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TF-8 ガーランドルフとノースウェムコ

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遊戯王 スターダスト・オーバードライブ(SOVR)

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 儀式はサポート増加が必要かな。573さんに祈ってみる。

 デュエル・モンスターズには儀式シリーズが存在する。基本的には、専用の魔法カードとモンスターが揃わなければ降臨させられない。手札かフィールドから、特定のレベル以上になるようにモンスターをリリースしなければいけない。召喚までのハードルは高いけど、呼びだしたモンスターは強力である。《高等儀式術》や《マンジュ・ゴッド》といったサポートカードも開発されており、儀式デッキも扱いやすくなってきた。それでも、使いこなせる決闘者は多くない。

 武藤遊戯が《マジシャン・オブ・ブラックカオス》を降臨させて、ペガサス・J・クロフォードを倒したという。名も無きデュエリストが《リトマスの死の剣士》を召喚したという記録も残されている。儀式モンスターは切札として活躍していたが、シンクロ・モンスターに圧されていった。こちらの方が使いやすいからね。そんな環境に逆らうかのごとく、藤原雪乃さんは儀式モンスターで勝ちあがっている。彼女に魅せられているファンも少なくない。

 観客席は1年生と3年生で占められている。十六夜アキさんだけでなく、真月零さんまでもが観戦しているようだ。藤原雪乃さんも凄いけど、私は親友を応援するんだ。宮田ゆまさんもレイン恵さんも、ツァン・ディレさんの勝利を願っている。



【4ターン目:ツァン】LP1100、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
藤原:《破滅の魔王ガーランドルフ:攻撃力2900・Lv7》が攻撃表示。永続罠《不協和音》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ツァン・ディレ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


 《儀式魔人リリーサー》を生贄として、《破滅の魔王ガーランドルフ》が降臨した。よって、ツァン・ディレさんは特殊召喚を封じられている。魔王退治ができても、《不協和音》によりシンクロ召喚もできない。特殊召喚を多用する《真六武衆》には不利な状況だろう。

「ボクのターン、ドロー。今は守るしかないようね。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 《紫炎の足軽》をセットしているのだろうか。ツァン・ディレさんは、次のターンを生き延びようとしている。儀式コンボを突破するためにも。頑張って……。



【5ターン目:藤原】LP3300、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
藤原:《破滅の魔王ガーランドルフ:攻撃力2900・Lv7》が攻撃表示。永続罠《不協和音》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ツァン・ディレ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。素敵な表情をしているわ。速攻魔法《異次元からの埋葬》をリバース! 除外されている《儀式魔人プレサイダー》と《儀式魔人リリーサー》を墓地に戻す」

「儀式魔法《救世の儀式》を発動。墓地の《儀式魔人プレサイダー》と《儀式魔人リリーサー》を除外して、《救世の美神ノースウェムコ:攻撃力2700・Lv7》を儀式召喚! この儀式召喚により、《破滅の魔王ガーランドルフ》と《不協和音》を選択する。これらのカードが存在するかぎり、このカードはカード効果で破壊されない」

 黒衣装の女神が、太陽デザインのロッドを振りかざした。《破滅の魔王ガーランドルフ》と《不協和音》が光輪に囲まれる。これらのカードを除去しなければ、《救世の美神ノースウェムコ》は効果破壊されない。特殊召喚が封じられている状態では、上級モンスターによる戦闘破壊も難しいだろう。オフェンスだけでなく、ディフェンスまでもが優れているとは。

「墓地から《救世の儀式》を除外することにより、《破滅の魔王ガーランドルフ》を選択する。このターン、選択モンスターはカード効果の対象にならない」

「墓地から《破滅の儀式》を除外する。このターン、自分の儀式モンスターが戦闘破壊したモンスターはデッキトップに戻るわ。セットカードが《紫炎の足軽》なら、戦闘破壊されても効果は発動されなくなるね。《儀式魔人プレサイダー》が儀式素材になっているので、儀式モンスターが相手モンスターを破壊するたびに、デッキからカード1枚をドロー」

