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TF-44 猛攻タイマン・バトル! クロウVSアリト

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遊戯王

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 アリトは原作に近いキャラをしています。

 ツァン・ディレさんがバリアンに襲われたらしい。何とか勝利できたけど、アンタレスは強敵だったという。彼女でさえ苦戦したのだから、私では敗北するかもしれない。赤髪をポニーテールにまとめた、八重歯の少女か。周囲を見渡すも、そんな女の子は見当たらない。

「心配するなよ。バリアンが襲ってきたら、鉄砲玉のクロウ様が倒してやるよ」

「ク、クロウさん。ありがとうございます。あのぅ……もう少しだけ、荷物を持ちましょうか?」

「大丈夫だって。遠慮せずに、任せてくれよ」

 頼もしい笑顔を零して、買い物袋を運んでくれる。私も細かいのを手にしているが、クロウさんの肩が心配になってしまう。子供たちの前だ。力持ちってところをアピールしたいのかもね。私の左手は、アニーちゃんが握ってくれている。

「ウィンお姉ちゃん。帰ったら、デュエルを教えてね」

「もちろん! OKですよ。基本はマスターしたようなので、少しだけレベルアップをします。チェーンブロックを作る特殊召喚と、チェーンブロックを作らない特殊召喚。この違いについて勉強をしましょう。《昇天の黒角笛》などの発動範囲に関係するのです」

「お姉ちゃんの説明って、分かりやすいもん。楽しみー」

 にへへ。アニーちゃんが微笑んで、こきゅっと裾を掴んできた。はわぁーっ。可愛いーっ。やっぱり、幼女って最高ですよ。

「ちょっぴり、汗をかきましたね。晩御飯の前に、一緒にバスタイムといきましょう」

「うん!」

 マーサハウスでは、コロンちゃんが気絶しているはず。女の子たちに弄られて、ライフポイントが0になったようです。彼女も誘ってみよう。

「面倒見がいいな。子供が好きなのか?」

「はいっ。デュエルを覚えるのが早いのですね。吃驚しましたよ」

「あんたの教え方が上手いんだよ」

 そうなのだろうか? ツァン・ディレさんに追いつきたくて、デュエル理論の研究も頑張っている。どう構築をすれば、デッキがスムーズに回転するのか。どうプレイすれば、アドバンテージ的に有利に立てるのか。デュエル初心者の私自身でも理解できるように、要点整理をしながら走りこんでいる。日頃の努力が、こんな部分で力を発揮したのかもしれない。



 子供たちの衣服も揃えられた。ダルクさんが寄付してくれたので、マーサハウスの資金は潤っているという。バス停へ向かおうとしたところ、嶺開花さんが視界に飛びこんできた。ビルの壁面が特大ディスプレイになっているようだ。新人アイドルのPVが流れている。

「ウィンちゃんの友達なんだろう?」

「はいっ。決闘者としても強いのですよ。負けちゃいましたので、リベンジに挑戦中です」

「マジシャン使いか。俺もサティスファクション時代に戦ったことがあるよ」

 クロウさんが苦笑いを溜めている。大画面へと視線を持ちあげた。嶺開花さんが眩く輝いている。歌声が鼓動を早めてくれる。足元から元気が湧きあがってきそうだ。アイドル活動に勧誘されたけど、私では無理だろう。ん? 曲を割るように、誰かが私に呼びかけている。

「ウィンさーん! 俺の愛を受け取ってください!」

 褐色肌の男性が、花束を手にして駆けてきた。すっかりと、頬が紅潮しているみたい。もしかすると、ナンパでしょうか? クロウさんが左腕を引いてきた。子供たちも避難している。どうしたのだろうか? 物凄い大群が、私のいた場所を通過していく。彼らが大画面の前に集いだした。興奮をたぎらせて、一斉に踊りはじめる。過激なアイドルファンのようです。

『ハイ! リ・ン・チャン!』

『暑苦しい! 脂肪と汗が濃厚だぁ! 誰か助けてくれぇ!』

 褐色肌の男性は呑みこまれたようだ。呻き声を吐きだしている。合いの手がスコールのようだ。信者ダンスは恐ろしいもので、アニーちゃんも怖がっている。子供の教育に悪いのかもしれない。私たちは踵を返して、バス停へと歩いていった。



