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TF-46 バリアン来襲! デュエル・アカデミアの危機

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コナミ

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 今度は、宮田ゆまが主役です。通りすぎました。

「俺の先攻、ドロー。魔法カード《おろかな埋葬》を発動。デッキから《熱血獣士ウルフバーク》を墓地に送る。さらに、魔法カード《二重召喚》を発動だァ。このターン、2度の通常召喚が行えるぞ。《熱血獣士ウルフバーク:攻撃力1600・Lv4》を召喚して、モンスター効果を発動! 墓地から《熱血獣士ウルフバーク:守備力1200・Lv4》を効果無効にして復活させる」

「《熱血獣王ベアーマン:攻撃力1300・Lv8》を召喚。リリース無しで召喚したので、攻撃力は半分となる。モンスターエフェクトにより、《熱血獣士ウルフバーク》2体のレベルを8とする」

「レベル8のモンスター3体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《熱血指導王ジャイアントレーナー:攻撃力2800・R8・O×3》をエクシーズ召喚! ORU1体を取り除くことで、熱血効果を始動する。デッキからカード1枚をドローして、それがモンスターならば、相手ライフに800ポイントのダメージを与える。3回連続で発動するぞ。ンーンッ、熱血指導ゥ!」

「3枚ともモンスターカード《超熱血球児》だ。合計2400ポイントのダメージを与える!」

 獣戦士3体が天空の渦へと吸いこまれていく。キャッチャー防具をまとった、ジャージ衣装のモンスターが腕立て伏せをしだした。すぐに起きあがり、金属バットを振るいだす。オーバーレイ・ユニットをボール代わりとして、私に打ちこんでくる。何が、熱血指導ですか? 体罰問題で訴えたい気分になります。私のライフは1600ポイントにまで燃やされた。

「まだだァっ! 魔法カード《RUM-バリアンズ・フォース》を発動! 《熱血指導王ジャイアントレーナー》の上から重ねて、《CX熱血指導神アルティメットレーナー:攻撃力3800・R9・O×1》をエクシーズ召喚! ORU1体を取り除いて、熱血効果は発現される。カード1枚をドローして、モンスターならば800ポイントのダメージを与える」

「フゥーハハハ! 《炎を支配する者》だァ!」

 六本腕の仮面モンスターが、バレーボールを叩きつけてきた。こんなの受けきれませんよ。私のライフは800ポイントにまで追いつめられた。片桐大介は知らないけど、プロデュエリストを名乗るだけはある。ファーストターンで、ここまでハードなトレーニングをしてくるなんて。

「カード1枚をセットして、ターンを終了する」

 

【2ターン目:宮田ゆま】LP800、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
片桐大介:《CX熱血指導神アルティメットレーナー:攻撃力3800・R9・O×0》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《M・HERO ディケイド:攻撃力1900・Lv4》を召喚!」

 体育館の中央へと、仮面戦士が歩いてきた。幾枚かのダークボードが、その顔面へと吸いこまれていく。マゼンタとブラックのストライプ模様が形成された。緑のアイレンズを通して、敵モンスターへと視線を注いでいる。

「装備魔法《疾風のサイクロン号》を《M・HERO ディケイド》に装備します。装備モンスターは攻撃力が800ポイントアップ! このカードが発動したので、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊します。セットカードを除去させて頂きますよ」

 《M・HERO ディケイド》が白いバイクに乗りこむ。疾風のごとき勢いで、相手陣地へと突っこむ。舞いあげられたカードは、罠カード《炸裂装甲》でしたか。

「《M・HERO ディケイド》に装備魔法《ジャンク・アタック》を装備!」

「《M・HERO ディケイド》で《CX熱血指導神アルティメットレーナー》を攻撃します。さらに、手札から速攻魔法《ファイナル・アタック・ライド》を発動! 《M・HERO》が攻撃力2400以上のモンスターと戦闘するとき、元々の攻撃力は倍になります」

 《M・HERO ディケイド》がマジックカードをバックルに通した。天井近くまで跳びあがり、《CX熱血指導神アルティメットレーナー》に向けてディメンション・キックを放つ。2体の間には、10枚ものホログラム・カードが平行して浮びあがっている。それらを潜るたびに、必殺技の威力は増していく。4600ポイントの破壊力が、相手モンスターの胸を貫いた。《M・HERO ディケイド》が着地する頃には、《CX熱血指導神アルティメットレーナー》が爆炎を噴きあげた。《ジャンク・アタック》の効果も合わせて、相手ライフが1300ポイントにまで削られる。

