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CROSS-87 究極のアルカナ「ザ・ワールド」

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX ヴォーカルベスト遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX ヴォーカルベスト
(2012/09/19)
TVサントラ

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 時よ止まれ!

「魔法カード《名推理》を発動。レベルを宣言するがいい。……ほう? レベル4を選択したか。デッキから通常召喚可能なモンスターが出るまでカードをめくり、宣言したレベルでなければ特殊召喚できる。どうやら、あなたの読みは外れたようだ。《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL:攻撃力2500・Lv7》を降臨させる。当然、正位置だ!」

 デビルなのに天使族モンスター。ぎょろりと大眼を剥かせて、鉤付きの触手を振りまわしている。

「装備魔法《白のヴェール》を《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL》に装備させる。《ジェムナイト・クリスタ》を攻撃する。正位置の効果を発動するぞ。このカードが攻撃することにより、《地霊神グランソイル》を破壊して、そのコントローラーに500ポイントのダメージを与える」

「罠カード《聖なるバリア-ミラーフォース》を発動。攻撃モンスターを破壊するの」

「そんなモノは通用しない! 《白のヴェール》は魔法・罠カードを無効にして破壊するのだ!」

 《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL》が濃緑から純白へと染まっていく。全身を輝かせて、《聖なるバリア-ミラーフォース》の破壊光を圧しかえした。三眼から怪光線を放ち、《地霊神グランソイル》の巨体を沈ませる。いくつもの触手を撃ちだして、《ジェムナイト・クリスタ》を砕いた。一気に2体ものモンスターを失った。私のライフは3450ポイントにまで減らされていく。

「《光の結界》の効果を発動するぞ。《アルカナフォース》が戦闘破壊した《ジェムナイト・クリスタ:攻撃力2450》のパワーポイントだけ、我がライフを回復させる。ターンエンドだ」

 ライトニングが両腕を上げる。眩しすぎるフィールドのせいで、両目が痛い。白壁が崩壊しており、暁空が見上げられる。ライトニングのライフが3300ポイントにまで上昇した。たった2枚のカードで、開いたはずのアドバンテージを取戻された。焦燥に追いあげられながらも、腹底でワクワクが湧いてくる。こんな状況なのに、デュエル・モンスターズを愉しんでしまうとは。



【5ターン目:アウス】LP3450、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
アウス:《ジェムナイト・ジルコニア:攻撃力2900・Lv8》が攻撃表示。

ライトニング:装備魔法《白のヴェール》を装備した《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL:攻撃力2500・Lv7・正位置》が攻撃表示。フィールド魔法《光の結界》が発動中。


「私のターン、ドロー。魔法カード《精神操作》を発動。エンドフェイズまで、《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL》のコントロールを得るの」

「墓地から《ジェムナイト・オブシディア》を除外することにより、《ジェムナイト・フュージョン》を墓地から手札に加える。手札の《ジェムナイト・ラズリー》と、フィールドの光属性モンスター《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL》で《ジェムナイト・フュージョン》! 《ジェムナイト・セラフィ:攻撃力2300・Lv5》を攻撃表示で融合召喚!」

 少女のような《ジェムナイト・ラズリー》が、聖天使へと成長していく。セラフィナイトの宝石騎士。優しい温光が、熾烈なる輝きを抑えこんでいく。

「カード効果により《ジェムナイト・ラズリー》が墓地へ送られたので、墓地から通常モンスター《ジェムナイト・ルマリン》を手札に加える。ターンエンド」

 《ジェムナイト》は融合素材が幅広く、《精神操作》が役立ってくれた。ライトニングは予想通りに、光属性モンスターを中心としたデッキを使用している。《アルカナフォースⅩⅤ-THE DEVIL》を除去できたものの、バトルに移行できない。《地霊神グランソイル》がフィールドから離れた次の自分ターン、バトルフェイズはスキップされるから。



【6ターン目:ライトニング】LP3300、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
アウス:《ジェムナイト・ジルコニア:攻撃力2900・Lv8》&《ジェムナイト・セラフィ:攻撃力2300・Lv5》が攻撃表示。

ライトニング:フィールド魔法《光の結界》が発動中。


「私のターン、ドロー。魔法カード《貪欲な壷》を発動。墓地のモンスター5体をデッキに戻して、カード2枚をドローする。このターンでは、防御に徹するとしよう。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 遠くから信者たちが、詠唱しながら観戦している。余裕満々な態度はブラフであろうか。セットモンスターだけならまだしも、伏せカードまであると警戒してしまう。



【7ターン目:アウス】LP3450、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
アウス:《ジェムナイト・ジルコニア:攻撃力2900・Lv8》&《ジェムナイト・セラフィ:攻撃力2300・Lv5》が攻撃表示。