「プロだけが決闘者の生き方じゃないぜ。牛尾の旦那みたいに、警察という道もあるからな。パトロールを辞めた俺が言うのもアレだが」

「クロウさんはプロ決闘者になるのですね」

「チームメイトを募集しているところだ。今度は遊星のライバルとして挑ませてもらうよ」

 クロウさんの両瞳が輝いている。みんな、頑張っているんだね。バス停へ降りて、マーサハウスに向かう。アニーちゃんが眠そうなので、オンブすることにした。私が持っていた荷物は、男の子が引き受けてくれた。ありがとうございます。天使さんの温かさが背中一面に染みこんでくる。この子たちは両親がいない。ゼロリバースで全てを失ったらしい。私と同じかもね。家族も記憶も無いから、ネオドミノで将来を築いていきたいです。

 マーサさんが抱きしめてくれたんだ。新しい家族になってくれると。



 感慨に耽っていると、何者かが走りこんできた。褐色肌の男性みたい。まさか、バスを追いかけてきたのですか? 赤い衣服はヨレヨレになっており、花束も可哀想な状態だ。アイドルファンの海で、揉みくちゃ地獄に遭いましたので。息が荒いけど、疲労はしていないようだ。

「ウィンさん。あなたは美しい風属性使い。俺のハートはダイレクト・アタックを受けました!」

「はぁ……」

「まずは、自己紹介をしたらどうだ? 誰だか知らねぇが」

「たしかにな! 俺はアリト。ウィンさんのデュエルに感動してから、鼓動の高まりが止まらない。あなたは俺の天使です。つきあってください! 一緒に大空へ羽ばたこう!」

 私の決闘に感動してくれたなんて……。アリトさんが薔薇を差しだしてきた。

「気持ちは嬉しいのですが、ごめんなさい。私は男性に興味がないのです。私が好きなのは、女の子オンリーですから。良いデュエル仲間になれると思います」


【アリト:LP4000→0】


 ガラスのハートが砕けたような音が響いた。アリトさんが両手を石畳に着けている。滂沱の涙で、水溜りが広がっていた。何故だか、クロウさんの表情が引きつっている。

「何だよ、それは? 男性に興味がないだって? こんな美少女が女の子にしか興味がないとか、そんなんだから……男が余るんだよーっ!」

 絶叫が街中を駆けめぐる。アリトさんが立ちあがり、クロウさんに指を突きつけた。

「俺は悲しい! 悲しすぎる! あんたを倒して、俺の絶望を鎮めてやるぜ!」

「八つ当たりかよっ! 俺だってな! 今の発言で混乱しているんだよ! あぁっ! 鉄砲玉のクロウ様が、あんたの挑戦を受けてやるよ!」



『デュエル!』
 


【1ターン目:アリト】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。《BK ヘッドギア:攻撃力1000・Lv4》を召喚。この召喚により、デッキから《BK グラスジョー:攻撃力2000・Lv4》を墓地へ送る」

「デッキトップのカードを墓地に送って、魔法カード《バーニングナックル・スピリッツ》を発動。墓地から《BK グラスジョー:守備力0・Lv4》を復活させる」

 なぜだか、デュエルが開始された。ボクサー2体が、アリトさんのフィールドに並べられていく。《BK グラスジョー》はヘビー級なボディをしている。《バーニングナックル・スピリッツ》で墓地送りになったのは、《BK カウンターブロー》ですか。デュエル・ディスクで調べてみると、《BK》のサポートカードだ。墓地からも効果発動ができるようで、仲間の攻撃力をアップさせる。

「レベル4《BK ヘッドギア》と《BK グラスジョー》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《BK 拘束蛮兵リードブロー:攻撃力2200・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「カード1枚をセットして、ターンを終了するぜ」

 クロウさんが唖然としている。この人もエクシーズを使うなんて。名前の通りに、2つの枷で拘束された巨漢ボクサーだ。それらが解かれたとき、《BK 拘束蛮兵リードブロー》は真価を発揮するだろう。アリトさんの号泣は止まっており、強気な笑みが差しこんでいる。



【2ターン目:クロウ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アリト:《BK 拘束蛮兵リードブロー:攻撃力2200・R4・O×2》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「《バーニング・ナックル》か。熱そうなモンスターじゃないか。俺のターン、ドロー。永続魔法《黒い旋風》を発動する。《BF》の召喚に成功したとき、そのモンスターよりローパワーな《BF》を、デッキから手札に加える」

「《BF-蒼炎のシュラ:攻撃力1800・Lv4》を召喚。《黒い旋風》により、デッキから《BF-そよ風のブリーズ:攻撃力1100・Lv3・チューナー》を手札に加える。このカードが効果により、デッキから手札へと加わった。よって、フィールドに特殊召喚される」

