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CROSS-70 究極のDのカード

遊・戯・王5D's 3 (ジャンプコミックス)遊・戯・王5D's 3 (ジャンプコミックス)
(2011/09/02)
佐藤 雅史

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 構成ミスにより、デュエルを訂正してあります。汎用性高めなオリカも追加してみました。

 嘆きの亡霊を思わせるような夜霧に包囲されている。街灯に照らしだされるなか、鬼柳とDDが向かいあっている。鬼柳にとって、《D-HERO Bloo-D》は脅威的な存在であろう。モンスターを吸収し、モンスターエフェクトまでも封じてくるのだ。それだけではない。《アルティメットD-フォース》が発動されてから、闇が渦巻きだした。マリクなみの危険さを、DDも吐きだしている。敗者への代償は小さくないはずだけど、鬼柳の強さを信じている。



【3ターン目:鬼柳】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
鬼柳:《インフェルニティ・リベンジャー:守備力0・Lv1・チューナー》が守備表示。永続魔法《インフェルニティガン》を発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

DD:《トーチゴーレム:攻撃力3000・Lv8》を装備した《D-HERO Bloo-D:攻撃力3400・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

※デッキトップに、通常魔法《アルティメットD-フォース》が表側表示で置かれている。


「俺のターン、ドロー」

「永続罠《血の咆哮-ブラッド・ロア》を発動。《D-HERO Bloo-D》が存在する場合、相手スタンバイフェイズのたびに、このカードにブラッド・カウンター1つを乗せる」

「カード1枚をセット。これでハンドレスとなった。《インフェルニティガン》を墓地に送り、墓地から《インフェルニティ・ビートル:守備力0・Lv2・チューナー》と《インフェルニティ・デストロイヤー:攻撃力2300・Lv6》を特殊召喚する」

「《インフェルニティ・ビートル》をリリースし、デッキから《インフェルニティ・ビートル》2体を守備表示で特殊召喚。《D-HERO Bloo-D》の力を持ってしても、リリースしたモンスター効果までは防げないようだな。弱点はあるということだ」

「《インフェルニティ》4体がそろった。《インフェルニティ》の結束を見せてやるよ。セットしたばかりの魔法カード《インフェルニティ・バースト》を発動する。自分フィールドの《インフェルニティ》1体につき、相手ライフに800ポイントのダメージを与える。受けてみな!」

 衝撃が瀑布となり、DDを飲みこんでいく。野太い悲鳴を引きながら、DDは後方へと飛ばされた。アスファルトに背中を打ちすえられる。3200ポイントものダメージを受けて、ライフは800ポイントにまで削られた。容赦のない攻勢は止まらない。

「まだまだ、満足できないぜ! レベル6《インフェルニティ・デストロイヤー》に、レベル2《インフェルニティ・ビートル》をチューニング!」

「死者と生者、ゼロにて交わりしとき、永劫の檻より魔の竜は放たれる! シンクロ召喚! いでよ、《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》!」

 漆黒竜が立ちあがり、夜空に咆哮をぶつけた。奇妙だけど、慣れるとカッコよく感じてしまうデザインだ。建物が並んでいるのに、誰一人として姿を現わさない。ちらちらとした視線は刺さってくる。デュエルを見守りながらも、アウス周辺への注意は怠らない。

「墓地から《インフェルニティ・ガーディアン》を除外して、罠カード《インフェルニティ・ブレイク》を発動。相手フィールドのカード1枚を破壊する」

「《アルティメットD-フォース》の支配下では、《D-HERO Bloo-D》はカード効果の対象にならない。そんなもので、究極のDを倒せはしない」

「勘違いするなよ。《D-HERO Bloo-D》が装備している《トーチゴーレム》が破壊対象だ。《D-HERO Bloo-D》は装備カードによってパワーアップしている。それを除去すれば、《D-HERO Bloo-D》の攻撃力は1900ポイントに戻るのさ」

「《インフェルニティ・デス・ドラゴン》で《D-HERO Bloo-D》を攻撃する。! サティスファクション! デス・ファイア・ブラスト!」

「この俺が対策をしていないと思っていたのか? 罠カード《ブラッド・カウンター》を発動。《D-フォース》のフィールドであるとき、《D-HERO Bloo-D》の攻撃力は1500ポイントアップし、攻撃モンスターの攻撃力は半分となる。反撃せよ、《D-HERO Bloo-D》!」

 竜頭状の右腕が口開き、血のような紅炎を噴きはなった。攻撃力は3400ポイントにまでアップしている。《インフェルニティ・デス・ドラゴン》が暗黒ブレスで反撃するも、次第に圧されていき飲みこまれた。1900ポイントもの戦闘ダメージを受けて、鬼柳のライフは2100ポイントにまで焦がされた。闇のデュエルをしているんだ。鬼柳が激痛に耐えている。

