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CROSS-84 さらわれたアウス! ドラガンVS光の使者

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 《N・アクア・ドルフィン》登場回に出てきた宇宙人と同類かな。デュエルはちょこっと。

 空間が裂けて、そこから怪腕が伸びてきた。アウスは連れていかれてしまい、何事もなかったかのように亀裂が閉じていった。ダルクは駆けつけ、周囲を手探りだす。手掛かりは残されていない。すぐにも、ノートパソコンを開きだした。ディスプレイには、いくつもの空間座標が映されている。絶望に崩れてしまいそうであった表情は、強く引締められている。

「アウスは通信装置を持っている。それがどの空間上に存在するか表示されるんだ。ワープしてくるとは驚いたけど、そこまで遠くには行っていない。シティ周辺の地図と照合してみるね」

「このあたりは、光の結社本部があるんじゃねぇか?」

 そう覗きこんできたのはクロウだ。ダルクが冷静さを失わないか心配するも、杞憂に終った。整備員たちが、クリボー号をチェックしてくれている。ダルクの指先が震えていた。相当量な動揺を抑えこんでいるのだろう。喚いたりするのは簡単だが、それでは何も解決しない。

「あいつらか……。心に直接、奇妙な声が流れこんできたんだ。光の結社が動きだしたって。奇妙な集団だと思っていたけど、まさかアウスをさらうなんてね。俺はここに乗りこむよ」

「俺もいく。俺たちにとっても、大切な仲間だからな」

「ありがとう、遊星さん。無事にアウスを助けだそうね」

 あぁ。遊星が返事をした。絶対に無理はしないで。そういう想いが、ダルクの言葉裏にこめられている。整備員に礼を言うと、クリボー号に乗りこんだ。遊星とクロウもD・ホィールにまたがる。話を聞いていた牛尾は、無線で連絡を取っていた。パトロールは光の結社を見張っているのだ。必死の形相を浮かべながら、牛尾が唾飛ばす。

「破滅の光が世界を浄化するだとっ? お前、何を言っているんだ!? お、おいっ!」

「……いつの間にか、部下たちまでが洗脳されていやがるぜ」

 呆然としていたが、すぐにも牛尾の表情が切りかわった。嘆息して、ダルクが進みだそうとする。周囲一体が急激に振動しはじめた。再び空間が裂けだす。そこから飛びだしてきたのは、機械的なフォルムをした何かだ。下半身に足はなく、浮遊している。

「ピピピッ。宇宙の破滅が成しとげられようとしている。そのためにも、イースの科学知識は絶対必要だ。増大するエントロピー。取り返されるわけにはいかない。大いなるビッグバン。ライトニングから与えられたフォースにより、貴様たちを進ませはしない」

 機械的な音声で、意味不明なセリフを述べていく。アウス奪還の邪魔をしようとしているようだ。その1体だけではない。空間が開いていき、次々と同類が降りかかってくる。試験者や整備員が逃げだす。ダルクがデュエル・ディスクを装着しようとするも、ドラガンが制した。

「ダルク・ウェイトリィ。ここは俺たちが止めておく。先に行くんだ」

「ありがとう。ドラガンさん」

 幼さが抜けきった双眸で、ダルクが感謝を印した。落ちついた声音をしている。ドラガンの睨みに慌てている隙をついて、遊星たちがエンジンを爆発させた。それらが追いかけようとするも、ハラルドとブレイブが立ちはだかった。その左腕には、デュエル・ディスクがはまっている。

「ピピピッ。極星神の力を与えられたチーム・ラグナロクか。我らの邪魔をするのなら、一足先に破滅させてやろう。偉大なるライトニング!」



『デュエル!』



【1ターン目:ドラガン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺のターン、ドロー。モンスター1体をセット。カード3枚をセットして、ターンエンド」

 八百長試合を迫られて、ドラガンは心曇っていた。ジャック・アトラスとの再戦を経て、その精神は晴れやかに輝いている。相棒たちを信じて、真剣決闘に挑む。



【2ターン目:光の宇宙人】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ドラガン:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「ピピピッ。私のターン、ドロー。《アルカナフォースⅥ-THE LOVERS:攻撃力1600・Lv4》を召喚。このカードの発動時に、正位置が逆位置かを決める」

 シャコン。シャコン。カードがゆっくりと回転しだす。機械的な宇宙天使? よくよく見れば、対戦相手は《アルカナフォース》と似通った容姿をしている。カードが止まった。

「正位置のようだ。魔法カード《二重召喚》を発動して、さらなる召喚を行う。《アルカナフォースⅥ-THE LOVERS》をリリースして、《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON:攻撃力2800・Lv7》をアドバンス召喚する。《アルカナフォースⅥ-THE LOVERS》の正位置効果により、1体で2体分のアドバンス素材となるのだ。ピピピッ! アタック!」

 下半身は金属触手の集合体となっている。不気味なデザインだ。効果は正位置。セットされている《極星獣ガルム:守備力1900・Lv4》へと、長腕を伸ばしてきた。真上から叩きつぶす。《極星獣ガルム》は戦闘相手を手札に戻せるものの、相手がレベル4以下のみに限定される。

「自分モンスターが戦闘破壊されたことにより、手札から《極星獣タングニョースト:守備力1100・Lv3》を特殊召喚する。さらに、罠カード《極星宝レーヴァティン》を発動。戦闘破壊をした《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》を破壊する」

