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CROSS-105 ムクロ炎上!

遊戯王5D's SOUND DUEL 03遊戯王5D's SOUND DUEL 03
(2011/02/16)
TVサントラ

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 ダークになりますので。

 頑張っている人を応援したくて、マスコミの仕事に就いた。そりゃあ、嫌なこともたくさんあるさ。編集長は五月蝿いし、安定した睡眠もとれない。ジャックたちに出会ってからは、そんな不満も吹っとんだ。ダルク・ウェイトリィを独占取材しだしてからは、記者としての立場も上がったみたい。上司たちも喜んでいて、給料もアップしてくれた。

 聞いてみたところ、ダルクは隔離されて育てられたようだ。幼い顔つきをしていたのは、そのせいだろう。人間関係が少ないと、なかなか成長できないものだ。デュエルを通して、たくさんの決闘者と触れてきたせいかな? 子供っぽい容姿には変わりないものの、18歳というのも納得できてくる。口調も引締まってきている。定期的に取材をしているが、成長観察できるのは楽しいものだ。ちなみに、彼女にデュエルで勝ったことない。ちょっとだけ悔しいかも。

「今日の私の運勢は?」

 引いてみたカードは、《占い魔女 チーちゃん》! あなたの運勢はスーパーピンチ! へこみそうになるけど、これぐらいで記者魂は砕かれないのだ。ジャックも帰ってきて、私のハートは燃えあがっている。ダルクとのスキャンダルが流れているが、そんな嘘八百に惑わされない。夜遅くなってきた。アウスさんについての情報を探しているけど、今日も収穫無しみたい。さらわれてしまい、本当に大丈夫かなぁ? 知りあいだけに、不安が胸奥をつかみあげてくる。



 D・ホィールが真横を追越していった。ちょっとだけ大胆な格好をしている。古代エジプトを連想させられる黒衣装だ。スタイル抜群! 綺麗なオナカをしているね。露出したまま疾走していると痛ますぞ。嫌な気配が第六感を刺激してくる。どこかで会ったような気もするし。

「何だ、姉ちゃん? 薄着でライディングするのが流行っているのか? クラッシュしたときに大怪我するぞ。俺に挑むのはいいけどよぉ。女相手でも容赦はしないぜ」

 追跡してみると、彼女は炎城ムクロに挑みだした。WDGPでは予選敗退したものの、実力伸び盛りなデュエリストだ。シティに残って、数々の勝利を収めている。2人はライディングコースへ突入していく。私だって小型自動車ながら追跡取材をするんだから。スクープへの期待と、這いあがってくる不安が混じりあう。決闘観察できるように、撮影装置も起動しておく。

「あなたの実力程度なら丁度いい。ライディング・デッキの調整をさせてもらうの」

「ずいぶんと自信満々じゃねぇか! この炎城ムクロが、鼻柱を折ってやるよ」



『デュエル!』



【1ターン目:ムクロ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー! 《Sp-バーニング・アクセル》を発動。手札の《バーニング・スカルヘッド》を任意の枚数だけ見せる。その数だけ、スピード・カウンターを爆走させる。それだけじゃないぜ! 2枚以上を見せたとき、デッキからカード1枚をドローする」

 スピードテクニックは炎城ムクロが勝っている。あっさりと、ファーストコーナーを奪った。スピード・カウンター3つを得て、一気に加速する。手札には《バーニング・スカルヘッド》3体があるのか。手札事故とも解釈可能だけど、プレイヤー次第だね。

「手札の《スカル・コンダクター:攻撃力2000・Lv4》を墓地に送り、合計攻撃力が2000ポイントになるように、手札からアンデットを特殊召喚する。来いっ、《バーニング・スカルヘッド:攻撃力1000・Lv3》2体! 相手を炎上させやがれ!」

 《バーニング・スカルヘッド》が手札から特殊召喚されたとき、相手ライフに1000ポイントのダメージを与える。亡霊指揮者がタクトを振りおろすと、火炎に包まれたドクロが突撃していった。相手ライフが2000ポイントにまで燃やされていく。テールランプが夜闇で、不安定に揺れていく。

