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CROSS-82 ライディング試験開始! ダルクVS牛尾!?

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 ダルク・ウェイトリィのライディング・デュエル披露です。

 布に巻きつかれる感触が、あまり好きでない。それゆえに、普段から薄着で過ごしている。そんなボクにとって、ライダースーツは着慣れないものだ。ピンクとホワイトを基調としたデザインで、背中にハネクリボーが描かれている。ピッチリとして息苦しい。きちんとヘルメットも装着しなければいけない。ライディングのルールだから仕方ないね。

 遊星さんは厳しく指導してくる。コーナーを綺麗に攻められなくて、何度も怒鳴られた。あぁ、もう五月蝿いなっ! 自分から特訓を頼んだのに、イラッときてしまう。すぐに抑えこんで、遊星さんに従っていく。アキさんに愚痴を零すと、くすくすと笑われた。遊星さんは一生懸命に教えてくれて、練習後は感謝の気持ちでいっぱいになる。正姿勢を身につけるだけで苦難のロード。憧れの背中に追いつくには、まだまだ遠いんだね。

 アトラク=ナクアとのデュエルから6日が経過した。その間にもダーク・セブンスターズは襲ってこず、ライディング資格を得るために頑張っている。ペーパーテストは突破できて、実技試験を残すのみだ。ライディング・コースでは、免許希望者たちが練習に励んでいる。観察しながら、どうすれば上達できるか考察していく。遊星さんと真剣な疾走決闘をしたいなぁ。

「よぉっ。ダルクちゃん、頑張ってるじゃないか」

「あっ! 牛尾さん、こんにちわ」

 挨拶を返しながら、ベンチ隣りに座りこんできた。がっしり体格で、はわわっと見上げてしまう。ジュースをくれたりして、とても心優しいオジさんだね。そう言うと、ポリスさんたちは首を振りまくる。女の子だから親切にしてくれるんだよ。そんな返事が投げかえされた。そうだろうか?

「ダルクちゃん、凄いなぁ。アトラク=ナクアだったか。クロウと協力して、化物蜘蛛を倒したんだってな。デュエルの実力もあるらしいが、あの妖怪は迫力がありすぎる。睨まれただけで、すくんでしまうデュエリストも多かったらしいぜ」

「たしかに、すっごく大きかったね。乱暴者だったけど、デュエルを心から楽しんでいた。アイツは強くなるタイプだよ。次挑まれたときは、気合を入れないと負けるかもしれない」

「負けねぇよ。すでに気合入りまくっているからな」

 牛尾がD・ナポレオンを抱えて、突きだした。嫌がるダークネスを眺めながら、ハネクリボーが苦笑している。4人ものダーク・セブンスターズが襲ってきた。死霊使いの大神官デ・ザード。闇精霊の魔王ブロン。吸血鬼カミューラ。旧支配者アトラク=ナクア。どれもが強壮なるデュエリストであった。こんなレベルの決闘者が、まだ3人も控えているのか。

「光の結社について話題になっている。教祖ライトニングは、いかにも胡散臭い。絶対に何かを企んでいやがる。今のところは見張るので精一杯だがな。法律的な問題を起こしていない」

「マスコミも取りこまれているのかな。好意的に報道しているところも多いね。ボクのいた故郷も【星の知恵派教会】が支配しているけど、似たような臭いがしてくるよ。ボランティア活動も始めたし。アキさんのパパも苦戦しているみたい」

「信教の自由は保証されているからなぁ。あいたたっ!」

 D・ナポレオンが牛尾に噛みついて、どこかに飛んでいった。弄りすぎたのだろう。バッグから消毒液を取りだして、指先を殺菌していった。絆創膏を巻いておく。ルアたちが怪我をするので用意しておいたけど、こんなところで役立つとは。

