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CROSS-89 闇の疾走決闘! ダルクVSユベル

遊戯王カード 【 ユベル-Das Extremer Traurig Drachen 】 PTDN-JP008-UR 《 ファントム・ダークネス 》遊戯王カード 【 ユベル-Das Extremer Traurig Drachen 】 PTDN-JP008-UR 《 ファントム・ダークネス 》
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遊戯王 ファントム・ダークネス(PTDN)

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 同名キャラで対戦させたことあり。

 ユベルにより、異空間へと幽閉されてしまった。一刻も早く、アウスを病院へ連れていきたいのに。道幅も広くなく、舗装されていないのでガタガタとしている。コースアウトすれば、奈落へと吸いこまれてしまう。アウスに負担をかけないよう、暗黒街道を疾走していく。

「アウス。ユベルを倒して、ここから脱出するからね」

 アウスがこくりと頷いた。吐息が荒々しく、苦しみが続いている。回された両腕に力こもっているのが救いだろうか。あまりにも辛すぎるライディング・デュエル。ユベルは《超融合》を使って、ボクたちを吸収する気でいるようだ。アウスのためにも負けられない。



【4ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ユベル:《ユベル:攻撃力0・Lv10》が攻撃表示。永続罠《デモンズ・ポンド》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ダルク:《アルパカ・ガール:攻撃力1200・Lv3・チューナー》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

スピード・カウンター:ユベル&ダルク+3


「俺のターン、ドロー。《ナイトクリボー:攻撃力300・Lv1》を召喚。相手フィールドにモンスターが存在しても、このカードは直接攻撃ができるんだ」

「攻撃力は低いようだが、パワーアップをさせる算段はしているんだろう? そうはさせない。罠カード《ゼロ・ホール》を発動。効果モンスターのエフェクトを無効にして破壊する。目障りなカトンボだ。召喚された《ナイトクリボー》には消えてもらうよ」

「予定外のトラップを発動されたけど、素直に破壊されないからね。《ナイトクリボー》をリリースして、罠カード《スキル・スタン》を発動。エンドフェイズまで、《ユベル》を効果無効にする!」

 クリーッ! 《ナイトクリボー》が剣を振りかざして、《ユベル》を斬りつけた。その表情が苦痛に歪みだす。戦闘ダメージを跳ねかえす特殊能力も、このターンでは封じられる。《ナイトクリボー》が黄金光に包まれながら消えていく。ありがとう。

「《Sp-リトルダッシュ》を発動。デッキのカード3枚を墓地に送り、スピード・カウンターを1つだけ置く。これで、スピード・カウンターは4つ以上になった。《Sp-サモンクローズ》を発動。手札の《アルパカ・ナイト》を墓地に送って、デッキからカード1枚をドローするよ」

 《Sp-リトルダッシュ》により、デッキから《ベビー・アルパカ》と《アルパカマン・ブラウン》が墓地へ落ちた。勝利へのピースが埋まっていく。

「《アルパカ・ガール》で《ユベル》にアタック!」

 《アルパカ・ガール》がロッドから流星弾を撃ちはなった。《ユベル》の分身が吹きとばされる。1200ポイントの戦闘ダメージを与えて、ユベルのライフを1600ポイントにまで削りとった。大胆なライディングをしていたユベルも、次第にスピードを落としていく。けっして傷つけられないと油断していたのか、ユベルが焦燥を隠しきれていない。

「《Sp-サモンクローズ》を発動したターン、相手は特殊召喚できないんだ。《ユベル》は破壊されると進化できるようだね。それも封じさせてもらったよ。ターンエンド」

 手札の《クリボー・サポーター》を墓地に送れば、《ナイト・クリボー》は攻撃力1800ポイントにまで上昇できていた。《ゼロ・ホール》を発動されていなければ、4ターンで勝利できていただろう。過ぎたことに囚われても仕方がない。できるだけ平坦な路面上を走っていく。



【5ターン目:ユベル】LP1600、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ユベル:永続罠《デモンズ・ポンド》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《アルパカ・ガール:攻撃力1200・Lv3・チューナー》が攻撃表示。

