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CROSS-68 恐怖! 毒蛇神ヴェノミナーガ

遊戯王5D's SOUND DUEL 01遊戯王5D's SOUND DUEL 01
(2008/11/12)
TVサントラ、Kra 他

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 デュエル構成以外は修正しまくっています。

 赤紫色の沼から、ねっとりとした霧が昇っている。苦悶に嘆いている顔が、そこに浮かび消えていく。漆黒に埋めつくされた両目で、嘲笑うかのように見下してきた。人通りはないのに、いくつもの視線が刺さってくる。意識をコブラへと集中しよう。このデュエルは命がけとなるはずだ。



【3ターン目:コブラ】LP1800、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
コブラ:《毒蛇王 ヴェノミノン:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。フィールド魔法《ヴェノム・スワンプ》&永続罠《ダメージ=レプトル》を発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。

遊星:《ニトロ・ウォリアー:攻撃力2300・Lv7・ヴェノム・カウンター+1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「私のターン、ドロー。魔法カード《イグの祝福》を発動。《毒蛇王 ヴェノミノン》を破壊する」

「《毒蛇王 ヴェノミノン》が破壊されたことにより、罠カード《蛇神降臨》を発動。デッキより《毒蛇神 ヴェノミナーガ:攻撃力3500・Lv10》を特殊召喚する。自分墓地の爬虫類族モンスター1体につき、攻撃力が500ポイントアップする」

 毒蛇王よりも、はるかに巨体である。とぐろを巻いた大蛇から、女性の上半身が伸びている。蛇頭状の両腕が威嚇してきた。小蛇により構成されている髪はメドゥーサのようだ。《毒蛇王 ヴェノミノン》は《毒蛇神 ヴェノミナーガ》を呼びだすための生贄だったのか。

「このターン、《イグの祝福》により破壊した爬虫類族モンスターのレベル3つにつき、カード1枚をドローできる。《毒蛇王 ヴェノミノン》はレベル8。よって、2枚ドローする」

「魔法カード《撲殺の使徒》を発動。そのセットカードがトラップなら破壊される」

 剣士が跳びあがり、《くず鉄のかかし》を一刀両断に伏す。まずい。

「攻撃無効カードか。厄介なトラップを除去できたようだ。作戦は続行する。魔法カード《ヴェノム・ショット》を発動する。デッキから《ヴェノム・コブラ》を墓地に送り、《ニトロ・ウォリアー》にヴェノム・カウンター2つを置く。《ヴェノム・スワンプ》により、その攻撃力は1000ポイントダウンする」

「これで終ると思うなよ。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》の存在条件は満たしている。デッキから《ヴェノム・サーペント》を墓地に送り、魔法カード《ハイパーヴェノム・ショット》を発動。相手フィールドのモンスター全てにヴェノム・カウンターを1つずつ置く。そして、《毒蛇神 ヴェノミナーガ》にハイパーヴェノム・カウンター1つを置く。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》の効果を無視できるカードだ」

 《毒蛇神 ヴェノミナーガ》の両腕先が開口した。深緑色の粘液が、びゅっと吐きだされる。苦悶の叫び。猛毒が《ニトロ・ウォリアー》を侵食していく。4つものヴェノム・カウンターが積まれ、攻撃力は800ポイントにまで蝕まれていく。

「爬虫類族モンスター2体が墓地に送られたことにより、《毒蛇神 ヴェノミナーガ》の攻撃力は1000ポイントアップする。《ニトロ・ウォリアー》に攻撃せよ!」


『アブソリュート・ヴェノム!』


 蛇状の下半身をバネにして、《毒蛇神 ヴェノミナーガ》が夜闇を突っきる。猛毒により弱りきった攻撃対象を容赦なく殴りたおす。抵抗もできないままに、《ニトロ・ウォリアー》は毒沼へと沈んでいった。3700ポイントのダメージは大きすぎる。激痛に両手を着いてしまった。

「《毒蛇神 ヴェノミナーガ》がバトルダメージを与えたことにより、このカードにハイパーヴェノム・カウンター1つを加える。このカウンターが3つ置かれたとき、私の勝利が決定する。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》はカード効果で攻略不可能。ターンエンドだ」