ライトニング:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。フィールド魔法《光の結界》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《ジェムナイト・アレキサンド:攻撃力1800・Lv4》を召喚。このカードをリリースして、デッキから《ジェムナイト・ガネット:攻撃力1900・Lv4》を特殊召喚する」

「墓地から《ジェムナイト・アレキサンド》を除外して、《ジェムナイト・フュージョン》を墓地回収する。手札の《ジェムナイト・ルマリン》と、フィールドの《ジェムナイト・ガネット》で《ジェムナイト・フュージョン》! 《ジェムナイト・ルビーズ:攻撃力2500・Lv6》を融合召喚!」

 ブルーマントをなびかせながら、紅玉の宝石騎士が舞いおりた。貫通効果を有している。他のモンスターをリリースすれば攻撃力上昇を狙えるが、それは止めておこう。セットモンスターが《アルカナフォース0-THE FOOL》でないかぎり大丈夫だ。

「《ジェムナイト・ルビーズ》で裏側守備モンスターを攻撃する」

 《ジェムナイト・ルビーズ》が駆けだして、振りあげたハルバードを叩きおろす。《メタモル・ポット:守備力600・Lv2》が火薬でも積めていたように破裂する。貫通ダメージを受けて、ライトニングのライフが1400ポイントにまで削られていった。

「《メタモル・ポット》のリバース効果を発動。互いのプレイヤーは手札全てを捨て、デッキからカード5枚をドローする。もっとも、どちらもハンドレス状態であるな」

「一気に圧していくの! 2体のモンスターでダイレクト・アタック!」

「罠カード《ガード・ブロック》を発動。戦闘ダメージを0にして、デッキからカード1枚をドローする。手札から《アルカナフォースⅩⅣ-THE TEMPERANCE》を捨て、戦闘ダメージを無効だ! 言っただろう? あなたは私に勝利できない運命下にあると」

 《貪欲な壷》によりデッキに戻した《アルカナフォースⅩⅣ-THE TEMPERANCE》が、《メタモル・ポット》のエフェクトにより手札に舞いもどったのか。《ジェムナイト・ジルコニア》と《ジェムナイト・セラフィ》のダブル・アタックが防がれてしまった。

「《ジェムナイト・セラフィ》のモンスター効果により、さらなる通常召喚を行う。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 伏せたのは《ジェムエレファント:守備力1900・Lv3》だ。手札にある通常モンスター《ジェムナイト・サフィア》を墓地に送れば、ダメージ計算時のみ、守備力を1000ポイントアップさせられる。さらに、手札には《ジェムナイト・サニクス》もある。次のターンをしのがなければ。



【8ターン目:ライトニング】LP1400、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アウス:《ジェムナイト・ジルコニア:攻撃力2900・Lv8》&《ジェムナイト・ルビーズ:攻撃力2500・Lv6》&《ジェムナイト・セラフィ:攻撃力2300・Lv5》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ライトニング:フィールド魔法《光の結界》が発動中。


「私のターン、ドロー。魔法カード《スート・オブ・ソードX》を発動。正位置ならば相手モンスターは殲滅され、逆位置ならば我がモンスターが失われる」

 相手スタンバイフェイズごとに、《光の結界》がモーメントを描いていく。逆位置ならば効果無効となるが、当然のごとく正位置に収まっていく。シャコン! シャコン! 《スート・オブ・ソードX》も90度単位の回転をしだした。ライトニングの運命力を考えるに、正位置となりそうだ。

「融合モンスター《ジェムナイト・セラフィ》を除外して、カウンター罠《パラドクス・フュージョン》を発動。《スート・オブ・ソードX》の発動を無効にして破壊する!」

「ほぅ。発動自体を阻止したか。ならば、魔法カード《エース・オブ・ソード》を発動するまでだ。《ジェムナイト・ジルコニア》を選択する。正位置ならあなたが、逆位置ならば私が、選択モンスターの攻撃力分だけダメージを受ける。2900ポイントのダメージは大きいぞ!」

「トラップ発動! フィールドの《ジェムナイト・ジルコニア》と、手札の《ジェムナイト・サフィア》で《輝石融合》! 《ジェムナイト・アクアマリナ:守備力2600・Lv6》を守備表示で融合召喚! このカードがフィールドから離れたとき、相手フィールドのカード1枚を手札に戻す!」

「融合素材にすることで回避したか。だがっ! あなたが仕掛けたカードは消えうせた。カード2枚をセットして、魔法カード《運命の選択》を発動。自分手札からランダムにモンスター1体を特殊召喚する。もっとも、1枚しかないがな。手札より降臨せよ! 《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD:攻撃力3100・Lv8》! 正位置だ!」

