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CROSS-142 オーディン降臨! ダルクVSハラルド

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コナミ

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 ウィンは番外編でデュエルをするかな。

 ライディング・デュエルのためにハイウェイを優先利用できる。この世界はデュエルモンスターズが優遇されていると、改めて実感できてしまう。ハラルドとの疾走決闘は、WDGP決勝戦で使用されたスタジアムに決まった。話しあいから2週間ほどで開催されて、観客も満杯なようだ。この歓声すらも懐かしく感じてしまう。ハラルドとの勝負だけではない。いくつかのデュエルが行なわれている。ワクワクしながら、選手専用席で観戦をしている。

「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ、《マスクド・ナイト Lv5:攻撃力2300》は《マスクド・ナイト Lv7:攻撃力2900》へと進化する。モンスター効果を発動するぞ! 相手ライフに1500ポイントのダメージを与える」

 ドラガンに挑んでいるのは、ジル・ド・ランスボウというプロデュエリスト。黄金鎧を装着したままに、D・ホィールを疾走させている。これって大丈夫なのかな? 《極神皇トール》を倒すことよりも、バーン効果での勝利を狙っているようだ。MCの叫びによりテンションアップ!

「デュエルって興奮できるものですね。心臓が凄いことになりそうです」

 ウィンが目を輝かせている。ハスターが剥がれ落ちているせいか、がらりと印象が変わっている。記憶喪失になっているようだけど、3週間以上をかけて新たなメモリーを積んでいるようだ。謝罪活動も限がない状態で、アキさんに止められたらしい。操られてのダークデュエルであるからね。彼女自身も犠牲者と言えるだろう。額眼を失っているせいか、【三眼の魔女】としても認識されていないという。記憶を戻しながらも、彼女には未来を進んでほしい。

「ダルクさんって、20歳近い男性なんですね? うーん。信じられません……」

「こんな容姿をしているけど、俺は男のつもりで行動しているよ」

 《プチリュウ》が描かれたTシャツの上から、パーカーを羽織っている。スパッツから伸びた足先は、スポーツシューズに収められている。ゴズロリ時代と比べると、さっぱりとした格好だろうか。デュエルアカデミアの女子生徒から誘われて、バスケなどに挑戦しているらしい。デュエルモンスターズよりも、こちらに熱中しているようだ。友達ができており安心できる。

「アウスさんとは恋人同士なのですね? 違和感がありますけど、仲良しなのは伝わってきます」

「同性同士に見えちゃうし、俺自身も子供姿をしている。そう感じちゃうのも理解できるよ」

 ベンチで寄りそいながら、疾走決闘を観戦している。アウスはデュエリストだけあって、興味津々に視線を走らせているみたい。試合内容に興奮しているのか、右腕を力強く締めてくる。《ハネクリボー》を目で追いかけながら、ウィンが微笑んだ。吹きこんできた微風が心地よい。

「あのぅ……。キスもしたりしているのですか?」

「14歳頃がファーストだったよ。ショゴスという不定形生物に襲われたところ、ダルクくんが抱っこして逃げてくれたの。ショゴスを倒して助けてくれた。映画の真似をして、感謝の気持ちを伝えたんだ。今は挨拶みたいにしているの」

「ほぅ! 熱いのですねぇ……。もしかすると、さらに進んでいるのですか?」

「寝る前には、ぎゅぅと抱きしめあっているの。そのまま、夢の世界に誘われることもある」

「えっ!? そのあたりを詳しく聞かせてくださいよっ! かなり、気になります!」

 ウィン自身が熱くなっているようだ。紅潮顔で身を乗りだしてきた。息も荒々しい。こういう話題が好きなのか。丁寧な態度をしているけど、ちょっと遠慮が足りない。アウスもボクたちのプライバシーを吐きすぎだよ。後で注意をしておこう。

「この話題はストーップ! 今はデュエルタイムだから、ちゃんと観戦をしよう!」

 無理矢理に大人しくさせてから、数分が経過していく。ドラガンが予想通りに勝利した。ブレイブに続いて、チーム・ラグナロクは強いこと。ユニコーンすらもチームバトルで敗北させられたんだ。リーダーであるハラルドも、当然に強敵となるだろう。MCの絶叫が響きわたり、歓声がスタジアムを埋めつくす。さぁて、オレの疾走決闘が始まるぞ!