スピード・カウンター:ユベル+4 ダルク+5


「アウス・ピースリーといったかい? ずいぶんと愛しているようだね。ヨグ・ソトースの仔。君ほどの存在であれば、12次元宇宙を君たちの愛で満たせるのに。そうしないんだね。まぁ、いいさ。君を取りこんで、全てをボクたちの愛で染めあげるよ。ボクのターン、ドロー」

「永続罠《リミット・リバース》を発動。墓地から攻撃力1000以下である《ユベル:攻撃力0・Lv10》を蘇らせる。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 ユベルの分身が暗黒から浮かびあがり、飛行しだした。エンドフェイズに復活した《サクリファイス・ロータス》が、《ユベル》を維持するためにリリースされた。《デモンズ・ポンド》により、トラップがあっても《サクリファイス・ロータス》は自己蘇生できる。



【6ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ユベル:永続罠《リミット・リバース》により特殊召喚された《ユベル:攻撃力0・Lv10》が攻撃表示。永続罠《デモンズ・ポンド》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダルク:《アルパカ・ガール:攻撃力1200・Lv3・チューナー》が攻撃表示。

スピード・カウンター:ユベル+5 ダルク+6


「アウスが世界一好きだけど、君とは違うからっ! 俺のターン、ドロー。《Sp-エンジェル・バトン》を発動。デッキからカード2枚をドローして、手札の《輪廻の渡り鳥》を墓地に送る。モンスター効果を発動! 《輪廻の渡り鳥》を墓地からデッキに戻すことにより、相手墓地から《サクリファイス・ロータス》をデッキに戻す。これで、《ユベル》を維持できなくなるよね?」

 アウスが額を押しつけて、ぎゅっと胸部分を掴んだ。《輪廻の渡り鳥》の輝きが、暗黒空間を照らしていく。キラキラと羽ばたき、《サクリファイス・ロータス》を相手デッキへと帰還させた。それでも、ユベルの走りは揺れもしない。一手を秘めているのか。

「《テンプテーション・ローズ》を手札公開して、モンスター効果を発動。《アルパカ・ガール》は、攻撃力0の闇属性モンスターに攻撃しなければならない」

 《アルパカ・ガール》が惹きよせられ、《ユベル》にロッドを叩きつける。

「悪魔族モンスターである《ユベル》が攻撃対象になったことにより、罠カード《ヘイトバスター》を発動。《ユベル》と《アルパカ・ガール》を破壊する。それだけじゃないよ。《アルパカ・ガール》の攻撃力1200ポイントだけ、相手ライフにダメージを与える」

 2体とも巻きこんでしまう大爆発。ボクのライフは2800ポイントにまで吹きとばされてしまった。闇の疾走決闘。ダメージがリアルなものとして襲いかかってくる。クリクリー! ハネクリボーがバリアを張って、アウスを守ってくれる。クリボー号が倒れないように、ボクは細心の注意を払いつづけた。一歩間違えると奈落へ転落してしまう崖道。ヒヤヒヤが止まらない。


『Das Abscheulich Ritter』


 忌まわしき騎士。《ユベル》が破壊されたことにより、デッキから《ユベル-Das Abscheulich Ritter:攻撃力0・Lv11》が特殊召喚されたようだ。双頭竜が伸びあがったデーモン。その付根には、巨眼が縦向きに開いている。エンドフェイズに、自身以外のモンスターを全滅させられる。モンスターをセットしても意味がない。このまま、エンド宣言をした。



【7ターン目:ユベル】LP1600、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ユベル:《ユベル-Das Abscheulich Ritter:攻撃力0・Lv11》が攻撃表示。永続罠《デモンズ・ポンド》が発動中。

ダルク:無し。

スピード・カウンター:ユベル+6 ダルク+7


「そういえば、君は痛みを感じられないそうだね。同情するよ。ボクのターン、ドロー。《Sp-エンジェル・バトン》を発動。デッキからカード2枚をドローして、手札の《テンプテーション・ローズ》を墓地に送る。このカードが手札から墓地送りにされたから、ボクのライフを1000ポイント回復する」

