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CROSS-121 旧支配者ハスターの降臨

遊戯王5D's SOUND DUEL 03遊戯王5D's SOUND DUEL 03
(2011/02/16)
TVサントラ

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 文章量の偏りを正すために、前回と今回を訂正しました。

 《戯曲-黄衣の王》が発動されたことで、私たちは劇場舞台へと送りこまれた。白仮面の屍人貴族により、観客席が埋めつくされている。左右の舞台端では、名状しがたきオーケストラが演奏されている。屍風が吹荒れており、ビロードの紅幕が揺らされている。私たちが対峙しているのは、《黄衣の王》とウィン・カーウィン。そんな相手に、ルアは勇気を奮ったんだ。



【4ターン目:ルカ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ウィン:《黄衣の王:攻撃力1900・Lv10》&《旧支配者 イタクァ:攻撃力2800・Lv8》が攻撃表示。永続魔法《戯曲-黄衣の王・第2部》が発動中。

ルカ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私だって戦える。ドロー。《レグルス:攻撃力1700・Lv4》を召喚。手札の光属性モンスター《フェアリー・アーチャー:Lv3》を墓地に送り、手札から《ちっちゃな妖精 シュガー:攻撃力100・Lv1・チューナー》を特殊召喚する。墓地に捨てたモンスターと同レベルになる」

 ピンクヘアーの可愛らしいフェアリーが飛んできた。ワッフルを美味しそうに食べている。

「レベル4《レグルス》に、レベル3《ちっちゃな妖精 シュガー》をチューニング!」

「聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる。シンクロ召喚! 降誕せよ、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:攻撃力2100・Lv7》!」

「フィールド魔法《古の森》を発動。さらに、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》のモンスター効果を発動。フィールド魔法を破壊して、自分ライフを5000ポイントにまで回復。フィールド魔法《聖地-エンシェント・フォレスト》を手札に加えて発動する」

 背後あにある紅幕が、大きく左右に開かれた。写実的な絵として、深緑が描かれている。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の全身が輝いて、背景が新たなものに塗りかえられていく。優しさにあふれた森だ。《黄衣の王》が放ちつづける死臭を、どこかに流してくれる。

「手札から《わがまま妖精 ミルモ》を墓地に送り、モンスター効果を発動する。光属性モンスター《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の攻守を入れかえる」

 青服の妖精さんが、マラカスを両手に持ちながら、不思議なダンスを踏みはじめた。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の攻撃力は3000ポイントにアップ。

「《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》で《旧支配者 イタクァ》に攻撃するよ」

 エターナル・サンシャイン! 《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》が聖なる輝きを生みだした。邪悪なる旧支配者が飲みこまれ、その肉体が消滅させられていく。紅瞳を最後にして、《旧支配者 イタクァ》は完全消滅した。黄衣カウンターも5つへと削られたはずだ。

「ターンエンド。《ちっちゃな妖精 シュガー》が《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》のシンクロ素材となったから、デッキからカード1枚をドローするね」



【5ターン目:ウィン】黄衣カウンター+5、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ウィン:《黄衣の王:攻撃力1900・Lv10》が攻撃表示。永続魔法《戯曲-黄衣の王・第2部》が発動中。

ルカ:《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:攻撃力3000・Lv7》が攻撃表示。フィールド魔法《聖地-エンシェント・フォレスト》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「《旧支配者 イタクァ》までをも愛してくれるなんて、優しい子ですねぇ。そんな相手と愛しあえるなんて幸せです。たっぷりと苦しませてあげますから、楽しみにしてくださいよ。私のターン、ドロー。《戯曲-黄衣の王・第2部》の効果により、黄衣カウンター1つを置きます」

 笑顔に満ちながら、歪みを吐きだしている。彼女の微笑みと《黄衣の王》が同調しているようだ。

「フィールド魔法《異界都市カルコサ》を発動。このカードはフィールド魔法を食べて発動するのですよ。このカードが存在するかぎり、破壊されず、新たなフィールド魔法を発動できません。自分フィールドのモンスターは攻撃力が500ポイントアップします」

