スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CROSS-117 冥界王を打破れ! シューティング・スター・ドラゴン!

【遊戯王シングルカード】 《スターストライク・ブラスト》 シューティング・スター・ドラゴン ウルトラレア stbl-jp040【遊戯王シングルカード】 《スターストライク・ブラスト》 シューティング・スター・ドラゴン ウルトラレア stbl-jp040
()
コナミ

商品詳細を見る

 クリアマインドを脳内で流してしまいました。

「俺のターン、ドロー。フィールド魔法《スピード・ワールド2》の効果を発動する。スピード・カウンター7つを取りのぞき、デッキからカード1枚をドローする」

 遊星さんのターンだ。コース先頭を疾走している。ハイウェイは紫炎に挟まれており、コースアウトをすれば敗北だけで終らないだろう。亡霊たちが悲鳴を泡立てている。デュエルへの集中が削がれそうになる。アクナディンの頭部が輝いた。遊星さんの反応からすれば、精神を覗こうとしているのか。ボクたちは攻略できたけど、遊星さんはマインドシャッフルができない。

「どういうことだ? カードが視えないだと!?」

 アクナディンが驚きを露わにした。右腕が熱い。大いなる力に惹かれるように、視線を傾けていく。赤き龍が飛行している。夜空を泳ぎながら見守ってくれているようだ。アクナディンから守るかのように、遊星さんを仲間たちが囲んでいる。絆がマインドスキャンを阻んだのか。遊星さんは何もせずに、エンドフェイズを唱えた。

「おのれっ! 《地縛転輪》の効果を発動する。《地縛神Chacu Challhua》をリリースし、デッキより《地縛神Ccarayhua:攻撃力2800・Lv10》を特殊召喚する」

 《地縛神》が存在するかぎり、《地縛転輪》は毎ターン発動しなければいけない。シャチのごとき《地縛神Chacu Challhua》が消滅し、巨大蜥蜴が立ちあがった。高層ビルディングにも届きそうな身長をしている。目玉をぎょろつかせながら、どたばたと走りこむ。カード効果で破壊してしまえば、フィールドのカード全てを破壊するようだ。



【9ターン目:ダルク】LP800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
アクナディン:《地縛神Ccarayhua:攻撃力2800・Lv10》が攻撃表示。永続罠《地縛転輪》を発動中。

遊星:無し。

ダルク:無し。

スピード・カウンター:ダルク&アクナディン+8 遊星+1


「俺のターン、ドロー。《走るメロス:攻撃力1400・Lv3》を召喚するよ。ターンエンド」

「《地縛転輪》の効果を発動。《地縛神Ccarayhua》をリリースして、デッキより《地縛神Wiraqocha Rasca:攻撃力1・Lv10》を特殊召喚する」

 《地縛神Ccarayhua》は活躍せずにリリースされた。コンドルタイプの《地縛神Wiraqocha Rasca》が飛翔する。《地縛神Asllapiscu》よりも大きい。こうなれば、ライディング専用の友情モンスターに駆けるしかない。ギリシャ青年が走る。アスファルトを蹴りあげながら走る。



【10ターン目:アクナディン】LP800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
アクナディン:《地縛神Wiraqocha Rasca:攻撃力1・Lv10》が攻撃表示。永続罠《地縛転輪》を発動中。

遊星:無し。

ダルク:《走るメロス:攻撃力1400・Lv3》が攻撃表示。

スピード・カウンター:ダルク&アクナディン+9 遊星+2


「私のターン、ドロー。《地縛神Wiraqocha Rasca》のモンスター効果を発動する。バトルフェイズをスキップすることにより、相手ライフを1にする」

 ダークコンドルが両翼を羽ばたかせ、旋風を巻きおこした。とてつもない怪風が、ボクたちを吹きとばそうとする。コースアウトしないようにD・ホィールを裁いていく。運転に完全集中しなければ、炎壁へと叩きつけられてしまう。時間が止まりそうになるほど専念したせいか、意識が不安定に回りこんでいる。遊星さんもクラッシュだけは回避できた。2人ともライフは1ポイントにまで落ちている。アクナディンが追いぬいたようで、コース先頭を駆けている。

「7種類もの《地縛神》を特殊召喚できたぞ。《地縛神Wiraqocha Rasca》と《地縛転輪》をリリースして、デッキから《冥界の王:攻撃力4000・Lv12》を特殊召喚!」

 遊星さんが息を飲みこんだ。アクナディンの前方から、ボコボコと闇沼が湧いてきた。ヘドロを集めたかのような醜悪さだ。その巨体は《地縛神》すら超えるだろうか。虫のようであり、獣のような容貌をしている。頭部だけを振りかえらせて、両目を赤光させた。