「さすがは、世界チャンプと名乗っているだけあるぜ。ターンエンド」



【4ターン目:DD】LP800、ドローフェイズ後の手札0枚

(フィールド)
鬼柳:《インフェルニティ・リベンジャー:守備力0・Lv1・チューナー》&《インフェルニティ・ビートル:守備力0・Lv2・チューナー》が守備表示。

DD:《D-HERO Bloo-D:攻撃力1900・Lv8》が攻撃表示。永続罠《血の咆哮-ブラッド・ロア:ブラッドカウンター+1》が発動中。

※デッキトップに、通常魔法《アルティメットD-フォース》が表側表示で置かれている。


「俺のターン。《D-HERO Bloo-D》が相手モンスターを戦闘破壊した次の自分スタンバイフェイズに、《アルティメットD-フォース》の効果が発揮される。《アルティメットD-フォース》の下に置かれているカード1枚をドローする」

「貴様は悪魔を見たことがあるか? 味あわせてやるよ。本物の悪魔というものを。《D-HERO Bloo-D》で《インフェルニティ・ビートル》を吸収する。クラプティー・ブラッド!」

 《D-HERO Bloo-D》の羽から触腕が伸びあがっていく。《インフェルニティ・ビートル》が囚われてしまい、血沼へと引きずりこまれた。虫羽と節足をばたつかせながら、おぼれている。《D-HERO Bloo-D》は攻撃力2500ポイントへと上昇した。

「魔法カード《ブラッディー・シャワー》を発動。《D-HERO Bloo-D》に装備されている《インフェルニティ・ビートル》を除外し、相手ライフにその攻撃力分のダメージを与える」

 《インフェルニティ・ビートル》が血像へと凝固していく。それが粉砕され、弾丸として撃ちだされた。容赦もなく、鬼柳を貫いていく。ライフを900ポイントにまで削られた。

「《D-HERO Bloo-D》で《インフェルニティ・リベンジャー》を攻撃する」

 血塊のシャワーを浴びて、《インフェルニティ・リベンジャー》は砕かれていった。

「モンスターも全滅し、ライフも残り少なくなったようだな。ターンエンドだ」



【5ターン目:鬼柳】LP900、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
鬼柳:無し。

DD:《D-HERO Bloo-D:攻撃力1900・Lv8》が攻撃表示。永続罠《血の咆哮-ブラッド・ロア:ブラッドカウンター+1》が発動中。

※デッキトップに、通常魔法《アルティメットD-フォース》が表側表示で置かれている。


「俺のターン、ドロー」

「この瞬間、《血の咆哮-ブラッド・ロア》にブラッド・カウンター1つを置く。ブラッド・カウンターは2つになった。カウンター2つが乗った《血の咆哮-ブラッド・ロア》を墓地送りにすれば、相手モンスター1体を破壊し、その攻撃力の半分をダメージとして与えられる」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 《血の咆哮-ブラッド・ロア》により、うかつにモンスターを召喚できなくなった。ハイパワーモンスターを出した瞬間にも、鬼柳は敗北してしまう。モンスターをセットしたとしても、《D-HERO Bloo-D》に吸収されてしまう。伏せたカードに賭けるしかない。



【6ターン目:DD】LP800、ドローフェイズ後の手札0枚

(フィールド)
鬼柳:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


DD:《D-HERO Bloo-D:攻撃力1900・Lv8》が攻撃表示。永続罠《血の咆哮-ブラッド・ロア:ブラッドカウンター+2》が発動中。

※デッキトップに、通常魔法《アルティメットD-フォース》が表側表示で置かれている。


「俺のターン。《アルティメットD-フォース》により、その下のカード1枚をドロー。《D-HERO Bloo-D》でダイレクト・アタック!」

「永続罠《デッキガード》を発動。戦闘ダメージを0にして、デッキからカード2枚を墓地に送る」

 《D-HERO Bloo-D》が注いだブラッディーシャワーを、バリアが受けとめた。1ターンに1度だけ、バトルダメージを無効にできるカードか。自分か相手のデッキからカード2枚を墓地に送れる。慢心してなのか、亡霊として正気を失っているせいなのか、DDは相手墓地を見逃しているようだ。《インフェルニティ・チェーン》が墓地に置かれた。勝利への希望は生きている。

「しぶとく助かったか。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【7ターン目:鬼柳】LP800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
鬼柳:永続罠《デッキガード》が発動中。

DD:《D-HERO Bloo-D:攻撃力1900・Lv8》が攻撃表示。永続罠《血の咆哮-ブラッド・ロア:ブラッドカウンター+2》が発動中。

※デッキトップに、通常魔法《アルティメットD-フォース》が表側表示で置かれている。


「悪魔がどうとか言っていたな。かつて俺は死神だったよ。俺のターン、ドロー。《インフェルニティ・ミラージュ:攻撃力0・Lv1》を攻撃表示で召喚」

「罠カード《D-ブースト》を発動。《アルティメットD-フォース》の下のカード2枚をドローする」

「《インフェルニティ・ミラージュ》をリリースし、モンスター効果を発動。墓地から《インフェルニティ・デス・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》と《インフェルニティ・デストロイヤー:攻撃力2300・Lv6》を特殊召喚する。墓地での効果発動は無効にできないんだったな?」