「おのれィっ! 次のターンで……」

「このターンで、熱血指導は終了しますよ。エクストラデッキの《M・HERO》1体を選択することにより、《M・HERO ディケイド》は選択モンスターと同じ属性・種族になります。手札から速攻魔法《マスク・チェンジ》を発動! 《M・HERO ディケイド》を墓地へ送り、炎属性モンスター《M・HERO 剛火:攻撃力2200・Lv6》に変身召喚! ダイレクト・アタック!」

 《M・HERO 剛火》のカードを、《M・HERO ディケイド》に投げ渡す。バックルの特殊装置で、それをスキャンした。赤き仮面戦士へとフォームチェンジ! 炎を宿らせたハイキックを、片桐大介の側頭部にヒットさせる。金髪青年は倒れこみ、失神した。



 どうして、こんな状況になっているのだろう? 意識を今朝にまで遡らせる。



 連休も2日目に突入した。今日の夕方には、ウィンちゃんが帰ってくる。ツァンは落ち着きなく、視線を泳がせていた。旦那さんに逢いたい気持ちが大きいだけでなく、彼女が心配で心苦しいのだろう。私も話は聞いている。バリアンが決闘者を襲っているそうだ。ツァン自身は勝利できたが、不安に苛まわれていた。十六夜アキさんに相談するため、昼近くに出掛けるという。

「《紫炎の荒武者》を手に入れましたが、要りますか?」

「ありがとう。ボクも良いカードを当てたんだ。《エッジハンマー2》と交換しよう」

 簡単な会話だけをして、ツァンとは別行動になった。マイルームへ戻ると、恵ちゃんが読書をしていた。いつもはツインテールに括っているシルバーヘアーを、ナチュラルに下ろしている。銀色の雨が降っているようで綺麗だ。【それはどうな?と言えるデュエル哲学】ですか。

「風邪は完治しましたか?」

「昨日寝ていたから、もう大丈夫。今日も安静にしている」

「欲しい物があれば、リクエストしてくださいね。買ってきますので」

 文庫本から視線を上げて、首を傾ぎだした。一見すると無表情ぽいけど、そうじゃないのだね。感情の波が、指先を不規則に揺さぶっている。悩んでいますね。

「遠慮しなくていいですよ。その……友達ですから」

「ゆま。ありがとう……」

 恵さんが、こくりと頷いた。ツァンも照れ屋さんだが、私も人のことが言えないようだ。単語1つを届けるのに、全身を火照らせてしまう。私も何かを読むことにした。彼女とは会話が少ないけど、一緒にいるだけで和める。時間経過が早いんだね。あっという間に昼近く。ランチを部屋にまで運んで、昼食タイムを共にした。恵さんの寝顔を確認して、私は体育館へと向かった。

 休日とはいえ、校舎全体が生徒で活気づいている。クラブ活動や補習授業だけでなく、デュエルの自主トレーニングという目的もあるだろう。ネットニュースを携帯装置で確認する。クロウさんが敗北したそうだ。ウィンちゃんから電話で聞いている。あのクロウ・ボーガンに勝利するなんて、アリトの実力は計り知れない。カーリーさんの件もあるので、胸底から不安が這いあがってくる。ウィンちゃんも一緒じゃないと寂しいなぁ。校舎内が異様に騒がしい。悲鳴も走っているようだが……。

「我が名は、ノスフェラトゥ中島! アンタレス様の命により、貴様らを倒す!」

「エスパー・ロビン! 大盤振る舞いで、ただいま参上!」

 アンタレス? まさか、例のバリアン? 危機感に煽られて、心臓が慌てふためく。廊下の角を曲がると、男性にぶつかりそうになった。その額には、見覚えのある紋章が貼りつけられている。片桐大介と名乗る自称プロ・デュエリストに挑まれて、私は体育館へと連れられた。