「ありがとよ。しかし……この絆創膏は、ちょいと恥ずかしいぜ。ピケルが描かれているからな」

「ピケルちゃんは回復の象徴なんだよ。治るまで、剥がしちゃ駄目だからね」

 息を吐いて、視線をクリボー号に送った。アウスがしっかりと整備してくれている。彼女のおかげで、D・ホィールに対する愛着が倍増しになっていく。こういう真剣な眼差しが、昔から大好きだったんだ。遊星さんが近づいてアドバイスをしている。技術者同士で仲良しさんだ。でも、距離が近すぎるよ。とりゃーっと駆けていって、2人の間に割りこんだ。



 晴れやかな試験日。チーム・ラグナロクも来ているようだ。遊星さんが紹介してくれて、ちょこっと挨拶を交わした。不思議な瞳を輝かせながら、ボクを眺めてくる。北欧神を使いこなす実力者であり、WRGPでは遊星さんと激闘を繰りひろげたようだ。戦ってみたいなぁ。

「手札から《手錠龍》、《サーチ・ストライカー》、《チェイス・スカッド》を墓地に送り、《モンタージュ・ドラゴン:攻撃力3600・Lv8》を特殊召喚! コストにしたモンスターのレベル合計×200ポイントが、このカードのパワーとなる。オラ! オラッ! 《スクラップ・ハンター》を攻撃するぜ!」

 3本もの頭部を突きだして、巨竜がトリプル・ブレスを吹きつけた。攻撃対象モンスターが、バラバラのスクラップへと爆散させられる。青年が悲鳴をあげて、ライフ0ポイントにまで転落させられていく。牛尾さんを恐がっては不合格だ。口笛が飛んできた。

「牛尾というやつ、容赦がないよな。あれじゃあ、合格者が出ないんじゃないか?」

 そう笑ったのはブレイブだ。ちらりと視線を掠らせてきた。ボクだって受験者なのに。そんなことを言われちゃうと、闘志が燃えあがってくる。ドラガンが苦笑しながら、前方を見すえていた。

「俺が合格するからねっ!」

 そう叫んで、勢いよく立ちあがった。次はボクの順番だ。再びの口笛。遊星さんと拳をぶつけあい、ライディング・コースへと跳びだした。いい感じで衝撃が残っているよ。合格できたら、感謝の気持ちをたっぷりと伝えよう。D・ナポレオンを抱きながら、アウスも見守ってくれているんだ。牛尾さんとの真剣ライディングに勝つからね。

『ファイトなのですよ。お兄ちゃん!』

 アルマも声援を送ってくれた。緊張に武者震いが上乗せしてくる。牛尾は3人相手に連戦連勝をしている。実力は相当なものだ。クリボー号にまたがって、グリップを握りこんだ。微風が顔面をさすってくる。どこまでも広大なコースが続いており、かすかな眩暈が迷いこんできた。

「鬼試験官の牛尾として、ガチでぶつからせてもらう。俺に勝てなければ、とてもじゃないが遊星に追いつけないぜ。容赦しないから覚悟しとけよ!」

「はいっ。お願いします」

 挨拶を響かせた。いつもは温厚な表情を向けてくるが、オーガのような厳しさを浮かべている。遊星さんと疾走決闘を繰りかえした牛尾哲。両頬を叩いて、気合とエンジンを振るわせた。オートパイロットでないので、デュエルしながら、D・ホィールを操らなければいけない。



『デュエル!』



【1ターン目:牛尾】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

 オラッ! 開始直後に肩をぶつからせてきた。迫ってきた巨体に反応して、D・ホィールを左側に傾ける。何とか避けられたけど、大きく出遅れてしまった。ファースト・コーナーを先取したプレイヤーが先攻権利を奪える。油断しないように注意しなければ。

「俺の先攻、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード3枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
牛尾:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。

スピード・カウンター:牛尾&ダルク+1


「俺のターン、ドロー。《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》を召喚。この召喚により、デッキから《ハネクリボー:守備力200・Lv1》を特殊召喚するよ。カード2枚をセットして、ターンエンド」