 強風が唸り嘆いている。アキさんが私たちを庇いだした。激しすぎる轟音に、暴力的すぎる振動。天井と壁がことごとく吹きとばされていく。舞台と観客席のみが残された。そんな状態でも、死のオーケストラは鳴りやまないようだ。いくつもの月が、夜空に浮かんでいた。奇妙な尖塔群が、えんえんと暗黒空を貫いている。

「《聖地-エンシェント・フォレスト》がフィールドから離れたことにより、デッキからレベル3以下の光属性モンスター《クリボン》を手札に加える」

「《旧支配者ロイガー:攻撃力3700・Lv10》を召喚。ライフが0ポイントですので、リリースは必要ありません。黄衣カウンター1つを消費して、《旧支配者ロイガー》のモンスター効果を発動します。デッキから、《旧支配者ロイガー》の双子である《旧支配者ツァール:攻撃力3700・Lv10》を特殊召喚。フィールド効果により、どちらも攻撃力4200ポイントまでアップしています」

「私の愛を受けて、激痛に喚きちらしてくださいよぉ。ルカちゃんの歓喜を見せてください。《旧支配者ロイガー》と《旧支配者ツァール》で攻撃します!」

 空中に顕現したのは、巨肉隗が2つ。あちらこちから眼口を開けて、触手を蠢かしている。《旧支配者ロイガー》が《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》にエネルギーを撃ちこみ、《旧支配者ツァール》が私を喰らおうと迫ってきた。私を守ろうと、ルアが立ちはだかる。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》が消滅させられて、1200ポイントのバトルダメージが押しよせてくる。

「罠カード《波動再生》を発動。直接攻撃によるダメージを半分にして、墓地から《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:攻撃力2100・Lv7》を特殊召喚する」

 クリボンたちがバリアーを広げた。《旧支配者ツァール》の猛進を弾きかえす。肉隗が不気味に啼きだした。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》が戦闘破壊され、ライフは3800ポイントにまで減少。直接攻撃を受けても、自分ライフは1700ポイントを保てた。みんな、ありがとう。不愉快そうに、ウィンがエンド宣言を唱えた。



【6ターン目:アキ】LP1700、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ウィン:《黄衣の王:攻撃力2400・Lv10》&《旧支配者ロイガー:攻撃力4200・Lv10》&《旧支配者ツァール:攻撃力4200・Lv10》が攻撃表示。フィールド魔法《異界都市カルコサ》&永続魔法《戯曲-黄衣の王・第2部》が発動中。

アキ:《エンシェント・フェアリー・ドラゴン:攻撃力2100・Lv7》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。《夜薔薇の騎士:攻撃力1000・Lv3・チューナー》を召喚。このカードの召喚により、手札から《ギガント・セファロタス:攻撃力1850・Lv4》を特殊召喚する」

「レベル4《ギガント・セファロタス》に、レベル3《夜薔薇の騎士》をチューニング!」

「冷たい炎が世界の全てを包みこむ。漆黒の花よ、開け! シンクロ召喚! 現れよ、《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》!」

 紅薔薇が舞いあがり、《ブラック・ローズ・ドラゴン》が吼えあがった。《戯曲-黄衣の王・第2部》の防御効果より、破壊効果は使えない。

「ルカのパートナーを借りるわよ。魔法カード《受け継がれる力》を発動。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》を墓地に送り、その攻撃力分だけ、《ブラック・ローズ・ドラゴン》をパワーアップさせる。攻撃力を4500ポイントにまで上昇させる!」

「手札からレベル4の植物族モンスター《ロード・ポイズン》を墓地に送り、魔法カード《ワンダー・クローバー》を発動。《ブラック・ローズ・ドラゴン》は連続攻撃ができる。《旧支配者ロイガー》と《旧支配者ツァール》に攻撃! ブラック・ローズ・フレア!」

