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CROSS-71 ダーク・セブンスターズ降臨! 大神官デ・ザード

遊戯王5D's SOUND DUEL 03遊戯王5D's SOUND DUEL 03
(2011/02/16)
TVサントラ

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 アンデット使いです。

 いくつもの人顔が濃霧に浮かびあがり、苦悶を叫んでいる。満月を背景として、ローブをまとった壮年男性が降りてきた。ギースやDDと比べものにならないダークオーラがほとばしっている。音も立てずに着地すると、優雅に一礼をしてきた。微笑を湛えているけど油断ならない。

「自己紹介させていただこう。私はデ・ザードというものだ。ダーク・セブンスターズのメンバーとして、冥府より呼びだされた。君たちに挑ませてもらうよ」

「ダーク・セブンスターズ? 何者なの?」

「ダルク・ウェイトリィ。君とシグナーを倒すために結成された決闘者集団といえよう。私以外にも曲者はそろってはいるが、他のメンバーに出番はないであろうな」

「死者を蘇らせたのも、あなたの仕業?」

「そう。怨念を抱いて現世をさまよっていた亡者どもだ。冥府に帰すには、デュエルをさせる必要がある。ゆえに利用させてもらった。亡くなった息子に逢いたがっていた亡霊もいたが、愚かなことだ。黄泉世界に希望など存在しない」

「俺たちを冥府に引きずりこむ気なの?」

「安心するがいい。セーラ・ピースリーには手出しをしない。その嬢さんを守りたいのであろう? 女性に手をかけるのも抵抗がある。決闘者として、君を再起不能にさせるだけだ」

「そうはいかない! ファラオを倒すためにも、ここで負けるわけにいかないんだ!」

「いい表情で吼えてくる。勇敢な少年だ。契約とはいえ、精神破壊してしまうのは勿体ない」

 少年!? そう呼ばれたのは初めてだから、言葉がつまってしまう。どこも姿は変わっていないのに。いやいや、そんなことに煩わされている場合じゃない。相手が再起不能にしてくるつもりなら、ボクは堂々と迎えうつまでだ。首を傾げながらも、ずいっと鬼柳が身を乗りだした。

「面白そうな爺さんじゃねぇか。俺もデュエルさせてもらうぜ!」

「君こそ、興味深い男じゃないか。つねづね満足とほざいているそうだが、若造ごときが唱えるには早すぎる。君はシグナーでないから、敗北しても潰しはしない。2人がかりで来なさい。ただし、私は禁止カードを1枚だけ使わしてもらう。この条件でどうだ?」

「変則タッグというやつか。ロットン戦以来だな。満足させてもらおうじゃねぇか! いくぞ、ダルク!」

「う、うん!」

 チーム同士であるならば、互いの墓地カードも利用できる。2人がかりなら有利だけど、相手は禁止カードを使用できる。どんなカードを使うのだろうか? 鬼柳はテンション高いけど、ボクたちのデッキ相性は良くない。デ・ザードが黄金ディスクを装着しだした。

 《大神官デ・ザード》というモンスターがあったはずだ。不死になるため、禁呪に手を染めたというネクロマンサー。彼は精霊なのだろうか? それとも、ボクやアウスのように名前を借りているだけだろうか? 気配から後者のように感じられるけど。D・ナポレオンを抱えこんだアウスが下がっていく。グロテスクな蜘蛛が、かさかさと近づいてきた。

「偵察行為など無駄に終るだけだ。では、始めようではないか」



『デュエル!』  『ディアハ!』



【1ターン目:デ・ザード】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:鬼柳】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
デ・ザード:モンスター1体が裏側守備表示でセットされている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺から始めさせてもらうぜ。ドロー。手札は3枚以上ある。魔法カード《無の煉獄》を発動。デッキからカード1枚をドローする。エンドフェイズに手札全てを捨てる」

「《インフェルニティ・ビースト:攻撃力1600・Lv3》を召喚し、裏守備モンスターに攻撃する」

 ハンドレスでないから、《インフェルニティ・ビースト》のモンスター効果は発揮できない。猟犬が霧中を駆けていき、相手モンスターへと跳びかかった。《ピラミッド・タートル:守備力1400・Lv4》に噛みついて、そのまま粉砕する。

「《ピラミッド・タートル》が戦闘で破壊されたことにより、デッキから《ジャイアントマミー:攻撃力1700・Lv5》を特殊召喚する」

「カード2枚をセットして、ターンエンド。手札全てを捨てる」

 守備力2000ポイントのアンデットモンスター。巨体のミイラマンが、街灯により照らしだされる。鬼柳の墓地に《インフェルニティ・ジェネラル》が落ちた。そこから除外すれば、2体ものモンスターを展開できる。相手もチェックしているようだ。甘く考えてはいけない。



【3ターン目:デ・ザード】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
デ・ザード:《ジャイアントマミー:攻撃力1700・Lv5》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

鬼柳:《インフェルニティ・ビースト:攻撃力1600・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。禁止カードを使わせてもらうよ。永続魔法《生還の宝札》を発動。モンスターを墓地から特殊召喚させるたびに、デッキからカード1枚をドローする」

