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TF-13 ツァン・ディレVS嶺開花

遊戯王カード 【 神聖魔導王 エンディミオン 】 SD16-JP001-UR 《ストラクチャーデッキ-ロード・オブ・マジシャン》遊戯王カード 【 神聖魔導王 エンディミオン 】 SD16-JP001-UR 《ストラクチャーデッキ-ロード・オブ・マジシャン》
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遊戯王 ストラクチャーデッキ-ロード・オブ・マジシャン(SD16)

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 魔導デッキです。

 身近な所にアイドルがいる。嶺開花と書いて、リンカイホーと呼ぶ。アイドル活動をしているために、授業を休むこともある。学校内では人気者であるが、シティでの知名度は発展途上らしい。女子寮で暮らしており、大庭ナオミさんと相部屋だという。

「ウィンちゃん。ツァン。やっほーっ!」

 ツァン・ディレさんと廊下を歩いていたら、背後から肩をタッチされた。前側に回りこんで、キラキラとした表情を振り向けてきた。えへっと顔を斜めにすると、リング状に結わえられた赤髪も傾ぐ。何となくだけど、触りたくなってしまう。

「あいかわらず、2人はラブラブだねぇ。顔の距離も近いよー」

「はぁっ? デュエルの戦略について話しあっていたの。変なことを言わないで」

「ツァンのナチュラルな笑顔ってレアすぎるよ。ウィンちゃんが大好きでしょ?」

「ウィンが上達してきたから、デュエルの会話も弾むのよ。好きとか、そういうわけじゃなくて……」

「いやいや。どんな話題であれ、好きって気持ちが無ければ、ハッピースマイルはできないでしょ? ツァンはウィンちゃんラブなんだ」

 えっへん! 嶺開花さんが胸を張った。何を堂々と言っているのでしょうか? 横目を流してみると、ツァン・ディレさんが、ゆでだこみたいに沸騰している。両目を点にして、カクカク状態になっているようだ。私の心臓も《素早いモモンガ》のごとく落ち着かない。

「美少女2人が並んでいると、素敵な絵になるよねぇ。携帯カメラで撮っていいかな?」

「ダッ、ダ、ダメに決まっているでしょ。ボクは写真が苦手なの」

「えっ。えぇっと……。リンちゃん、お願いします」

 ツァン・ディレさんが叫ぼうとするも遅かった。彼女と距離をつめると、ぷち撮影大会が行なわれた。肩同士が触れあって、温もりが染みこんでくる。窓外は灰色気味だけど、心は快晴だね。嶺開花さんが画像を見せてくれた。写りは文句無しかな。

「プロデュエリスト志望者が写真を苦手としたら駄目だよ。記者から撮られまくるからね。ふむふむ。1枚でレアカードと交換できそうだ。データを送るよ」

 ツァン・ディレさんの石化が治まっていない。携帯電話を出して、データを頂いた。アルバムに納めておこう。嶺開花さんが顔をあげた。お日様みたいに輝いている。

「気になっていたけど、ウィンちゃんもプロデュエリストを目指しているの?」

「アカデミアに入学したけど、やりたいことで迷路に呑みこまれてしまいました」

「ウィンちゃんなら、アイドル・デュエリストに向いていると思うよ。笑顔率も高くなっているし、見ているだけで気分爽快になっちゃうんだから。もぅ、癒されるっ!」

「ふぇっ! 私がアイドルですか!? さすがにそれは……」

「今は視野に含めるだけでいいから。将来の夢候補は、いっぱい持っておこうよ。そして、少女時代は楽しく頑張ろう! もちろん、ツァンも勧誘するからね。ライバルが増えちゃうけど、モーマンタイ! おっと、ナオミと待ち合わせ時間が……。さらばっ!」

 嶺開花さんが早歩きで去っていった。ようやく、ツァン・ディレさんのカチコチ状態が解除されたようだ。画像データを送ると、断りながらも受けとってくれた。



 今日の試合デュエルは、ツァン・ディレさんと嶺開花さんの対戦となるようだ。嶺開花さんが大庭ナオミさんと話している。手を振ると、大庭ナオミさんが返してくれた。それだけで、ぽわわと嬉しくなる。宮田ゆまさんがケムマキくんに勝利した。《ヒーローアライブ》と《起死回生の宝札》のドローコンボが効いたようだ。順番が回ってきたので、ツァン・ディレさんが準備をしだす。

「いつものように、応援をしています」

「もちろん、勝つわ。ウィンと一緒に特訓しているからね。でも、相手は優秀なマジシャン使い。プロデュエリスト相手にも善戦できる実力者。油断はできない」



『デュエル!』



【1ターン目:嶺開花】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「アタシの先攻だねっ。ドロー。ジャーン! フィールド魔法《魔法都市エンディミオン》を発動! 魔法カード《魔力掌握》を発動して、このカードに魔力カウンター1つを乗せる。魔法カードが発動したので、さらなる魔力カウンターが乗せられる。さらに、デッキから《魔力掌握》1枚を手札に加える」

