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TF-22 ドラグニティ始動!

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 ウィンのセカンドデッキとなります。

 私のデュエルロードは《ガスタ》から始まった。最初は負けてばかりだけど、少しずつ勝率を高めていけた。クラスメイト相手にも互角に戦える。ツァン・ディレさんに近づけただろうか。それでも、まだ満足できない。自分の可能性を広げていきたい。新たなる《ドラグニティ》で未来を開いていきたいんだ。少しずつ集めていき、ついにデッキが完成した。

「みなさんが協力してくれたおかげです。ありがとうございました」

「ウィンも水臭いですよ。テストプレイぐらいなら、いつでもOKですから」

「《ドラグニティ》を体験できた。こちらこそ感謝したい」

 頭をペコリとさせれば、宮田ゆまさんとレイン恵さんが返してきた。3人とも実力者だけあって、デッキ構築のアドバイスも的確すぎる。彼女たちが友達であることに幸せを感じる。一生懸命に手伝ってくれるのだから。機会を見つけて、私も彼女たちのために行動しよう。

「ウィンの実力も伸びているわ。デッキを変えたばかりなのに、ボクも全力で挑まないと勝てなかった。テクニックの成長速度は凄まじいと思うよ」

「そ、そうですか。何だか、照れちゃいます」

「別に誉めたわけじゃないからね。事実を指摘しただけなの」

 ツァン・ディレさんが最も手伝ってくれた。テーブルに向かいあって、消灯時間までカードを並べていたんだ。思いだすだけで、胸が高鳴っていく。

「行っておいで。今のウィンなら、先輩にだって負けないからね」

「はいっ!」

 ツァン・ディレさんが背中を押してくれた。彼女の右手から、エネルギーが背中に叩きこまれる。アカデミア入学当初は、上級生に勝てっこないと縮こまっていた。そんな不安も吹っとばされている。私独りでは弱虫なままでも、友達と支えあって強くなれる。



 学内試合の対戦相手は、長谷部遥さん。大庭ナオミさんと似ているけど親戚でもないそうだ。赤いカチューシャーでボブカットを飾っている。ダルクさんの影響を受けているらしい。真面目な性格同士なせいか、原先輩に憧れているという。2年生では中堅上位であり、私からすれば強敵だ。敗北への恐怖よりも、この人に挑戦したいというワクワクが勝っている。

「ウィンさん。よろしくお願いします」

「はいっ。こちらこそ、よろしくお願いします」

 しっかりと両目を合わせながら、力強い握手を交わしあった。海野先輩や原先輩が観客席から見下ろしている。審判役の先生が合図を放った。意識を対戦相手へと絞っていく。



『デュエル!』



【1ターン目:長谷部遥】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻ですね。規則正しく、デュエルを始めます。ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
長谷部遥:モンスター1体が裏側守備表示でセットされている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。手札から《ドラグニティ-ファランクス》を墓地に送り、デッキからレベル1《ドラグニティ・トリブル:攻撃力500・Lv1》を特殊召喚。この特殊召喚により、デッキから《ドラグニティ-ブランディストック》を墓地に送ります」

「《ドラグニティ-ドゥクス:攻撃力1500・Lv4》を召喚。この召喚により、墓地からレベル3以下の《ドラグニティ-ブランディストック》を装備します。フィールドの《ドラグニティ》1枚につき、このカードの攻撃力は200ポイントアップします」

 鳥人戦士2体がフィールドに並んだ。《ドラグニティ-ドゥクス》はドラゴンに乗りこんでいる。《ドラグニティ-ファランクス》を装備すれば、シンクロ召喚にもつなげられる。この状況ならば、連続攻撃を選択しよう。《ドラグニティ-ドゥクス》は攻撃力2100ポイントにまで上昇している。裏守備モンスターを戦闘破壊できない場合もあるけど、度胸で行っちゃおう!

