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A・ZEXAL-シャークVSカイト・前編

遊・戯・王ZEXAL 4 (ジャンプコミックス)遊・戯・王ZEXAL 4 (ジャンプコミックス)
(2013/02/04)
三好 直人

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 アニメ版とは並行世界関係にあります。設定などの変化あり。

 Ⅳの挑発に乗せられてしまい、WDCでの決闘を進めることになった。アイツの策略により、俺は卑怯者というレッテルを貼りつけられている。一時期は情けないほどに荒れてしまい、不良の真似事をしていた。悪評による罵倒を浴びせられ、ゴミを投げつけられたりもした。それぐらい、何ともないがな。悪いヤツを排除するという正義感の裏には、安全地帯からの嗜虐心が隠されているようだ。挑戦者を片づけているうちに、ハートピースもそろってきた。

 天城カイトという決闘者がいる。ナンバーズを集めているらしい。俺はカイトに敗北させられて、魂を狩られてしまった。悪夢のような激痛を、今でも覚えている。遊馬の話からすると、弟を助けるために動いているらしい。俺が言えたことではないが、カイトは罪を重ねすぎた。そして、一切の罪悪感を表していない。そいつが眼前に立っていやがる。

「今度はナンバーズを持っているようだな。貴様の魂を狩らしてもらおう」

 Ⅲに勝利をして、《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》と《No.47 ナイトメア・シャーク》を得られた。意図的に渡してきたようにも思える。カイトがデッキケースを視線で貫く。

「お前に何度も負けると思うか。返り討ちにしてやるよ」

 強気で返すも、カイトは冷酷な表情を崩さない。俺自身とマッチするように、シャーク・デッキを強化させた。デュエル特訓も重ねていき、タクティクスを練りこんだ。それでも、このデュエリストに勝てる気がしない。スペースサイバー流の継承者であるVの弟子であり、幼くして世界大会を制覇したという。たとえ天才が相手であろうと、2度も敗北するわけにはいかない。トラウマを心底から吹きとばして、対戦相手を睨みつける。



『デュエル!』



【1ターン目:シャーク】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動。自分フィールドにはモンスターが存在しない。手札からレベル4以下の水属性モンスター《ヒゲアンコウ:攻撃力1500・Lv4》を特殊召喚する。このカードは、1体で2体分のリリース素材となる。このカードをリリースして、《ビッグ・ホェール:攻撃力1000・Lv9》をアドバンス召喚!」

 そういえば、飛行船が墜落しそうになったとニュースで流れていたな。鯨が青空を泳いできた。

「《ビッグ・ホェール》のアドバンス召喚により、このカードをリリースする。デッキからレベル3の水属性モンスター《キラー・ラブカ:守備力1500》、《ハリマンボウ:守備力100》、《スターフィッシュ:守備力300》を特殊召喚する」

「自分フィールドにレベル3の水属性モンスター3種類以上が存在することにより、魔法カード《竜宮城の宝物庫》を発動。デッキからカード2枚をドローする。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 《ビッグ・ホェール》が3枚おろしとなり、水属性モンスター3体が揃った。エクシーズ召喚をしないことに、カイトも思考を巡らせているだろう。強力モンスターだけがデュエルの華ではない。ローレベルのモンスターでも駆使すれば、強豪エクシーズにも勝るものだ。



【2ターン目:カイト】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
シャーク:《キラー・ラブカ:守備力1500・Lv3》&《ハリマンボウ:守備力100・Lv3》&《スターフィッシュ:守備力300・Lv3》が守備表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。自分フィールドにモンスターが存在しない。手札から《フォトン・スラッシャー:攻撃力2100・Lv4》を特殊召喚する」

 光の戦士が相手フィールドに着地する。この後に《フォトン・クラッシャー》を召喚して、《銀河目の光子竜》の特殊召喚につなげるのだろう。セットカードへ視線を落とさないように気をつけないと。カイトは対戦プレイヤーの表情を観察しているからな。

「《フォトン・スラッシャー》で《スターフィッシュ》を攻撃する」

 《フォトン・クラッシャー》が光剣を振りかざした。あっけなく、海星モンスターが斬られてしまう。手札に召喚可能なモンスターが存在しなかったのか。エクシーズ召喚しなかったことに警戒をしているのだろうか。《銀河目の光子竜》を洪水で流そうとしたが、デュエルは計画通りに運ばないものだ。戦略に支障はない。カイトがセットカードも伏せずにエンド宣言をした。



【3ターン目:シャーク】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
シャーク:《キラー・ラブカ:守備力1500・Lv3》&《ハリマンボウ:守備力100・Lv3》が守備表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

カイト:《フォトン・スラッシャー:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《スピア・シャーク:攻撃力1600・Lv4》を召喚。モンスターの召喚により、罠カード《激流葬》を発動する。フィールドのモンスター全てを破壊する」

 《スピア・シャーク》の召喚により、レベル3の魚族モンスターをワン・レベルアップさせられる。そうすれば、《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》のエクシーズ召喚にも連携できた。そうはしない。シャーク得意のレベル3戦法で進ませてもらう。

「自分フィールドの水属性モンスターが効果破壊された。罠カード《激流蘇生》を発動。自分墓地へ送られたモンスター全てを特殊召喚して、1体につき500ポイントのダメージを与える」

 《キラー・ラブカ》と《ハリマンボウ》が大洪水に流されるも、水面から飛びあがる。《スピア・シャーク》も復活を遂げた。相手ライフに1500ポイントのダメージを与えるはず。クリクリー! 電球みたいな小型モンスターが、強光をあふれさせる。

