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TF-9 ライトロード使い! 大庭ナオミ

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コナミ

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 ほぼデュエルシーン。

 大庭ナオミさんは私を避けている。すれ違って指先が触れたときには、消毒用アルコールで両手を拭きだした。潔癖症で男子嫌いとは聞いているが、それ以上に私は嫌悪されている。思い当たることは充分にある。操られていたとはいえ、私には罪があるから。ツァン・ディレさんをはじめ、親友ができていること自体が奇跡的なんだ。

「三眼の魔女って呼ばれていたわね。あなたと向きあうだけで吐気がしてくる」

「迷惑をかけたのなら謝ります」

「じゃあ、死んでちょうだい。アカデミアから出ていって。口先だけで反省したふりをして、そ、そんなことで許されると思うの? あなたのせいで友達の夢が潰されたの。許さないから」

「夢が潰されたって、どういうこと?」

「教えたところで、心も痛めないのでしょうね。十六夜先輩とは違って、あ、あなたは自分の過去を振り返っていない。こ、これはデュエルでなく、魔女退治だから……」

 大庭ナオミさんを見ると、目を逸らしだした。指先が小刻みに震えている。息も落ち着いていない。勇気を震わせるように、私を睨みつけてきた。石原先生が困ったように見やる。観客席に囲まれたデュエル・フィールド。休憩時間なのか、真月零さんが観戦しているようだ。



『デュエル!』



【1ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「いろいろありますが、デュエルは真剣にやらせていただきます。私の先攻ですね。ドロー! モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード3枚をセットして、ターンエンド」

 大庭ナオミさんは成績上位者だ。因縁があろうと、デュエルは全力で行なおう。それが対戦相手に対するリスペクトなのだから。言葉で伝わらない部分は、決闘魂でぶつけていくんだ。



【2ターン目:大庭ナオミ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ウィン:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「アタシのターン、ドロー。魔法カード《光の援軍》を発動。デッキからカード3枚を墓地に送り、デッキからレベル4以下の《ライトロード・モンク エイリン:攻撃力1600・Lv4》を手札に加える。そして、召喚! デッキから墓地へ送られたことにより、《ライトロード・ビースト ウォルフ:攻撃力2100・Lv4》を特殊召喚する。光属性モンスター2体が存在するので、手札から《ガーディアン・オブ・オーダー:攻撃力2500・Lv8》を特殊召喚!」

 一気に3体もの光属性モンスターを揃えた。この状況に安心したのか、言葉の震えは止まっている。口元を引き結んで、力強く裂帛を吐きだす。

「《ライトロード・モンク エイリン》で裏守備モンスターを攻撃する! このカードが守備モンスターを攻撃したとき、ダメージ計算時前にデッキへ戻す」

「デッキに戻してしまうとは、《ガスタ》にとって恐ろしいエフェクトです。速攻魔法《禁じられた聖杯》を発動。エンドフェイズまで、《ライトロード・モンク エイリン》の攻撃力を400ポイントアップして、モンスター効果を無効にします」

 気合のこもった姉貴声が響く。褐色肌の格闘家が上段蹴りを突きあげてきた。《ガスタの巫女ウィンダ:守備力400・Lv2》が舞いあげられる。

「《ガスタの巫女ウィンダ》が相手モンスターの攻撃によって破壊されたので、デッキから《ガスタ・イグル:守備力400・Lv1・チューナー》を特殊召喚します」

「《ガーディアン・オブ・オーダー》で《ガスタ・イグル》を攻撃!」

 白く輝いているアーマーは、黄金色に縁取られている。秩序の守護者が飛行疾走をして、《ガスタ・イグル》を殴りつけた。緑色の鳥さんが地面に叩きつけられる。可哀相だけど、計画通りの展開に突入していく。戦闘破壊されたので、デッキからチューナー以外のレベル4以下である《ガスタ》を呼びだせるのだ。大庭ナオミさんが歯噛みをしだした。

「デッキから《ガスタ・コドル:攻撃力1000・Lv3》を特殊召喚します」

「《ガスタ・コドル》……。カード2枚をセットして、ターンエンド。《ライトロード・モンク エイリン》のモンスター効果により、デッキからカード3枚を墓地に送る」

 《ガスタ・コドル》と伏せカードに視線を巡らしてから、エンド宣言に入りだした。攻撃力上昇カードをセットしたのが分かったのだろう。《ライトロード・ビースト ウォルフ》で攻撃しなくとも、私のターンで戦闘破壊すればいいけど。攻撃無効系のトラップを仕掛けているに違いない。



【3ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ウィン:《ガスタ・コドル:攻撃力1000・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

