スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CROSS-40 凶悪! 重機械デッキ

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】
(2008/12/17)
宮下雄也、星野貴紀 他

商品詳細を見る

 手首にカード仕込んだら、カードが曲がりますよね。

 足元を見下ろすと、影がけっこう長くなっている。今日も終わりに近づいているなぁと実感してしまう。WDGP予選2日目も終盤だけど、スターチップは4種類しか集まっていない。ルカは十分だと言うけど、今日中にコンプリートしたい。昼頃に何度かデュエルをしたものの、5種類目のスターチップは来なかった。この大会で9連勝していて、自分でも信じられないぐらいだ。それでも、さらにジャンプしたくなる。遊星やジャックは、もっともっと高いところにいるのだから。



「また、右手に痣のあるデュエリスト。お前ら、何者なんだ?」

「俺はバンデット・キース。貴様らシグナーを倒すというのが、【顔無きスフィンクス】との契約内容でな。ガキを痛めつける趣味はないが、悪く思うなよ。《パワー・ツール・ドラゴン》ってやつを手に入れ、城ノ内の糞野郎を地獄に落としてやる。さぁ、デュエルを始めろよ」

 オレとルカの前に立ちはだかったのは、サングラスのオジさん。両目がぎらぎらとしていて、すっごく怖い。ずっと前のオレだったら、がたがたと震えてしまったかもしれない。挑まれたデュエルから逃げたくないんだ。近くで噴水が派手な水芸をしていて、ちょこちょこと水滴が当たってくる。高いビルに囲まれている場所で、人も多い。たくさんのギャラリーが集まってきた。ルカに見守られながら、スターチップをかけた決闘が始まる。ところで、城ノ内って誰だろう?

「さあ覚悟しな。 元全米チャンプのバンデット・キース様が最強デッキで地獄に送ってやるぜ!」



『デュエル!』



【1ターン目:ルア】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚セットして、ターンエンド」



【2ターン目:キース】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ルア:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《名推理》を発動。好きなレベルを宣言しなっ!」

「レベル7……いや、レベル8だ」

「ふははっ! 外れたようだな。デッキから召喚可能なモンスターが出るまでめくり、《ブローバック・ドラゴン:攻撃力2300・Lv6》を特殊召喚するぜ。モンスター効果を発動。コイントス3回を行なう。2回以上が表ならば、相手フィールドのカード1枚を破壊する。その伏せカードに標準を合わせる」

 ピストルが怪獣になったようなモンスターが、尻尾を振りながら吼えあがった。コインは2枚とも表。煙と爆音が、銃先みたいな頭部から破裂した。

「罠カード《ダメージ・ダイエット》を発動。このターンに受けるダメージを半分にする」

 フリーチェンの罠カードを破壊対象にしてくれて助かった。弾丸に貫かれても、効果は発動するから。スターチップ5枚と交換した、初めて目にしたレアカードだ。

「SHIT! まぁいい。地獄を見るのはこれからだ。魔法カード《くず鉄の不法投棄》を発動。《ブローバック・ドラゴン:機械族》をリリースし、そのレベル分だけデッキのカードをめくる。その中から、《スクラップ》1体以上含むモンスターを全て墓地に送る。6枚ともモンスターカードだ」

 《スクラップ》が何体かに、《リボルバー・ドラゴン》まであるよ。大変だぁ。

「魔法カード《オーバー・ロード・フュージョン》を発動。墓地から《ブローバック・ドラゴン》と《リボルバー・ドラゴン》を除外して、《ガトリング・ドラゴン:攻撃力2600・Lv8》を融合召喚!」

 赤い大車輪ががらがらと回っている。頭部と両腕が銃になっている鋼鉄怪獣が向かってきた。

「この程度でびびるなよ。魔法カード《無謀なる原子炉稼動》を発動。墓地のレベル3《スクラップ・ハンター》とレベル5《スクラップ・ゴーレム》に、レベル2《スクラップ・ワーム》をチューニング! 《アトミック・スクラップ・ドラゴン:攻撃力3200・Lv10》をシンクロ召喚!」