「2体の《バーニング・スカルヘッド》をリリースして、《スカル・フレイム:攻撃力2600・Lv8》をアドバンス召喚。モンスター効果を発動。手札から《バーニング・スカルヘッド:守備力800・Lv3》を特殊召喚する。ダメージも受けてもらうぜ」

 炎城ムクロのエースモンスターが降臨。《バーニング・スカルヘッド》を投げつけて、相手ライフを1000ポイントにまで減らしていく。本当に容赦がない。色っぽい悲鳴が漏れたけど、炎城ムクロは無視するようにエンド宣言をした。《スカル・フレイム》のモンスター効果を発揮すれば、バトルフェイズを行なえなくなる。1ターン目だから関係ないけど。



【2ターン目:謎の決闘者】LP1000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ムクロ:《スカル・フレイム:攻撃力2600・Lv8》が攻撃表示。《バーニング・スカルヘッド:守備力800・Lv3》が守備表示。

スピード・カウンター:ムクロ+4 謎の決闘者+1


「凄いね。ファーストターンで、ここまで攻めてくるなんて。ダルクくんなら平気でかわしちゃうけどね。私も追いつかないと。全ての世界を、私たちの愛で埋めつくすためにも! 私のターン、ドロー。《ジェムナイト・サニクス:攻撃力1800・Lv4》を召喚」

「このカードで《スカル・フレイム》を攻撃するよ。手札から《ジェム・マーチャント:攻撃力1000・Lv3》を墓地に送る。地属性の通常モンスターが戦闘するダメージステップ時、その攻撃力を1000ポイントアップさせるの」

 魔法使いみたいのがエナジーを送りこみ、一時的にパワーアップをさせる。《ジェムナイト・サニクス》がトゲトゲを叩きつけ、《スカル・フレイム》を木端微塵に潰した。炎をまとった骨欠片が散っていく。200ポイントの戦闘ダメージを与え、ムクロのライフが3800ポイントにまで減らされる。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:ムクロ】LP3800、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ムクロ:《バーニング・スカルヘッド:守備力800・Lv3》が守備表示。

謎の決闘者:《ジェムナイト・サニクス:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

スピード・カウンター:ムクロ+5 謎の決闘者+2


「俺のターン、ドロー。墓地から《スカル・フレイム》を除外して、手札から《スピード・キング☆スカル・フレイム:攻撃力2600・Lv10》を特殊召喚。モンスター効果を発動するぜ! 墓地の《バーニング・スカルヘッド》1体につき、相手ライフに400ポイントのダメージを与える」

 《スカル・フレイム》がパワーアップ形態で復活した。馬状の下半身で駆けていく。墓地には《バーニング・スカルヘッド》2体が存在する。よって、800ポイントのダメージだ。路面下から湧きだした《バーニング・スカルヘッド》が、相手プレイヤーへと噛みついていく。相手ライフは200ポイントにまで追いつめられた。ダメージ衝撃により、D・ホィールが揺さぶられる。

「《バーニング・スカルヘッド:攻撃力1000・Lv3》を攻撃表示に変更。《スピード・キング☆スカル・フレイム》で《ジェムナイト・サニクス》に攻撃する」

 《スピード・キング☆スカル・フレイム》が振りかえり、コースを逆上してきた。金属蹄がアスファルトに叩きつけられる。このまま決まれば、勝利は確定するだろう。伏せカードがあるかぎり、安心はしていられない。走行体勢を直して、相手が麗声で叫びあげた。

「カウンター罠《攻撃の無力化》を発動! 攻撃を無効にして、バトルを終了させる」

「《攻撃の無力化》だとっ!? 簡単に勝負を決めさせねぇってか。いいぜ! 表側表示の《バーニング・スカルヘッド》を除外することにより、除外されている《スカル・フレイム》を墓地に戻す。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:謎の決闘者】LP200、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ムクロ:《スピード・キング☆スカル・フレイム:攻撃力2600・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