大庭ナオミ:《ガーディアン・オブ・オーダー:攻撃力2500・Lv8》&《ライトロード・モンク エイリン:攻撃力1600・Lv4》&《ライトロード・ビースト ウォルフ:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。手札から《ガスタ・グリフ:攻撃力800・Lv2》を捨て、罠カード《ライジング・エナジー》を発動。エンドフェイズまで、《ガスタ・コドル》を1500ポイントだけパワーアップします。《ガスタ・グリフ》が手札から墓地へ送られたので、デッキから《ガスタの賢者ウィンダール:攻撃力2000・Lv6》を特殊召喚します」

「罠カード《ガスタの風塵》を発動します。このターン、《ガスタ》の攻撃時に相手はカード効果を発動できません。《ガスタ・コドル》で《ライトロード・ビースト ウォルフ》を攻撃!」

 コンドルが飛翔して急速下降。白狼戦士の爪による抵抗は無駄になった。《ライトロード・ビースト ウォルフ》は地面に叩きつけられて、目を回しだす。

「《ガスタ・コドル》が相手モンスターを戦闘破壊したので、デッキから守備力1500以下のサイキック族モンスターである《ガスタの疾風リーズ:攻撃力1900・Lv5》を特殊召喚! 《ガスタの賢者ウィンダール》で《ライトロード・モンク エイリン》を攻撃します」

 魔導士っぽいですけどサイキック族なオジサマが、杖を振るいあげた。突風が湧きでて、《ライトロード・モンク エイリン》を吹きとばす。踏んばろうとするも、大空の彼方に消されたようだ。合計800ポイントもの戦闘ダメージが、相手ライフを3200ポイントにまで減らしていく。

「《ガスタの賢者ウィンダール》が戦闘破壊に成功できましたので、墓地からレベル3以下の《ガスタ・イグル:守備力400・Lv1・チューナー》を特殊召喚します」

「レベル6《ガスタの賢者ウィンダール》に、レベル1《ガスタ・イグル》をチューニング!」

「自然に満ちし大湿原よ。風の流れを送りこみ、我らを高みへと羽ばたかせよ! シンクロ召喚! 飛翔せよ、《ダイガスタ・イグルス:攻撃力2600・Lv7》!」

「墓地から《ガスタ・イグル》と《ガスタ・グリフ》をデッキに戻して、魔法カード《ガスタの交信》を発動します。《ガーディアン・オブ・オーダー》を破壊!」

 《ガスタ》2体が上昇気流を描きだす。それは《ガーディアン・オブ・オーダー》を巻きこんで、天空の彼方にまで舞いあげる。これで、相手モンスターを全滅させた。大庭ナオミさんが両手を、わなわなと震わせている。《ガスタの賢者ウィンダール》が巨鳥を操りながら、大空を泳いでいる。屋内デュエルなので、天上付近というのが正解なんだけど。

「カード1枚をセットして、ターンエンド。エンドフェイズなので、《ダイガスタ・イグルス》のモンスター効果を発動します。墓地から風属性モンスター《ガスタの賢者ウィンダール》を除外して、裏側カードを破壊します。《聖なるバリア-ミラーフォース》ですか。この展開、以前にも……」



【4ターン目:大庭ナオミ】LP3200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ウィン:《ダイガスタ・イグルス:攻撃力2600・Lv7》&《ガスタの疾風リーズ:攻撃力1900・Lv5》&《ガスタ・コドル:攻撃力1000・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

大庭ナオミ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「アタシのターン、ドロー。魔法カード《ソーラー・エクスチェンジ》を発動。手札から《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》を捨て、デッキからカード2枚をドロー。さらに、デッキからカード2枚を墓地に送る。《ライトロード・エンジェル ケルビム》が墓地に落ちてくれたようね」

「永続罠《閃光のイジュージョン》を発動して、墓地から《ライトロード・ドラゴン グラゴニス:攻撃力2000・Lv6》を特殊召喚する」

「《ライトロード・マジシャン ライラ:攻撃力1700・Lv4》を召喚。このカードを守備表示にして、モンスター効果を発動。あなたのセットカード1枚を破壊する」

 黒髪を伸ばした女性魔術師が屈みこむように、ロッドを振りおろす。光弾が撃ちこまれ、セットしていたトラップが粉々にさせられた。

「罠カード《サイクロン・ダンス》が破壊されたことにより、デッキから攻撃力1500以下の《ガスタ・イグル》を手札に加えます。この効果が発動したターン、相手はカードをセットできません」

 《サイクロン・ダンス》の破片から竜巻が生まれだす。《ガスタ・イグル》が飛びだして、私の手札へと飛びこんでくる。相手頼みの戦略とはいえ、アドバンテージを確保できました。本来なら速攻魔法《ダブル・サイクロン》などと併用するカードですが。

