に向かって走りだす。その攻撃力は4700ポイント。後足で立ちあがり、《インフェルニティ・デス・ドラゴン》を殴りとばした。鈍音が響いていく。巨竜が舞いあがり、地面に叩きつけられた。

 鬼柳のライフは0ポイントにまで落ちていった。勝てたんだ……。



「敗北はしたが、なかなか満足できたようだ。スターチップを受けとりな」

 5種類目のスターチップをはめこんだ。アウスと顔を見合わせた。スターチップをコンプリートした。これで、予選突破できるんだ。胸奥からドキドキが踊りだす。

「ボクも楽しかったよ。ありがとう、鬼柳さん」

「決勝で会おうな」

「うんっ!」

 拳を突きあわせた。大歓声と拍手に包まれながら、鬼柳とニコ&ウェストは去っていった。湧きあがる興奮がすごすぎて、ボクはしばらく動けなかった。





【エピソード3-WDGP予選編・その22】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

なんか不良の決闘をイメージしている。

鬼柳さんのハンドレスはリスキーだよね。フィールドと墓地のみで戦う訳ただから、けど環境に未だに食い込んでいる凄いテーマ。ループがえげつない。そして金がかかる。

ふう、これでやっと本選だね。長かった。スターチップの大量取りプレイヤーのおかげで実際のところ通過者は20分の1もいないよね。
No.88デステニーレオを組み込んだ聖刻で特殊勝利を狙ってみたが普通に攻めたほうが早い。
カウンター罠で守るとカウンターを貯める効果が使えなかったり。まあ、イラストはカッコいいし、エクストラだから入れておくかという心情。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 言いにくことですが、もう1試合あったり。ルアがスターチップを揃える話。2人を主人公に大会話を進めていくと、話数が多くなってしまいました。アキ&クロウもデュエルをしましたし。決勝編は、ゼアルのコースターデュエル部分に該当するバトルロワイヤル+8人による決勝戦になるかな。スターチップ5個→レアカード交換可能なルールにすると、強者による狩りになりますね。

 《No.88デステニーレオ》の効果は挑戦っていう感じですね。私もビートで攻めたいところであります。《インフェルニティ》は墓地封印などされるとヤバイですね。
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