「何だぁ? 守備で固めてきたか。罠カード《トゥルース・リインフォース》を発動。デッキからレベル2以下の戦士族モンスター《ジュッテ・ナイト:攻撃力700・Lv2・チューナー》を特殊召喚するぜ!」

 牛尾さんの背中を追いかけながら、戦略を練っていく。両脚できっちり挟んで、D・ホィールと一体化している。遊星さんに叩きこまれた姿勢で、最速のコースを選択していく。マシンの高性能さを実感できて、アウスへの感謝がこみあげてくる。《マジクリボー》と《ハネクリボー》が、並んで高速飛行している。試験中だけど、最高に気持ちがいいよ。



【3ターン目:牛尾】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
牛尾:《ジュッテ・ナイト:攻撃力700・Lv2・チューナー》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ダルク:《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》が攻撃表示。《ハネクリボー:守備力200・Lv1》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

スピード・カウンター:牛尾&ダルク+2


「俺のターン、ドロー。《Sp-エンジェル・バトン》を発動。デッキからカード2枚をドローして、手札から《ヘルウェイ・パトロール》を墓地に送る。永続罠《D・ブースター》を発動。モンスターの表示形式が変更されるたびに、スピード・カウンター1つを乗せていく」

 ルアが使用している加速装置だ。一気にスピード・カウンターを稼ぐのだろう。《スピード・ワールド》によりスピード・カウンターを増やせずに、その恩恵も受けられなくなる。それでも、デメリット克服効果を内蔵しているようだけど。

「《サムライソード・バロン:攻撃力1600・Lv4》を召喚。モンスター効果を発動。《マジクリボー:守備力200》を守備表示に変更する。《ジュッテ・ナイト》のモンスター効果により、《ハネクリボー:攻撃力300》を攻撃表示にさせるぜ!」

 ジャパニーズ・サムライ2体が得物を振りおろして、衝撃波を走らせた。《クリボー》たちが舞いあげられて、路上へと打ちすえられる。《D・ブースター》により、相手スピード・カウンターは4つにまで上昇した。チューナーがいるんだ。このままで終るはずがない。

「レベル4《サムライソード・バロン》に、レベル2《ジュッテ・ナイト》をチューニング!」

「秩序と法の守護者よ! 世を乱す悪を縛り、弱者を守っていこうぜ! シンクロ召喚! 《ゴヨウ・ガーディアン:攻撃力2800・Lv6》!」

 ジャパニーズ・カブキだ! 紐付きの十手を、ぶんぶんと振りまわしている。

「これで終ると思うなよ。《ヘル・セキュリティ:攻撃力100・Lv1・チューナー》を反転召喚する。墓地から《ヘルウェイ・パトロール》を除外して、手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター《ヘルウェイ・パトロール:攻撃力1700・Lv4》を特殊召喚!」

 《ヘル・セキュリティ》の表示形式チェンジにより、牛尾のスピード・カウンターは5つまで増加した。戦闘破壊しても、レベル1の悪魔族モンスターを特殊召喚できるようだ。

「レベル4《ヘルウェイ・パトロール》に、レベル1《ヘル・セキュリティ》をチューニング! シンクロ召喚! 《ヘル・ツイン・コップ:攻撃力2200・Lv5》!」

 双頭のデビル・ライダーが、巨大バイクを着地させた。牛尾と並んで疾走している。

「《ゴヨウ・ガーディアン》で《ハネクリボー》を攻撃する」

「手札から《フリーズ・クリボー》を捨て、モンスター同士のバトルで発生するダメージを0にするよ。さらに、《ヘル・ツイン・コップ》を守備表示に固まらせる」

 《ゴヨウ・ガーディアン》が、ぐるりと振りかえった。おっかない化粧顔で笑っている。太腕を曲げて、《ハネクリボー》に突撃していった。ラリアットを喰らわせる気なのだろう。クリーン! 《フリーズ・クリボー》が身を呈して、豪腕を受けとめる。吹雪を吐きだして、《ヘル・ツイン・コップ》をカチカチに凍らせた。氷に包まれたまま、《ヘル・ツイン・コップ》が疾駆していく。表示形式を変更させたので、相手スピード・カウンターは6つまでに伸びていった。

