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A・ZEXAL-観月小鳥・後編

遊・戯・王ZEXAL 3 (ジャンプコミックス)遊・戯・王ZEXAL 3 (ジャンプコミックス)
(2012/08/03)
三好 直人

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 東映遊戯王ネタあり。

 デュエル大会に初めて出場することになった。参加資格は少女に限られるようで、遊馬と鉄男は参戦できない。その代わりに、私の応援をしてくれている。四方を囲んでいる観客席のどこかにいるのだろう。初戦の相手は、影山リサというシスターさん。優しそうで安心したけど、おっかないモンスターを召喚してきた。このデュエルに勝てるか不安が這いあがってくる。



【続3ターン目:影山リサ】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
影山リサ:《ゴルゴーン・ヘカテー:攻撃力2400・Lv7》&《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン:攻撃力1900・Lv6》&《レプティレス・スキュラ:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。《レッド・ヘカテー》&《イエロー・へカテー》&《ヴァイオレット・へカテー》が永続魔法使い。

小鳥:《電光千鳥:攻撃力2200・R4・O×1》が攻撃表示。《ハーピィ・レディ1:守備力1600・Lv4》が守備表示。フィールド魔法《ハーピィの狩場》&永続罠《魔封じの芳香》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「永続魔法1枚を墓地に送り、《ゴルゴーン・ヘカテー》のモンスター効果を発動。このターン、相手モンスターの攻撃力は0に固められます。ただし、このモンスターは攻撃宣言ができません」

 《ゴルゴーン・ヘカテー》が邪眼で睨みつけてきた。髪が蛇状となっており、生々しい音が漏れている。ARヴィジョンに細部まで再現されているので、グロテスクさに呑まれそうになってしまう。《ヴァイオレット・へカテー》がエネルギー源として消費され、《電光千鳥》と《ハーピィ・レディ1》が石化させられる。倒されただけで砕けてしまいそうな石像が、そこに立っていた。

「《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》で《電光千鳥》を攻撃します」

 《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》が大きく息を吸いこんでから、ブレスを吐きだした。《電光千鳥》から電気が剥がれていき、石となっている肉体が粉砕された。1900ポイントの戦闘ダメージに直撃されて、ライフが1900ポイントにまで打たれる。

「《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》が相手に戦闘ダメージを与えたので、相手は手札1枚を捨て、自分はデッキからカード1枚をドローします」

 《ハーピィズ・ペット仔竜》を墓地に捨てた。アドバンテージ差を広げられたようだ。

「《レプティレス・スキュラ》で《ハーピィ・レディ1》を攻撃します!」

 丁寧な口調だけど、声音には自信が含まれている。上半身は爬虫類女、下半身は化物犬。そんな《レプティレス・スキュラ》が唸りながら駆けてきた。下半身が《ハーピィ・レディ1》に噛みついて、一瞬にして咀嚼してしまった。守備表示なので戦闘ダメージは受けなくてすむ。

「《レプティレス・スキュラ》が攻撃力0のモンスターを戦闘破壊したので、《ハーピィ・レディ1:守備力1400・Lv4》を効果無効にして。自分フィールドに特殊召喚します」

「レベル4《レプティレス・スキュラ》と《ハーピィ・レディ1》でオーバーレイ・ネットワークを構築。《キングレムリン:攻撃力2300・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「オーバーレイ・ネットワーク1体を取りのぞいて、《キングレムリン》のモンスター効果を発動! デッキから爬虫類族モンスター《レプティレス・メデューサ》を手札に加えます。カード2枚をセットして、ターンを終了させます」

 奪った《ハーピィ・レディ1》はエクシーズ素材に利用されてしまった。墓地に送ったORUは《レプティレス・スキュラ》なので、《ハーピィ・レディ1》は墓地にも帰ってこない。伏せたカードはマジックだろうか。《ゴルゴーン・ヘカテー》や《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》のモンスター効果を考慮すれば、永続魔法を優先して破壊した方がいい。伏せカードを残しておくのも危険だ。うーん、どうしよう? 《ヒステリック・パーティ》で《ハーピィズ・ペット仔竜》を特殊召喚できれば、さらなる破壊が可能になるかな。それに賭けてみよう。



【4ターン目:小鳥】LP1900、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
影山リサ:《ゴルゴーン・ヘカテー:攻撃力2400・Lv7》&《キングレムリン:攻撃力2300・R4・O×1》&《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン:攻撃力1900・Lv6》が攻撃表示。《レッド・ヘカテー》&《イエロー・へカテー》が永続魔法使い。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