 三つ首の屑鉄竜が、迫るように飛んできてユーターン。キースのフィールドに舞いおりた。特定モンスター専用の墓地シンクロまでやるのか。オレのフィールドにはモンスター1体。自分モンスターを巻きこみたくないから、《ガトリング・ドラゴン》のモンスター効果は使わないだろう。

「《ガトリング・ドラゴン》のモンスター効果を発動。コイントス3回を行なう。出た表枚数だけ、フィールドのカードを破壊する。表コインは1枚。伏せモンスターを破壊するぜ。《ダメージ・ダイエット》で戦闘ダメージが半分になるとはいえ、守ってくれるモンスターがいなければ敗北は必至だ」

 《ガトリング・ドラゴン》の頭部が爆発した。ドガガガといった機銃音が響いて、弾を滅茶苦茶に撃ちこんでくる。でも、効果破壊なら大丈夫なんだもんね。

「《アーマード・ホワイトベア:守備力1400・Lv4》が効果破壊されたことにより、デッキから《レグルス:守備力1000・Lv4》を守備表示で特殊召喚」

「しぶといクソガキだぜっ! フィールド魔法《歯車街》を発動。さらに、《アトミック・スクラップ・ドラゴン》のモンスター効果を発動する。相手墓地のカードを3枚までデッキに戻し、《歯車街》を破壊。このカードが破壊されたことにより、デッキから《古代の機械巨竜:攻撃力3000・Lv8》を特殊召喚だ。3体のモンスターで総攻撃!」

 《ガトリング・ドラゴン》の機銃掃射により、《レグルス》が戦闘破壊された。《アトミック・スクラップ・ドラゴン》と《古代の機械巨竜》が青空からのダイレクト・アタック。3100ポイントの戦闘ダメージを受け、ライフは900ポイントにまで落ちこんだ。《ダメージ・ダイエット》のおかげで助かった。

「助かったが、貴様は崖っぷちだ。地獄に落としてやる。ターンエンド」



【3ターン目:ルア】LP900、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ルア:無し。

キース:《ガトリング・ドラゴン:攻撃力2600・Lv8》&《アトミック・スクラップ・ドラゴン:攻撃力3200・Lv10》&《古代の機械巨竜:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。


 《アトミック・スクラップ・ドラゴン》が相手に破壊されると、墓地から《スクラップ》を特殊召喚する。《ガトリング・ドラゴン》を置いておいたら、オレのモンスターが破壊される。ピンチだよ。でも、これぐらいなら乗越えちゃうんだから。

「オレのターン、ドロー。来たっ! 手札の《D・スコープン》を墓地に送り、魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動。デッキから《D・クリーナン:守備力0・Lv1》を守備表示で特殊召喚する。守備表示でのモンスター効果を発動。攻撃表示の《アトミック・スクラップ・ドラゴン》を、《D・クリーナン》の装備カードとして装備する。破壊するわけじゃないから、効果も発動しないね」

 《D・クリーナン》の超強力吸引力により、《アトミック・スクラップ・ドラゴン》をギュイーンと吸いこんだ。キースが汚れた歯をぎりぎりと鳴らしている。

「《サンライト・ユニコーン:攻撃力1800・Lv4》を召喚し、モンスター効果を発動。デッキのトップカードをめくり、装備魔法カードなら手札に加えるよ。よしっ! 装備魔法《パワー・ピカクス》だ」

「魔法カード《ジャンクBOX》を発動。墓地から《D・スコープン:攻撃力800・Lv3・チューナー》を攻撃表示で特殊召喚する」

「レベル4《サンライト・ユニコーン》にレベル3《D・スコープン》をチューニング!」

「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング! シンクロ召喚! 愛と正義の使者、《パワー・ツール・ドラゴン:攻撃力2300・Lv7》!」

 ギャラリーの歓声が沸いた。キースが拳を震わせながら見上げている。

「《パワー・ツール・ドラゴン》のモンスター効果を発動する。デッキからランダムに装備魔法1枚を手札に加える。装備魔法《ブレイク・ドロー》をパワーサーチ! 装備魔法《パワー・ピカクス》&装備魔法《ブレイク・ドロー》を《パワー・ツール・ドラゴン》に装着する」