 飛来してきた光剣が、《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》を貫いていく。木端微塵に吹きとんだ。対戦相手は感情がないという印象があったが、そうでもないようだ。さきほどのダルク以上に、怒りと動揺を表わしている。

「ピピピッ! カード2枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:ドラガン】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ドラガン:《極星獣タングニョースト:守備力1100・Lv3》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

光の宇宙人:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《極星獣タングニョースト:攻撃力800・Lv3》を攻撃表示に変更して、モンスター効果を発動。デッキから《極星獣タングリスニ:守備力800・Lv3》を守備表示で特殊召喚する。《極星獣タングニョースト》でダイレクト・アタック!」

 黒羊が突進するも、《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》のダークボディが立ちあがった。無機質な両目で、《極星獣タングニョースト》をじっと見下ろしている。

「永続罠《リビングデッドの呼び声》により、《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON:攻撃力2800・Lv7》を特殊召喚した。効果は正位置だ」

「復活したか。カード2枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:光の宇宙人】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ドラガン:《極星獣タングニョースト:攻撃力800・Lv3》が攻撃表示。《極星獣タングリスニ:守備力800・Lv3》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード4枚をセットしている。

光の宇宙人:永続罠《リビングデッドの呼び声》により特殊召喚された《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON:攻撃力2800・Lv7・正位置》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「ピピピッ! 私のターン、ドロー。スタンバイフェイズに《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》の正位置効果を発動。《ムーントークン:守備力0・Lv1》を特殊召喚する。このトークンをリリースして、《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE:攻撃力2400・Lv6》をアドバンス召喚」

 《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》の腹部では、宇宙人のようなモノがうずくまっている。そいつが、のっそりと這いだしてきた。すぐさまにリリースされて、《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》の巨体が立ちのぼる。

 90度単位のカード回転がストップした。《アルカナフォース》は召喚時に、正位置か逆位置かをランダムに決められる。逆位置が出れば、コントローラーにとって不利なエフェクトになるようだ。自分にとって幸運な結果に、ドラガンが軽く息吐く。

「罠カード《逆転する運命》を発動。《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》を正位置に変更する。このカードが存在するかぎり、私が受けるバトルダメージは半分となるのだ。《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》で《極星獣タングニョースト》をアタック!」

「《極星獣タングニョースト》を除外して、罠カード《極星宝グングニル》を発動。《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》を破壊する」

 ソードの次はスピアー。どこからともなく《極星宝グングニル》が撃たれ、顔面から《アルカナフォースⅩⅤⅢ-THE MOON》を串刺しにした。エネルギーが破裂する。全身を躍らせて、破片を散らしながら倒壊していった。除外したモンスターは2回目のエンドフェイズに帰ってくる。

「《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》で《極星獣タングリスニ》をアタック!」

「《極星獣タングリスニ》が戦闘破壊されたことにより、《極星獣トークン:守備力0・Lv3》2体を守備表示で特殊召喚する」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【5ターン目:ドラガン】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ドラガン:《極星獣トークン:守備力0・Lv3》2体が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。

光の宇宙人:《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE:攻撃力2400・Lv6》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。罠カード《神の桎梏グレイプニル》を発動。デッキから《極星獣グルファクシ:攻撃力1600・Lv4・チューナー》を手札に加える。召喚!」

「レベル3《極星獣トークン》2体に、レベル4《極星獣グルファクシ》をチューニング!」

「星界の扉が開くとき、古の戦神がその魔鎚を振りあげん。大地を揺るがし轟く雷鳴とともに現れよ。シンクロ召喚! 光臨せよ、《極神皇トール:攻撃力3500・Lv10》!」

「罠カード《対抗召喚》を発動。相手がエクストラ・デッキからの特殊召喚に成功したとき、レベル4以下のモンスターをデッキから特殊召喚する。《アルカナフォース0-THE FOOL:守備力0・Lv1》を特殊召喚。効果は逆位置。カード効果の対象にならない!」

 《アルカナフォース0-THE FOOL》がおどけながら、守備体勢をとる。戦闘破壊できないモンスターであるようだが、問題はない。

「《極神皇トール》のモンスター効果を発動。相手フィールドに表側表示で存在する効果モンスターを、エンドフェイズまで無効にする。さらに、罠カード《メテオ・レイン》と《ニョルニルの魔槌》を発動。このターン、《極神皇トール》は2回の貫通攻撃を行える」

 周囲の高層ビルをも圧倒している《極神皇トール》。対戦相手は敗北を覚ったのか、じりじりと後退しだした。巨大ハンマーを振りあげ、モンスター2体を叩きつぶす。稲妻嵐が吹きあれる。《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》によるダメージ半減効果は失われている。相手ライフは0にまで吹きとび、肉体ごと跡形もなく消滅した。

 ノーダメージ勝利。ドラガンは相棒である巨神を見上げた。ブレイブとハラルドも、敵を倒したようだ。しかし、デュエルは終わらない。次々と空間が割れていき、新たなる刺客が降りてきているから。光の結社に対して慎重に構えていたのが、後悔する点であろうか。全てを倒して駆けつけるために、ドラガンたちは決闘体勢へと入った。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その18】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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