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CROSS-91 不動遊星VSアトラク=ナクア

遊戯王5D's SOUND DUEL 03遊戯王5D's SOUND DUEL 03
(2011/02/16)
TVサントラ

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 コヤツにも、決着の一区切りを。

 アウスを助けるため、俺たちは教団本部を目指している。ライトニングはシティ深くまで支配しているようだ。ハイウェイ・パトロールまでもが洗脳されたのか、牙を剥いてきた。迫りくる刺客の数多さに、ディアブロ軍団を思いだす。クロウやダルクともはぐれた状態で、ライディング信者を退けつづけた。路上に差しこむ茜色が、夜への移行を告げている。

 ダルクは中央神殿に着けただろうか。できるだけ、敵軍勢を引きつけておいた。さらわれたアウスを救いだすのは、彼女の役目だろう。親友が連れていかれても、ダルクは冷静さを保っていた。最善最速の行動をとるためにも、動揺を抑えていたのだろう。ダルクの容貌が引締まってきている。出会ったばかりの頃は、少しばかりオロオロとしていた。数多のデュエルを通して、羽ばたくように成長している。頼もしさすら感じるほどだ。追いつくために、遊星号を加速させた。



「不動遊星といったな。俺とデュエルしろよ!」

 どうやら、簡単には行かせてくれないようだ。巨大蜘蛛がハイウェイに跳びおりると、小規模な地震が起こった。大気が恐怖するかのように震えている。シティを騒乱に落としたというアトラク=ナクアか。六本腕の怪人が生えている。そいつが語りかけてきた。

「ダルクと再戦したかったが、ダチを助けるのに必死そうでよぉ。この状況で絡んでも、つまらないんだよ。その辺の信者どもに挑んでみたけど、あっさり勝ちすぎて盛りあがれねぇ。そこでだ。不動遊星に挑もうと思ったわけよ。D1GPで優勝を果たし、WRGPではチーム5D’Sを導いた。最高最強のデュエリストじゃねぇか! ワクワクしてきたぜ!」

「悪いが、俺も急いでいるんだ。デュエルなら後にしてもらいたい」

「あぁん? 俺様の誘いを断るとは、いい根性してるじゃねぇか。ぶっ転がされたいのかよっ!」

 アトラク=ナクアは獰猛な旧支配者だと聞いている。シティの決闘者が敗北していき、蜘蛛糸により絡めとられた。幸いにして、死傷者は出ていないようだ。八本もの節足が駆けまわっている。アトラク=ナクアはD・ホィールを超えるほどのスピードをあげている。蜘蛛特有の複眼で睨みすえてきた。断れば、厄介なことになりそうだ。

「分かった。その挑戦を受けよう」

 三対の腕をぶつけあわせる。心底から嬉しそうに、アトラク=ナクアがはしゃぎだした。ダルクから聞いている。とてつもなく決闘が好きなのは、事実のようだ。踊るように全身を震わせている。六本腕を夕空高く振りあげて、大声で叫びだす。親指を向けてきた。

「そうでなくてはな。数日もかけて、ライディング専用のデッキも練りまくったんだ。チャンピオン相手に暴れまくるぜ! さぁ、祭りの始まりだっ!」



『デュエル!』



【1ターン目:アトラク=ナクア】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

 アトラク=ナクアは自足で走っている。ライディング・デュエルでなく、ランニング・デュエルではないだろうか。轟音が進んでいく。D・ホィールよりも圧倒的に速く、第一コーナーを奪われた。これが旧支配者というものか。ヒータと同じく、ただならぬ妖気が迫ってくる。

「俺のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:遊星】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アトラク=ナクア:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

スピード・カウンター:アトラク=ナクア&遊星+1


「俺のターン、ドロー。《ロックストーン・ウォリアー:攻撃力1800・Lv4》を攻撃表示で召喚。セットモンスターに攻撃する」

 岩石戦士が豪快に走りだし、《魔導雑貨商人:守備力700・Lv1》に剛拳を打ちこんだ。コガネムシの旅商人が吹っとばされて、アスファルトに叩きつけられる。

「《魔導雑貨商人》のリバース効果を発動。デッキから魔法・罠カードが出るまでめくる。《Sp-起爆化》を手札に加え、モンスターカード全てを墓地に送る。5体も昆虫族モンスターが墓地に溜まったぞ。商売繁盛! 俺様のコンボは、ここから始まるぜっ!」