「魔法カード《生者の書-禁断の呪術-》を発動。墓地からアンデット族である《ピラミッド・タートル:攻撃力1200・Lv4》を蘇らせる。そして、相手墓地から《インフェルニティ・ジェネラル》を除外する。《生還の宝札》により1枚ドロー」

「魔法カード《強制転移》を発動。互いのモンスターを入替える」

 《インフェルニティ・ジェネラル》の魂を生贄として、《ピラミッド・タートル》が復活した。それだけじゃない。《ピラミッド・タートル》を送りつけ、《インフェルニティ・ビースト》を奪おうとしている。《ピラミッド・タートル》が戦闘破壊されれば、新たなるゾンビが特殊召喚される。デ・ザードは隙のないコンボを展開していく。心配はいらない。鬼柳は強いから。

「罠カード《インフェルニティ・ブレイク》を発動。墓地から《インフェルニティ・ナイト》を除外して、《ピラミッド・タートル》を破壊する。これで《強制転移》も無駄になる」

「それぐらいで得意顔になられても困る。カウンター罠《ツタン仮面》を発動。《ピラミッド・タートル》を対象とするトラップを無効にして破壊する」

 エジプト風味の仮面が《ピラミッド・タートル》を庇い、破壊衝撃をかき消した。そのまま、《ピラミッド・タートル》は鬼柳のフィールドへと歩いていく。同時に、《インフェルニティ・ビースト》が相手フィールドへと引寄せられていった。

「フィールドにアンデット族モンスターが存在することにより、魔法カード《禁呪の始まり》を発動。《インフェルニティ・ビースト》をリリースして、デッキから《大神官デ・ザード:攻撃力2300・Lv6》を特殊召喚する。この方法により呼ばれたモンスターは、攻守が入替わる」

「《大神官デ・ザード》で《ピラミッド・タートル》を攻撃する」

 デ・ザード自身がモンスターゾーンへと歩みだした。手をかざすと、怨霊の群れが湧きあがる。軍隊蟻のように《ピラミッド・タートル》を喰らった。1100ポイントの戦闘ダメージを受けて、鬼柳のライフは2900ポイントにまで侵食されていく。

「《ピラミッド・タートル》が戦闘で破壊されたことにより、デッキから《さまようミイラ:攻撃力1500・Lv4》を特殊召喚する。2体のモンスターでダイレクト・アタック!」

「永続罠《デッキガード》を発動。バトルダメージを0にして、デッキのカード2枚を墓地に送る」

 《ジャイアントマミー》が振りおろした鉄槌は、《デッキガード》により弾きかえされた。ゆらゆらと迫ってくる《さまようミイラ》までは止められない。鬼柳が噛みつかれた。悲鳴が濃霧を揺らしていく。ライフは1400ポイントにまで削られた。

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。モンスター効果により、《ジャイアントマミー》と《さまようミイラ》を裏側守備表示にする。《さまようミイラ》が伏せられたことにより、セットモンスターの位置を並べかえる。ターンエンドだ」

 デ・ザードの全身が青黒くなっている。戦闘破壊という儀式により、不死者へと近づいているのだろうか。魔法と罠カードの対象にできなくなった。そのフィールドは暗黒瘴気に包まれていき、のっそりとミイラたちが徘徊している。裏守備モンスターを特定できなくなった。



【4ターン目:ダルク】LP1400、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
デ・ザード:《大神官デ・ザード:攻撃力2300・Lv6》が攻撃表示。永続魔法《生還の宝札》を発動中。モンスター3体が裏側守備表示でセットされている。

ダルク:永続罠《デッキガード》が発動中。


「俺のターン、ドロー。《アルパカマン・ブラウン:攻撃力1900・Lv4》を召喚」

 デ・ザードは攻撃表示で通常召喚せずに、メインフェイズ2でセットした。伏せカードへの警戒心によるものだろうか? リバース・モンスターという線もある。攻撃したいけど、うかつに《ジャイアントマミー》に当たるのは不味い。とはいえ、手札は《クリボー》ばかり。《アルパカマン・ブラウン》で戦闘破壊できれば、デッキから《アルパカ・ガール》を呼びだせる。《キング・アルパカ》のシンクロ召喚に成功すれば、《大神官デ・ザード》も恐れずだ。

「成功確率は3分の2! 《アルパカマン・ブラウン》で裏守備モンスターを攻撃するよ」

 スキンヘッドの着ぐるみが猛ダッシュ。瘴気へと突っこんでいく。鉄槌が振りかざされ、《アルパカマン・ブラウン》を殴りつける。ぐしゃりという痛々しい打音。サングラスが割れて、《アルパカマン・ブラウン》はアスファルトに叩きつけられた。そんな……。

「《ジャイアントマミー》は守備力2000ポイント。《アルパカマン・ブラウン》の攻撃力を超えている。《ジャイアントマミー》のモンスター効果により、《アルパカマン・ブラウン》を破壊させてもらう。怯まずに挑んできたはいいが、運が悪かったようだな」

 悪戯小僧のように、デ・ザードが笑った。ゾンビ色が混ざっているせいか、不気味な印象を受けてしまう。100ポイントの戦闘ダメージを受けて、残りライフは1300ポイント。これがダーク・セブンスターズの実力なのか。2人がかりでも苦戦してしまうなんて。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」





【エピソード5-D・セブンスターズ・その5】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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