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CROSS-101 アクナディン始動! ジャックVSアヌビス

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【3】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【3】
(2009/03/18)
宮下雄也、星野貴紀 他

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 劇場版「遊戯王-光のピラミッド」に登場した敵キャラです。

 目覚めても、隣りにアウスがいない。心苦しい朝が始まった。彼女と離れていた時期もあったけど、故郷で待ってくれていた。今は状況そのものが違う。敵側に捕まっているんだ。アルマも意識を眠らせている。こんな状況だけど、頼もしい仲間たちが支えてくれる。クリクリー! ハネクリボーが肩に下りてきた。D・ナポレオンも乗せて、クリボー号を吹っとばした。



「ダルク・ウェイトリィって言ったな。そんな薄着でD・ホィールに乗るなよ。横転したときに、怪我をしても知らねぇぞ。本題にいくが、俺とライディングをやらねぇか?」

 炎城ムクロと自己紹介したデュエリストに絡まれた。サングラスにパンクファッションと、不良っぽい印象を受けてしまう。ワイルドそうな疾走決闘者だ。いつもなら快くOKするけど、状況のせいで気が回らない。ここのところ、デュエルに集中しきれないから。

「いや、止めておく。乗気じゃなさそうだしな」

「さそってくれたのに、ごめんなさい。友達が誘拐されて、思考をデュエルに流しきれなくて……」

「誘拐? 舐めた真似をしやがるな。パトロールには通報しているんだろ?」

「もちろん。牛尾さんも協力してくれているけど、それだけじゃ不安なんだ。こうやって、俺も情報を集めているんです。あいつらも、そろそろ動きだすと思うけど……」

「さらわれた友達って、どんな顔をしている?」

 携帯端末のディスプレイを開いた。ボクとアウスが並んで写っているものだ。今日のような青空下で、気持ちよくアウスが微笑んでいる。また、彼女の笑顔が見られるだろうか? 胸が締めつけられる。炎城ムクロがアドレス交換をしてくれた。何か知ったら教えてくれるという。恐そうな外見をしているが、親切そうな兄さんだ。こうして、情報入手経路が太くなる。

「WDGPが終っても、ネオドミノには強豪デュエリストが残っている。決闘修行するには最高の環境だぜ。ジャック・アトラスも帰ってきているというしな。あのメンバーに勝ちぬいて優勝とは、あんたも凄いじゃないか。鬼柳とアンドレに敗れて、俺は予選敗退ってところか」

「どちらも決勝進出者だね」

「ボマーにも挑もうとしたが、故郷に帰っているそうだ。何でも、ナスカの地上絵が荒らされたそうじゃねぇか。大神官アクナディンとやらが降りてきて、ボマーの仲間を倒したらしいぜ。遊星らも騒いでいる。ここのところ、物騒になっているよな。街では大蜘蛛が暴れるしよぉ」

 遊星さんから聞いたことがある。ダークシグナーとの激戦の末に、そこへ【地縛神】を封印したと。ボクは見たことないが、それらが復活すると大災害が訪れるらしい。彼らにも連絡をしておこう。アクナディンか。大神官デ・ザードの記憶にいた人物だ。嫌な予感が鳴りやまない。

「事が片付いたらデュエルしようね。危険な決闘者がうろついているから気をつけて」

「心配するな。返討ちにしてやるよ。嬢ちゃんこそ、気をつけな」

 D・ホィールに乗りこんで、炎城ムクロが去っていく。ボクもヘルメットをかぶりなおした。快晴空に魔法陣が浮かんで消滅する。その中央から巨大眼球が覗きこんできた。ヒータが教えてくれた。《時械神》という精霊神に、ボクは目をつけられているらしい。厄介ごとは重なるものだ。



「ダルク・ウェイトリィだな?」

 炎城ムクロと入替わるように、ジャック・アトラスが話しかけてきた。ホィール・オブ・フォーチュンの白機体に惹かれてしまう。目にするのは再びだけど、会話するのは初めてかな。ライトニングに追跡されたとき、この人が割りこんでくれたんだ。しまった! お礼を忘れていた。