 《黒光りするG》が墓地に送られた。墓地除外することで、特殊召喚されたシンクロモンスターを破壊するモンスターだ。うかつにシンクロ召喚できなくなった。自己蘇生する《レベル・スティーラー》までもが落ちていく。アトラク=ナクアが得意気に加速しだした。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:アトラク=ナクア】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
アトラク=ナクア:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

遊星:《ロックストーン・ウォリアー:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

スピード・カウンター:アトラク=ナクア&遊星+2


「俺のターン、ドロー。活かしたコンボを味あわせてやるぜ! スピード・カウンターは2つ以上ある。《Sp-起爆化》を発動。伏せておいた罠カード《呪われた棺》を破壊することにより、《ロックストーン・ウォリアー》を守備表示に変更する」

 《ロックストーン・ウォリアー》が屈まされる。《呪われた棺》から亡霊群が飛びだしてきた。

「セット状態の《呪われた棺》が破壊された。手札1枚をランダムに捨てるか、自分フィールドのモンスター1体を破壊するか、どちらかを選択しな」

 《ロックストーン・ウォリアー》を守備表示にされたのは気になるが、壁モンスターを消すわけにはいかない。ハンデス効果を選択した。幸いにして《ダメージ・イーター》が落ちてくれた。墓地から除外することにより、効果ダメージを回復効果にしてくれるモンスターだ。

「《呪われた棺》が、あまり効かなかったな。永続罠《リミット・リバース》を発動。攻撃力1000以下である《インフォーマー・スパイダー:攻撃力500・Lv4》を特殊召喚。《Sp-ハイスピード・クラッシュ》を発動して、《インフォーマー・スパイダー》とセットカード1枚を破壊する」

 受信装置を背負った蜘蛛が吹きとばされた。仕掛けておいた《くず鉄のかかし》が破壊されたのは不味い。《スパイダー》を使うようだが、ルドガーとは違った戦略をとってくる。

「《インフォーマー・スパイダー》がカード効果で墓地に送られた。守備表示の《ロックストーン・ウォリアー》のコントロールを得る。このカードをリリースして、《セイバー・ビートル:攻撃力2400・Lv6》を攻撃表示でアドバンス召喚!」

「《セイバー・ビートル》のレベル1つを下げることにより、墓地から《レベル・スティーラー:守備力0・Lv1》を特殊召喚する。《セイバー・ビートル》でダイレクト・アタック!」

 巨大カブトムシが羽ばたいてきた。角が伸びあがり、聖剣のように光輝している。戦闘ダメージを0にしてくれる《ロックストーン・ウォリアー》だけでなく、《くず鉄のかかし》までもが除去されてしまった。これがアトラク=ナクアのコンボなのか。突撃してくる《セイバー・ビートル》が、ヘッドライトにより照らされる。2400ポイントのバトルダメージは大きすぎる。

「相手モンスターが直接攻撃してきた。手札から《ジャンク・ディフェンダー:守備力1800・Lv3》を特殊召喚して、守備力を300ポイントアップさせる」

「《セイバー・ビートル》には貫通効果がある。そのまま貫けや!」

 《セイバー・ビートル》の飛行刺突を受けて、《ジャンク・ディフェンダー》は粉砕された。300ポイントもの貫通ダメージにより、自分ライフが3700ポイントにまで削られる。アトラク=ナクアが、《セイバー・ビートル》と節足を叩きあっている。

「よくやった! デッキに入れて正解だったぜ。カード2枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:遊星】LP3700、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
アトラク=ナクア:《セイバー・ビートル:攻撃力2400・Lv5》が攻撃表示。《レベル・スティーラー:守備力0・Lv1》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