【4ターン目:遊星】LP300、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
コブラ:《毒蛇神 ヴェノミナーガ:攻撃力4500・Lv10・ハイパーヴェノム・カウンター+2》が攻撃表示。フィールド魔法《ヴェノム・スワンプ》&永続罠《ダメージ=レプトル》を発動中。

遊星:無し。


「俺のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カードを1枚セットして、ターンエンド」

 《毒蛇神 ヴェノミナーガ》は攻撃力4500ポイントであり、カード効果全体に耐性がある。撃破するにはパワーによる突破しかない。そのためにも、次ターンをしのがなければ。



【5ターン目:コブラ】LP1800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
コブラ:《毒蛇神 ヴェノミナーガ:攻撃力4500・Lv10・ハイパーヴェノム・カウンター+2》が攻撃表示。フィールド魔法《ヴェノム・スワンプ》&永続罠《ダメージ=レプトル》を発動中。

遊星:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「私のターン、ドロー。モンスターでガードするつもりだろうが、無駄なことだっ! 魔法カード《守備封じ》を発動。セットモンスターを攻撃表示に変更する。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》で攻撃!」

 起きあがったカードから、《ソニック・ウォリアー:攻撃力1000・Lv2》が跳びだした。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》が沼中を泳いでくる。蛇頭状の腕先が開いて、単眼の蛇が伸びてきた。その勢いで《ソニック・ウォリアー》に圧しかかってくる。

「《シールド・ウォリアー》を墓地から除外し、モンスター効果を発動。この戦闘によって、《ソニック・ウォリアー》は破壊されない。《デヴォーション・ガードナー》を手札から墓地に送って、攻撃力1000以下のモンスターバトルによって発生する戦闘ダメージを0にする」

 《調律》により墓地送りにしたモンスターだ。《シールド・ウォリアー》が大盾をかまえて、蛇神の連続殴打を受けとめた。黒紳士《デヴォーション・ガードナー》が、両腕を空へとかかげた。網状のバリアで包みこむ。2体のモンスターにより、《ソニック・ウォリアー》を守りきれた。

「おのれっ……。だが、貴様は防戦一方だ。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》を倒す方法はない! ターンを終了する。《ヴェノム・スワンプ》の猛毒を受けてもらう」

 沼蛇が這いあがり、《ソニック・ウォリアー》の足首に噛みついた。どくどくとヴェノム・カウンターを注入していく。がくりと体勢が崩れる。その攻撃力は500ポイントへと落ちていった。



【6ターン目:遊星】LP300、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
コブラ:《毒蛇神 ヴェノミナーガ:攻撃力4500・Lv10・ハイパーヴェノム・カウンター+2》が攻撃表示。フィールド魔法《ヴェノム・スワンプ》&永続罠《ダメージ=レプトル》を発動中。

遊星:《ソニック・ウォリアー:攻撃力500・Lv2・ヴェノム・カウンター+1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「俺のターン、ドロー。このターンで決着をつける! 絆の力で《毒蛇神 ヴェノミナーガ》を倒す!」

「絆だとっ!?」

「《ジャンク・シンクロン:攻撃力1300・Lv3・チューナー》を召喚。このカードの召喚により、墓地から《チューニング・サポーター:守備力300・Lv1》を守備表示で特殊召喚する」

「自分フィールドにチューナーが存在することにより、墓地から《ボルト・ヘッジホッグ:守備力800・Lv2》を特殊召喚。モンスターを墓地から特殊召喚したことにより、手札から《ドッペル・ウォリアー:守備力800・Lv2》を特殊召喚する」

「レベル2《ソニック・ウォリアー》にレベル3《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」

 背中から伸びている紐を、《ジャンク・シンクロン》が引張った。エンジン全開!

「集いし星が、新たな力を呼びおこす。光さす道となれ! シンクロ召喚! いでよ、《ジャンク・ウォリアー:攻撃力2300・Lv5》!」

 紫色の機械戦士。ホワイトマフラーが夜風に泳ぐ。拳を空へと叩きこんだ。

「《ソニック・ウォリアー》が墓地に送られたことにより、レベル2以下であるモンスターの攻撃力は500ポイントアップする」

 《チューニング・サポーター》は攻撃力600ポイントに、《ボルト・ヘッジホッグ》は攻撃力1300ポイントに、《ドッペル・ウォリアー》は攻撃力1300ポイントにボルテージアップ!