「《ドラグニティ-ドゥクス》でセットモンスターにアタック!」

 《ドラグニティ-ドゥクス》が指揮棒を振りかざした。ホーンを突きだしながら、青竜が猛進していく。伏せられたいたのは《ラヴァルの炎車回し:守備力400・Lv3》だ。ドラゴン・アタックがヒットして、灼熱の岩石ボディが粉砕されていく。厄介なリバース効果を持っていないようで安心できる。いや、安心してはいけない。戦闘破壊をトリガーにしたエフェクトがあるのだから。

「《ラヴァルの炎車回し》が戦闘によって破壊されたので、デッキから《ラヴァル炎湖畔の淑女》と《ラヴァル炎火山の侍女》を墓地に送るわ。《ラヴァル炎火山の侍女》が墓地に送られたので、デッキから《ラヴァル炎樹海の妖女》を墓地に送ります」

 墓地の《ラヴァル》が溜まるほどに有利になる。そういう意味では、《ガスタ》と共通しているかな。長谷部先輩は《ラヴァル炎火山の侍女》を複数所持していないようだ。一気に何枚も《ラヴァル》を墓地送りにされたら、私は大きく不利にされてしまう。

「《ドラグニティ-ブランディストック》を装備したモンスターは連続攻撃が可能です。《ドラグニティ-ドゥクス》と《ドラグニティ・トリブル》でダイレクト・アタック!」

 《ドラグニティ-ドゥクス》を乗せながら、《ドラグニティ-ブランディストック》が飛行アタック。《ドラグニティ・トリブル》が白翼を羽ばたかせて追いかける。鳥戦士の空中キックを受けて、相手ライフが1400ポイントまで激減していく。長谷部先輩は《ドラグニティ・トリブル》を注視している。ローパワー・モンスターを攻撃表示にしているんだ。手札に《ゴッドバードアタック》があると警戒しているかもしれない。フィールドに視線を巡らせている。トラップ封じのカウンター罠でもあるのだろうか。

「カード3枚をセットして、ターンエンド」



【3ターン目:長谷部遥】LP1400、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
長谷部遥:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ウィン:《ドラグニティ-ブランディストック》を装備した《ドラグニティ-ドゥクス:攻撃力2100・Lv4》&《ドラグニティ・トリブル:攻撃力500・Lv1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。自分墓地には《ラヴァル》が4種類あります。手札から《ラヴァル・コアトル:攻撃力1300・Lv2・チューナー》と《ラヴァルバーナー:攻撃力2100・Lv6》を特殊召喚します。さらに、《灼熱工の巨匠カエン:攻撃力1200・Lv3》を召喚!」

「墓地から《ラヴァル炎湖畔の淑女》と《ラヴァル炎火山の侍女》を除外することで、セットカード1枚を破壊します」

褐色肌の少女が墓地から跳びだして、マグマを撃ちだしてきた。赤髪が燃えさかっているようだ。セットカードの1枚が鎔かされた。私は幸運に見舞われたようだ。

「よしっ! セットされた《サイクロン・ダンス》が破壊されました。デッキから攻撃力1500以下の風属性モンスター《ドラグニティ-レギオン:攻撃力1200》を手札に加えます。このターン、長谷部先輩はカードをセットできません」

 竜巻が相手フィールドで渦巻きだす。セットしたカードは、すぐにも舞いあげられるだろう。長谷部先輩が苛立ったように噛みしめた。後輩相手なので、絶対に勝たなきゃというプレッシャーがあるのかもしれない。そういう焦燥を抱くと、デュエルで不利になります。

「レベル3《灼熱工の巨匠カエン》に、レベル2《ラヴァル・コアトル》をチューニング!」

「溶岩地帯に住みし、灼熱の戦闘民族よ。我のために炎樹海より出で、迫りくる敵どもを粉砕せよ! シンクロ召喚! 灼熱を吹きつけろ、《ラヴァルバル・ドラゴン:攻撃力2000・Lv5》!」

「墓地から《ラヴァル・コアトル》と《ラヴァルの炎車回し》をデッキに戻して、《ラヴァルバル・ドラゴン》のモンスター効果を発動! 《ドラグニティ-ドゥクス》をデッキに戻すわ!」

