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CROSS-41 勝利への奇跡! ライフ・ストリーム・ドラゴン

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】
(2008/12/17)
宮下雄也、星野貴紀 他

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 前回の終盤を修正しました。あのままではシンクロ不可でしたので。

「レベル8《古代の機械巨竜》に、レベル1《スクラップ・マインドリーダー》をチューニング!」

「分かるよな、小僧? 《スクラップ・ツイン・ドラゴン》のシンクロ召喚に成功すれば、貴様は奈落の底だ。モンスター効果でセットカードを破壊し、相手フィールド上のカード2枚を手札に戻す。ダイレクト・アタックを叩きこめば、俺様の勝ちだ!」

 バンデット・キースが叫んだ。雀たちが鳴きながら、青空を渡っていった。跳びあがった《古代の機械巨竜》と《スクラップ・マインドリーダー》は、静かに着地した。何も起こる様子はない。ギャラリーたちも息を飲みこんだように静かだ。キースがわめきだす。

「シンクロ召喚したはずなのに、どうなっていやがるんだ? 《スクラップ・マインドリーダー》のシンクロ制約は、《リビング・フォッシル》の効果で無効になっているはずだ」

「罠カード《五稜星の呪縛》を発動したんだ。選択した《スクラップ・マインドリーダー》は、リリースできず、シンクロ素材にもできないよ」

「この野郎! 魔法カード《ホワイトホール・ポット》を発動。除外された自分モンスター5体をデッキに戻し、デッキからカード2枚をドローする。相手フィールドにモンスターが存在する。手札から《スクラップ・ブレイカー:攻撃力2100・Lv6》を攻撃表示で特殊召喚し、モンスター効果により《スクラップ・マインドリーダー》を破壊する。2体のモンスターで攻撃してやる!」

 《スクラップ・ブレイカー》が空中を滑るように突っこんできた。スクラップの集合体から生えた両腕が、《D・クリーナン》を遠慮なく殴りつけていく。掃除機はぐっちゃぐっちゃに壊されて、スクラップにされてしまった。歯車が噛みあう金属音が落ちてくる。《古代の機械巨竜》が宙高くから舞いおりてきた。《パワー・ツール・ドラゴン》に衝突し、巨体をズズズと押していく。

「《パワー・ツール・ドラゴン》が破壊される場合、代わりに装備魔法を墓地に送る」

 装備していた《ブレイク・ドロー》を盾にして、戦闘破壊だけは免れた。700ポイントの戦闘ダメージを受けてしまい、ライフは200ポイントしか残っていない。ぎりぎりだぁ。応援してくれているルカが、心配そうな表情をしている。キースのフィールドには、機械族モンスターが2体か。

「ふははっ! もはや、虫の息だな。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【5ターン目:ルア】LP200、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ルア:装備魔法《パワー・ピカクス》を装備した《パワー・ツール・ドラゴン:攻撃力2300・Lv7》が攻撃表示。

キース:《古代の機械巨竜:攻撃力3000・Lv8》&《スクラップ・ブレイカー:攻撃力2100・Lv6》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「オレのターン、ドロー。《パワー・ツール・ドラゴン》のモンスター効果を発動して、デッキから装備魔法《ダブルツールD&C》をパワーサーチ! 《パワー・ツール・ドラゴン》に装備するよ」

「《パワー・ピカクス》の効果で、相手墓地から《スクラップ・マインドリーダー》を除外して、《パワー・ツール・ドラゴン》のパワーを、エンドフェイズまで500ポイントアップ!」

 《パワー・ツール・ドラゴン》で《古代の機械巨竜》を攻撃すれば勝てる。《ダブルツールD&C》の効果も合わせれば、攻撃力は3800ポイントにまで上昇しているのだから。それでも、キースを倒すまではできずに、次ターンで攻撃力は元通り。反撃されれば、一発でライフはなくなってしまう。大型モンスターを簡単に出してしまうデュエリストだから、気をつけていかないと。