「《ジャンク・ウォリアー》のシンクロ召喚に成功したとき、レベル2以下であるモンスターの合計攻撃力分、《ジャンク・ウォリアー》をパワーアップさせる。パワー・オブ・フェローズ!」

 モンスターたちが飛びあがり、エナジーを《ジャンク・ウォリアー》へと与えていく。その攻撃力は5500ポイントまで高まった。蛇神を超えた。

「《ジャンク・ウォリアー》で《毒蛇神 ヴェノミナーガ》を攻撃する」


『スクラップ・フィスト!』


 《ジャンク・ウォリアー》が空高く飛翔。燃えあがる拳が、《ジャンク・ウォリアー》を中心として広がっていった。《毒蛇神 ヴェノミナーガ》めがけて、勢いよく振りおろす。落下中の隕石のようだ。高圧的なパワーに押しきられ、蛇神は崩れおちた。コブラのライフは800ポイントにまで潰されていく。

「バカなっ! 《毒蛇神 ヴェノミナーガ》が倒されるだと!? だが、墓地の爬虫類族モンスター1体を除外することにより、戦闘破壊された《毒蛇神 ヴェノミナーガ:攻撃力4000》を特殊召喚する。ヴェノミナーガは何度でも蘇る!」

「言ったはずだ。このターンで決着をつけると! 罠カード《シンクロ・オーバーリミット》を発動。相手モンスターを戦闘破壊したシンクロ・モンスターは追加攻撃できる。《ジャンク・ウォリアー》で《毒蛇神 ヴェノミナーガ》を再度攻撃!」

 驚きを漏らすコブラ。二度目の攻撃により、《毒蛇神 ヴェノミナーガ》は沼へと沈んだ。相手ライフは0ポイントになっており、復活はできない。デュエルに敗北したとたん、コブラの肉体は砂状に崩壊していった。冥府へと戻っていくのであろうか。

「……リック」



 毒沼は消えたが、怪しげな霧は残ったままだ。どこからともなく、拍手が響いてきた。

「プロフェッサー・コブラを倒すとは、そうとうの実力者だろうね。君ほどの決闘者は、プロ世界でもそうはいない。遊城十代とは違い、真面目そうな印象を受ける。落ちているゴミに気づいて拾うタイプだろう? 君のような生徒がいてくれれば、私の講師人生も違ったものになっていた」

 長髪を揺らしながら、暗闇から男が近づいてきた。眼鏡奥の両目は、暗黒に染まっている。昏い表情で笑んでいる。十代さんを知っているのか?

「自己紹介させてもらおう。私は佐藤浩二。死してデュエルを行なえるとはね。大神官デ・ザードに感謝するべきだろうか。《スカブ・スカーナイト》の相手をしてもらおう」

 背後の建物から、コウモリが見下ろしている。闇のデュエルは終らない。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その2】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

このデュエルはやっぱ栄えるね。ダルクもそうだけど無敵モンスター相手に貧弱モンスターが力を合わせて勝ち取るスタンスが良く表されている。コブラの心理描写も相まって完成度が高い。
次はスカーナイトね、あの効果ってこのシンクロ時代だときつくない?
炎王の効果が判明したけど、ヒータはどういう炎デッキにするの? 陽炎獣と炎王の混成で炎を纏った獣をメインに使う? 守備力200を意識しての真炎の爆発で派手に決めるのもアリではある。フレムベルも追加で入れて色付けするのもありだし。ラヴァルはテーマの部分が強く混成できない。あと炎星は中国っぽいからやはり似合わん。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 今回のデュエル。アドバイスお世話になりました。低攻撃力のモンスターたちが絆の力で、強力モンスターに打勝つ。遊星を体現したモンスターです。ジャックとのラストバトルでも輝いていました。

 炎星(水滸伝らしい)は似合いませんか。コスモブレイザー+ストラク推しの炎を予定。そっちもイラストを見れば中華風だったり。《プロミネンス・ドラゴン》のような既存炎、追加してクトゥグァ・ネタカードをエースとして投入するという予定。
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