小鳥:フィールド魔法《ハーピィの狩場》&永続罠《魔封じの芳香》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《ハーピィ・ダンサー攻撃力1200・Lv4》を召喚。モンスター効果を発動。風属性モンスターである《ハーピィ・ダンサー》を手札に戻して、《ハーピィレディ3:攻撃力1300・Lv4》を通常召喚。《ハーピィの狩場》により、永続魔法2枚を破壊する」

 大胆なブラックビキニ・スタイルの《ハーピィ・ダンサー》が、白羽を舞わせながら飛翔する。入替わるように、パンクヘアーな《ハーピィ・レディ3》が降りてきた。鳥乙女の織りなす烈風に、永続魔法扱いの《レッド・ヘカテー》と《イエロー・へカテー》が吹きとばされる。

「罠カード《ロスト》を発動! 相手墓地から《ハーピィズ・ペット仔竜》を除外します」

 私の思考が読まれているようだ。《転生の予言》じゃなくて《ロスト》を使うあたり、カードを揃えられていないのかな? 私も《ハーピィ・レディ三姉妹》などは持っていない。

「手札の《ハーピィ・ダンサー》を捨て、永続罠《ヒステリック・パーティ》を発動。墓地から《ハーピィ》を可能なだけ特殊召喚する。《ハーピィの狩場》により、セットカードも破壊するよ」

 元からいた《ハーピィ・レディ3》の周囲に、4体の《ハーピィ》が降りたった。手札コストになった《ハーピィ・ダンサー》も蘇生される。《ハーピィ》の猛風により、相手フィールドのセットカードを消去ろうとするも、影山さんは意地悪そうな笑みを浮かべている。吹きあげられたトラップから爆風が迫ってきた。私のライフが900ポイントにまで減らされていく。

「《コザッキーの自爆装置》を破壊したプレイヤーは、1000ポイントのダメージを受けるのですよ」

「どうして、そんなトラップまで……。風属性のレベル4モンスター《ハーピィ・ダンサー》、《ハーピィ・レディ2》と《ハーピィ・レディ3》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《ハーピィズ・ペット幻竜:攻撃力2000・R4・O×3》をエクシーズ召喚!」

「《ハーピィズ・ペット幻竜》は直接攻撃ができる。ダイレクト・アタック!」

 《ハーピィ・チャネラー》に操られながら、巨竜が相手モンスターを飛び越えていく。シスターに衝突して尻餅を着かせた。ライフも2000ポイントにまで削ったはず。歯軋りをして睨みあげてくる。不良少女みたいで、ちょっとだけ怖いかも。

「《ハーピィ・クイーン》で《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》を攻撃!」

 フィールド効果で攻撃力は2100ポイントにまで上昇している。緑髪を流しつつ、大胆衣装で魅せながら、《ハーピィ》の女王様が突撃していく。軽く羽ばたいて、《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》の頭上へと舞いあがる。連続蹴りを叩きこみ、地面へと伏せさせた。200ポイントの戦闘ダメージが、相手ライフを1800ポイントにまで落としこんだ。

「カード1枚をセットして、ターンエンド。自分エンドフェイズなので、《ハーピィズ・ペット幻竜》からオーバーレイ・ユニット1体を取りのぞく」

 《ハーピィ・チャネラー》ではパワー不足。残りモンスターに攻撃を仕掛けられない。《ハーピィズ・ペット幻竜》は《ハーピィ》を戦闘やカード効果から守ってくれる。《ハーピィ・クイーン》と《ハーピィ・チャネラー》が幻影のように揺らいでいた。



【5ターン目:影山リサ】LP1800、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
影山リサ:《ゴルゴーン・ヘカテー:攻撃力2400・Lv7》&《キングレムリン:攻撃力2300・R4・O×1》が攻撃表示。

小鳥:《ハーピィズ・ペット幻竜:攻撃力2000・R4・O×2》&《ハーピィ・クイーン:攻撃力2100・Lv4》&《ハーピィ・チャネラー:攻撃力1600・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《ハーピィの狩場》&永続罠《魔封じの芳香》&永続罠《ヒステリック・パーティー》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。オーバーレイ・ネットワーク1体を取りのぞいて、《キングレムリン》のモンスター効果を発動します。デッキから爬虫類族モンスター1体をサーチ。このカードをリリースして、《レプティレス・メデューサ:攻撃力2200・Lv6》をアドバンス召喚!」

