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CROSS-83 ダルク! アクセラレーション! 

遊戯王5D's SOUND DUEL 01遊戯王5D's SOUND DUEL 01
(2008/11/12)
TVサントラ、Kra 他

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 モンスターとの絆も大切だと思われ。道具じゃないから。

 牛尾さんの背中が、はるか前方を駆けぬけている。ポリスとしてD・ホィールを走らせてきたんだ。蓄積されてきた技術に、見惚れてしまいそうになる。最高ラインでコーナーを攻めて、試験コースを突っぱしっていく。アウスが整備してくれたクリボー号は、とてつもなく速い。彼女がいなければ、追走すらもできないだろう。遊星さんから叩きこまれた基礎姿勢を維持しながら、追いつくために風と一体化していく。気持ちいい。



【4ターン目:ダルク】LP2300、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
牛尾:《ゴヨウ・ガーディアン:攻撃力2800・Lv6》が攻撃表示。《ヘル・ツイン・コップ:守備力1800・Lv5》&《ハネクリボー:守備力200・Lv1》が守備表示。永続罠《グリード》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《マジクリボー:守備力200・Lv1》が守備表示。

スピード・カウンター:牛尾+7 ダルク+3


「俺のターン、ドロー。さっきのターンで《スリップ・ストリーム》を発動した。自分スピード・カウンターは、牛尾さんと同じになるよ。スピード・カウンターは7つある。《Sp-ハイスピード・クラッシュ》を発動。《マジクリボー》と《ゴヨウ・ガーディアン》を破壊する」

「カウンター罠《魔宮の賄賂》を発動。そのマジックを無効にして、破壊する。その代わりに、相手はデッキからカード1枚をドローできるんだぜ!」

 疾走決闘中では、スピード・カウンターにより加速を高められる。牛尾の背中が、少しずつ大きくなってくる。《魔宮の賄賂》で効果無効にしただけでなく、故意にドローさせたのか。《グリード》による500ポイントのダメージは確定した。

「警官が賄賂をしちゃけないんだよ。スピード・カウンターは4つ以上ある。《Sp-ダッシュ・ビルファー》を発動。相手フィールドから表側守備表示モンスターのコントロールを得る。不当逮捕された《ハネクリボー》を返してもらうからね!」

 クリクリー! 《ゴヨウ・ガーディアン》に拘束されていた《ハネクリボー》が解放された。《マジクリボー》と抱きあって喜びあう。《Sp-ダッシュ・ビルファー》では、エンドフェイズまでという仮釈放なんだ。戻ってしまうと厄介だから、リリース素材になってもらうよ。

「《ハネクリボー》をリリースして、《デブアルパカ:攻撃力2400・Lv5》をアドバンス召喚。《Sp-スピード・エナジー》を発動。自分スピード・カウンター1つにつき、攻撃力が200ポイントアップする。《ゴヨウ・ガーディアン》にアタック!」

 太りすぎたアルパカが、猛スピードで駆けていく。《ゴヨウ・ガーディアン》が紐付き十手を投げつけてくるも、かわしてタックル。《ゴヨウ・ガーディアン》は路上へと叩きつけられた。ゴロゴロと転がっていき、ソリッドヴィジョンが砕けちる。エンドフェイズまで、攻撃力3800ポイントにまで上昇しているんだ。相手ライフを3000ポイントにまで減らせた。

「どんどん、攻めていくからねっ。スピード・カウンターは3つ以上ある。《Sp-スピード・ストーム》を発動。1000ポイントのダメージを与えるよ」

 衝撃嵐が背後から襲いかかる。ライフを2000ポイントにまで削った。連続するダメージに、牛尾のD・ホィールがぐらりと揺れだした。その隙を見逃さない。追越そうと直線を飛ばしたけど、持ちなおしてしまった。それでも、牛尾の背中に近づけたんだ。スピード・カウンター3つを消費すれば、自分スタンバイフェイズに《Sp-スピード・ストーム》を回収できる。

「勝利は近づいたね。カード1枚をセットして、ターンエンド」

「やるじゃないか! だが賄賂を送られた共犯者だ。《グリード》を忘れるなよ!」

 またまた、お菓子が雨のように吹きつけてきた。キャンディにチョコレート。もう、ダメージに惑わされない。できるだけ揺さぶられないように、気合を集中だ。ライフは1800ポイントにまで打ちすえられた。要注意しないといけない。青空では、すじ雲が泳いでいる。



【5ターン目:牛尾】LP2000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
牛尾:《ヘル・ツイン・コップ:守備力1800・Lv5》が守備表示。永続罠《グリード》が発動中。

ダルク:《デブアルパカ:攻撃力2400・Lv5》が攻撃表示。《マジクリボー:守備力200・Lv1》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

スピード・カウンター:牛尾+8 ダルク+8


「大人しそうな嬢ちゃんに見えて、ずいぶんとお転婆娘じゃねぇか。俺のターン、ドロー。《ヘル・ツイン・コップ:攻撃力2200》を攻撃表示に起きあがらせる」

「スピード・カウンターは6つある。《Sp-パワー・バトン》を発動。デッキから《ガサイレ・ドッグ:攻撃力1900・Lv4》を墓地に送り、そのパワーをダメージステップ時に《ヘル・ツイン・コップ》へと注入させる。ただし、次のドローフェイズにカードを引けなくなるがな」