謎の決闘者:《ジェムナイト・サニクス:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。

スピード・カウンター:ムクロ+6 謎の決闘者+3


「私のターン、ドロー」

「俺のスピード・カウンターが勝っている。永続罠《スピード・ブースター》を発動。スピード・カウンターの差数だけ、相手モンスターの攻撃を無効にできる。俺のターンが来れば、スピード・カウンターの差1つにつき、相手ターンに100ポイントのダメージを与える」

 炎城ムクロの機体に合体装着された。不動遊星を苦戦させた永続罠だ。攻撃一辺倒に見えて、守りも考慮している。さすがは、ジャックへの挑戦者だけあるかも。《スピード・キング☆スカル・フレイム》が破壊されても、墓地から《スカル・フレイム》を復活させられる。ドローフェイズに《バーニング・スカルヘッド》を回収すれば、バーン効果で勝利できちゃう。

「私が加速すれば問題無いわ。《Sp-オーバー・ブースト》を発動。スピード・カウンター4つを増やして、7にまでスピードアップ! これで、攻撃無効にできるのはワンチャンスだね」

「スピード・カウンターは4つ以上ある。《Sp-スピード・フュージョン》を発動。手札の《ジェムナイト・ルマリン》と、フィールドの《ジェムナイト・サニクス》を融合するわ。《ジェムナイト・パーズ:攻撃力1800・Lv6》を融合召喚!」

「スピード・カウンターは6つ以上ある。《Sp-パワー・バトン》を発動。デッキから《ジェムナイト・クリスタ:攻撃力2450・Lv7》を墓地に送り、その攻撃力分だけダメージステップ時にパワーアップするの。《ジェムナイト・パーズ》で攻撃!」

 女性ライダーが追いあげていく。グリーンマントを羽ばたかせながら、光色の宝石騎士が攻めていく。その攻撃力は4250ポイントにも達する。《スピード・ブースター》でガードするも、連続アタックができるモンスターだ。戦闘破壊したモンスターの攻撃力分だけ、相手にダメージを与えられる。攻撃表示モンスターを攻めれば、直接攻撃と同等量のダメージにもなる。2本目の雷剣が貫いて、《スピード・キング☆スカル・フレイム》は感電爆破した。



 轟音が静まった。止まったD・ホィールの上で、炎城ムクロが気絶している。あの叫びようからすると、ダメージが実体化していたかもしれない。

「アウスさん……?」

 女性デュエリストがD・ホィールを回転させて、真横を通りすぎていった。私へ向けた視線は一瞬だけ。寒気に手先が震えてしまう。興味を抱かれなかったようだ。私の知っている彼女ではない。オレンジとグリーンのオッドアイ。眼差しが歪みきっている。ダルクに連絡しなきゃ。その前に、救急車を呼ばなければ。炎城ムクロを助けるためにも、残像している恐怖を振りはらった。





【エピソード6-古代神官の宴・その5】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

そういう展開で来たか、ライディングだと融合と儀式が不遇になりやすいんだよね。ジェムナイトは一応、罠融合で解決できなくもないが。
ムクロはSPを巧みに利用してライディングの面白さに火をつけたキャラだから印象的であったね。あのデュエルはSPの活用が盛り込まれていて今でも素晴らしい。確かムクロは改変前の世界では遊星とチームだったんだよね。

No title

 majesticさん、感想ありがとうございます。

 ライディングだと特定のデッキが不利になりますね。儀式・融合は元より、魔法カードに専用サポートが多いデッキも。《ジェムナイト》は何とかしてみます。

 遊星とのデュエルは、ムクロが活躍してくれました。ライディングとデュエルが上手く結びつきました。予想以上にいいやつで好感を抱けました。遊星・アキ・ムクロでチームを組んだようですね。これはこれで、見てみたいものです。
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