「大神官アクナディンよ。我が復活に尽力したことを感謝する。赤き龍に、シグナーどもか。憎い! 憎い! 今こそ、復讐を果たそうではないか」

 冥府の底から響いてくるようだ。アクナディンがゲームを進めていく。

「フィールド魔法《スピード・ワールド2》の効果を発動。スピード・カウンター7つを取りのぞき、デッキからカード1枚をドローする。手札から《屍食鬼-リチャード・アプトン・ピックマン》を捨て、モンスター効果を発動。《地縛神》3体を墓地から除外して、私のライフを4000ポイントにまで回復する。我が血肉となるがいい!」

 《屍食鬼-リチャード・アプトン・ピックマン》が詠唱をしだした。どこか知的な表情をしている。自分墓地からレベル10以上のモンスター3体を除外するのか。魚型の《地縛神Chacu Challhua》。猿型の《地縛神Cusillu》。鳥型の《地縛神Assla piscu》。それらがアクナディンへと吸いこまれた。ライフが初期値へと戻っていく。絶望感が染みてくる。

「《冥界の王》のモンスター効果を発動する。墓地より《地縛神》4体を、効果無効にして特殊召喚する。蘇れ! 《地縛神Wiraqocha Rasca:攻撃力1》! 《地縛神Ccarayhua:攻撃力2800》! 《地縛神Uru:攻撃力3000》! 《地縛神Ccapac Apu:攻撃力3000》!」

 コンドルのごとき《地縛神Wiraqocha Rasca》が飛びあがった。蜥蜴怪獣《地縛神Ccarayhua》と人型《地縛神Ccapac Apu》がハイウェイを駆けだして、蜘蛛型の《地縛神Uru》が追いあげる。まるで魔宴のようだ。単体でも強力なのに、ぞろぞろと……。

「この程度で諦めないよ! 《走るメロス》をリリース。スピード・カウンターを遊星さんに託す! 遊星さんに希望を委ねるよ」

 ダルク……。遊星さんが、ボクの名前を呟いた。《走るメロス》がダッシュを高めて、光へと昇華していく。ボクのスピード・カウンター全てをパートナーへと移す。9つあったスピード・カウンターが遊星さんに渡され、11まで増えていく。

「そんな行為も無駄だ。《冥界の王》のモンスター効果を発動。《地縛神Wiraqocha Rasca》によりスキップされたバトルフェイズを戻す!」

「《冥界の王》がフィールドに存在するかぎり、《地縛神》は直接攻撃ができる。《地縛神》が存在するかぎり、《冥界の王》は攻撃対象にもならぬ! これが冥界王の力だ! 《地縛神Ccarayhua》で不動遊星にダイレクト・アタック!」

「墓地から《ネクロ・クリボー》を除外して、遊星さんへの戦闘ダメージを0にするよ!」

 グリグリー! 路面を裂いて、《ネクロ・クリボー》が跳びあがった。巨大蜥蜴の進撃を、ドクロバリアでガード。《Sp-エンジェル・バトン》で墓地送りにしたモンスターが、このタイミングで活かされた。頼りになる相棒だよ。ありがとう。

「こざかしい! 《地縛神Ccapac Apu》で、ダルクにダイレクト・アタック!」

「今度は俺がガードする。手札から《速攻のかかし》を捨て、《地縛神Ccapac Apu》の直接攻撃を無効にする。そして、バトルフェイズを終了する」

 《地縛神Ccapac Apu》が巨掌を振りおろしてきた。メタリックデザインの案山子さんが、攻撃を受けとめてくれる。バトルフェイズ自体を終了してしまえば、複数いるモンスターも手出しはできない。《ネクロ・クリボー》はドロー効果もあるんだ。サポートカードが引けたらいいね。

「寿命が延びたにすぎぬ。カード1枚をセットして、ターンエンドだ」

「《ネクロ・クリボー》が発動されたエンドフェイズ。デッキからカード1枚をドロー」



【11ターン目:遊星】LP1、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
アクナディン:《冥界の王:攻撃力4000・Lv12》&《地縛神Wiraqocha Rasca:攻撃力1・Lv10》》&《地縛神Ccarayhua:攻撃力2800》&《地縛神Uru:攻撃力3000》&《地縛神Ccapac Apu:攻撃力3000》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

遊星:無し。

ダルク:無し。

スピード・カウンター:アクナディン+3 遊星+12 ダルク+1


「俺のターン、ドロー。スピード・カウンターは2つ以上ある。《Sp-ヴィジョン・ウィンド》を発動。墓地からレベル2以下の《ターボ・シンクロン:攻撃力100・Lv1》を特殊召喚する。《アンサイクラー:攻撃力100・Lv1》を攻撃表示で召喚」

「レベル1《アンサイクラー》に、レベル1《ターボ・シンクロン》をチューニング!」

「集いし願いが新たな速度の地平へ誘う。光さす道となれ! シンクロ召喚! 希望の力、シンクロチューナー、《フォーミュラ・シンクロン:攻撃力200・Lv2・チューナー》!」