「《パワー・ピカクス》の効果を発動。《パワー・ツール・ドラゴン》よりレベルが低い《スクラップ・サーチャー:Lv1》を相手墓地から除外する。何度も自己蘇生する厄介なモンスターだもんね。《パワー・ツール・ドラゴン》の攻撃力は、エンドフェイズまで500ポイントアップする。《ガトリング・ドラゴン》に攻撃するよ。クラフティ・ブレイク!」

 《パワー・ツール・ドラゴン》がピカクスを振りおろし、地中の屑鉄鳥を吹きとばした。全身を反転させ、《ガトリング・ドラゴン》へと殴りにかかる。黒くておっきなアイアンボディがぶっとばされ、地面に横たわった。ぽつぽつと爆炎を噴きあげ、大炎上。キースのライフを3800ポイントにまで削った。

「モンスター2体を除去できたね。装備モンスターが戦闘破壊できたから、《ブレイク・ドロー》の効果により、デッキからカード1枚をドロー。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:キース】LP3800、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ルア:装備魔法《パワー・ピカクス》&装備魔法《ブレイク・ドロー》を装備した《パワー・ツール・ドラゴン:攻撃力2300・Lv7》が攻撃表示。《アトミック・スクラップ・ドラゴン》を装備した《D・クリーナン:守備力0・Lv1》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

キース:《古代の機械巨竜:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「FUCK! 舐めやがって、ガキがっ! 俺のターン、ドロー。装備魔法《リビング・フォッシル》を発動。墓地から《スクラップ・マインドリーダー:攻撃力0・Lv1・チューナー》を特殊召喚して、このカードを装備する。装備モンスターは攻撃力が1000ポイント下がり、効果が無効化される」

「レベル8《古代の機械巨竜》に、レベル1《スクラップ・マインドリーダー》をチューニング!」

「分かるよな、小僧? 《スクラップ・ツイン・ドラゴン》のシンクロ召喚に成功すれば、貴様は奈落の底だ。モンスター効果でセットカードを破壊し、相手フィールド上のカード2枚を手札に戻す。ダイレクト・アタックを叩きこめば、俺様の勝ちだ」

「そんな……」

 背後から、ルカが声を漏らした。前方からは、キースの笑いが聞こえてくる。

「大丈夫だよ、ルカ。あいつの言うとおりにはならないから」





【エピソード3-WDGP予選編・その24】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

やたらオリカ魔法が多い。というか奪ったカードを無理やり混ぜ合わせてよく回せるなというレベル。リストバンドすり替えが可能だからそうしているのか。

名推理は今の環境だと初見では当てられないよね。ランク4は多いがそれ以外も十分にあり得る。マッチなら1戦目に投入してデッキがバレた2戦目以降抜いてサイドチェンジする手があったりする。

墓地依存の強いデッキにはエンド・オブ・アヌビスが異常に刺さる。環境に有効なカードではある。
なのにサイコショッカー以上に、というかほぼ全く採用されないのは自分も墓地を使えなくなるからか。
最近セイクリッドにこれとソウルドレインを投入したらかなり相性が良かった。あまり墓地を使わないテーマだからね。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 後半にオリカ魔法2枚を使います。できるだけ、オリカに頼らなくしたいところでもありますが。 《アトミック・スクラップ・ドラゴン》は専用がないと、スクラップやツイン優先されそうで、専用オリカを入れました。 《アトミック・スクラップ・ドラゴン》も活躍させたく。

 さすがに銃ドラゴン系は、無理矢理感があったな。DMのキャラは、デッキを無理矢理回すイメージもありますので。城ノ内デッキに《インセクト・クイーン》は絶対に相性最悪。

 《名推理》はデッキ圧縮+特殊召喚でいけるカードですね。何がでるかは不明という条件もありますが。

 アド召の必要性と、効果耐性の無さのせいかな。墓地使わないと《ソウルドレイン》いけますね。《剣闘獣》も……。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。