「馬鹿め! 攻撃力3000ポイントのモンスターを特殊召喚した時点で、貴様の敗北は決定した! 《血の咆哮-ブラッド・ロア》を墓地に送り、《インフェルニティ・デス・ドラゴン》を破壊する。そのパワーの半分、1500ポイントが貴様にダメージとして与えられる」

 DDのこめかみに銃が突きつけられた。赤いロングコート。むきだされた胸では、大きな双眸がぎょろついている。白鬼のような相貌が、ニヤリと口を歪めていた。

「墓地から《インフェルニティ・デス・ガンマン》を除外し、モンスター効果を発動した。効果ダメージを無効にする。そして、相手は賭けができる。俺はカード1枚をドローする。そのカードがモンスターなら、あんたが1500ポイントのダメージを受ける。それ以外のカードなら、俺が1500ポイントのダメージを受ける。さあ、どうする?」

 DDが下唇を噛んだ。拳の震えを抑えながら、そいつは哂った。

「不確定な賭けに乗るほど、馬鹿ではない」

 《インフェルニティ・デス・ガンマン》が銃を下ろした。鬼柳が笑みを返す。

「せっかく、あんたが勝てる最後のチャンスだったのにな。《インフェルニティ・デストロイヤー》で《D-HERO Bloo-D》を攻撃する!」

「最後のチャンスだと? ありえないな。手札の《D-HERO ブラッディーソウル》を墓地に送り、モンスター効果を発動。このターン、《D-HERO Bloo-D》はフリーチェーンでエフェクトを発動できる。《インフェルニティ・デストロイヤー》を吸収する。手札には《ブラッディー・シャワー》もある。俺の勝利は決まった!」

 《ブラッディー・シャワー》を発動すれば、取りこんだ《インフェルニティ・デストロイヤー》を除外して、その攻撃力分のダメージを与えられる。それは不可能なようだ。《D-HERO ブラッディーソウル》にチェーンして、鬼柳はモンスター効果を発動しているから。アスファルトを突きやぶり、幾本もの鎖が伸びてきた。《D-HERO Bloo-D》の手足を絡めとリ、その動きを封じていく。

「手札が0枚。墓地の《インフェルニティ・チェーン》を除外することで、エンドフェイズまで相手フィールドのモンスター効果を無効にする。攻撃続行だ!」

 《D-HERO Bloo-D》の両羽は封印されて、《インフェルニティ・デストロイヤー》を飲みこめない。攻撃力は1900ポイントのままだ。《インフェルニティ・デストロイヤー》は駆けていき、《D-HERO Bloo-D》を殴りつけた。バトルダメージだけではない。戦闘破壊を条件とする効果ダメージにより、DDのライフは0ポイントへと落ちていった。

「バカなっ! 俺は英雄のはずだ! 負けるはずがない! 選ばれた人間なのだ!」

 猛烈な殴打により《D-HERO Bloo-D》は消滅し、DDも青炎に包まれていった。真黒な双眸は、狂気を涙として流しているようだ。敵を倒したとはいえ、油断はできない。霧は深まっていくばかり。鬼柳とダークネスが、視線を上空へと向けた。怖気が蜘蛛のように這ってくる。

「どうやら、まだ満足できないようだぜ」

 満月を背景として、ローブをまとった神官が浮遊していた。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その4】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

《D-HERO ブラッディーソウル》の効果はアリと言えばアリか。というかこういう効果の使い勝手を良くさせる効果って少ないよね。サイコショッカーの電脳増幅器ぐらい。
ガンマンの効果は度胸が試されていいよね。躊躇すればダメージは与えられないけど、与えようとしてもリスクを孕むわけだから読み合いや駆け引きが引き立つ。
DDがBlooDに依存して負けるという詰めも評価、相手の概念を覆すのはやっぱ演出的。
引き込まれるデュエルって読み合いからの駆け引きとカードを組み合わせで相手のコンボを崩す爽快感が備わっているよね。5Dsはそれをよく分かっている。相手がどう出るかの選択が勝敗に直結する緊張感があった。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。デュエル構成ミスにより、訂正してあります。《D-HERO ブラッディーソウル》はエドも使わせる予定かな。

 《インフェルニティ・デスガンマン》はカッコいいモンスターですね。クラッシュタウン編を上手くしめてくれたモンスターであります。

 駆引きの面白さは、クロウVSイェーガー戦でも表現されていましたね。TCGはカードの組合せが命ですね。単体で最強さを出すよりも、燃えます。
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