「《フォーミュラ・シンクロン》のシンクロ召喚に成功した。デッキからカード1枚をドローする。ありがとう! ダルクのおかげで、このカードを発動できる。《Sp-スターダスト・シェイクハンド》を発動。スピード・カウンター8つを取りのぞき、除外されているモンスター1体を特殊召喚する。舞戻れ! 《スターダスト・ドラゴン:攻撃力2500・Lv8》!」

 夜空が鏡のように割れて、《スターダスト・ドラゴン》が裂目から帰還した。取りのぞいたスピード・カウンター数と同レベルのモンスターを特殊召喚できるようだ。コストそこ大きいが、《Sp-シンクロ・リターン》のようにリスクはなく、特殊効果も追加される。

「再び地縛神を封印する。ネオドミノを守るために! レベル8《スターダスト・ドラゴン》に、レベル2《フォーミュラ・シンクロン》をチューニング!」


『クリア・マインド!』


 遊星さんの右腕が輝いた。眩しい赤光が放たれ、遊星さんが消えてしまった。どこに行ったのだろう? 視線を巡らせると、はるか前方にワープしていた。アクナディンをも追越している。騎手の動揺が伝わったのか、死霊馬がスピードダウンしている。この隙に、ボクは追いあげていく。遊星さんに追いつくためにも。いつまでも背中を眺めていたくはないから。

「集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く。光さす道となれ! アクセルシンクロ!! 生来せよ、《シューティング・スター・ドラゴン:攻撃力3300・Lv10》!!」

 《シューティング・スター・ドラゴン》が高速飛行をして、大空へと舞いあがった。神々しく全身を輝かせている。聖なる光が地上を照らしだす。周囲を包みこんでいる冥炎が霧散していった。亡霊の嘆きが落ちついていく。《地縛神》が怯えているようだ。

「うろたえるな、《冥界の王》よ! 永続罠《スカーレット・ノヴァの焔》を発動する。《地縛神》全ての攻撃力は4000ポイントになる。《シューティング・スター・ドラゴン》では届かぬ!」

 紅炎が立ちあがった。《地縛神》たちが真赤に燃えあがり、パワーを急上昇させていく。紅蓮の悪魔が薄っすらと笑っている。きつい状況になったけど、《ネクロ・クリボー》によりサポートモンスターを引いたんだ。振りかえった遊星さんと頷きあった。

「手札から《クリボガール》を墓地に送り、モンスター効果を発動するよ。自分墓地の《クリボー》1種類につき300ポイント、《シューティング・スター・ドラゴン》をパワーアップさせる。《クリボー》は5種類いるね。攻撃力を1500ポイントアップするよ!」

「《シューティング・スター・ドラゴン》のモンスター効果を発動。デッキのカード5枚をめくり、チューナーの枚数分まで攻撃ができる」

 まとめてカード5枚をめくる。それら全てはチューナーだった。奇跡のようだ。《シューティング・スター・ドラゴン》から分身4体が放たれた。パープルローブの魔法少女が、スターロッドを振りまわす。空中に描かれた魔法陣から《クリボー》たちが飛びあがり、《シューティング・スター・ドラゴン》の分身にまとっていく。《クリボー・サポーター》は少年姿をしているけど、《クリボー》に含まれるようだ。攻撃力は4800ポイントにまで輝いた。

「《シューティング・スター・ドラゴン》で《地縛神》を攻撃する」

 スターダスト・ミラージュ! 《シューティング・スター・ドラゴン》の分身体が、《エンジェリック・クリボー》を引きつれての超加速。《地縛神Wiraqocha Rasca》に突撃して、瘴気塗れの肉体を消滅させた。800ポイントの戦闘ダメージを与え、相手ライフを3200ポイントにまで落とす。《虹クリボー》と《マジクリボー》も続いていく。《地縛神》が次々と戦闘破壊されていき、アクナディンのライフは800ポイントにまで追いつめられた。

「残されたのは《冥界の王》のみだ。《シューティング・スター・ドラゴン》で《冥界の王》を攻撃する。いくぞ、ダルク!」

 クリクリー! 《シューティング・スター・ドラゴン》と《ハネクリボー》が並んだ。黄金色の光があふれだす。夜街が昼間のごとく照らしだされていく。軌跡が美しい。彗星のごとき勢いで、モンスター2体が夜空を流れていった。《冥界の王》が怪光線を撃ちだすも、あっけなく消される。《冥界の王》は貫かれ、霧が晴れるように消滅していった。断末魔が静かに消えていく。アクナディンが衝撃に吹っとばされた。ライフポイントは完全に失われている。





【エピソード6-古代神官の宴・その17】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。