遊星:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

スピード・カウンター:アトラク=ナクア&遊星+3


「俺のターン、ドロー。スピード・カウンターは2つ以上ある。《Sp-エンジェル・バトン》を発動。デッキからカード2枚をドローして、手札の《ボルト・ヘッジホッグ》を墓地に送る」

 強烈な橙色が、闇へと染まろうとしている。涼風も吹いてきた。

「《デブリ・ドラゴン:攻撃力1000・Lv4・チューナー》を召喚。この召喚により、墓地から攻撃力500以下の《ダメージ・イーター:攻撃力100・Lv2》を特殊召喚する。チューナーの存在により、墓地から《ボルト・ヘッジホッグ:攻撃力800・Lv2》を特殊召喚」

「永続罠《群雄割拠》を発動。互いのプレイヤーは、種族1つを決めて、それ以外のモンスターを墓地に送る。当然、俺は昆虫族モンスターを選択するぜ。あんたはどうする!? 3体とも、見事にバラバラじゃないか。けっこう、きついだろう?」

「心配はいらない。罠カード《荒野の大竜巻》を発動。《群雄割拠》を破壊する」

 巨大竜巻が永続罠を巻きあげる。危機一髪であった。《群雄割拠》が効果解決されてしまえば、シンクロ召喚は不可能になっていた。それどころか、単一種族使用者であるアトラク=ナクアの圧倒的有利に進んでいた。《黒光りするG》に対抗できるシンクロ召喚をしよう。

「レベル2《ダメージ・イーター》とレベル2《ボルト・ヘッジホッグ》に、レベル4《デブリ・ドラゴン》をチューニング!」

「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ! シンクロ召喚! 飛翔せよ、《スターダスト・ドラゴン:攻撃力2500・Lv8》!」

「墓地から《黒光りするG》を除外して、特殊召喚された《スターダスト・ドラゴン》を破壊する」

「《スターダスト・ドラゴン》をリリースして、破壊効果を無効にする。エンドフェイズに、リリースした《スターダスト・ドラゴン》は特殊召喚される」

「《スターダスト・ドラゴン》のモンスター効果は知っていたよ。あえて、《黒光りするG》を墓地除外したのさ。罠カード《次元虫》を発動。除外されている自分の昆虫族モンスターの数まで、相手墓地からカードを除外できる。《スターダスト・ドラゴン》を除外する。これで、復活できなくなったな」

 夜闇に包まれた空間が裂けだした。小さなゴキポンが飛びだして、地中へと潜りこむ。《スターダスト・ドラゴン》を冥府からも消滅させた。この決闘者は強い。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【5ターン目:アトラク=ナクア】LP4000、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
アトラク=ナクア:《セイバー・ビートル:攻撃力2400・Lv5》が攻撃表示。《レベル・スティーラー:守備力0・Lv1》が守備表示。

遊星:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

スピード・カウンター:アトラク=ナクア&遊星+4


「スピード・カウンターは4つまで溜まったが、墓地には《ダメージ・イーター》がいやがる。《スピード・ワールド2》のバーン効果は使えないな。俺のターン、ドロー」

「いいカードが舞いこんだぜ。墓地から《魔導雑貨商人》と《インフォーマー・スパイダー》を除外して、《デビルドーザー:攻撃力2800・Lv8》を特殊召喚! ダイレクト・アタック連発するが、この程度でやられてくれるなよ。祭りは始まったばかりだからな!」

 アトラク=ナクアほどの怪獣百足が立ちあがる。これが虫祭りなのか。空からは《セイバー・ビートル》が羽音を響かせながら、地からは《デビルドーザー》が迫ってくる。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その25】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

レベル・スティーラーはアドバンス以外のリリースには使えない。それ以外は墓地活用やメタがしっかりしたデュエルなため問題なし。
ランニングデユエルか、クモアシを高速で回転させるとこ想像すると割と気持ち悪いね。

No title

 majesticさん、感想&ご指摘ありがとうございます。やっちまいました。《レベル・スティーラー》でのミス。早速、訂正しました。

 夏になると、家でも大蜘蛛でます。早く動きまわるので不気味です。益虫ですので、部屋から追いだす程度にしていますが。虫って拡大すると、グロテスクですね。
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