「《ゴヨウ・ガーディアン》が戦闘破壊した《ハネクリボー:守備力200・Lv1》は、俺のフィールドに特殊召喚される。貰っていくぜ! 御用だ!」

 クリクリー! 捕縛された《ハネクリボー》を、カブキ・ポリスが引寄せていく。

「スピード・カウンターは4つ以上ある。《Sp-ソニック・バスター》を発動。《ゴヨウ・ガーディアン》の攻撃力の半分1400ポイントのダメージを与える」

「不当逮捕だよっ! 自分スピード・カウンターが相手よりも少ないから、罠カード《スリップ・ストリーム》を発動。次の自分スタンバイフェイズに、スピード・カウンターは相手と同じになる。それだけじゃないよ。手札から《虹クリボー》を捨て、自分ライフを1200ポイント回復するね」

 クリーッ! 《虹クリボー》が甘えこんでくる。事故るから、あ、あまり全身をすりつけないでっ! 《Sp-ソニック・バスター》によりライフを2600ポイントにまで減らされたけど、3800ポイントまでに回復できた。ボクのD・ホィールがキラキラ・レインボーを引いていく。ありがとう、相棒たち。抱きついてくる《虹クリボー》を、《フリーズ・クリボー》がクールに引張っていった。

「《D・ブースター》を墓地に送る。このターン、カード効果により3回以上の表示形式変更をしている。デッキからカード2枚をドローする。カード1枚をセットして、ターンエンド」

「《フリーズ・クリボー》の冷凍効果が仇になったみたい。でも、使わないと危なかった。罠カード《クリボー・リカバリー》を発動。このターンに《クリボー》2体を捨てたから、デッキからカード3枚をドローするよ。きっちりと、手札回復しておくからね」

「教えといてやるよ。あまり強欲すぎると、痛い目に遭うんだぜ。永続罠《グリード》を発動。カード効果でドローしたプレイヤーは、1枚につき500ポイント、エンドフェイズにダメージを受ける。3枚もドローしたんだ。1500ポイントのダメージを受けてもらう!」

 自分だって、引きまくっているのに。発動前にドローした分はカウントされないようだ。キャンディーにチョコレート。お菓子がたくさん飛んできて、ボクにぶつかってくる。がくっ、がくとD・ホィールが押されていく。ライフを2300ポイントにまで削られた。牛尾の背中が小さくなっている。態勢を立てなおさないと、どんどん距離を広げられていくよ。遊星さんに教えてもらったテクニックを、身体に思いださせる。《マジクリボー》と並んで、加速を高めていった。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その16】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

《グリード》とは、色んな意味で皮肉が利いたカードだね。牛尾は過去の教訓を生かしたというか。ダルクの対処としてはシンプルながらかなり効果的。確かに牛尾の使うモンスターにはD・ブースターを効率的に使えるカードも多かったりと良く考えられている。
そういえばダルクは痛覚はないけど痛覚になる前の一定以下の感触は分かるんだよね。例えば火に近づけば熱いまでは分かるが焼かれると感覚が振り切れて痛いは分からないという。忘れそうな設定だったから確認しておくけど

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 《グリード》のイラストって、原作1話を古代エジプト風味にしたものですね。牛尾さんに使わせてみました。ドローしまくるプレイヤーに効く永続罠です。

 ダルクの無痛覚設定はしっかりと覚えています。私が忘れちゃいけませんし。「辛いというのが、よく分からない」とか、どこかに入れたりしました。辛味は痛みから来るらしいですし。

 無痛覚症状も色々あり、触覚そのものがなく、お湯が温かいという感覚が分からないという方もおられるようです。ダルクは温かみあたりなら感じられます。寝ている間に舌を噛みきったりと、調べてみると、大変な状態と感じました。 「空の境界」でも無痛覚の少女が出ていましたね。その辺も参考にしてみました。
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