「悪いけど、伏せたのは《紫炎の足軽》じゃないのよ。停戦する気はないけど、罠カード《停戦協定》を発動。セットモンスターを表側守備表示にする。そして、フィールドの効果モンスター1体につき、相手ライフに500ポイントのダメージを与える」

 長髪の侍が屈みこんでいる。《六武衆-イロウ:守備力1200・Lv4》だ。《停戦協定》から撃ちだされたビームが、藤原雪乃さんを焼きつくす。驚愕の悲鳴もセクシーかも。1500ポイントのダメージが、彼女のライフを1800ポイントにまで減らしていく。そういえば、《究極・背水の陣》と《停戦協定》のコンボで3000ポイントのダメージを受けたことがあるなぁ。トラウマになりそう。

「やってくるわね。ゾクゾクしてきわ。少しばかり、おしおきが必要かしら。《救世の美神ノースウェムコ》で《六武衆-イロウ》を攻撃する」

「手札から《紫炎の寄子》を墓地に送る。このターン、《六武衆-イロウ》は戦闘で破壊されない」

 お猿さんみたいな槍兵が威嚇をして、《救世の美神ノースウェムコ》を遠ざける。戦闘破壊されなければ、《儀式魔人プレサイダー》や《破滅の儀式》の効果は活かされない。

「あなたがどうでるのか楽しみだわ。お姉さんを感じさせてね。ターンエンド」



【6ターン目:ツァン・ディレ】LP1100、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
藤原:《破滅の魔王ガーランドルフ:攻撃力2900・Lv7》&《救世の美神ノースウェムコ:攻撃力2700・Lv7》が攻撃表示。永続罠《不協和音》が発動中。

ツァン・ディレ:《六武衆-イロウ:守備力1200・Lv4》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「ボクのターン、ドロー。《真六武衆-ミズホ:攻撃力1600・Lv3》を召喚。《六武衆-イロウ:攻撃力1700・Lv4》を攻撃表示に変更する」

 《六武衆》を並べられたけど、特殊召喚は封じられている。《救世の美神ノースウェムコ》は守護結界に守られており、カード効果により破壊できない。

「手札から速攻魔法《月の書》を発動。《救世の美神ノースウェムコ》を裏側守備表示にする。《六武衆-イロウ》で裏守備モンスターに斬撃!」

 他の《六武衆》が存在しているので、《六武衆-イロウ》はモンスター効果を発揮できる。ダメージ計算を行なわずに、裏側守備表示のまま破壊するのだ。サイバーなゴーグルを通して、剣撃対象を見下ろす、長刀を振りおろして、月闇に隠されたカードを斬る。

「《六武衆-イロウ》をリリースして、《真六武衆-ミズホ》のモンスター効果を発動。《破滅の魔王ガーランドルフ》を破壊する」

 《六武衆-イロウ》が魂を全焼させて、《真六武衆-ミズホ》に力を与える。赤鎧の女武者が、半月刀を両手にして駆けだす。俊敏な動きで跳びあがり、《破滅の魔王ガーランドルフ》の巨躯を斬りさばいていく。蓄積ダメージは限界を越えて、魔王が血飛沫を噴きあげながら倒れこんだ。これで、特殊召喚は可能になったはず。いや、《不協和音》が残っている。シンクロ召喚はできない。

「ターンエンド」



【7ターン目:藤原】LP1800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
藤原:永続罠《不協和音》が発動中。

ツァン・ディレ:《真六武衆-ミズホ:攻撃力1600・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「驚いたわ。特殊召喚に頼らずに、儀式モンスターによる壁を打ち破るなんて。本当にゾクゾクさせられる。胸の奥が熱くなってくる。《不協和音》はエンドフェイズに墓地に送られる。このドローで勝負を決めなきゃね。私のターン、ドロー」

 藤原雪乃さんの表情が安堵を吐いた。彼女も敗北の危機を感じていたのだろう。

「ライフを800ポイント払って、装備魔法《契約の履行》を発動。墓地から《救世の美神ノースウェムコ:攻撃力2700・Lv7》を特殊召喚する。《真六武衆-ミズホ》に攻撃!」

