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CROSS-96 恐怖の覇王

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX DVDシリーズ DUEL BOX 12遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX DVDシリーズ DUEL BOX 12
(2008/03/19)
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 デュエルは修正前のを再利用しています。覇王のドローが……。

「どうやら、シグナーどもが近づいているようですねぇ。我々が倒してきましょう」

 D・ホィール集団が爆走しだした。《スカルライダー》や《カオスライダー グスタフ》を率いているのは、《コザッキー》のようだ。狂科学者めいた容姿をしているが、見事に乗りこなしている。たしかに、シグナーだと言っていた。遊星さんやクロウが襲われてしまうけど、彼らなら大丈夫であろう。こんな暴走族に負けるはずがない。走行音が遠ざかっていく。



 蛍が群れているようなナイトシティで、チーム・ラグナロクと覇王軍のデュエルが熾烈を極めている。路面に座りこみながら、アウスが虚ろな視線をさまよわせている。彼女のためにも、早く覇王を倒さなければ。それにしても、コイツは何者なんだろう? 仮面奥から覗かれる炎眼は、明らかに人外のもの。ボクの背後が揺らめいて、精霊王ブロンが浮かびあがった。

「そいつは、歴代覇王の執念が集合したものだ。相当の実力を有している。貴様の腕自体は認めてやるが、覇王を倒せるかは分からないものだな。喰われないように気をつけろよ」

 下卑たように嘲笑いながら、ブロンが消えていった。忠告は受けとったよ。全身鎧の隙間からは、闇瘴気が漏れているようだ。チェーンソーのごとく高速回転して、覇王にデュエル・ディスクが装着される。堂々とした態度から、絶対的な侵略者のオーラが漂ってくる。屈してたまるものか!

「ダーク・セブンスターズ最強の覇王が、貴様を決闘盤の錆にしてくれよう」



『デュエル!』



【1ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「アウスを病院に連れていきたいんだ。錆になんか、ならないよ! 俺の先攻、ドロー。《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》を召喚。この召喚により、デッキから《ハネクリボー:守備力200・Lv1》を守備表示で特殊召喚する。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 マジクリー! とんがり帽子の《マジクリボー》がステッキを振るった。星々が煌きながら弾けだす。魔法陣から《ハネクリボー》が飛びだした。《マジクリボー》が行なうバトルでは、戦闘ダメージは発生しない。2体の《クリボー》が、しっかりと守ってくれる。心強い守備陣営だ。



【2ターン目:覇王】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ダルク:《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》が攻撃表示。《ハネクリボー:守備力200・Lv1》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「俺のターン、ドロー。フィールド魔法《イービル・ゾーン》を発動。《ダーク・フュージョン》による融合召喚に成功したプレイヤーは、デッキからカード2枚をドローする。それだけではない。《E-HERO》の攻守は300ポイントアップする」

「守備を固めたようだが、無駄なあがきだ。覇王を魅せてやろう。自分フィールドにモンスターが存在しない。手札から《E-HERO ヘル・ブラッド:攻撃力300・Lv2》を特殊召喚する」

「魔法カード《ダーク・フュージョン》を発動。《E・HERO フェザーマン》と《E・HERO バーストレディ》を手札融合し、《E-HERO インフェルノ・ウィング:攻撃力2100・Lv6》を融合召喚! 《イービル・ゾーン》により、カード2枚をドローする」

「さらなる魔法カード《ダーク・フュージョン》を発動。《E・HERO スパークマン》と《E・HERO クレイマン》を手札融合し、《E-HERO ライトニング・ゴーレム:攻撃力2400・Lv6》を融合召喚! フィールド魔法効果により、カード2枚をドロー」

「魔法カード《ダーク・コーリング》を発動。墓地から《E・HERO バーストレディ》と《E・HERO クレイマン》を除外して、《E-HERO ヘル・スナイパー:守備力2500・Lv6》を守備表示で融合召喚! これも《ダーク・フュージョン》として扱う。デッキからカード2枚をドローする」

「《E-HERO ヘル・ブラッド》をリリースして、《E-HERO マリシャス・エッジ:攻撃力2600・Lv7》を攻撃表示でアドバンス召喚! 相手フィールドにモンスターが存在すれば、リリース1体でアドバンス召喚できる上級モンスターだ」

 《イービル・ゾーン》が発動されてから、闇霧が視界一面を塗りつぶしている。視線を上げれば、摩天楼の上方は確認できる。ハラルドたちの姿は見られない。今にも倒れそうなアウスには、猛毒となっているようだ。苦しげな表情に、胸内から不安が膨れあがる。彼女のためにも、冷静にならなければ。邪悪堕ちしたヒーローが吠えあげ、ぐわんと闇が揺らめいだ。

「貴様の可能性を封じさせてもらおう。魔法カード《封印のダーク・トライランサー》を発動。指定したカード3枚を、このデュエルのみ効果無効とする。《ハッピー・フェニックス》、《オネスト》、《アルパカ・ダンス》を選択する。それらのカードを貴様は使えない!」

 三つ矛槍を手にして、覇王が全力で投げあげた。スカーレット・マントがひるがえる。槍は乾いたアスファルトに突き刺さり、衝撃波が円状にほとばしった。どれも頼れるカードなのに、それらが使えなくなるなんて。このデュエルは厳しくなりそうだ。