「《パワー・ツール・ドラゴン》を守備表示に変更。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 黄色い機械竜が屈んでいく。無精ヒゲに覆われた口元が三日月状になった。キースが哂っている。悔しいけど、今は慎重にいきたいんだ。それに反撃の伏せカードも仕掛けておいたからね。噴水から水滴が飛んできた。点々とした冷たい感触が、不安をこみあげさせていく。



【6ターン目:キース】LP3800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ルア:装備魔法《パワー・ピカクス》&装備魔法《ダブルツールD&C》を装備した《パワー・ツール・ドラゴン:守備力2500・Lv7》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

キース:《古代の機械巨竜:攻撃力3000・Lv8》&《スクラップ・ブレイカー:攻撃力2100・Lv6》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《ダブルツールD&C》の効果で、うかつに攻撃すると破壊されてしまうか。厄介な装備魔法だぜ。まっ、そんな心配はいらないだろうがな。手札から速攻魔法《スクラップ・スコール》を発動。デッキから《スクラップ・ソルジャー》を墓地に送り、デッキからカード1枚をドローする。そして、《スクラップ・ブレイカー》を破壊だ」

「さらに、罠カード《スクラップ・クラッシュ》を発動。《スクラップ》が破壊されたとき、フィールドに存在する表側表示の魔法&罠カード全てを破壊するぜ! 装備魔法を吹きとばしやがれ!」

 《スクラップ・ブレイカー》が砕かれて、バラバラのガラクタに分解された。雨のように鉄屑が降ってくる。《パワー・ツール・ドラゴン》に雪崩のごとく落ちていき、《パワー・ピカクス》と《ダブルツールD&C》が剥がされてしまった。セットカードは助かったので、ちょっとだけ安心。

「これで、《パワー・ツール・ドラゴン》を潰しやすくなったな。魔法カード《屑鉄変換工場》を発動。《スクラップ》を再利用する魔法カードだ。墓地から《スクラップ・ブレイカー:Lv6》と《スクラップ・ソルジャー:Lv5》を除外する。合計レベル11以下のレベルである機械族モンスターをデッキから特殊召喚する。こいっ、《リボルバー・ドラゴン:攻撃力2600・Lv7》!」

 高層ビルディングに囲まれた広場一面には、たくさんのギャラリーが集まっている。ビル窓から眺めている人もいっぱい。《リボルバー・ドラゴン》の威圧感に、どよめきが走る。

「やはり、俺様には《リボルバー・ドラゴン》が最高だぜ。モンスター効果を発動。コイントス3回を行う。2回以上が表ならば、《パワー・ツール・ドラゴン》を破壊する」

「罠カード発動……」

 黒くて大きなピストル怪獣が、3つの銃口を向けてきた。足元から震えてきた。不味い。これがヒットしたら、もう守れなくなってしまう。敗北確実だ。運に頼るしかない。ルカに向かって振りかえると、キースがハンと笑いあげた。コイン3枚が投げつけられ、破裂音が連射した。

 一瞬だけ目をつむった。開けて瞬きすると、《パワー・ツール・ドラゴン》がしっかりと立っていた。銃弾は足元にめりこみ、もくもくと煙を上げている。慌てふためいていた心臓が、少しずつ落ちついてきた。ほっと一息。キースが吐きすて怒鳴りだす。

「けっ! ちくしょう。表なのは1枚だけかよ! だが、2体のモンスターで攻撃するまでだ。《古代の機械巨竜》が攻撃する場合、相手は魔法&罠カードを発動できない。《リボルバー・ドラゴン》でダイレクト・アタックを撃ちこめば、てめーのライフは0になるぜ!」

 《リボルバー・ドラゴン》がシリンダーを回し、《古代の機械巨竜》が空中滑降してきた。大丈夫だ。ドキドキ心臓を鳴らしながらも、罠カードを発動していたから。《古代の機械巨竜》が大空から急速下降してきたけど、がっちりと《パワー・ツール・ドラゴン》が両腕で受けとめた。空中から圧倒的パワーで押されても、一歩も引かない。絶対に。