「楽しいデュエルをしてくるね。そして、ハラルドさんに勝つ!」

「私はここから応援しているよ。ずっと、ダルクくんの頑張りを見てるから」

 アウスからエネルギーを注入してもらい、試合場へと駆けていく。負ける気がしない。ウィンが両手で口元を隠しながら、ニヤニヤとしていた。クリクリー! 《ハネクリボー》が頭に乗りこむ。通路で待っていてくれたアンドレたちと、手を叩きつけあう。ジャンまでが、指先を踊らさせながら応援してくれる。彼らに手を振りあげながら、青空下へ跳びだした。本当にワクワクが止まらない! ウィン使用の表現を借りちゃうけど、心臓が凄いことになっているよ!



 歓声という豪雨を浴びながら、クリボー号をスタートポイントへと運んでいく。アウスが整備してくれた愛車なんだ。性能は最高クラスさ。MCがボクの紹介を叫んでいる。ネフレン=カとのデュエルは、シティ全体で実況されていた。三幻神を攻略できたプレイングは、決闘者たちに衝撃を与えたようだ。それについて触れまくっている。WDGPの件についても。

「フィンブルの冬を乗越えて、平穏に包まれた世界でデュエルができるようになった。ルーンの瞳が、私たちを導いている。君との対戦を楽しみにしていた」

 ハラルドの片瞳が光った。

「俺もだよ。最高のデュエルをしようね」

 握手をしあってから、D・ホィールに乗りこむ。チアガールたちが応援ダンスを披露している。ファンファーレが鳴響き、ライディング・デュエルが始まろうとしている。スタートシグナルを注意深く見ながら、アクセラレーションのタイミングを計る。



『デュエル!』



【1ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

 ライダーとしての経験が桁違いであるが、D・ホィールの性能に助けられた。インコースを奪われそうになるも、モーメントエンジンが加速を押しあげてくれる。アウスの精密なる技術力に感謝しなければいけないね。ファーストコーナーを先制できた。風に神々しさが含まれてきている。《極神聖帝オーディン》が早くも降臨したがっているかのようだ。

「俺の先攻、ドロー。《白魔導士ピケル:攻撃力1200・Lv2》を攻撃表示で召喚するよ。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:ハラルド】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ダルク:《白魔導士ピケル:攻撃力1200・Lv2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚がセットされている。

スピード・カウンター:ダルク&ハラルド+1


「私のターン、ドロー。《極星天ヴァルキュリア:攻撃力400・Lv2・チューナー》を召喚。このカードの召喚時、相手フィールドにモンスターが存在し、このカード以外が自分フィールドには存在しない。手札から《極星天ヴァナディース》と《極星獣ガルム》を除外して、《エインへリアル・トークン:守備力1000・Lv4》2体を特殊召喚する」

「レベル4《エインへリアル・トークン》2体に、《極星天ヴァルキュリア》をチューニング!」

「北辰の空にありて、全知全能を司る皇よ! 今こそ、星界の神々を束ね、その威光を示せ!! シンクロ召喚! 天地神明を統べよ、最高神、《極神聖帝オーディン:攻撃力4000・Lv10》!」

 《極星天ヴァルキュリア》が剣を振りかざして、光輪を描きだす。《エインへリアル・トークン》ともに包みこまれ、伝説の北欧神が浮かびあがった。2ターンにして、エースモンスターの登場か。《極星獣ガルム》を投入しているあたり、ドラガンのカードを使用しているのだろうか。