「こんにちわ。ダルク・ウェイトリィです。ライトニングから助けてくれて、あ、ありがとうございます。あのぅ……。お礼が遅れて、ごめんなさい」

「謝る必要などない。教祖ライトニングは気にいらない。助けたのは結果的なものだ。話は遊星から聞いている。仲間をさらわれたそうだな。レディを連れさるなど、このジャック・アトラスが許しておかない! 俺にも協力させてもらうぞ!」

 ヒータなみの高身長で、見上げなければ視線を合わせられない。魂が燃えているかのごとく、全身から覇気を噴きだしている。こんな勇者までが仲間側に来てくれるなんて心強い。デュエルも相当に強いという。一段落すれば、真剣勝負を挑みたいものだ。

「単独で【光の結社】に乗りこんだそうだな。小娘ながらに勇敢じゃないか」

「単独じゃないよ。クロウや遊星さんも一緒に戦ってくれた。チーム・ラグナロクも覇王軍を退けてくれた。カードの精霊もついているからね。恐怖なんて吹っとぶよ。大切なアウスを助けたいんだ。どんな相手に対しても、俺は引くわけにはいかない。これからもね」

 D・ナポレオンに視線を移してから、ジャックが口元で微笑した。彼とは協力していけそうだ。敬意に押されて、右手を差しだす。がっしりと握りかえされる。熱き鼓動が伝わってくる。ライトニングからの逃走中、ジャックと視線を交しあった。あの高まりを思いだす。

「ジャック・アトラスさん。よろしくお願いします」

 その瞬間であった。いくつもの悲鳴を重なりあった。ジャックが視線をずらす。混乱困惑しながら、通行人が逃げていく。ヘドロが湧きあがり、黒い泥柱を噴きたてる。それは次第に人型を成していった。金髪が伸びあがり、ダークマントが広がった。胴間声が響いてくる。

「我が名はアビヌス。アクナディン様の命により、貴様らを滅する」

 暗黒色に染まった両眼で睨みおろしてくる。ファラオの使徒か。筋肉質な巨体をしているが、迫力に圧されるものか。こいつをデュエルで倒して、アウスに関する情報を訊きだしてやる。表情から察するに、洗脳されているかもしれないが。少しでも手掛かりは得られるだろう。

「アヌビスだと? ならば、このジャック・アトラスが相手をしてやろう」

「シグナーか。いいだろう。我が牙の滓にしてくれるわ!」

 ジャックが強引にも、身を乗りだしてきた。ボクが戦おうとしたけど、見事にタイミングを逃してしまった。アヌビスもジャックを対戦相手と認識しだしたようだ。胸に下げているのは、純白のピラミッドだろうか? 邪悪な輝きを放っている。

「ジャックさん。相手は只者じゃなさそうだよ。気をつけて」

「分かっておる。俺は幾度も強敵と戦ってきた。積みあげられた力を叩きこんでやる!」



『デュエル!』  『ディアハ!』



【1ターン目:アヌビス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。《神獣王バルバロス:攻撃力1900・Lv8》を召喚。リリース無しで召喚したゆえに、攻撃力は1900ポイントにまで堕ちる。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 獅子王がタテガミを振るわせた。紅槍を持ちあげ、半獣人の巨体を立ちあがらせる。攻撃力は3000ポイントであるが、妥協召喚すればパワーダウンする。それでも、充分な攻撃力を誇っている。自信満々に伏せられたカードも気になる。ジャックは、どう出るだろうか?