「自分フィールドに《BF》が存在する。手札から《BF-疾風のゲイル:攻撃力1300・Lv3・チューナー》を特殊召喚。モンスター効果を発動して、《BK 拘束蛮兵リードブロー》の攻守を半分にする。エクシーズ・モンスターも楽勝で倒してやるよ!」

「特殊召喚で攻守半分だとっ⁉ てめーっ、インチキ効果も大概にしやがれっ! このカードを仕掛けて、正解だったぜ。《BK 拘束蛮兵リードブロー》からオーバーレイ・ユニット1体を取り除いて、カウンター罠《エクシーズ・ブロック》を発動! 《BF-疾風のゲイル》のエフェクトを無効にして、破壊する。俺のカウンター戦術が決まったな!」

 大風が渦巻くフィールドに、黒き鳥戦士が舞い降りていく。《BF-疾風のゲイル》が両翼を羽ばたかせて、烈風を放った。《BK 拘束蛮兵リードブロー》を中心として旋回していたORUが投げだされる。《BF-疾風のゲイル》の胸中へと撃ちこまれ、そのヴィジョンを砕く。それだけでは終わらない。《BK 拘束蛮兵リードブロー》を拘束していた木棒が折られていく。

「《BK 拘束蛮兵リードブロー》からオーバーレイ・ユニットが取り除かれるたびに、攻撃力は800ポイントアップする。さらに、《BK》が破壊される場合、代わりにオーバーレイ・ユニットを消費できるんだ。簡単には倒せないぜ!」

「レベル4《BF-蒼炎のシュラ》に、レベル3《BF-そよ風のブリーズ》をチューニング!」

「黒き旋風よ、天空へ駆けあがる翼となれ! シンクロ召喚! 《BF-アーマード・ウィング:攻撃力2500・Lv7》!」

「問題はねぇ! 《BF-アーマード・ウィング》で《BK 拘束蛮兵リードブロー》を攻撃するまでだ。このカードは戦闘破壊されず、戦闘ダメージも発生させない。相手モンスターを攻撃したダメージステップ終了時に、楔カウンター1つを置く」

「そいつが、シンクロ・モンスターってヤツか。面白れぇ!」

 炎色の鳥さんと、黒き鳥人が大空で交わりだした。黒竜巻が昇りあがり、鎧姿の鳥戦士が飛翔しだす。急降下を放って、《BK 拘束蛮兵リードブロー》にパンチを叩きこむ。アリトさんは嬉しそうに、攻防を眺めこんでいる。デュエルが相当に好きなんだろう。筋骨隆々とした胸部分に、楔が刺しこまれた。鍛えこまれた肉体でも、痛そうです。次のターンで、《BK 拘束蛮兵リードブロー》の攻守を0にできる。大きな戦闘ダメージも狙えますね。クロウさんは得意げにエンド宣言をした。



【3ターン目:アリト】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
アリト:《BK 拘束蛮兵リードブロー:攻撃力3000・R4・O×1・楔カウンター+1》が攻撃表示。

クロウ:《BF-アーマード・ウィング:攻撃力2500・Lv7》が攻撃表示。永続魔法《黒い旋風》が発動中。


「俺のターン、ドロー。《BK スイッチヒッター:攻撃力1500・Lv4》を召喚。この召喚により、墓地から《BK グラスジョー:攻撃力2000・Lv4》を特殊召喚する」

「自分フィールドに《BK》がいるんで、手札から《BK スパー:攻撃力1200・Lv4》を特殊召喚する。この効果に頼ると、このターンにバトル不可となるがな」

「俺のエースは、《BK 拘束蛮兵リードブロー》じゃないぜ! もっと、凄い相棒を魅せてやるよ。3体のレベル4《BK》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.105 BK 流星のセスタス:攻撃力2500・R4・O×3》をエクシーズ召喚!」

 次々と終結したボクサーが、光渦へと呑みこまれていく。エクシーズにも慣れてきたけど、これまでにはないエネルギーを感じる。嫌な予感が、背筋を駆けぬける。もしかすると、この人もバリアンなのだろうか。不安がる子供たちを庇いながら、私は身を乗りだした。





【TF-その44】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!
ウィンは、いわゆる完全に百合・・・。
これだから男が余るんですね・・・。
それにロリコンまで装備とは・・・(笑)

あっさりアリトが出てきましたが、クロウ、大丈夫でしょうか?

気になりますね・・・。

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 ウィンは百合キャラです。TFでは大庭ナオミがガチ百合ですね。彼女と比べれば、ウィンは男子陣にも人当たりが良かったりします。ロリ装備までするとヤバいですね。

 アリトはアニメノリで登場しました。ちょいと弾けています。
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