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A・ZEXAL-10 マーメイル乱舞! シャークVSエリア

遊☆戯☆王ZEXAL DVDシリーズ DUELBOX (6)遊☆戯☆王ZEXAL DVDシリーズ DUELBOX (6)
(2013/01/16)
畠中祐、入野自由 他

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 《水精鱗》が活躍します。アニメとは並行世界関係。

 生放送中であったせいか、騒ぎの拡大は止まらない。その映像はネットを通じて、ハートランドを震撼させている。プロデュエリストの決闘中継に、エリア・マーシュが割りこんできたのだ。警備員が無断侵入者を押えようとするも、次々と意識を失いだした。観客が悲鳴をざわつかせながら逃げていく。水兵服姿の少女が、おぞましい気配を零しつづけていた。整った容貌こそしているが、蛸のごとき両瞳が不気味すぎる。惹きこまれるような狂声を、スタジオに響かせだした。

「初めまして。私はエリア・マーシュというものです。デュエルをしにきました。プロのみなさんに痛みを与えてほしくて。さぁ、私に苦悶と激痛を刺しこむのです!」

 視線を向けられた蝶野さなぎが走りだす。恐怖を露わとするも、すぐに可憐な仕草をとりだした。さすがは、デュエル・アイドルだと感心してしまう。羽原夫妻は逃げられずに、バトルを挑まれる結果になった。飛夫が《幻獣機》を操り、海美が《水精鱗》を躍らせる。息の合ったコンビネーションであるが、2人がかりにもかかわらず敗北した。

「都市伝説として騒がれている妖怪決闘者だな! この私が退治してやる!」

 片桐大介プロが挑むも、エリアは儀式召喚で対応する。カメラマンも去ったせいで、映像が真横に傾いている。その不安定さが臨場感を増幅していた。

「速攻魔法はカウンター罠《マジック・ジャマー》で封じるぞ! レベル8モンスター3体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《熱血指導王ジャイアントレーナー:攻撃力2800・R8・O×3》を攻撃表示でエクシーズ召喚! んんーっ! 熱血指導!」

「罠カード《強制脱出装置》を発動。《熱血指導王ジャイアントレーナー》をデッキに戻す」

 片桐プロが攻めていくも、ダメージすら与えられずに完敗した。過去に手合わせしてもらった経験があるが、彼には手足も出なかった。こんなに、あっさりと倒してしまうとは……。何という光景だろうか。プロデュエリスト3人が無残にも倒れている。エリアは彼らのデッキを奪っていく。羽原海美のデッキには強い興味を示していた。



「そんなっ! 海美さんは私の師匠なんだよ! すっげー強いのに負けてしまうなんて、ありえないぜ! デッキを盗んでいくなんて許せねーっ! 俺は強盗が世界一嫌いなんだ!」

 神月アンナが映像を観て激怒していた。

「こいつと戦ったことあるけど、滅茶苦茶に強くなっている。そうだよな、アストラル?」

 宙に視線を向けながら、遊馬が言葉を投げだす。不可視の決闘者アストラルにより、初対戦で敗北したのは忘れられない。エリア・マーシュに勝ったようだ。彼女の戦術は大幅強化されているらしいが、それを抜いて考えても感心してしまう。九十九遊馬は着実に歩んでいる。出会った当初は素人丸出しだったが、信じられないぐらいに成長したものだ。

「強くなっていようが、俺はエリア・マーシュに挑むぜ。リオが行方不明になっているのも、コイツのせいにちがいない。ついでに、羽原海美プロの仇討ちもしてやるよ」

「気をつけろよ、シャーク。エリアは本当にやばいんだ。俺だって、ぎりぎりで勝てたからな」

「心配するな。デッキ強化は続けている。調子こいた決闘者にかましてやるぜ!」

 遊馬と神月アンナが、不安げな表情を漂わせている。ヘルメットをかぶり、ライトバイクのエンジンを噴射させた。公園道路から一般道路に飛びだした。茜色の日差しが差しこんでくる。リオが元気になれば、また乗せたかった。気持ちのいい風を、一緒に吸いこみたかった。リオが帰ってこなくなってから1週間近くが経過している。あの悪夢が再現されるのか。