「《極神聖帝オーディン》のモンスター効果を発動。エンドフェイズまで、魔法・罠カードの効果を受けない。《白魔導士ピケル》に攻撃する」

「手札から《オネスト》を墓地に送る。光属性モンスター《白魔導士ピケル》を、相手モンスターの攻撃力分だけパワーアップさせるよ!」

 白髪の賢者がグングニルを振りむけてきた。稲妻が撃たれようとするも、魔導少女は恐れない。《オネスト》の加護を受けているから。背中から白翼を解放させて、勢いよく飛翔しだした。硬音を奏でながら、木製ロッドがメタモルフォーゼしていく。いくつもの魔法陣が《白魔導士ピケル》と金属製ロッドを囲みだす。魔力砲撃が《極神聖帝オーディン》を貫いた。1200ポイントのバトルダメージを与え、相手ライフを2800ポイントにまで減らした。

「少女の祈りが、天使の加護を呼びこんだのか。カード3枚をセットして、ターンエンド。墓地から《極星天ヴァルキュリア》を除外することにより、《極神聖帝オーディン:攻撃力4000・Lv10》を墓地から特殊召喚する。そして、デッキからカード1枚をドロー」

 隻眼神が上空に再臨した。破壊されて墓地へ送られても、墓地からチューナーである《極星天》を除外すれば、エンドフェイズに復活してしまう。だからこそ、安心ができる。《極星天ヴァルキュリア》が相手墓地から消えたからね。元通りとなった《白魔導士ピケル》が、可愛らしくウィンクをした。君のおかげで、いい感じに序盤を切りこめたよ。



【3ターン目:ダルク】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ダルク:《白魔導士ピケル:攻撃力1200・Lv2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚がセットされている。

ハラルド:《極神聖帝オーディン:攻撃力4000・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード3枚がセットされている。

スピード・カウンター:ダルク&ハラルド+2


「俺のターン、ドロー。スタンバイフェイズだから、《白魔導士ピケル》のモンスター効果を発動するよ。自分モンスター1体につき、自分ライフを400ポイント回復させる」

 ピンクヘアーを揺らせながら、ホワイトローブの少女が踊りだす。ロッドを立てこんで、空中に魔法陣を描いていく。クリボー号ごと聖光に包みこまれる。ライフが4400ポイントにまで回復した。

「スタンバイフェイズだ。《極神聖帝オーディン》のモンスター効果をエンドフェイズまで無効にして、永続罠《オーディンの眼》を発動。相手の手札とセットカードを確認させてもらう」

 このカードにチェーンはできないようで、カード効果での対抗は不可能となる。知恵と魔術の代償が、《極神聖帝オーディン》へと戻っていく。手札にある《ボムクリボー》たちや、セットしている永続罠《クリボックス》までもが覗かれてしまった。情報アドバンテージを奪いつくすとは、何というカードなんだ。ハラルドの微笑が、ボクの背中をくすぐる。攻撃できないのもバレバレだ。

「モンスター1体を裏側守備表示でセットして、ターンエンド」



【4ターン目:ハラルド】LP2800、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ダルク:《白魔導士ピケル:攻撃力1200・Lv2》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚がセットされている。

ハラルド:《極神聖帝オーディン:攻撃力4000・Lv10》が攻撃表示。永続罠《オーディンの眼》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚がセットされている。

スピード・カウンター:ダルク&ハラルド+3


「私のターン、ドロー。《極星霊ドヴェルグ:攻撃力100・Lv1》を召喚。このカードを除外して、《極星宝グングニル》を発動する。《白魔導士ピケル》を破壊する」

 《極星霊ドヴェルグ》のモンスター効果により、《極星》の追加召喚が可能だ。というか、ブレイブのモンスターまでも借りているのか。さっきの仕返しとばかりに、《極神聖帝オーディン》がグングニルを投げつけてきた。ちっちゃな《白魔導士ピケル》を、まるまると潰していく。