【2ターン目:ジャック】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アヌビス:《神獣王バルバロス:攻撃力1900・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚がセットされている。


「先攻など貴様にくれてやる。とくと味わうがいい。ジャック・アトラスのデュエルを! 俺のターン、ドロー。相手フィールドのみにモンスターが存在することより、手札から《バイス・ドラゴン:攻撃力1000・Lv5》を攻撃表示で特殊召喚する」

「《トラスト・ガーディアン:攻撃力0・Lv3・チューナー》を召喚」

「レベル5《バイス・ドラゴン》に、レベル3《トラスト・ガーディアン》をチューニング!」

「王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を見るがいい! シンクロ召喚! 我が魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》!」

 《バイス・ドラゴン》はモンスター効果で特殊召喚すると、攻撃力が半減する。速攻でシンクロ素材とすれば、そんなデメリットも関係ないけどね。紅炎に包まれた悪魔竜が、フィールドへと飛びだした。力強く咆哮。威圧的なパワーに、焼きつくされそうな気分になる。 

「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で、《神獣王バルバロス》を攻撃する」

 アブソリュート・パワーフォース! 《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が右手に炎を宿し、そのまま《神獣王バルバロス》を木端微塵に叩きつぶした。アヌビスへと衝撃が伝わる。1100ポイントのダメージを受け、相手ライフは2900ポイントにまで削られる。

「これが、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》だ! ターンエンド」



【3ターン目:アヌビス】LP2900、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
アヌビス:魔法&罠カードゾーンにカード1枚がセットされている。

ジャック:《レッド・デーモンズ・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。永続罠《光のピラミッド》を発動!」

 アヌビスの詠唱が、街路に重々しく響きわたる。地獄底から這いあがる呪いのようだ。びりびりと大気が振動している。眩いピラミッドが拡大して、ボクたちを街から隔離した。

「《光のピラミッド》が発動しているとき、我が秘伝のヒエラティック・テキストにより裁きの神獣が召喚される。ライフを500ポイントずつ払い、手札から《アンドロ・スフィンクス:攻撃力3000・Lv10》と《スフィンクス・テーレイア:攻撃力2500・Lv10》を特殊召喚!」

 ライフコストを払い、相手ライフは1900ポイントにまで落ちこんだ。掌から闇泥が流れおちている。それらは、脈打ちながらアスファルトに広がっていく。爆発するように噴きあがり、聖獣2体が形作られた。美女の首が生えたスフィンクス。獅子の頭部が吼えあがるスフィンクス。ハイパワー・モンスターが翼を開放して、主下に並びたった

「特殊召喚したターン、神獣は攻撃できない。カード1枚をセットして、ターンエンド。次のターンで、裁きはくだる。恐怖せよ!」



【4ターン目:ジャック】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
アヌビス:《アンドロ・スフィンクス:攻撃力3000・Lv10》と《スフィンクス・テーレイア:攻撃力2500・Lv10》が攻撃表示。永続罠《光のピラミッド》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚がセットされている。

ジャック:《レッド・デーモンズ・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。


「ほざいたな! 貴様の裁きなど、恐れはせぬ! 俺のターン、ドロー。魔法カード《紅蓮魔竜の壷》を発動。《デッド・デーモンズ・ドラゴン》が自分フィールドに存在するとき、デッキから2枚をドローする。さらに、魔法カード《調和の宝札》発動。手札の《レッド・デーモンズ・ベビー》を捨て、デッキからカード2枚をドローする」

 攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーを捨て、手札交換を行なうマジックか。

「ハイレベル・モンスター2体を並べたようだが、ジャック・アトラスの目は節穴ではない。《光のピラミッド》を破壊すれば、《スフィンクス》どもは除外される。ならば、《光のピラミッド》を除去すればいいだけのこと。魔法カード《クリムゾン・ヘルセキュア》発動。《レッド・デーモンズ・ドラゴン》がフィールドに存在するとき、相手の魔法・罠カードを破壊つくす。消え去るがいい!」

 《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が大跳躍。豪腕を振りあげ、真上から《光のピラミッド》とセットカード《聖なるバリアーミラーフォース》を粉々に粉砕した。白光が街一面を塗りたくし、《スフィンクス》2体を飲みこんだ。不利な状況へと陥ったにもかかわらず、アヌビスは哂っていた。

 異様な気配を感じる。浮かびあがっているのは、アクナディンなのか?





【エピソード6-古代神官の宴・その1】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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