 儀式専用の蘇生魔法だ。藤原雪乃さんのライフは1000ポイントを残している。《救世の美神ノースウェムコ》が太陽杖を持ちあげた。聖なる輝きが放射されて、《真六武衆-ミズホ》を焼きつす。1100ポイントの戦闘ダメージが、ツァン・ディレさんを敗北へと落としこんだ。

「楽しいデュエルだったわ。あなたにも興味を抱けた。個室でレッスンをしましょう」

「藤原先輩、ありがとうございます。個人レッスンは遠慮しますけど」

 色っぽい眼差しだ。ツァン・ディレさんが握手に応じた。悔しそうな苦々しさは一瞬のみで、表情は日の出のごとく輝いていく。しっかりとデッキを眺めながら、何かを思案している。どうすれば、次は勝てるのか。そういう風に練っているのだろう。敗北しても凄いよ。彼女に影響されてか、私も何かが燃えあがってくる。さぁて、私の対戦順番が回ってきたようだ。ツァン・ディレさんと手を叩きあい、デュエル・フィールドへと降りた。




「私のターン、ドロー! 《ガスタの静寂 カーム:攻撃力1700・Lv4》を召喚」

 原麗華さんが眼鏡を光らせた。

「規則正しく、行きますよ! 罠カード《自業自得》と《仕込みマシンガン》を発動! チェーンして、罠カード《おジャマトリオ》を発動。さらに、速攻魔法《連鎖爆撃》を折目正しく発動します!」

 灼熱色に染まった鎖が幾本も伸びてきた。積まれているチェーン1つにつき、400ポイントのダメージを与えるようだ。2ターン目にして、ライフを焼かれてしまった。これが、フルバーンというものですか。敗北すらも実感できずに、呆気にとられてしまう。



「ウィン。落ちこまないで。フルバーンは不意討ちで来ると、防ぎにくいものですから」

「ゆまも昔は、よく焼かれていた。ゆま焼き」

「そうなんだ……」

「ツァンが伏せていたのは特殊召喚系のトラップですか?」

「《諸刃の活人剣術》だよ。シンクロ召喚ができれば、《真六武衆-シエン》で《契約の履行》を封じていた。特殊召喚に頼りきるのも危ないかもしれないわね」

「シンクロ召喚が流行っていますので、《不協和音》にも気をつけないと」

「宮田さんは《不協和音》なら平気じゃない。融合中心なんだから」

「いえいえ。メインでないとはいえ、シンクロ・モンスターも使いますよ」

 ツァン・ディレさんも、宮田ゆまさんと話すようになってきた。

「ゆまっちも、恵ちゃんも凄いね。3年生を相手に勝っちゃうなんて」

「ピース」

「ありがとう。もっと強くなりますけどね。プロデュエリストになりたいですから」

「ライディングができるように、免許取得も挑戦してみる?」

「はいっ。ツァンも長期休暇を利用して、ライディング・センスを取得するつもりでしょ?」

「まぁね。《六武衆》のサポート魔法が使えなくなるのが辛いかも」

「私も免許を取った方がいいかなぁ?」

「アイドル系なら別ですけど、プロなら必須かと思います。公式大会はライディングが中心となりますので。スタンディング専用となると出場できる大会も限られてきますし、報酬も少なくなるかもしれません。D・ホィールに乗れると、決闘者以外の就職にも有利になりますよ」

 みんな、いろいろ考えているんだ。私も真剣になりたいが、考えこむほどに自分の歩いていきたい方向が分からなくなる。一緒に廊下を歩いていくけど、人生は別方向なんだね。大庭ナオミさんが背後から追いあげてくる。私の間近で舌打ちをした。ツァン・ディレさんたちが困ったように黙りこむ。さらに、数人の先輩女子が通りすぎていく。

「真月零って何者なの?」

「休憩時間に男子がデュエルに誘ったけど、3年生相手に全勝しちゃうなんて。藤原さんや原さんにまで勝ったそうよ。プロクラスじゃない?」





【TF-その8】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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