「《スピード・ワールド2》の効果を発動。スピード・カウンター7つを取りのぞいて、デッキからカード1枚をドローする。いいカードを引けたぜ。墓地から《ヘルウェイ・パトロール》を除外して、手札から《ヘルウェイ・パトロール:攻撃力1700・Lv4》を特殊召喚する」

「《ヘルウェイ・パトロール》をリリースして、《光帝クライス:攻撃力2400・Lv6》をアドバンス召喚! このアドバンス召喚により、《マジクリボー》とセットカードを破壊する。これで、あんたはカード2枚をドローできる。さぁ、どうする!?」

 戦闘ダメージを発生させない《マジクリボー》を狙ってきたか。光輝している《光帝クライス》が、聖光を撃ちだした。伏せてあった罠カード《ジャスティブレイク》も飲まれていく。フィールドに残されたのは、《デブアルパカ》のみだ。《グリード》によるダメージ倍増だけど、手札を増やすしかない。ハンドルさばきに注意しながらも、デッキからカード2枚をドローした。

「ふははっ! ダメージ覚悟で引くしかないようだな。墓地から《ガサイレ・ドッグ》を除外して、モンスター効果を発動。相手墓地からマジックかトラップを3枚まで除外する。《Sp-スピード・ストーム》を含めて、きっちり没収させてもらぜ」

 警察犬が跳躍してきて、《Sp-スピード・ストーム》などを咥えていった。スタンバイフェイズに回収して、さらなるダメージを狙っていたのに。《Sp-パワー・バトン》を防御にまでつなげたのか。《光帝クライス》が気分悪そうにフラフラ飛行をしている。酔っているようだ。

「《光帝クライス》は召喚したターンには攻撃できない。《ヘル・ツイン・コップ:攻撃力4100》でアタック! このカードが相手モンスターを戦闘で墓地に送ったとき、800ポイントのパワーアップをさせて追加攻撃ができる。上手いこと、《クリボー》が手札に来てくれたか?」

「ボクが信じているデッキなんだ。相棒たちは、しっかりと応えてくれるよ。手札から《クリボー》と《エンジェリック・クリボー》を捨て、バトルダメージを0にする」

 墓地から《フリーズ・クリボー》をデッキに戻したうえでの、《エンジェリック・クリボー》のモンスター効果発動。《ヘル・ツイン・コップ》がコースを逆行して、バイクごとハイジャンプ。《デブクリボー》を踏みつぶして、双頭デビルが高笑いをした。そのまま、ボクへと横体当たり。2体の《クリボー》が衝撃を消してくれる。D・ホィールをぶらさない。牛尾を追越すために、走りあげる。

「ターンエンド。《エンジェリック・クリボー》が発動したエンドフェイズに、1枚ドローするんだろう? さぁ、遠慮なく引けよ。このターンで3枚もドローしたんだ。《グリード》により、1500ポイントのダメージを受けてもらうぜ」

 カカカッ。お菓子の飴嵐が、D・ホィールを叩いてくる。自分ライフは300ポイントにまで押されていく。カーブ際に、最速切りをできなかった。牛尾だって1枚ドローしているので、ライフを1500ポイントにまで減らされたようだ。向こうは札束攻撃を受けている。



【6ターン目:ダルク】LP300、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
牛尾:《ヘル・ツイン・コップ:攻撃力2200・Lv5》&《光帝クライス:攻撃力2400・Lv6》が攻撃表示。永続罠《グリード》が発動中。

ダルク:無し。

スピード・カウンター:牛尾+2 ダルク+9


「俺のターン、ドロー。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 心臓がバクバクと沸騰してしまいそうだ。スピード・カウンターは充分に溜まっているけど、ドロー効果を使用できない。《グリード》は厄介すぎる。直線コースを疾駆しながら、敗北への不安を流していく。遊星さんが特訓してくれた。アウスが整備してくれた。絶対に勝つからね。クリクリー! ハネクリボーが併走しながら、応援してくれる。



【7ターン目:牛尾】LP1500、ドローフェイズ後の手札0枚

(フィールド)
牛尾:《ヘル・ツイン・コップ:攻撃力2200・Lv5》&《光帝クライス:攻撃力2400・Lv6》が攻撃表示。永続罠《グリード》が発動中。

ダルク:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

スピード・カウンター:牛尾+3 ダルク+10


「どうやら、守備に徹するしかないようだな。俺のターン。《Sp-パワー・バトン》により、ドローはできない。モンスター2体でダイレクト・アタック!」

「罠カード《スケープ・アルパカ》を発動。《アルパカ・トークン:守備力0・Lv2》3体を守備表示で特殊召喚するよ。さらに、罠カード《ホーリーエルフの祝福》を発動。自分フィールドのモンスター1体につき、自分ライフを300ポイントだけ回復する」

