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CROSS-134 三幻神を倒せ!

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コナミ

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 三幻神3体が一気に降臨します。

 バトルシティの決勝戦が、かつてのデュエルタワーで行なわれたという。アルカトラズを模した特殊空間にて、ボクはファラオと対峙している。空海ともに暗黒一色で塗りつぶされており、ライトのみで視界を確保されている。見守ってくれているのは、アウスや精霊だけではない。いくつものスクリーンを通して、この決闘はシティにも映しだされている。MCの実況解説が響いてくる。デュエル・ディスクをセット! 卑劣なる三幻神使いが対戦相手だけど、オレは負けない!



【1ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。魔法カード《手札抹殺》を発動するよ。お互いのプレイヤーは、手札のカード全てを捨て、捨てた枚数分だけドローする」

 初期手札には《クリボー》4枚が集中していた。防御に徹するだけでは、三幻神使いに勝てないだろう。手札交換により、勝利を手繰りよせていく。《ハッピー・ドラゴン》を引けたようだ。《ハッピー・フェニックス》の相方であり、特殊勝利から護ってくれる。どのような戦略をファラオがとるのか、まだまだ不明な部分も少なくない。手札に置いておこう。

「《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》を召喚。この召喚により、デッキから《だめクリボー:守備力200・Lv1》を特殊召喚する」

 マジクリー! 虹色煙が爆発して、とんがり帽子の《マジクリボー》が現れた。ぐるぐるとステッキを振りまわして、魔法陣を屋上床へと広げだす。そこから、ぴょこんと《だめクリボー》が跳びだした。腹巻姿で酒瓶を手にしている。酔っぱらっているようで、ちょっとだけ酒臭い。

「《クリボー》かよ。アル中を並べたところで、三幻神により蹴散らしてやる」

「《クリボー》を馬鹿にしないで! そういう態度を取っていると、後悔することになるからね。手札から速攻魔法《クリボーの宝札》を発動する。《だめクリボー》をリリースして、デッキからカード2枚をドローする。カード3枚をセットして、ターンエンド」

 《手札抹殺》にはリスクがある。相手までも有利にしてしまう。相手墓地に《オベリスクの巨神兵》が送りこまれたようだ。ファラオがニヤリと、口元を歪めこんでいる。笑うがいいさ。《だめクリボー》には悪いけど、迎えうつ体勢が整ったからね。



【2ターン目:暗黒のファラオ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ダルク:《マジクリボー:攻撃力300・Lv1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。手札から闇属性の岩石族モンスター3種類をリリースして、手札から《ブラック・マグネット・バルキリオン:攻撃力3500・Lv8》を特殊召喚! このカードをリリースして、墓地から《ブラック・マグネットα:攻撃力1400・Lv4》、《ブラック・マグネットβ:攻撃力1700・Lv4》、《ブラック・マグネットγ:攻撃力:攻撃力1500・Lv4》を復活させる」

「《ブラック・マグネット》3体をリリースして、《ラーの翼神竜:攻撃力4600・Lv10》をアドバンス召喚する。リリース素材のパワー合計が、ラーの攻撃力となるのだぁ!」

 ファラオのテンションが跳ねあがっている。闇の磁石戦士たちが、合体と分離を繰りかえしていく。リリース素材を並べるためのモンスターか。ファラオが両腕を交差させながら、古代エジプトのテキストを詠唱していく。《ラーの翼神竜》がスフィアモードからバトルモードへと移行する。さっそく、三幻神が降臨してきたようだ。

「魔法カード《天よりの宝札》を発動する。互いのプレイヤーは、手札が6枚になるまでドローする。まだまだ、神降臨は続くぜ! 魔法カード《磁石戦士の欠片》を発動。墓地から《マグネット》3種類を除外して、《磁石戦士トークン:攻撃力0・Lv4》3体を特殊召喚する」

「魔法カード《二重召喚》を発動。さらなる通常召喚が可能となった。《磁石戦士トークン》3体をリリースして、《オシリスの天空竜:攻撃力3000・Lv10》をアドバンス召喚!」

「2体目の神だって!? 信じられない……」

「おいおい。これぐらいで驚くなよ。魔法カード《死者蘇生》を発動。墓地から《オベリスクの巨神兵:攻撃力4000・Lv10》を特殊召喚だ!」

 馬鹿な! 2ターン目にして、三幻神をそろえてしまうとは。どこまでも光柱が立ちのぼり、それが竜胴と化していく。鉤爪を振りかざしながら、《オシリスの天空竜》が闇空へと咆哮をあげた。青き巨神兵が立ちあがり、圧倒的な威容で圧してくる。心臓が暴走馬のごとく跳ねまわる。手足の先端から震えだしてきた。伝説の三幻神が、ここまでの迫力を吐きだしてくるとは。《天よりの宝札》のおかげで、ボクだってドローをできた。さらに防御体勢は固まっているんだ。