「《E-HERO インフェルノ・ウィング》よ! 《マジクリボー》を切刻め! このモンスターは戦闘破壊したモンスターの攻撃力か守備力分のダメージを与える。ダメージは受けてもらうぞ!」

 女悪魔が漆黒翼を広げた。そのパワーは2400ポイントにまで上昇している。貫通効果を持っているようだが、《マジクリボー》には通用しない。鋭爪を振りかざし、相棒に襲いかかろうとする。

「速攻魔法《クリボーの宝札》を発動。《マジクリボー》をリリースして、デッキからカード2枚をドロー」

「かわしたか。《E-HERO マリシャス・エッジ》で《ハネクリボー》を攻撃するまでだ。このカードは貫通効果を有する。雑魚を並べたところで、勝利に結びつかないと実感するがいい」

 悪魔戦士がウィング全開で急上昇。無数もの針を投げつけてきた。その攻撃力は2900ポイントにまで高まっている。クリーッ! 《ハネクリボー》を突き刺して、ボクにも注がれていく。2700ポイントもの戦闘ダメージを受けて、ライフは1300ポイントにまで削られた。

「《ハネクリボー》が破壊されたターン、俺は戦闘ダメージを受けない」

「雑魚は雑魚なりに利用できるというわけか。カード1枚をセットして、ターンエンド。このターン、《E-HERO ヘル・ブラッド》をリリースして、《HERO》のアドバンス召喚に成功している。モンスター効果により、デッキからカード1枚をドローする」



【3ターン目:ダルク】LP1300、ドローフェイズ後の手札7枚

(フィールド)
ダルク:無し。

覇王:《E-HERO インフェルノ・ウィング:攻撃力2400・Lv6》&《E-HERO ライトニング・ゴーレム:攻撃力2700・Lv6》&《E-HERO マリシャス・エッジ:攻撃力2900・Lv7》が攻撃表示。《E-HERO ヘル・スナイパー:守備力2800・Lv6》が守備表示。フィールド魔法《イービル・ゾーン》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「ボクの友達に雑魚はいないよっ! 俺のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセットする。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 相手フィールドには、大型モンスター4体が並んでいる。融合召喚は手札消費が激しいものだが、《イービル・ゾーン》でアドバンテージを補っているみたいだ。どれもが強力なモンスターであり、気圧されてしまいそうになる。防御に専念するしかない。



【4ターン目:覇王】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ダルク:モンスター1体を裏側守備表示でセット。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。

覇王:《E-HERO インフェルノ・ウィング:攻撃力2400・Lv6》&《E-HERO ライトニング・ゴーレム:攻撃力2700・Lv6》&《E-HERO マリシャス・エッジ:攻撃力2900・Lv7》が攻撃表示。《E-HERO ヘル・スナイパー:守備力2800・Lv6》が守備表示。フィールド魔法《イービル・ゾーン》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカードを1枚セットしている。


「俺のターン、ドロー。自分スタンバイフェイズに、《E-HERO ヘル・スナイパー》のモンスター効果を発動。貴様に1000ポイントのダメージを与える。ヘルショット!」

 がっしりとしたレッドボディを屈ませながら、右腕に装着されたエネルギーガンを撃ちだした。紫電を散らしながら、闇弾が迫ってくる。実体化したそれがボクに触れると、膨れあがり破裂した。爆音。その威力の凄まじさに、ボクの体が大きく吹きとばされそうになる。アウスへ衝撃がいかないように、踏みとどまって盾となる。ライフが300ポイントにまで減らされていく。

「虫の息だが、容赦はしない。魔法カード《ダーク・コーリング》を発動。手札から《E・HERO ワイルドマン》を、墓地から《E・HERO フェザーマン》を除外して、《E-HERO ワイルド・サイクロン:攻撃力1900・Lv8》を融合召喚! 《イービル・ゾーン》により、カード2枚をドローする」

「魔法カード《ダーク・フュージョン》を発動。手札の《E-HERO マリシャス・エッジ》と、フィールドの《E-HERO マリシャス・エッジ》を融合し、《E-HERO マリシャス・デビル:攻撃力3500・Lv8》を融合召喚! 2枚ドロー」

「《E-HERO インフェルノ・ウィング》でセットモンスターを攻撃する。効果ダメージにより、貴様の残りわずかなライフは0となる。敗北し、我が糧となるがいい」

 勝利への確信が、覇王の声音から伝わってくる。高層ビルの屋上近くまで上昇した《E-HERO インフェルノ・ウィング》が、ボクへと急降下してきた。巨腕からは、いくつものクロウが伸びあがっている。まともに喰らえば、ズタズタにされてしまう。

「ダ、ダルクくん……」

「大丈夫だよ、アウス。守備態勢は充分に整っているからね」

 嗜虐的な笑み。竜巻に包まれながら、《E-HERO インフェルノ・ウィング》が上空から迫ってくる。黒霧が苦しむかのように乱れている。《E-HERO》5体に囲まれているけど、真価を発揮できるのは一部のみだ。恐れることはない。ボクは相棒たちを呼びだした。





【エピソード5-D・セブンスターズ・その30】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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