 シルバーカラーの機械天使が降りてきた。眩さにより、脳までもが焼かれてしまいそうだ。

「セットしたばかりの魔法カード《アルカナティック・デスサイズ》を発動。デッキから《アルカナフォースⅧ-STRENGTH:攻撃力1800・Lv5》を墓地に送る。このターン、戦闘破壊したモンスターパワー分だけ、相手ライフにダメージを与える」

「セットしている魔法カード《死者蘇生》により、墓地から《アルカナフォースⅧ-STRENGTH》を蘇らせる。正位置となり、モンスター効果を発動。セットモンスターのコントロールを奪う。《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》で《ジェムナイト・ルビーズ》に攻撃する!」

 《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》を中心として、相手フィールドにモンスター3体がそろう形となった。私のフィールドには、《ジェムナイト・ルビーズ》と《ジェムナイト・アクアマリナ》しか残されていない。《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》が聖光砲撃を発射しだした。《ジェムナイト・ルビーズ》がなすすべもなく、木端微塵に吹きとばされていく。《アルカナティック・デスサイズ》による効果ダメージと合わせて、私のライフは350ポイントにまで焼かれた。

「ターンを終了する。《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》の正位置効果を発動! モンスター2体を墓地に送り、あなたのターンをスキップする!」

 奪われた《ジェムエレファント》と、《アルカナフォースⅧ-STRENGTH》。この2体が効果発動のエネルギー源となったようだ。これが世界を表象するアルカナフォースなのか。私の時間自体を消去ってしまうとは。9ターン目が始まろうとする。

「私のターン、ドロー。魔法カード《エネミー・コントローラー》を発動し、《ジェムナイト・アクアマリナ:攻撃力1400》を攻撃表示に変更する。《アルカナフォースⅩⅩⅠ-THE WORLD》でアタック! アウス・ピースリーよ。光に従うがいい!」

 真赤な双眸がぎらついている。ライトニングの絶叫が、体内を揺さぶっていく。《ジェムナイト・アクアマリナ》が聖光により、徹底的に砕かれた。私のライフも消されていく。目をつぶっていても眩しすぎる。光虫に脳味噌を食べられているようで、ずきずきと激痛が響いてくる。立っていられない。ひざが折れてしまい、気がつけば倒れていた。



「私に敗北しながらも、理性を残しているようだ。さすがは、イースの偉大なる種族といったところか。そんな抵抗も無駄だ。弱った精神は、光に飲みこまれていく。愛しき信者たちよ。アウス・ピースリーを丁重に貴賓室へと運ぶのだ!」

 ライトニングが哄笑しながら去っていく。視界が霞んでいる。ディスプレイを見上げると、ダルクくんがD・ホィールを飛ばしていた。手を伸ばそうとするも、そんな力も次第に抜けていく。希望が来てくれるまで、私は屈服するわけにはいかない。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その21】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

上手いこと運命という意味合いを表したいいデュエルだった。なんていうのかな、今回はデュエルの流れの揺れ動きが良く見て取れた。ライフ回復量が大きいからあと少しで勝てるという概念が覆されやすいよね。そういう意味でハラハラさせるものがあった。
ワールドの効果は当時驚かせれたよね。1ターンスキップとかなんじゃそりゃ!規制されないのはコイントスが絡むからだが。フェイズスキップのテーマが出たら面白そうだが。
セラフィは純正ジェムだと入れるか迷う。精神操作にはお世話になってます。パラドックスフュージョンはいかんせん帰還タイミングが……せめて帰還がスタンバイフェイズなら扱いやすかったんだが。
デビルは何故OCG化しなかった?魔導を見ているとアルカナ24種やっても問題なかったんじゃね?と思わされる。
仮にコイントスではなくデッキトップをめくってその種類に応じて効果が発揮されるテーマが出たらどうだろう?確率はデッキ構築やカード効果である程度操作できるから案外いけそうな気もする。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。ライトニング戦は、もう1回やります。OCG化された《アルカナフォース》はだいたい出したかな。ハングドマンもそうですけど、優秀なアニメオリカな《アルカナフォース》がありますね。忘れた頃にOCGという可能性もありますけど。

 《ワールド》を初めて見たとき、ジョジョネタだなと吃驚しました。ターンスキップはインパクトが大きいですね。フェイズスキップは特にドローフェイズに注意しなければ。《ヤタガラス》の悲劇がありましたから。

 《パラドクス・フュージョン》はぱっと見たとき優秀かと思ったのですけど、帰還に時間がかかるのが難点ですね。確認したカードの種類で効果を発動する。どことなくグローモスぽくて面白いです。
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