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A・ZEXAL-シャークVSカイト・後編

遊・戯・王ZEXAL 2 (ジャンプコミックス)遊・戯・王ZEXAL 2 (ジャンプコミックス)
(2012/02/03)
三好 直人

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 アニメとは平行世界関係です。

 Vが大人しく観戦を決めこんでいる。スペースサイバー流の継承者だけあって、デュエル・オーラが半端ではない。研ぎ澄まされた双眸で、じっと弟子を伺っているようだ。カイトも気がついているだろうが、微動だにしていない。ライフ・アドバンテージこそ勝っているが、天才決闘者が相手だ。少しの油断が、急転直下の大逆転につながりかねない。俺はカードを引きこんだ。



【5ターン目:シャーク】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
シャーク:《バハムート・シャーク:攻撃力2600・R4・O×1》が攻撃表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。

カイト:《フォトン・スラッシャー:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《深海の大ウナギ:攻撃力600・Lv1》を召喚」

「水属性モンスター《深海の大ウナギ》をリリースして、手札から《シャークラーケン:攻撃力2400・Lv6》を特殊召喚。《深海の大ウナギ》がフィールドから墓地に送られた。自分フィールドの水属性モンスターは、エンドフェイズまで攻撃力が500ポイントアップする」

「《シャークラーケン》で《フォトン・スラッシャー》を攻撃する」

 とてもじゃないが、丑の日でも食べたくないウナギだ。そいつがエナジーを撒き散らして、《シャークラーケン》と《バハムートシャーク》のパワーを上昇させる。烏賊足のような触手をうねらせながら、《シャークラーケン》が青空を泳いでいく。相手フィールドにはセットカードもない。《クリフォトン》も回収せず、相手墓地に眠っている。

「光属性モンスターに仕掛けるときは気をつけるんだな。手札から《オネスト》を墓地に送り、戦闘相手モンスターの攻撃力分だけ、《フォトン・スラッシャー》をパワーアップさせる」

 筋肉質な天使が《フォトン・スラッシャー》に憑依した。光の剣士から光翼が生えあがる。《シャークラーケン》が攻撃力2900ポイントだろうが関係ない。その分だけ、相手モンスターの攻撃力が上昇してしまう。《フォトン・スラッシャー》が飛翔して、烏賊鮫を斬り落とした。こうなったら、ダイレクト・アタックと同じようなものだ。2100ポイントの戦闘ダメージを受けて、俺のライフは1900ポイントにまで割られた。やはり、一筋縄ではいかない相手だ。

「ターンエンド」



【6ターン目:カイト】LP2800、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
シャーク:《バハムート・シャーク:攻撃力2600・R4・O×1》が攻撃表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。

カイト:《フォトン・スラッシャー:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《フォトン・サークラー:攻撃力1000・Lv4》を召喚」

「レベル4《フォトン・スラッシャー》と《フォトン・サークラー》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《輝光帝ギャラクシオン:守備力2100・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「オーバーレイ・ユニット2体を取り除いて、モンスター効果を発動! デッキから《銀河眼の光子竜:攻撃力3000・Lv8》を特殊召喚する。《バハムート・シャーク》を粉砕せよ!」

 《輝光帝ギャラクシオン》の周囲を旋回しているORUが、天高く飛びだった。眩いばかりの光が広がって、《銀河眼の光子竜》が降臨してきた。多数の決闘者を葬ってきた最強竜。ここにきて、エースモンスターを呼びだしたか。しかし、俺も攻撃対策は残してある。

「その攻撃は通用しないぜ! 海竜族モンスターが存在することにより、墓地から《キラー・ラブカ》を除外することで、その攻撃を無効にする。次の自分エンドフェイズまで、《銀河眼の光子竜》を500ポイントだけパワーダウンさせる」

 尾長な深海鮫が飛びついて、《銀河眼の光子竜》に噛みつく。一時的にだが、攻撃を止められた。

「《キラー・ラブカ》を消せたようだ。ターンエンド」



【7ターン目:シャーク】LP1900、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
シャーク:《バハムート・シャーク:攻撃力2600・R4・O×1》が攻撃表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。

カイト:《銀河眼の光子竜:攻撃力2500・Lv8》が攻撃表示。《輝光帝ギャラクシオン:守備力2100・R4・O×0》が守備表示。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《アーマード・エクシーズ-フェニックス》を発動。エクシーズ《バハムート・シャーク》を選択して、エクシーズ《潜航母艦エアロ・シャーク:攻撃力1900》を装備する。装備カードのパワーが装備モンスターに付与される」