「手札から《クリフォトン》を墓地に送り、自分ライフを2000ポイント払う。このターン、俺はダメージを受けない。バトルダメージだろうが、エフェクト・ダメージだろうが」

 相手ライフは2000ポイントにまで落ちている。相手フィールドにカードは存在しないが、このターンでの勝利は不可能となった。伏せカードもないから、この程度は予測していた。そう来るのならば、水属性モンスターによる布陣を構築するまでだ。まったく、ギャラリーが少ないから集中できる。俺が大会デュエルをしていると、野次や罵倒が飛んできたものだ。

「魔法カード《浮上》を発動。墓地からレベル3以下の水族モンスター《スターフィッシュ:守備力300・Lv3》を守備表示で特殊召喚する。《スターフィッシュ》のモンスター効果を発動! このカードのレベル1つをアップさせる」

「レベル4《スピア・シャーク》と《スターフィッシュ》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《バハムート・シャーク:攻撃力2600・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「レベル3《キラー・ラブカ》と《ハリマンボウ》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《潜航母艦エアロ・シャーク:攻撃力1900・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

「自分フィールドにエクシーズ・モンスターが2体以上いる。魔法カード《エクシーズ・ギフト》を発動。《潜航母艦エアロ・シャーク》からオーバーレイ・ユニット2体を取り除いて、デッキからカード2枚をドローする。どうやら、鮫の包囲網は完成したようだ」

「オーバーレイ・ユニット1体を取り除いて、《バハムート・シャーク》のモンスター効果を発動。ランク3以下の水属性モンスター《No.47 ナイトメア・シャーク:攻撃力2000・R3・O×0》をエクストラ・デッキから特殊召喚する。この特殊召喚により、手札のレベル3水属性モンスター《ビッグ・ジョーズ》をオーバーレイ・ユニットにする」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 鮫竜人が吠えあがると、鮫の魔神が降りてきた。ウィングを完全開放しながら、カイトを睨みおろしている。特殊効果を発揮すれば、水属性モンスターによる直接攻撃も可能となる。《銀河目の光竜》が特殊召喚されても、ソイツを無視して戦闘ダメージを与えられる。相手ライフは2000ポイントだから、勝利にも手が届くだろう。墓地には《キラー・ラブカ》が落ちており、《フィッシャー・チャージ》もセットしている。守備も万全だ。



【4ターン目:カイト】LP2000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
シャーク:《バハムート・シャーク:攻撃力2600・R4・O×1》&《No.47 ナイトメア・シャーク:攻撃力2000・R3・O×1》&《潜航母艦エアロ・シャーク:攻撃力1900・R3・O×0》が攻撃表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

カイト:無し。


「ずいぶんとエクシーズを並べたものだな。俺のターン、ドロー。魔法カード《ライトニング・ヒール》を発動。自分ライフを800ポイント回復して、1枚ドローする」

 カイトが雷光に包まれた。ライフが2800ポイントにまで戻っていく。1ターンに1度しか発動できない魔法とはいえ、デッキ圧縮もできるカードだ。

「予想通りに制限級のトラップを仕掛けていたな。墓地に行けば、遠慮する必要もない。魔法カード《フォトン・サンクチュアリ》を発動。《フォトントークン:守備力0・Lv4》2体を守備表示で特殊召喚する。このターン、俺は光属性モンスター以外を出せない」

 攻撃力2000ポイントのトークン。これらをリリースして、《銀河眼の光子竜》を特殊召喚するのだろう。その瞬間に、《フィッシャー・チャージ》で破壊するまでだ。

「残念だが、《銀河眼の光子竜》ではない。《フォトントークン》2体をリリースして、《フォトン・ワーバーン:攻撃力2500・Lv7》をアドバンス召喚する。さらに、手札から速攻魔法《月の書》を発動! 《No.47 ナイトメア・シャーク》を裏側守備表示にする。《フォトン・ワーバーン》の召喚により、相手フィールドのセットカード全てを破壊する」

「魚族モンスター《潜航母艦エアロ・シャーク》をリリースして、罠カード《フィッシャー・チャージ》を発動。《フォトン・ワーバーン》を破壊して、カード1枚をドローする」

 まるで、俺の心を読んでいるかのようだ。光竜が閃光を暴走させて、月夜に隠された《No.47 ナイトメア・シャーク》を消滅させた。《潜航母艦エアロ・シャーク》が《フォトン・ワーバーン》に特攻を仕掛ける。結果的には相手フィールドを空けられたが、《No.47 ナイトメア・シャーク》を失ったのは痛い。《フォトントークン》を即座に破壊していれば……。

「魔法カード《戦士の生還》を発動する。墓地から戦士族モンスター《フォトン・スラッシャー:攻撃力2100・Lv4》を手札に加える。自分フィールドにモンスターはいない。このモンスターを手札から特殊召喚する。ターンエンドだ」

 天城カイトは俺を見ていない。視線を追うと、銀髪の男が観戦をしていた。Vだと……。





【後半へ続く】





「あらあら。WDC予選でシャークとカイトが戦うとはね。何だか、面白くなってきましたわ」

「天城カイトが勝つだろうな。私が見た感じ、バリアンでも上位クラスに入れるほどの実力者だからね。もっとも、あの程度ではアリト様の足元にも及ばねぇ」

「アンタレスなら勝てるんじゃないかしら?」

「ヴァルゴは能力を使わないと勝てないだろうな」

「もぅ、アンタレスって意地悪なんだから。このデュエルが終ったら、トロンちゃんを見にいきましょうよ。心の闇を増幅させて、観察結果を記録しないとね」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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