 《ブラック・ローズ・ドラゴン》がスカーレットブレスを撃ちだした。莫大なエネルギーが渦巻きながら、2体もの肉隗を削っていく。けたたましい異声で嘆きながら、苦しそうに触手を振りまわしながら、《旧支配者ロイガー》と《旧支配者ツァール》は爆散した。黄衣カウンターも3つにまで減らせたはずだ。ルアがガッツポーズを決めた。そのまま、ターンエンド。十六夜アキさんは邪神にだって負けない。そのカッコよさに憧れてしまう。



【7ターン目:ウィン】LP黄衣カウンター+3、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ウィン:《黄衣の王:攻撃力2400・Lv10》が攻撃表示。フィールド魔法《異界都市カルコサ》&永続魔法《戯曲-黄衣の王・第2部》が発動中。

アキ:《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》が攻撃表示。


「あははっ! シグナーさんは凄いですねぇ。ここまで私を傷つけて、愛してくれるなんて。勝利した暁には、じっくりと解体してあげますよ。私のターン、ドロー。《黄衣の王》は制約により攻撃できません。魔法カード《カシルダの歌》を発動。《戯曲-黄衣の王・第2部》と合わせて、黄衣カウンターを6つにまで増やしておきますね。これで、ターンを終ります」

 バイオリンの音色が禍々しい。《黄衣の王》の奏でる恐唱により、心が侵食されそうだ。



【8ターン目:ルア】LP1700、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ウィン:《黄衣の王:攻撃力2400・Lv10》が攻撃表示。フィールド魔法《異界都市カルコサ》&永続魔法《戯曲-黄衣の王・第2部》が発動中。

ルア:《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。墓地から《ガジェット・ポット》を除外し、モンスター効果を発動するよ。墓地の《D》2体と《パワー・ツール・ドラゴン》を除外して、デッキからカード2枚をドロー」

「《D・ボードン:攻撃力500・Lv3》を召喚。モンスター効果でダイレクト・アタック!」

 ジェットボードが戦士型へとフォームチェンジ! 《黄衣の王》をスルーして、相手プレイヤーを殴りつけた。黄衣カウンターは5つへとマイナス。それでも、うっとりとウィンが微笑んでいる。その笑顔にルアが引いていく。

「笑っていて、恐い姉ちゃんだな。カード2枚をセットして、ターンエンド」



【9ターン目:ウィン】黄衣カウンター+5、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
ウィン:《黄衣の王:攻撃力2400・Lv10》が攻撃表示。フィールド魔法《異界都市カルコサ》&永続魔法《戯曲-黄衣の王・第2部》が発動中。

ルア:《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》&《D・ボードン:攻撃力500・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。魔法カード《ハリ湖の豊穣》を発動。自分ライフが0ポイントのとき、デッキからカード2枚をドローします」

「手札から《黄衣の騎士:攻撃力1900・Lv4》2体を攻撃表示で特殊召喚。自分ライフが0ポイントのとき、このカードは手札から特殊召喚できます。このカードの特殊召喚により、黄衣カウンターを合計2つ置きますよっ!」

「《戯曲-黄衣の王・第2部》により、さらなる黄衣カウンター1つを加えます。これで、《黄衣の王》に黄衣カウンター8つが乗りました。《外なる神 ハスター》を降臨させられます」

 ウィンの表情が異様すぎる。三眼が円形になるまで見開かれている。口が鎌のように広がっている。奇妙な声をあげながら、哄笑を漆黒空へと流していく。いくつもの月が駆けめぐり、ぐらぐらと尖塔群が揺れだす。《黄衣の王》が上空へと浮遊しだし、遠くに広がっている黒湖へと沈んでいった。ぽちゃん。水面が波立っていく。

「アキ姉ちゃん、どうなっているの?」

「クリボンが怖がっている……」

 観客席にいる白仮面どもが、一斉に詠唱を始めた。冥界から泡立ってくるような死者の声だ。腐臭が濃厚となってくる。オーケストラのテンポが早くなり、ごうごうと屍風が荒れていく。ウィンの右手甲が、黄色く輝きだした。何かの紋章が浮かんでいるようだ。


『いあ! いあ! はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はすたあ!』





【エピソード7-最終決戦・その3】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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