「ダルク! この程度で終ると思うなよ! 手札1枚を捨て、魔法カード《神の超進化》を発動する。伝説の三幻神よ! その真なる姿を、我に示せ!」

 手札コストを代償として、神複数を同時進化させるマジックなのか。ファラオからナイアーラトテップ特有の闇瘴気が噴きあがる。《オベリスクの巨神兵》が《真祖・オベリスクの巨神兵:攻撃力5000・Lv12》へとヴァージョンアップした。遊星さんをクラッシュにまで追いつめたモンスターだ。両拳をぶつけあり、轟音だけでボクを吹きとばす。遊星号を壊してしまうほどのパワーが響いてくる。MCの実況解説が止まった。シティの人たちが畏怖している。

「凄まじい威圧感だね。それでも、俺は圧されるわけにはいかない!」

 しっかりと立ちあがり、倒されないように踏んばる。《オシリスの天空竜》が《真・オシリスの天空竜:攻撃力5000・Lv12》へとパワーアップを遂げた。アトラク・ナクアを葬ったモンスターだ。巨顔が噛みつかんばかりに張りだしてきた。

「《ラーの翼神竜》は《真・ラーの翼神竜:攻撃力8600・Lv12》へと進化する。《ラーの翼神竜》のパワーに、自分ライフを加えた数値こそが、《真・ラーの翼神竜》の攻撃力となるのさ!」

 瘴気を透して、ファラオの双眸が見えてくる。嘲笑っている。マリクも《真・ラーの翼神竜》を操っていた。紋様を浮かべた《真・ラーの翼神竜》が、全身から黒焔を噴きあげだした。ダークフェニックスといった容貌へと包みこまれていく。WDGP決勝戦でも苦戦したけど、それとは比べものにならない苦境だろう。あの頃のボクならば、プレッシャーに潰されたかもしれない。

「《真・オベリスクの巨神兵》のモンスター効果を発動する。墓地から《オシリスの天空竜》と《ラーの翼神竜》を除外することで、相手モンスターを殲滅させる。そして、4000ポイントのダメージを与える。《マジクリボー》は戦闘ダメージを無効にするモンスターだったよな? 排除させてもらうぜ! もっとも、効果ダメージを受けた時点で、貴様の敗北は決定するがな」

 《真祖・オベリスクの巨神兵》が豪腕左右に、二神を巻きつける。まさか、三幻神をコストにしてしまうなんて。とてつもない威力砲撃になるだろう。大気が震えている。デュエルタワー自体が崩壊してしまいそうだ。虹色球体を固めることにより、アウスへの守護結界を作っておいた。ボクは《マジクリボー》の前へと進みだす。アトラク・ナクアがしたように、相棒を守りたかったから。


『インフィニティ・ゴッド・インパクト!』


「《虹クリボー》を手札から捨て、自分ライフを1200ポイント回復させる」

 クリーッ! 《オシリスの天空竜》と《ラーの翼神竜》が破壊エネルギーへと変えられた。ボクたちへと撃ちだされた破滅光は、暗黒海の彼方へと伸ばされていく。皮膚を削りとられたように、海全体が悶えまわる。デュエルタワーが壊れないのが不思議なぐらいだ。焼けつくような空気が、鼓膜を破いてしまうほどに振動している。《マジクリボー》は効果破壊されてしまったけど、精霊自体は無事だった。5200ポイントにまでライフ回復をできたので、1200ポイントのライフが残っている。《虹クリボー》が安堵の表情で抱きついてきた。ボクは大丈夫だよ。

「しぶといぜ! しかし、貴様を守るモンスターはいなくなった。超三幻神はカード効果を受けつけない。《真・オシリスの天空竜》が存在するかぎり、相手フィールドに呼びだされたモンスターは速攻破壊される。貴様の敗北は必至となった。《真・オベリスクの巨神兵》でダイレクト・アタック!」

「速攻魔法《クリボーを呼ぶ笛》をリバース! 《ハネクリボー:守備力200・Lv1》をデッキから特殊召喚するよ。ごめんなさい! こうするしかないんだ!」

「無駄って言ったであろう! 《真・オシリスの天空竜》のモンスター効果により、《ハネクリボー》を破壊する。とくと味わうがいい! 召雷弾の威力を!」

 クリクリーッ! 《ハネクリボー》が羽ばたきだした。気にするなと、視線で訴えかけてくる。《真・オシリスの天空竜》の上口が開いた。雷弾を撃ちおろして、《ハネクリボー》をフィールドから消そうとする。ボクと《ハネクリボー》は寄りそっていた。《ハネクリボー》も効果破壊をされたけど、精霊は守りきった。《真祖・オベリスクの巨神兵》が豪腕スクリューを繰りだすも、《ハネクリボー》がバリアで受けとめた。ファラオに焦燥が過ぎる。

「《ハネクリボー》が破壊されたターン、俺への戦闘ダメージは0になる」

「このターンを生残っただと!? 次のターンでしとめるまでだ。ターンエンド」



【3ターン目:ダルク】LP1200、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ダルク:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ファラオ:《真祖・オベリスクの巨神兵:攻撃力5000・Lv12》&《真・オシリスの天空竜:攻撃力5000・Lv12》&《真・ラーの翼神竜:攻撃力8600・Lv12》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。手札1枚を捨て、罠カード《クリボー・パーティ》を発動するよ。墓地から《クリボー》を可能なかぎり特殊召喚する」

 クリクリー! 《ハネクリボー》が飛びまわる。鉄兜姿の《ナイト・クリボー》が剣をかまえこんだ。《だめクリボー》が酔っぱらったままで、《クリボー》が起こそうとしている。ニューフェイスの《星☆クリボー》が、キラキラスターを抱えながら笑んでいる。攻撃力は300ポイントしかないけど関係ない。みんなの力を合わせて、三幻神を倒すよっ!