 モンスター効果を発動させるために、《ハーピィ・レディ1》が墓地へ送られた。

「爬虫類族モンスターが存在しますので、手札から罠カード《コブラ・ストーム》を発動! フィールドのオーバーレイ・ユニット全てを除外します。ORUが無ければ、《ハーピィズ・ペット幻竜》のモンスター効果は無効となり、《ハーピィ》への攻撃も可能となりますね!」

「手札1枚を捨て、《レプティレス・メデューサ》のモンスター効果を発動。《ハーピィズ・ペット幻竜》の攻撃力を0にします。アタック!」

 大柄なメデューサが蛇髪を逆立たせながら這ってきた。《ハーピィズ・ペット幻竜》が石化させられてしまい、《ハーピィ》の幻影も薄らいでいく。《レプティレス・メデューサ》が竜石像を破壊しようと、右腕を振りあげる。2200ポイントの戦闘ダメージを受けたら敗北するけど……。

「罠カード《ウィンド・ガード》を発動。風属性モンスターの戦闘によって発生するダメージを0にする。さらに、デッキまたは墓地から攻撃力1500以下の風属性モンスター1体を手札に加える。《ハーピィ・レディ1》を墓地から回収する」

 《ハーピィズ・ペット幻竜》は砕かれたけど、風のバリアが私を護ってくれる。

「こいつ……マジでヤルじゃねぇか。《ゴルゴーン・ヘカテー》で《ハーピィ・チャネラー》を攻撃!」

 聖女の笑顔が剥がれ落ちてしまい、ヤンキーレディみたいな表情が張りついている。もしかすると、こちらが素の顔かもしれない。本性を晒したということかな? むしろ、観客席は盛りあがっているみたいだけど。蛇尾で殴られてしまい、《ハーピィ・チャネラー》のヴィジョンが割れた。800ポイントの戦闘ダメージは、私のライフを100ポイントにまで追いつめていく。

「ターンエンド」



【6ターン目:小鳥】LP100、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
影山リサ:《ゴルゴーン・ヘカテー:攻撃力2400・Lv7》&《レプティレス・メデューサ:攻撃力2200・Lv6》が攻撃表示。

小鳥:《ハーピィ・クイーン:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。フィールド魔法《ハーピィの狩場》&永続罠《魔封じの芳香》&永続罠《ヒステリック・パーティー》が発動中。


「私のターン、ドロー。《ハーピィ・レディ1:攻撃力1300・Lv4》を召喚。《ハーピィの狩場》により、《魔封じの芳香》を破壊。これで、魔法カードを普通に発動できるわ」

「《ハーピィ・クイーン》をリリースして、魔法カード《ミニマム・ガッツ》を発動。お返しするよっ! エンドフェイズまで、《ゴルゴーン・ヘカテー》の攻撃力を0にする。《ハーピィ・レディ1》で《ゴルゴーン・ヘカテー》を攻撃!」

 《ハーピィ・レディ1》のモンスター効果により、風属性モンスターは300ポイントだけパワーアップする。フィールド効果も考えれば、攻撃力は1800ポイントにまで高まっている。羽を真横に広げて、デュエルフィールドを疾走していく。鉤爪で《ゴルゴーン・ヘカテー》を斬りさいた。巨体が見事なほどに沈んでいく。1800ポイントの戦闘ダメージは、影山さんを敗北へと導いた。



「いいデュエルでしたわ。2回戦も勝ちあがってくださいね」

 すっかりと聖女の笑顔に戻っている。初勝利のせいか、心臓が凄い状態になっているよ。差し出された右手を握って、デュエルの礼を述べあった。キャッシーに教えてもらったけど、中学生時代の彼女は不良娘だったようだ。夜回り神父に説教されて悔い改めたらしい。



「小鳥ちゃん。1回戦突破、おめでとう。あのプレイングなら、もう初心者とは呼べないよな」

「でも、2回戦は負けちゃった」

「キャッシーが相手だからな。おっ! アストラルも誉めている。今度は勝てるように特訓しようぜ!」

「うんっ! でも、優勝しちゃうなんて、キャッシーは遠いよぉ」

 大会は終了して、3人で夕日道を歩いている。アストラルか。遊馬にしか視えないらしいけど、私も会話してみたいな。高級車が道路を進んでいく。キャッシーが乗っている。窓中から手を振ってきたので、私も振りかえした。明日の登校が楽しみだ。





【観察結果:《ゴルゴーン・ヘカテー》は爬虫類族モンスター】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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