「《魔導騎士ディフェンダー:攻撃力1600・Lv4》を召喚。このカードに魔力カウンター1つを置く。守備は固めたわ。ターンエンド」

 巨塔が立ちあがっていき、ヨーロッパ風味な町が浮上した。あちらこちらで魔法陣が回転している。記憶の底で、何かが蠢いている。《魔力掌握》が発動されると、魔法球2つが上空で旋回しだした。大柄な魔導騎士が剣をかまえだす。



【2ターン目:ツァン・ディレ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
嶺開花:《魔導騎士ディフェンダー:攻撃力1600・Lv4・魔力カウンター+1》が攻撃表示。フィールド魔法《魔法都市エンディミオン:魔力カウンター+2》が発動中。


「ボクのターン、ドロー。そっちがカウンター戦法でいくのなら、ボクだってそうするから。永続魔法《六武の門》を発動。《六武衆》が召喚・特殊召喚されるたびに、このカードに武士道カウンター2つを置く。どんどん、貯めていくからね」

「《真六武衆-カゲキ:攻撃力200・Lv3》を召喚。この召喚により、手札からレベル4以下の《真六武衆-エニシ:攻撃力1700・Lv4》を特殊召喚する。他に《六武衆》がいるので、《真六武衆-カゲキ》は攻撃力が1500ポイントアップする」

「武士道カウンターは4つある。これらを取り除いて、デッキからレベル4以下の《真六武衆-キザン:攻撃力1800・Lv4》を手札に加える。自分フィールドに《六武衆》がいるので、このカードを手札から特殊召喚する。これで、武士道カウンター2つが乗ったね」

 紫炎の家紋というのだろうか。それが刻まれた大門が立ちのぼり、武将たちが集結していく。魔法都市と雰囲気が違いすぎて、奇妙な感覚に囚われてしまう。他に《六武衆》2体が存在するので、《真六武衆-キザン》は300ポイント、《真六武衆-エニシ》は500ポイントだけパワーアップする。《真六武衆》は展開力が凄いです。一気に3体も並ぶなんて。

「《真六武衆-エニシ》で《魔導騎士ディフェンダー》を攻撃する」

「魔法使い族モンスター《魔導騎士ディフェンダー》が破壊される代わりに、このカードの魔力カウンター1つを取り除くよ!」

 緑の武将が跳躍して、大刀を叩きつけた。《魔導騎士ディフェンダー》が盾を突きだしてガードするも、マジックシールドが砕かれた。600ポイントの戦闘ダメージは通り、相手ライフを3400ポイントにまで減らせた。《魔導騎士ディフェンダー》のモンスター効果は、もう使えない。

「《真六武衆-キザン》で《魔導騎士ディフェンダー》を斬る」

 《真六武衆-キザン》から黒髪が零れている。綺麗な斬撃フォームに見蕩れてしまう。刀が吸いこまれるように、《魔導騎士ディフェンダー》を撫でていく。野太い悲鳴を残して、魔導騎士は消滅した。500ポイントの戦闘ダメージを与えて、相手ライフは2900ポイントにダウンする。

「《真六武衆-カゲキ》でダイレクト・アタック!」

 カラクリの腕を装着した武将が、壊れたように走りだす。攻撃力1700ポイントでの連続斬りが、嶺開花さんをライフ1200ポイントにまで追いつめた。ギャラリーが盛りあがっている。油断はできない。《真六武衆》が破壊されていけば、攻撃力上昇効果も失われるから。一気に大逆転をされてしまう可能性もある。ツァン・ディレさんなら対策を取っているはず。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:嶺開花】LP1200、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
嶺開花:フィールド魔法《魔法都市エンディミオン:魔力カウンター+3》が発動中。

ツァン・ディレ:《真六武衆-キザン:攻撃力2100・Lv4》&《真六武衆-エニシ:攻撃力2200・Lv4》&《真六武衆-カゲキ:攻撃力200・Lv3》が攻撃表示。永続魔法《六武の門:武士道カウンター+2》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「やってくれたね。今の総攻撃でヘロヘロになっちゃったよ。アタシのターン、ドロー。《魔導戦士ブレイカー:攻撃力1600・Lv4》を召喚」

「《六武の門》から武士道カウンター1つを取り除いて、罠カード《六武式風雷斬》を発動。《魔導戦士ブレイカー》を破壊する」

「《魔導戦士ブレイカー》をリリースして、手札から速攻魔法《ディメンション・マジック》を発動。手札から《魔法剣士トランス:攻撃力2600・Lv6》を特殊召喚して、《真六武衆-エニシ》を破壊する。これで、《真六武衆-キザン》の攻撃力はダウンするよね」

 《魔導戦士ブレイカー》は魔力カウンターを得てから、相手の魔法・罠カード1枚を破壊する。それを回避するために、《六武式風雷斬》を発動したのだろう。《真六武衆-エニシ》が刀に稲妻をまとわせてから、雄叫びをあげながら突進していくも、異次元から飛びだした《魔法剣士トランス》に斬られてしまった。リリース・エスケープだ。青年剣士が得物を収める。

