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A・ZEXAL-武田鉄男・後編

遊☆戯☆王ZEXAL DVDシリーズ DUELBOX【1】遊☆戯☆王ZEXAL DVDシリーズ DUELBOX【1】
(2011/10/19)
畠中祐、入野自由 他

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 鉄男のデッキは未完成状態かな。

 まさか、シャークと決闘になってしまうとは。勢いで挑発を乗ってしまったが、アンティルールなんだよな。負ければレアカードを取られてしまうのか。いや、ここは強気に攻めていこう。シャークに勝利するんだ。ARヴィジョンは南国島フィールドを示している。ギャラリーからの注目も集まっているようだ。このデュエルを観戦するために、D・ゲイザーをロックオンしている。



【4ターン目:鉄男】LP3000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
シャーク:魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。

鉄男:永続魔法《ゼンマイマニファクチャ》を発動中。


「俺のターン、ドロー。《ゼンマイソルジャー》を召喚して、モンスター効果を発動。攻撃力を400ポイントアップさせる。さらに、レベル1つをアップさせる」

「そうはさせねぇぜ! 除外されている魚族モンスター《ビッグ・ジョーズ》をデッキに戻して、カウンター罠《ギョッ!》を発動。《ゼンマイソルジャー》のモンスター効果を無効にして破壊する。《ビッグ・ジョーズ》のデメリットもこうやって活かせるんだよっ!」

 《ゼンマイソルジャー》の背中で発条回転。気合満点でかまえるも、《ビッグ・ジョーズ》が海中から飛びだしてきた。ぎょっ! 《ゼンマイソルジャー》は頭から噛みつかれてしまい、鉄屑にされてしまった。エクシーズ召喚をせずに、モンスター2体でダイレクト・アタック。そういう戦略もできなくなった。このターンで勝負を決める道筋は残されている。

「魔法カード《二重召喚》を発動。さらなる通常召喚が可能となる。《ゼンマイネズミ:攻撃力600・Lv3》を召喚。このカードを表側守備表示にすることにより、墓地から《ゼンマイソルジャー:守備力1200・Lv4》を特殊召喚する」

「魔法カード《ワン・レベルアップ》を発動。《ゼンマイネズミ》のレベル1つを上げる」

「2体のレベル4《ゼンマイ》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《発条機甲ゼンマイスター:攻撃力1900・R4・O×2》をエクシーズ召喚! このカードはオーバーレイ・ユニット1体につき、攻撃力が300ポイントアップする」

 巨大ロボが降臨した。下半身は逆ピラミッドにジェットエンジン3本が付いている感じで、空中高くを浮いている。ORU2体がパワーを与えて、攻撃力は2500ポイントになった。相手ライフも2500ポイント。ダイレクト・アタックが成功すれば、俺の勝ちだ。

「永続罠《闇の呪縛》を発動。《発条機甲ゼンマイスター》の攻撃力は700ポイントダウンして、アタックと表示形式の変更ができなくなる」

 大量の黒鎖が伸びてきて、《発条機甲ゼンマイスター》の全身を縛りあげていく。攻撃力も1800ポイントにまで拘束された。攻撃宣言もできないとは、バトルダメージすらも与えられない。《ゼンマイマニファクチャ》は《ゼンマイハニー》を製造している。

「ターンエンド。《ワン・レベルアップ》を使用したターン、デッキからカード1枚をドローする」



【5ターン目:シャーク】LP2500、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
シャーク:永続罠《闇の呪縛》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

鉄男:永続罠《闇の呪縛》で拘束された《発条機甲ゼンマイスター:攻撃力1800・R4・O×2》が攻撃表示。永続魔法《ゼンマイマニファクチャ》を発動中。


「ずいぶんとい間抜けな姿を晒しているじゃねぇか。俺のターン、ドロー。罠カード《エクシーズ・リボーン》を発動。墓地から《ブラック・レイ・ランサー:攻撃力2100・R3・O×1》を復活させて、このカードをエクシーズ・ユニット扱いとしてカード下に置く」

「オーバーレイ・ユニット1体を取りのぞいて、《ブラック・レイ・ランサー》のモンスター効果を発動するぜ。《発条機甲ゼンマイスター》のエフェクトをエンドフェイズまで無効にする」

 《ブラック・レイ・ランサー》が頭上で槍を横回転させてから、無抵抗の《発条機甲ゼンマイスター》を突きはなった。不味い! モンスター効果でパワーアップしているんだ。無効にされてしまえば、攻撃力は600ポイント下げられてしまう。

「《ハリマンボウ:攻撃力1500・Lv3》を召喚。《ブラック・レイ・ランサー》で攻撃!」

 《ブラック・レイ・ランサー》がダークボディを反らせてから、槍を投げつけた。破壊音がこだまして、《発条機甲ゼンマイスター》が部品単位でバラバラにされる。900ポイントの戦闘ダメージを受けて、自分ライフは2100ポイントにまで減らされる。《ハリマンボウ》まで直接攻撃を仕掛けてきた。ライフは600ポイントにまで追いつめられる。シャークが酷薄な笑みを浮かべだした。

「俺の有利に、デュエル状況が傾いたようだな。ターンエンドだ」



【6ターン目:鉄男】LP600、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
シャーク:《ブラック・レイ・ランサー:攻撃力2100・R3・O×0》&《ハリマンボウ:攻撃力1500・Lv3》が攻撃表示。