「罠カード《D2シールド》を発動していたんだ。《パワー・ツール・ドラゴン》はエンドフェイズまで守備力が倍になっていて、守備力5000ポイント。戦闘で破壊されないよ」

「しぶとい糞ガキだぜ。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 手首辺りをごそごそしながらのエンド宣言。その瞬間、けたたましいブザーが鳴響いた。吃驚したぁ。あまりにも騒がしくて、両耳を押えてしまう。ギャラリーも、ざわざわしだした。

「不正防止の警報音よ。きっと、デッキに入れていないカードを使ったんだわ」

 ルカが呟いた。キースが慌てふためきながら、カードを引離したから見えた。罠カード《破壊指輪》だ。自分モンスターを破壊して、お互いが1000ポイントのダメージを受けてしまうカードだ。オレのライフが200ポイントで、キースのライフが3800ポイント。一発でオレの負けじゃん。手首のリストバンドからカードを出したのだろうか。なんて卑怯な真似をするんだ。周囲から罵倒が飛んできた。

「ちくしょう。余計な装置を組みこんでいやがるぜ」



【7ターン目:ルア】LP200、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ルア:《パワー・ツール・ドラゴン:守備力2500・Lv7》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

キース:《古代の機械巨竜:攻撃力3000・Lv8》&《リボルバー・ドラゴン:攻撃力2600・Lv7》が攻撃表示。


「オレのターン、ドロー。《パワー・ツール・ドラゴン》のモンスター効果を発動する。デッキから装備魔法《一角獣のホーン》をパワーサーチ! 《D・ライトン:攻撃力200・Lv1・チューナー》を召喚」

「レベル7《パワー・ツール・ドラゴン》に、レベル1《D・ライトン》をチューニング!」

「世界の未来を守るため、勇気と力がレボリューション! シンクロ召喚! 進化せよ、《ライフ・ストリーム・ドラゴン:攻撃力2900・Lv8・チューナー》!」

 メタルボディーひび割れていき、黄色いドラゴンが羽を広げた。温かいエナジーが注がれていく。《ライフ・ストリーム・ドラゴン》のカードのシンクロ召喚に成功したから、オレのライフは4000ポイントにまで回復したんだ。元気も湧いてきたぞ。キースが驚愕の顔で見上げている。

「装備魔法《一角獣のホーン》を《ライフ・ストリーム・ドラゴン》に装備。攻撃力は700ポイントアップして、3600ポイントになる。さらに、罠カード《シンクロ・オーバーリミット》を発動。《ライフ・ストリーム・ドラゴン》が相手モンスターを戦闘破壊した場合、続けての攻撃ができる。《ライフ・ストリーム・ドラゴン》で《リボルバー・ドラゴン》を攻撃! ライフ・イズ・ビューティーホール!」

 生命エネルギーを洪水のように流しこんで、《古代の機械巨竜》と《リボルバー・ドラゴン》を飲みこませた。バチバチと火花が散り、大爆発して炎上しまくり。連続攻撃により、2体のモンスターを撃破できた。合計1600ポイントの戦闘ダメージを与え、キースのライフは2200ポイントだ。

「これで、モンスターは全滅したね。ターンエンド。《シンクロ・オーバーリミット》の効果で《ライフ・ストリーム・ドラゴン》は破壊されるけど、代わりに墓地から装備魔法カードを除外するよ」



【8ターン目:キース】LP2200、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ルア:《ライフ・ストリーム・ドラゴン:攻撃力2900・Lv8・チューナー》が攻撃表示。

キース:無し。


「くっ、馬鹿な……。モンスター1体を裏側守備表示でセットして、ターンエンド」



【9ターン目:ルア】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ルア:装備魔法《一角獣のホーン》を装備した《ライフ・ストリーム・ドラゴン:攻撃力2900→3600・Lv8・チューナー》が攻撃表示。