「《六武の門》と《ディメンション・マジック》で魔力カウンターが増えている。魔法カード《魔力掌握》を発動。《魔法都市エンディミオン》に魔力カウンター2つをプラス。さらに、デッキから《魔力掌握》をサーチする。これで、6つ溜まった。《魔法都市エンディミオン》から魔力カウンター6つを取り除くことにより、手札から《神聖魔導王エンディミオン:攻撃力2700・Lv7》を特殊召喚!」

 魔法都市の上空を旋回している魔法弾が中央塔へと集まっていく。それらは1つとなり、眩い輝きを放ちだした。光が人型を成していき、地上へと降りてくる。

「この方法により特殊召喚したので、墓地から魔法カード《ディメンション・マジック》を手札に加える。《神聖魔導王エンディミオン》のモンスター効果を発動。手札から魔法カード《魔力掌握》を捨て、《真六武衆-キザン》を破壊する」

 黒衣装に包みこまれた仮面魔導士が、ロッドを振りかざした。魔法都市の王様だけあり、ポーズが様になっている。《魔力掌握》が魔力源となり、エネルギー砲撃が《真六武衆-キザン》を焼きつくす。他の《六武衆》が消えたので、《真六武衆-カゲキ》は攻撃力200ポイントにまで戻ってしまう。相手フィールドには大型モンスターが並んでいる。これは、ヤバイかも。

「《神聖魔導王エンディミオン》で《真六武衆-カゲキ》を攻撃する」

 《神聖魔導王エンディミオン》がロッドを高速回転させてから、魔法弾を連射しだした。マシンガンのごとく撃ちこまれて、《真六武衆-カゲキ》の鎧が削られていく。刀を弾かれてしまい、ついには膝を崩しだした。2500ポイントもの戦闘ダメージが、ツァン・ディレさんのライフを1500ポイントにまで減らしていく。このままだと、ファイナルターンになってしまう。

「止めいくよ。《魔法剣士トランス》でダイレクト・アタック!」

「永続罠《武士道ガード》を発動。《六武の門》から武士道カウンター1つを取り除いて、戦闘ダメージを0にする。この効果は、1ターンに1度しか発動できない」

 《六武の門》から家紋バリアが押しだされ、《魔法剣士トランス》の突刺を防いだ。刃先がツァン・ディレさんの目前で止まっている。

「セットカードを破壊すべきだったね。急ぎすぎたかも。ターンエンド」



【4ターン目:ツァン・ディレ】LP1500、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
嶺開花:《神聖魔導王エンディミオン:攻撃力2700・Lv7》&《魔法剣士トランス:攻撃力2600・Lv6》が攻撃表示。フィールド魔法《魔法都市エンディミオン:魔力カウンター+0》が発動中。

ツァン・ディレ:永続魔法《六武の門:武士道カウンター+0》&永続罠《武士道ガード》が発動中。


「ボクのターン、ドロー。魔法カード《紫炎の狼煙》を発動。デッキからレベル3以下の《六武衆の影武者》を手札に加える。相手フィールドのみにモンスターがいるので、手札から《六武衆のご隠居:攻撃力400・Lv3》を特殊召喚する。《六武衆の影武者:攻撃力400・Lv2・チューナー》を召喚」

「レベル3《六武衆のご隠居》に、レベル2《六武衆の影武者》をチューニング!」

「乱世の覇者よ。天下泰平をもたらすために、軍勢を率いてフィールドに突撃せよ。シンクロ召喚! 《真六武衆-シエン:攻撃力2500・Lv5》!」

「《六武の門》に武士道カウンター6つが溜まった。武士道カウンター2つを取り除くことで、《六武衆》の攻撃力を500ポイントアップさせられる。6つを取り除いて、《真六武衆-シエン》を合計1500ポイントだけパワーアップさせる。《神聖魔導王エンディミオン》に攻撃!」

 紅蓮のごとき猛武者が、鎧羽を解放しだした。飛翔して滑空突撃を進める。《神聖魔導王エンディミオン》が魔法弾で抵抗するも、刀で斬り落としていく。ガードに使用されたロッドごと、《神聖魔導王エンディミオン》を一刀両断に伏した。《オベリスクの巨神兵》に匹敵するパワーにより、相手ライフに1500ポイントの千つダメージを与えた。ツァン・ディレさんの勝利だ。

「あっちゃーっ。負けちゃったかぁ」

 嶺開花さんが悔しさを引っこめて、ツァン・ディレさんと笑顔で握手をした。さぁて、次は私の試合だ。ツァン・ディレさんと手を叩きあい、デュエル・フィールドへ下りていく。

 視線を傾けると、2年生女子が階段席に集まっていた。海野幸子さんに、長谷部遥さんに、紬紫さんか。強豪が集まっているなぁ。対戦相手はコナミくんですか。緊張せずに、いつも通りの全力を出していきましょう。デュエル・ディスクをかまえこんだ。





【TF-その13】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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