鉄男:永続魔法《ゼンマイマニファクチャ》を発動中。


「俺のターン、ドロー。《ゼンマイナイト:攻撃力1800・Lv4》を攻撃表示で召喚。《ハリマンボウ》に攻撃をする」

「魚族モンスターが攻撃対象になった。墓地から《キラー・ラブカ》を除外することにより、《ゼンマイナイト》の攻撃を無効にする。さらに、アタックモンスターの攻撃力を500ポイントダウンさせる。次の自分エンドフェイズまでな」

 ウナギザメとも呼ばれるラブカが、海中から跳びついてきた。《ゼンマイナイト》が剣を振りあげるも、その腕に絡みつく。攻撃力も1300ポイントにまで下げられた。相手墓地もチェックしていたから、この展開も予想していたことだ。今のうちに、墓地アドバンテージを消費させておこう。シャークがエクシーズ召喚を繰りかえせば、ハイパワーなモンスターが並んでしまう。《ゼンマイナイト》が攻撃力1800ポイントの状態でも防ぎきれないはずだ。

 それにしても、シャークか。《ゼンマイシャーク》も欲しいなぁ。《ゼンマイマジシャン》といい、必須のカードにかぎって入手難易度が高いんだ。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 トラップ《螺旋式発条》を伏せておいた。攻撃力1500以上の《ゼンマイ》1体をリリースして、手札から《ゼンマイハニー》を特殊召喚できる。さらに、デッキから《ゼンマイハニー》を呼びだせば、場を持たせることができる。フリーチェーンだから、いつでも発動が可能だ。



【7ターン目:シャーク】LP2500、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
シャーク:《ブラック・レイ・ランサー:攻撃力2100・R3・O×0》&《ハリマンボウ:攻撃力1500・Lv3》が攻撃表示。

鉄男:《ゼンマイナイト:攻撃力1300・Lv4》が攻撃表示。永続魔法《ゼンマイマニファクチャ》を発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《ナイト・ショット》を発動。セットカードを破壊する。破壊対象カードをチェーン発動できないぜ!」

 シャッター音が響いて、閃光が瞬いた。《螺旋式発条》が弾かれる。

「フリーチェン発動ができると安心していたか? 甘いんだよ。モンスター2体でアタック!」

 《ハリマンボウ》が《ゼンマイナイト》へ体当たりをしてきた。《ゼンマイナイト》のモンスター効果で、攻撃をワンチャンスだけ無効にできる。しかし、《ブラック・レイ・ランサー》が控えている。尾びれを海面に打たせてから、《ゼンマイナイト》の真上にまで跳びあがった。槍先を真下に向けて、重力利用をした勢いで、《ゼンマイナイト》を頭上から貫通させた。800ポイントの戦闘ダメージを受けて、俺のライフは敗北値へと落下していく。

「鉄男!」

 俺の名前を叫んでいる。遊馬と小鳥が走ってきた。恥ずかしいところを見られたな。両手を地面に着いてしまうと、シャークが近づいてきた。D・パッドからデッキを抜きとっていく。《発条機甲ゼンマイスター》を選択すると、残りをデッキゾーンに戻しだした。

「このカードは貰っていくぜ。俺は使わないから、トレード専用だな」



「おいっ、シャーク! 鉄男のカードを返せよ!」

「アンティルールで勝利した。約束どおりにレアカードを貰ったまでだ」

「だったら、俺がアンティルールで挑むよ。鉄男の大切なカードを取りもどすために!」

「遊馬、止めるんだ。お前ではシャークに勝てない」

「豚の言うとおりだぁ。シャークさんは全国大会に出られる実力者なんだぞ。お前なんか、手も足も出ねぇよ。引っこめぇ!」

「そうだぁ! そうだぁ!」

「そんなこと、やってみなくちゃ分からないだろう。俺だって、Ⅳみたいなプロデュエリストを目指しているんだ! デュエルチャンピオンになりたいんだ!」

 その瞬間、シャークの空気が一変した。怒顔が夕日に染められている。手下コンビが息を飲みこむ。遊馬の胸倉を掴みあげて、ぐいっと引き寄せだした。

「チャンピオンだと? それがどれほどのモノか分かっているのか!? 気軽に言うんじゃねぇっ!」

 遊馬が睨みかえす。気力だけは負けていないようだ。シャークが乱暴に振るうと、遊馬の首飾りが外れてしまった。落ちたペンダントを、シャークが踏み砕く。さらに、柵の向こうへと蹴りあげた。あの下は茂みになっており、探しだすにのに苦労するはず。この騒ぎのせいか、パトロールが駆けつけてきた。舌打ちを吐いて、シャークたちが逃げだす。

「こいつのカードを取り戻すんだったな。お前の挑戦を受けてやるよ。もちろん、アンティルールだ」

 遊馬が拳を震わしていた。シャークへの怒りや恐怖だけではない。強敵に挑めることへのワクワクが混ざりだしている。遊馬の両親は行方不明になっているが、何事にも負けない挑戦心を託しているんだ。それでも、相手が悪すぎる。遊馬は俺にも勝てないから。

「《発条機甲ゼンマイスター》は残念だけど、遊馬は挑まないでくれ。お前までレアカードを失う」

「やってみなくちゃ、何も始まらない。俺はシャークに勝つよ」

 遊馬の表情は、闘志という炎で燃えていた。止められそうにない。





【後日。遊馬はシャークと戦い、アストラルと出会う】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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