「《ライトロード・マジシャン ライラ》をリリースして、魔法カード《光の救援》を発動。デッキからレベル4以下の《ライトロード・パラディン ジェイン:攻撃力1800・Lv4》を特殊召喚する。そして、デッキからカード2枚を墓地に送る」

 天空からレイピアが降りてきて、《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》に吸収されていく。

「装備魔法《ライトロード・レイピア》がデッキから墓地に送られたので、《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》に装備する。攻撃力700ポイントアップ。墓地の《ライトロード》1種類につき、《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》は300ポイントのパワーアップを果たす。4種類あるので、1200ポイントアップする。《ダイガスタ・イグルス》にアタック!」

 たてがみが蜂蜜色で美しい。聖竜がホーリーブレスを吐きだした。攻撃力3900ポイントで、貫通効果まで持ちあわせている。《ダイガスタ・イグルス》は白嵐に呑みこまれていった。1300ポイントの戦闘ダメージが、ライフを2700ポイントにまで押していく。

「《ライトロード・パラディン ジェイン》で《ガスタの疾風リーズ》にアタック! このカードが攻撃するとき、攻撃力が300ポイントアップする」

 全身鎧に包まれており、剣と盾を装備している。ジャンヌ・ダルクを連想させられてしまう。少女の聖騎士が雄叫びを叫びながら、光剣を右手に走りこんできた。闘気が攻撃力2100ポイントにまで押しあげる。《ライトロード・パラディン ジェイン》とは対照的に、《ガスタの疾風リーズ》は動きやすい軽装をしている。跳びのこうとするも、あっけなく斬られてしまった。200ポイントの戦闘ダメージにより、ライフ2500ポイントにまで微減させられる。

「《サイクロン・ダンス》のせいで、セットできないんだね。ターンエンド。《ライトロード・パラディン ジェイン》により2枚。《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》により3枚。《閃光のイリュージョン》により2枚。エンドフェイズに、デッキからカードを墓地に送る」

 《ライトロード・ドルイド オルクス》と《ライトロード・シーフ ライニャン》が墓地に送られて、《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》が攻撃力4500ポイントにまで上昇していく。貫通効果を有しているので、守備表示でもしのげない。大庭ナオミさんの恐怖が興奮へと反転しているようだ。



【5ターン目:ウィン】LP2500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ウィン:《ガスタ・コドル:攻撃力1000・Lv3》が攻撃表示。

大庭ナオミ:装備魔法《ライトロード・レイピア》を装備している永続罠《閃光のイジュージョン》に特殊召喚された《ライトロード・ドラゴン グラゴニス:攻撃力4500・Lv6》&《ライトロード・パラディン ジェイン:攻撃力1800・Lv4》が攻撃表示。


「私のターン、ドロー。《ガスタ・イグル:攻撃力200・Lv1・チューナー》を召喚。魔法カード《死者蘇生》を発動して、墓地から《ガスタの疾風リーズ:攻撃力1900・Lv5》を特殊召喚します」

「レベル5《ガスタの疾風リーズ》に、レベル1《ガスタ・イグル》をチューニング!」

「偉大なるヴァイロンの力よ。聖なる輝きを大自然と融合させて、我らを新たなる段階へと進化させよ! シンクロ召喚! 飛翔せよ、《ダイガスタ・スフィアード:攻撃力2000・Lv6》!」

「《ガスタ・コドル》で《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》を攻撃します。《ダイガスタ・スフィアード》のモンスター効果により、発生する戦闘ダメージは相手が受けます」

 《ヴァイロン・スフィア》をまとった《ガスタの疾風リーズ》の衣装が変化していく。ある意味で、魔法少女みたいなものだろうか。《ガスタ・コドル》が聖竜へと自爆特攻を仕掛ける。《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》がホーリーブレスを吹きつけるも、《ガスタの疾風リーズ》がロッドを輝かせると、それが大庭ナオミさんへと跳ね返っていく。3500ポイントの反射ダメージにより、大庭ナオミさんのライフが急減した。敗北を実感した彼女が、呆然と床に座りこむ。

「こんなヤツに負けるなんて……」

 心底から憎むかのように、私を睨みあげている。手にしているカードが震えていた。





【TF-その9】





「仇は討てなかった。恐怖も克服できなかった。ちくしょう……」

「ふぅん。本当に君は悔しそうだねぇ」

「アタシ、疲れているのかしら? 悪魔の幻影が見えてしまうなんて。それとも、ソリッド・ヴィジョンを使った悪戯なの?」

「人間からすれば、バリアンは幻影かもしれないわね。今は実体化ができているけど。心の闇に囚われているようね。興味深い。あなたに力を貸してあげるわ。受けとりなさい」

「何これ? 黒いモンスターカード?」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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