 温光に包まれて、ライフが1200ポイントにまで回復していく。《光帝クライス》は酔いから醒めたようだ。そのまま2体がアタックをしてきて、《アルパカ・トークン》2体が潰された。1体のみが、隣りを走ってくれる。助かったけど、危険な状態には変わりない。

「どうしたぁ!? 腰が引けてるぞ! それじゃあ、遊星に追いつけねぇ! ターンエンドだっ」



【8ターン目:ダルク】LP1200、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
牛尾:《ヘル・ツイン・コップ:攻撃力2200・Lv5》&《光帝クライス:攻撃力2400・Lv6》が攻撃表示。永続罠《グリード》が発動中。

ダルク:《アルパカ・トークン:守備力0・Lv2》が守備表示。

スピード・カウンター:牛尾+4 ダルク+11


「俺のターン、ドロー。このカードに賭けるよ。スピード・カウンターは10以上ある。《Sp-ジ・エンド・オブ・ストーム》を発動。フィールドのモンスター全てを破壊する。その1体につき、コントローラーは300ポイントのダメージを受ける」

 黒竜巻がボクたちを包みこむ。モンスター全てが巻きあげられていく。《ヘル・ツイン・コップ》と《光帝クライス》を破壊され、牛尾のライフは900ポイントにまで削られた。さすがだ。姿勢を崩さずに、最速ラインを疾走している。高まるのは尊敬の気持ち。《アルパカ・トークン》を破壊されたので、ボクも300ポイントのダメージを受けてしまう。

「《スピード・ワールド2》の効果を発動。スピード・カウンター7つを取りのぞいて、デッキからカード1枚をドローするよ。やるしかないよね! 《Sp-エンジェル・バトン》を発動。2枚ドローして、手札の《ベビー・アルパカ》を墓地に送る」

「3枚ドローしたんだ。分かっているな? その1枚で逆転できないと、負けるぞ」

「大丈夫。デッキはボクに応えてくれた。だからこそ、友達に勝利を捧げるんだ! 《アルパカ・ガール:攻撃力1200・Lv3・チューナー》を召喚。ダイレクト・アタック!」

 メイド衣装の魔法少女が、クルリンパと現れた。視線が交差すると、心強さが伝わってくる。頼りにしているよ、相棒! 《アルパカ・ガール》がステッキを振りかざし、キラキラ・スターズを相手に叩きつける。その衝撃により、牛尾が減速していく。真後ろへと近づけた。ちょっとしたスリップストリーム。1200ポイントものダメージを受け、相手ライフが0ポイントへと落下していく。ハンドルを曲げて、アクセルを踏みこんだ。追いぬく瞬間、牛尾さんは悔しさを噛みしめていた。



 試験デュエルは終ったけど、すぐにはブレーキを踏みこめない。スピードの爽快さに、勝利が加わって、どうしようもなく気持ちいいんだ。醒めてから、何とか減速をできた。ヘルメットを脱いで、青空を見上げる。はぁわっ! 背後から頭を、わっしゃわしゃと撫でられた。

「いい走りっぷりだったぜ。合格だ。この調子で頑張れよ」

「牛尾さん。ありがとうございます」

 心から礼をした。ぽんと、肩に右手を置かれた。《アルパカ・ガール》と《ハネクリボー》が笑顔を注いでくれる。アウスと遊星さんに勝利報告をしたい。観戦席へと視線を向けた。

『光の結社は動きだした。君の愛が試されるんだよ』

 えっ!? 女性らしき声が、脳内へと響いてくる。アウスの背後空間が裂けだして、そこから幾本もの怪腕が伸びてきた。急いで駆けつけようとしたけど、全身を拘束されたアウスが引きこまれていく。次元の裂目は、すぐにも閉じてしまった。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その17】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

ノリノリだね。様々なSPスペルの応酬がとても見ごたえあった。ジ・エンド・オブ・ストームを使えるまで凌ぎ切ったあたりも評価できる。牛尾との掛け合いが割と楽しい。終始グリードを生かした緊張感があったのもよろしい。こういうジリジリと緊張感を煽る戦略からの駆け引きは見応えがある。
ライディングも最適かつ加筆過ぎない描写で分かりやすい。ファーストライディングとしては十分な出来だった。
アトラク=ナクアだけどさ、地底のアラクネを使わせる? シンクロに改定したOCG仕様なら確かに闇属性昆虫チューナーだけ作ればいいから出しやすいけど、それはそれで寂しいしダークシンクロのまま活用して欲しいような。というよりいずれかのキャラにダークシンクロは使わせる?

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 はい、書いている方もテンション高かったです。敵対していないかぎり、デュエル中の会話は大切ですね。ダルク、初めてのライディングですので、《Sp》を最大限に活かしました。そういえば、修正前に初めて書いたときは、加筆過剰でした。書きながら、どれぐらい描きこむか加減が分かってきました。

 蜘蛛だけあって、《地底のアラクネ》は考えています。OCGで考えていましたが、ダークシンクロはにした方がいいかな。今のところ、5D’S編でのダークシンクロは予定にないです。
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