 黒薔薇の花弁がユベルにまとわりついていく。全身が輝いて、ライフを2600ポイントにまで引きあげた。双頭竜が睨みおろしてきた。風が重々しい。《ユベル-Das Abscheulich Ritter》が飛行していて、とてつもない圧迫を叩きつけてくる。

「スピード・カウンターは2つ以上ある。《Sp-ライトニング・ロッド》を発動。自分フィールドのモンスター1体、《ユベル-Das Abscheulich Ritter》を破壊する。このカードがフィールドから離れたことにより、デッキから《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen:攻撃力0・Lv12》を特殊召喚! 魅せてあげるよ。これが、ボクの究極体!」

 雷光に貫かれて、《ユベル-Das Abscheulich Ritter》の巨体が燃えつきた。同時に、D・ホィールごとユベル自身が消滅した。圧倒的巨大さで、ユベルの生首が闇霧に映される。不気味に笑っていた。驚いて転倒しないように、連続カーブを捌いていく。

 魔王クラスのデーモンが顕現した。両肩から伸びあがったドラゴンには、男女の顔が張りついている。胸部分にも巨顔がある。両膝にも巨眼が瞬いている。頭部の角先からユベルが生えてきた。デュエル・ディスクを装着しているようだ。これがユベル究極体なのか。

「もうすぐ、君たちを吸収してあげるからね。《Sp-シフト・ダウン》を発動。スピード・カウンター6つを減らして、デッキからカード2枚をドローする」

 ユベルの声が男性のものに変化している。

「自分フィールドに《トーチトークン:攻撃力0・Lv1》2体を特殊召喚することにより、手札の《トーチ・ゴーレム:攻撃力3000・Lv8》を相手フィールドに特殊召喚する。《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》で《トーチ・ゴーレム》を攻撃する」

 両肩の双竜が、地獄火炎を吹きつけてきた。《トーチゴーレム》が吸いこまれるように惹かれていく。《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》は戦闘破壊されず、バトルダメージも消しさる。ダメージステップ終了時、《トーチゴーレム》は破壊され、その攻撃力分だけダメージを受けてしまう。ボクのライフは2800ポイント。このままでは敗北してしまう。

「手札から《虹クリボー》を捨て、ライフを1200ポイント回復させる!」

 ニジクリーッ! 《虹クリボー》が甘えるように、すりよってきた。《トーチゴーレム》に亀裂が走り、マグマを注がれたかのように爆散した。土欠片が飛散する。3000ポイントもの衝撃が押しよせてきたけど、大丈夫だ。ボクのライフは1000ポイント残っているから。

「生残ったのかい? 本当にしぶといねぇ」

 《虹クリボー》のおかげだ。ありがとう。絶対に負けないでねっ。ボクのほっぺにキスをして、《虹クリボー》が消えていった。荒っぽい路面上を、がたごとクリボー号が走っていく。特別製のタイヤにしてよかった。免許取得したばかりではハードすぎる。

「ダルクくん。すごくダメージを受けたの。本当に大丈夫?」

「それはボクのセリフだよ。ボクは平気だけど、アウスこそ苦しくない?」

「こうしているだけで、どんどん元気になれるよ。私に気遣うよりも、ライディング・デュエルに集中して。多少の振動ぐらいならOKだから」

 ボクの背中に、アウスが頭部を埋めてきた。温かさが広がっていく。

「ずいぶんと愛しあっているようだけど、忘れていないかい? 君たちは敗北寸前なんだ。《デモンズ・ポンド》を墓地に送り、《トーチ・トークン》2体をリリース。攻撃力0の闇属性モンスターをリリースすることにより、1体につき500ポイントのダメージを与えるんだ。1000ポイントのダメージを受けてもらう。ボクと十代の勝利だよ!」

 ユベルが恍惚と吐きだした。《トーチトークン》2体がエネルギー状態になり、突撃してくる。残念だけど、この攻撃自体を防ぐカードは手札に残されていない。1000ポイントのダメージを受けて、ボクのライフは0ポイントにまで落ちていった。衝撃波だけでなく、奇妙なヴィジョンが流れこんでくる。デ・ザード戦でも体験した感覚だ。ユベルの記憶が、脳裏に映しだされていく。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その23】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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