「あなたが神代凌牙ですか? 神代璃緒は興味深いデュエリストでしたよ。苦痛こそは味わえませんでしたが、少しばかり楽しませていただきました」

 俺を待っていたかのように、港通りに立っていた。薄闇が舞いおりて、波音が不気味に鳴っている。潮風を吸いこみながら、エリアが言葉をつないでいく。

「闇のデュエルをしてくださいよ。その怒りを刺してください。激痛という快楽を体感させてください。生きているという実感に溺れさせてください。堪能させてくれたら、神代璃緒と再会させてあげますから。たっぷりと傷つけあいましょうよ」

 満面笑顔が開いて、蛸のごとき瞳が露わとなる。大人しそうな少女であるが、目玉だけでおぞましくなるものだ。実際に対峙すると、洪水に飲みこまれたような恐怖が覆ってくる。バリアンの比じゃない。こんな相手に遊馬は勝利したのか。リオについて考えると憤怒しそうになるが、冷静に腹式呼吸を繰りかえした。ねちゃりとエリアが微笑んだ。吐気がこみあげてくる。

「いかれた決闘者だな。Ⅳがマシに見えてくるぜ。元より、あんたを倒すつもりだ」

「素敵な睨みっぷりですよ。では、始めましょうか」



『デュエル!』



【1ターン目:エリア】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻ですね。ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセットして、ターンエンド」

 夜海を背景として、少女姿の化物と向かいあう。



【2ターン目:シャーク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
エリア:モンスター1体が裏側守備表示でセットされている。


「そんなに痛い目に遭いたいのなら、遠慮なくいかせてもらうぜ! 俺のターン、ドロー。《キラー・ラブカ:攻撃力700・Lv3》を召喚。魚族モンスターの召喚成功により、手札から《シャーク・サッカー:攻撃力200・Lv3》を特殊召喚する」

「レベル3モンスター2体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《ブラック・レイ・ランサー:攻撃力2100・R3・O×2》をエクシーズ召喚! セットモンスターに攻撃!」

 赤槍を振りまわしながら、黒き海戦士が突撃していく。表側表示モンスターが存在しないから、モンスター効果も使用できない。裏守備モンスターをぶすりと貫いた。跳びだした長髪人魚が砕かれていく。さっそく、奪ったデッキを使用しているのか。

「壊してくれて助かりますよ。《水精鱗-アビスリンデ:守備力1200》が破壊されたことにより、デッキから《水精鱗-アビスパイク:攻撃力1600・Lv4》を特殊召喚します。この特殊召喚により、モンスター効果を発動。手札の水属性モンスター《水精鱗-アビスヒルデ》を捨て、デッキからレベル3以下の水属性モンスター《水精鱗-アビスグンデ》を手札に加えます」

 男人魚が海面から跳躍した。彼を中心として、少女人魚たちが海上で踊っている。薄暗くなった波間で、いくつもの双眸が赤く輝いている。俺を喰らおうとしているようだ。

「《水精鱗-アビスヒルデ》が手札から墓地送りにされたので、手札から《水精鱗-メガロアビス:攻撃力2400・Lv7》を特殊召喚します」

「相手ターンで、これだけモンスターを展開していくとは……。《水精鱗》は恐ろしいデッキだぜ。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:エリア】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
エリア:《水精鱗-メガロアビス:攻撃力2400・Lv7》&《水精鱗-アビスパイク:攻撃力1600・Lv4》が攻撃表示。

シャーク:《ブラック・レイ・ランサー:攻撃力2100・R3・O×2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。装備魔法《アビスケイス-ケートス》を《水精鱗-メガロアビス》に装備して、攻撃力を800ポイントアップさせます。相手フィールドで罠カードが発動されたとき、効果無効にして、このカードを墓地に送ります。トラップは封じさせていただきました」