「雑魚を並べたとろで、神に触れることすらもできぬ! 《真・オシリスの天空竜》のモンスター効果を発動! 《クリボー》どもを粉砕せよ!」

「今度は破壊させないよ! 永続罠《クリボーズ・バリア》を発動! 《クリボー》は相手カードの効果を受けつけない。このカードは自分スタンバイフェイズに破壊される」

 召雷弾が5連発で降りそそいできた。聖なるバリアが、ことごとく弾きかえす。

「このターンで三幻神を倒す! 永続魔法《バーサーカー・アタック》を発動する。《クリボー》が自分フィールドに存在するかぎり、レベル1のモンスターは連続攻撃できるんだ」

「手札から《クリボー・サポーター》を墓地に送り、《だめクリボー》のパワーを1500ポイントアップ! 手札から速攻魔法《凡骨の友情パワー》を発動! 自分フィールドのレベル3以下であるモンスター1体につき、通常モンスター1体の攻撃力を800ポイント上昇させる。通常モンスター《だめクリボー》を攻撃力5800ポイントにまでアップさせるよ!」

 クリボー帽子の少年が、ステッキからエナジーを送りこむ。とろーんとしていた《だめクリボー》の両目が、しゃきーんと開きだす。仲間たちの声援も受けて、元気爆発をしたようだ。酒瓶を振りあげた。全身が黄金色に輝きだして、酒瓶にオーラがまとわりついていく。明日から頑張るというのが、《だめクリボー》の口癖である。ついに、その日が来たようだ! 鉢巻を結んで、鼻息を吹きだして、敵陣地へと飛翔しだす。

「《だめクリボー》で三幻神に連続攻撃!」

 《真・オシリスの天空竜》が上口を完全開放して、召雷弾を連発してきた。《だめクリボー》が酒瓶を振りまわして、全弾を打ちかえす。《真祖・オベリスクの巨神兵》が右腕を引絞って、ゴッドパンチを叩きこむ。酒瓶を盾代わりとしてガード! ダメクリーッ! そのまま押しかえすと、巨神兵が背後へとよろめきだした。《だめクリボー》が豪腕上を駆けだしてハイジャンプ。《真祖・オベリスクの巨神兵》に拳骨を叩きこむ。巨体が崩壊していき、戦闘破壊へと追いこめられた。800ポイントのバトルダメージを受けて、相手ライフが3200ポイントにまで減らされる。

「ありえない。《真祖・オベリスクの巨神兵》が敗北しただと……」

 《真・オシリスの天空竜》が下口を完全開放して、サンダーフォースを発射しだした。《だめクリボー》が飲みこまれていく。クリーッ! 《だめクリボー》が跳びあがり、竜頭へと酒瓶を打ちおろす。悲鳴を乱唱させながら、《真・オシリスの天空竜》が暗黒海へと墜落していく。さらなる800ポイントの戦闘ダメージを与えられた。ファラオのライフが2400ポイントにまで落ちていく。

「《凡骨の友情パワー》の追加効果を発動。《だめクリボー》が戦闘破壊をするたびに、デッキからカード1枚をドローできる。いいカードが来てくれたよ。《ハネクリボー》で《真・ラーの翼神竜》をアタック! 手札から《オネスト》を墓地へ送り、《ハネクリボー》を相手攻撃力分だけパワーアップさせる! 攻撃力は8900ポイント!」

 クリクリー! 白翼が巨大化していく。全身を黄金色に染めながら、《ハネクリボー》が飛びだった。加速に加速を重ねた飛行突撃は、《真・ラーの翼神竜》を見事に貫いたようだ。黒炎を散らしながら、ダークフェニックスが消滅させられる。300ポイントの戦闘ダメージが、相手ライフを2100ポイントにまで追いつめた。《ハネクリボー》は追加攻撃が可能だ。《ナイト・クリボー》のモンスター効果により、《クリボー》は直接攻撃ができるけど、そんな勝利方法では気がすまない。

「馬鹿な……。進化した三幻神が、《クリボー》ごときに絶滅させられただと……」

 ファラオが呆然としている。巨大砂時計が現れて高速回転をしだした。蜘蛛糸に締めあげられて、今にも割れてしまいそうだ。時間を巻戻そうとしているのか。何度やっても、オレは勝利するつもりだけどね。ファラオの記憶が流れこんでくる。あの能力が発動されようとしているのか。頭を抱えこみながら、ファラオが絶叫をしだす。どこまでも悲しそうな嘆きだ。

「俺は誰よりも強いんだ! 武藤遊戯よりも! セトよりも! アテム兄さんよりも!」





【エピソード7-最終決戦・その16】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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