キース:モンスター1体が裏側守備表示でセットされている。


「オレのターン、ドロー。《D・ラジオン:攻撃力1000→1800・Lv4》を攻撃表示で召喚。裏守備モンスターに攻撃するよ」

 ラジオが人型モードへとメタモルフォーゼ。スパークを巻きあげながら、セットモンスターへと突撃した。跳びだしたのは《スフィア・ボム 球体時限爆弾:守備力1400・Lv4》。赤球体が4本の金属爪で、《D・ラジオン》に絡みついてきた。ダメージ計算を行なわずに、攻撃モンスターの装備カードとなる。オレの次スタンバイフェイズに、装備モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与えてくる。強力なモンスターなんだけど、心配いらない。

「《ライフ・ストリーム・ドラゴン》でダイレクト・アタック!」

 黄金色のオーラを噴きだして、巨拳をキースに叩きこんだ。2200ポイントものライフは、みるみるうちに減っていく。それが0ポイントになり、勝負は決まった。噴水が爆発するかのように大空に昇った。まるで、歓声に呼応するかのように。キースが時空渦へと吸いこまれていく。

「この俺が、こんなガキに負けるとは……」

 歓声は、戸惑いのざわめきに変わった。キースがばったりと消えたからだ。デュエルグローブと《スクラップ》カードを残して。



「ほれっ。これがキースの賭けたスターチップだ。受けとりなよ。おめでとう!」

 いつの間にか、牛尾のおっちゃんが来ていた。野太い声で笑いながら、パンと背中を叩いてきた。うおっとっと。ちょっとだけ、前に跳びだしてしまうよ。かちりとデュエルグローブにはめこむ。嬉しくて、嬉しくて、ふらーっとしてきた。やっとのことで、5種類のスターチップがそろったんだ。

「やったじゃない。これで、第一の門はくぐれたね」

 たん! たん! ルカと手を叩きあう。掌にじんじんとした感触が残る。まさか、ここまでいけるなんてね。自分でも吃驚してしまう。でも、まだ先は長いんだ。油断せずに頑張らなきゃ。

「しかしよぉ。あのバンデット・キースは何だったんだ? 右手に奇妙な痣もあったし。こりゃ、いくらか調査が必要なようだな」

 本当に何者だったのだろう? 気になるけど、気にしすぎても仕方がない。アキ姉ちゃんにも連絡してみよう。ルカが橙色に染まりだしてきた。集まっていた人たちも、だんだんと散っていく。

「そろそろ、予選時間も終了だ。屋台とか多いけど、寄道をせずに帰るんだぞ」

『はぁーい』

 タイミングそろった返事。2人で挨拶をして、オレたちは家に帰っていった。





【エピソード3-WDGP予選編・その25】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

あれ、《リビング・フォッシル》は破壊されるけど、リミットリバースはない設定だよね。
シンクロオーバーリミットは使ったモンスターをエンドフェイズに破壊するがそこはライフストリームだから問題ない。
城壁って、D2シールドじゃダメなの?ルアの資産で城壁はないと思うが。

スクラップはゼアルでゲスト出演していたけど、次のパックで強化される伏線とも取れる。次のパックは11月、あのインゼクターが出た月だ。壊れテーマが出ないで六武衆や忍者のような既存の強化を願う。何が強化されると思う?多分ゴミや廃棄に関係したテーマだと思うが。

No title

 majesticさん、感想&ご指摘ありがとうございます。

 《リミット・リバース》に関する文章を消すのを忘れていました。《D2シールド》ありましたね。《城壁》よりルアに似合いますので、そっちに変えました。バトルフェイズ中に発動しませんので、ダメージ計算はしませんが。モンスターが戦っているのは演出ということで。

 《スクラップ》の新型が出るとすれば、エクシーズ+そのサポートかな。炎属性サポートが増える気がします。ストラクに合わせて。
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