「フィールド魔法《忘却の都 レミューリア》を発動。水属性モンスターの攻守は200ポイントアップします。《ブラック・レイ・ランサー》は闇属性モンスターですので、恩恵は受けられないですね。獣戦士モンスターでもありますし、不憫なモンスターです」

 夜港から海上都市へと、周囲光景が回転していく。青空広がって解放感に満たされる。アーマーをまとった魚戦士が、巨体を震わせながら咆哮した。攻撃力は3400ポイントにまで上昇している。その横からは、金髪の男人魚が鋭く睨みあげてきた。

「《水精鱗-アビスタージ:攻撃力1700・Lv4》を召喚。この召喚により、モンスター効果を発動します。手札から水属性モンスター《水精鱗-アビスグンデ》を捨て、墓地からレベル3以下の水属性モンスター《水精鱗-アビスヒルデ》を手札に加えます」

「《水精鱗-アビスグンデ》が手札から捨てられたので、墓地から《水精鱗-アビスリンデ:攻撃力1500・Lv3》を特殊召喚します」

「《水精鱗-メガロアビス》のモンスター効果を発動。表側攻撃表示の水属性モンスター《水精鱗-アビスリンデ》をリリース。このターンでの連続攻撃を可能とします。《ブラック・レイ・ランサー》に攻撃! じっくりと痛みを縫いつけるのです!」

 蘇ったばかりの長髪人魚が、《水精鱗-メガロアビス》の栄養源となる。優秀なリクルート効果を持っているが、再使用するつもりはないようだ。このターンで勝負を決めるのだろう。蛸眼がギラギラと輝いている。《ブラック・レイ・ランサー》が赤槍で防ごうとするも、牙剣で一刀両断された。1300ポイントの戦闘ダメージを受けて、ライフは2700ポイントにまで刻まれていく。

「素晴らしい苦悶の表情ですよ。羨ましくなります。私はノーダメージで勝ちそうですから。《水精鱗-メガロアビス》は2回攻撃が可能となっています。ダイレクト・アタック!」

「気持ちの悪いヤツめ! イライラするぜ! 速攻魔法《スケープ・フィッシュ》を発動。《スケープフィッシュ・トークン:守備力0・Lv1》4体を守備表示で特殊召喚する」

「兄妹そろって、同じ速攻魔法を使うのですね。攻撃を続行します」

「焦りすぎたな! 魚族モンスターが攻撃対象にされたことより、墓地から《キラー・ラブカ》を除外して、《水精鱗-メガロアビス》の攻撃を無効にする。そして、次の自分エンドフェイズまで攻撃力を500ポイントダウンさせる」

 《キラー・ラブカ》が《水精鱗-メガロアビス》に噛みついて、攻撃力を2900ポイントにまで落としこんだ。《水精鱗-アビスパイク》と《水精鱗-アビスタージ》、2体の甲冑人魚が泳いできた。《スケープフィッシュ・トークン》2体を戦闘破壊して、残り2体にまで削っていく。勝利を確信していただけに、エリアの勢いが下降している。

「《忘却の都 レミューリア》の効果発動。自分フィールドの水属性モンスターの数だけ、エンドフェイズまで、水属性モンスターのレベルアップをします。私のフィールドには水属性モンスターが3体。《水精鱗-アビスパイク》と《水精鱗-アビスタージ》をレベル7にアップ!」

「レベル7モンスター2体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《水精鱗-ガイオアビス:攻撃力2800・R7・O×2》をエクシーズ召喚! オーバーレイ・ユニット1体を消費すれば、任意のタイミングで相手モンスター効果を封印できます。ターンエンド」

 正確にいえば、《水精鱗-ガイオアビス》よりも攻撃力の低いモンスターにかぎるがな。威厳あふれるポセイドンが、海中より浮上した。その下半身は海王竜のようである。オーバーレイ・ユニットが存在するかぎり、レベル5以上である《水精鱗-メガロアビス》は攻撃不可能となる。守備を固めだしたか。だが、そんな程度では神代凌牙に勝てないぜ!





【A・ZEXAL-10】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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