「ライフを半分払い、罠カード《異次元からの帰還》を発動。除外されている自分モンスター全てを特殊召喚する。ラグナログに備え、我元に集えっ!」

 《極星天ヴァルキュリア》のモンスター効果により、《極星天ヴァナディース》と《極星獣ガルム》が手札除外されている。《極神聖帝オーディン》が復活するために、《極星天ヴァルキュリア》が墓地除外されている。《極星霊ドヴェルグ》もフィールド除外されたばかりだ。モンスター4体がフィールドに集合していく。相手ライフは1400ポイントまで落ちこんだけど、収穫は充分なものであろう。これだけモンスターを並べたということは、さらるシンクロ召喚を狙っているはずだ。

「《極星天ヴァナディース:攻撃力1200・Lv4・チューナー》のモンスター効果を発動。デッキから《極星霊デックアールブ:Lv5》を墓地に送り、そのレベルを継承する」

「レベル4《極星獣ガルム》とレベル1《極星霊ドヴェルグ》に、レベル5となった《極星天ヴァナディース》をチューニング!」

「星界より生まれし気まぐれなる神よ、絶対の力を我らに示し世界を笑え! シンクロ召喚! 光臨せよ、《極神皇ロキ:攻撃力3300・Lv10》!」

「《極星霊ドヴェルグ》が墓地へ送られたことにより、墓地から《極星宝グングニル》を回収する」

 《極神皇ロキ》のシンクロ素材(チューナー)は、《極星霊》である必要がある。《極星天ヴァナディース》で代用ができるようだ。アゴヒゲを撫であげながら、《極神皇ロキ》が空中胡坐を組みだした。ゾーク・ネクロファデスとの戦いでは頼もしかったけど、敵に回すと興奮させれらる。

「《極星天ヴァルキュリア》でセットモンスターを攻撃する」

 可憐な天使さんが、剣を握りながらの突撃飛行で追いあげてくる。攻撃力400ポイントで裏守備モンスターに仕掛けるなんて、非常識もいいところだろう。《オーディンの眼》により、《クリボー》以外のモンスターを有していないことは見破られているんだ。あっけなくも、《ネクロ・クリボー:守備力200・Lv1》が斬られてしまった。

「《極神皇ロキ》でダイレクト・アタック!」

「墓地から《ネクロ・クリボー》を除外して、戦闘ダメージを0にするよ」

 《極神皇ロキ》がフィンガーピストルを向けてきた。闇球体を膨らませて、指先から撃ちおろす。自分バトルフェイズに発動された魔法・罠カードを無効にしてしまう。永続罠《クリボックス》でガードはできない。《白魔導士ピケル》が攻撃対象となっていれば、手札の《ボムクリボー》で反射ダメージまでも狙えた。そうと読んでいたからこそ、《極星宝グングニル》を投げつけてきたのだろう。アクナディンと違って、正統なる方法で情報アドバンテージを得ている。今度は、アルマに頼らずに打勝たなければ。グリグリー! 《ネクロ・クリボー》がドクロを盾にして、闇球弾を防いでくれた。

「《極神聖帝オーディン》でダイレクト・アタック!」

 ここまでの展開も、ハラルドの計画通り。《極神聖帝オーディン》がグングニルを回転させてから、ウルトラクラスの落雷を叩きこんできた。ゾークにすらも効いた一撃だ。頭上からの衝撃により、クリボー号が揺さぶられていく。ハラルドに追越されてしまった。4000ポイントの戦闘ダメージを受けて、ライフは400ポイントにまで激減していく。《白魔導士ピケル》にヒールしてもらわなければ敗北していた。ここでライフ0にできなかったことを後悔させるよ。

「カード2枚をセットして、ターンエンド。《極星天ヴァルキュリア》は除外される」

 ハラルドの表情は清々しいものだ。観客もMCさんも盛りあがっている。この程度では負けないからね。遊星さんたちを追いこんだラグナロク。最高潮に燃えあがってくるよ。クリボー号を立てなおして、ハラルドの背中に食いついていく。ライディングは始まったばかりだ!





【エピソード8-エピローグ・その3】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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