「風属性モンスター《ドラグニティ・トリブル》をリリースして、罠カード《風霊術-「雅」》を発動します。《ラヴァルバル・ドラゴン》をデッキの一番下に戻します」

「そうはさせない! 手札の《ラヴァルロード・ジャッジメント》を墓地に送り、カウンター罠《炎渦の胎動》を発動! 罠カード《風霊術-「雅」》を無効にして破壊します」

 溶岩竜がマグマを吐きだしてきた。《ドラグニティ-ドゥクス》を除去して、このターンで確実に勝負を決めるようだ。このカードが手札に戻るのも幸運だ。風霊術より生まれし魔力風が、《ラヴァルバル・ドラゴン》を舞いあげようとする。炎渦を吹きつけることにより、風を拡散させた。やっぱり、トラップ対策をしていたんだ。風が灼熱を煽っているせいか、温度自体が急上昇したような錯覚に囚われてしまう。ギャラリーもハンカチで汗を拭っているみたい。

「あなたのデュエルを見てきたけど、成長しているじゃない! 墓地から《ラヴァル炎樹海の妖女》と《ラヴァルロード・ジャッジメント》をデッキに戻して、《ラヴァルバル・ドラゴン》のモンスター効果を発動! セットカードを手札に戻します!」

「友達のおかげで強くなれました。手札から《ドラグニティ-ドゥクス:攻撃力1500》を捨て、罠カード《奇策》を発動。《ラヴァルバル・ドラゴン》のパワーを1500ポイントダウンさせます」

 相手モンスターが特殊効果を発揮しようとするも、効果対象となったトラップを発動だ。《ドラグニティ-ドゥクス》が飛翔してから体当たり。《ラヴァルバル・ドラゴン》が苦悶を漏らして、地上へと墜落していく。バウンス効果が発動しなければ、《奇策》を動かせなかった。

「墓地から《灼熱工の巨匠カエン》を除外することで、《ラヴァル》全てを400ポイントだけパワーアップさせます。あなたのフィールドからカードが無くなりましたね。《ラヴァルバル・ドラゴン:攻撃力900》と《ラヴァルバーナー:攻撃力2500》でダイレクト・アタック!」

 《ラヴァルバル・ドラゴン》が首だけを持ちあげて、マグマ弾を吐きつけてきた。《ラヴァルバーナー》が巨体を躍らせて、炎拳を叩きつけてくる。とてつもない連撃だ。私のライフは600ポイントにまで減らされた。《サイクロン・ダンス》により、相手はカードをセットできない。長谷部先輩がエンド宣言を唱えた。ファイナルターンにできなかった悔しさが、口元に刻まれている。



【4ターン目ウィン】LP600、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
長谷部遥:《ラヴァルバル・ドラゴン:攻撃力900・Lv5》&《ラヴァルバーナー:攻撃力2100・Lv6》が攻撃表示。

ウィン:無し。


「私のターン、ドロー。《ドラグニティ-レギオン:攻撃力1200・Lv4》を召喚。この召喚により、墓地から《ドラグニティ-ファランクス》を装備します」

「《ドラグニティ》を装備した《ドラグニティ-レギオン》を除外することにより、手札から《ドラグニティアームズ-レヴァテイン:攻撃力2600・Lv8》を特殊召喚! このカードの特殊召喚により、墓地から《ドラグニティ-ブランディストック》を装備します」

 橙色の竜戦士が降臨した。《ドラグニティ-ブランディストック》を取りこんで、連続攻撃も可能となっている。その必要もない。相手ライフは1400ポイントしか残されていない。セットカードも仕掛けられていない。《ラヴァルバル・ドラゴン》に攻撃すれば、私の勝ちとなるんだ。ドキドキと高鳴る鼓動に圧されながら、私は攻撃宣言を叫びあげた。

「《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》で《ラヴァルバル・ドラゴン》に攻撃します!」

 長谷部先輩が覚悟を決めたように、表情を崩した。《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》が敵陣地に乗りこんで、巨剣を《ラヴァルバル・ドラゴン》へと振りおろした。岩石状の肉体が砕かれて、破片が爆散する。相手ライフは0ポイントへと落ちていた。





【TF-その22】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

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