 装備エクシーズは、同じ水属性モンスターでなければいけない。《潜航母艦エアロ・シャーク》がアスファルトを割って飛翔しだした。機体から巨大鮫2匹が離れだす。母艦が鎧に変形して、金属音を奏でながら、《バハムート・シャーク》に装着されていく。攻撃力4500ポイントにアップした。装備モンスターの攻撃対象となったモンスターは、バトルフェイズでのエフェクトを封じられる。自身と相手モンスターを除外できなくなる。大逆転のカードだ。

「《バハムート・シャーク》で《銀河眼の光子竜》に攻撃する」

 《バハムート・シャーク》が殴りかかる。《銀河眼の光子竜》がフォトン・ブレスを放ってきた。そんな反撃など通用しない。鮫竜は光を突破して、相手モンスターに拳を叩きつける。《銀河眼の光子竜》がビルディングに叩きつけられて消滅した。ビル壁も派手に壊されたが、ARヴィジョンによる演出だ。2400ポイントもの貫通ダメージが、相手ライフを800ポイントにまで追いつめる。カイトは踏んばって、ダメージ衝撃を耐えきった。さすがに余裕も保っていられないようだ。

「《銀河眼の光子竜》……」

「お前はエースモンスターを失った。ターンエンド」



【8ターン目:カイト】LP400、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
シャーク:《潜航母艦エアロ・シャーク》を装備した《バハムート・シャーク:攻撃力4500・R4・O×1》が攻撃表示。永続魔法《ウォーター・ハザード》を発動中。

カイト:《輝光帝ギャラクシオン:守備力2100・R4・O×0》が守備表示。


「この前よりは、少しだけ強くなったようだな。だが、貴様程度では俺に勝利することなど不可能だ。俺のターン、ドロー。魔法カード《死者蘇生》を発動する。蘇らせるのは《銀河眼の光子竜》ではない。《オネスト:攻撃力1100・Lv4》だ」

「表側表示で存在する《オネスト》を、自身のモンスター効果により手札に戻す」

 マッチョ天使が地中から飛びあがる。カイトの手札へと吸いこまれていった。

「《輝光帝ギャラクシオン:攻撃力2000》を攻撃表示に変更する。《バハムート・シャーク》にアタック! 手札から《オネスト》を墓地に送ることで、光属性モンスター《輝光帝ギャラクシオン》は相手モンスターの攻撃力分だけパワーアップする」

 たった1枚のカードが逆転をもたらすのは、相手も同じだ。運命力が強硬な天城カイトならば、なおさらかもしれない。《オネスト》は蘇生させれば、何度でもパワーアップ効果を使用できる。銀河戦士に聖天使が宿った。背中から白翼が広がりだす。ふわりと羽ばたいて、光剣を軽やかに振るう。アーマーごと《バハムート・シャーク》が斬られた。断末魔を吐きながら消えていく。2000ポイントの戦闘ダメージにより、俺は敗北した。



「敗者への罰ゲームだ。貴様のナンバーズを狩らしてもらおう」

 ナンバーズ・ハンターが迫ってきた瞬間だった。俺の目前にVが立っていた。カイトの右腕を掴みあげる。怜悧な双眸が弟子を射抜いている。

「この少年がナンバーズを所有するのは、父上の意志だ。ここは引いてもらおう」

 しばらく睨みあっていたが、カイトが跳びのいた。言葉を吐き捨てる。

「まぁいい。こいつの実力なら、決勝戦にまで進めるはず。その時に狩るだけのことだ。あんたもな」

 オービタル7が飛行装置に変形して、カイトに装着された。どこかへ向かって飛びだっていく。Vは俺を一瞥すると、何も言わずに去っていった。赤いものを持っている。彼のハートピースは完成しているようだ。予選で戦う理由もないのか。俺は再度、天城カイトに敗北した。まったく、イライラするぜ。まだまだ、強くならなければな。

 歩きだすと、《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》が笑いかけてきた。





【終了】





「アンタレスの予想通りだわ。天城カイトは神代凌牙に勝利した。敗北への悔しさが、心の闇を増幅させたようね。興味深いこと」

「耐性を持たないと、ナンバーズは人間にとって心の毒だからねぇ。ただの人間だけど、神代凌牙も観察対象にしておこっか。さぁて、私たちの仕事を続けていこう。ヴァルゴ」

「えぇ、アンタレス」




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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