 意識を今に追いつかせると、少女が体育館に侵入してきた。足音が近づいてくる。



「プロデュエリストを瞬殺するなんて、けっこう強いじゃん」

 赤髪を黒リボンでポニーテールにしている。身長は145あたりかな。つり目と八重歯のせいか、気の強そうな印象を受ける。緑のパーカーを羽織っており、デニムのハーフパンツから美脚を魅せている。彼女がブラックボールを突きつけると、そこへ片桐さんが吸いこまれていった。

「私はアンタレス。誇り高きバリアンのデュエリストだ。ちょっくら、戦ってくれないか?」

 この子がアンタレスですか。挑戦的に凝視をしてくるが、落ち着いた雰囲気も感じられる。ツァンから聞いたかぎりでは、荒々しい印象を抱いていたけど……。

「私は宮田ゆまといいます。ツァンを襲ったそうですね」

「負けちゃったけどね。人間が相手だから、私は当然のように勝てる。そう舐めきってプレイしたのが駄目だった。少しばかり勝率が高いぐらいで、自分は天才デュエリストだと思いあがっていた。この学校の生徒は、ガチでデュエルに取り組んでいる。黒星を喰らうわけだね」

「ツァン・ディレさんは、アカデミアでも上位クラスですから」

「誰が相手でも真剣に挑む。アリト様の指導に従って、5人ぐらい潰してやったさ。ジャッカル岬や藤原雪乃って強かったな。ちょっとばかり、苦戦させられたよ。ドン・サウザンドの種を埋めこんだから、今頃は街中に闇を広めているだろうね。あんたも全力で食ってやるよ」

「ドン・サウザンドとか分かりませんけが、負けられないと理解できました」

 両瞳が野獣のように光った。チョコピースを口に放りこんでから、真紅のデュエル・ディスクをセットしだす。私も決闘盤をかまえた。



『デュエル!』



【1ターン目:アンタレス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。永続魔法《超絶望級の牢獄》を発動。相手のエクストラデッキからモンスター1体を選択して、除外する。このカードが破壊されると、そのモンスターは戻ってくる。そして、私は1枚のドローをする。本来ならば、《No.39 希望皇ホープ》対策のカードなんだけどね。《M・HERO アシッド》を除外させてもらうよ。こいつが一番に厄介そうだ」

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード3枚をセットして、ターンエンド」

 《No.39 希望皇ホープ》? 《M・HERO アシッド》は魔法・罠カードの破壊効果を有している。3枚もセットしているので、警戒して選択したのだろう。《超絶望級の牢獄》は、自分メインフェイズに自ら破壊できるようだ。手札カードが不足すれば、解放される可能性もある。



【2ターン目:宮田ゆま】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アンタレス:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。永続魔法《超絶望級の牢獄》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《M・HERO ディケイド:攻撃力1900・Lv4》を召喚。セットモンスターに攻撃をします。ディメンション・スラッシュ!」

 《M・HERO ディケイド》と攻撃対象モンスターの間に、10枚のホログラム・カードが並びだした。腰を深く屈めてから、高速ダッシュを爆発させる。それらを潜りぬけるたびに、威力は倍増していく。必殺の剣撃により、蜥蜴モンスターの胴体を真っ二つにした。

「ただでは、戦闘破壊されないよ。《エヴォルド・ラゴスクス:守備力500・Lv3》がリバースしたんで、デッキから《エヴォルド・プレウロス:守備力200・Lv1》を特殊召喚する」

「手札から速攻魔法《マスク・チェンジ》を発動します。《M・HERO ディケイド》を墓地に送り、《M・HERO ヴェイパー:攻撃力2400・Lv6》を変身召喚! 《エヴォルド・プレウロス》に攻撃をします。さらに、手札から速攻魔法《エネミー・コントローラー》を発動! 破壊対象モンスターを攻撃表示に変更します。攻撃力も200ポイントなのですね」

 《M・HERO ディケイド》はSS2で属性変更ができる。どんな《M・HERO》にも変身できる、万能の仮面ヒーローだ。《M・HERO ヴェイパー》のカードをバックルにスキャンさせて、青き仮面戦士へとフォームチェンジ! 重々しい槍を一回転させた。相手フィールドへと向けて、スマートな肉体を舞いあがらせる。この槍撃が通れば、2200ポイントの戦闘ダメージが通ります。派手な大蜥蜴が、DNAの二重螺旋を思わせる尻尾を持ちあげた。

「速攻魔法により、素材1体で融合モンスターを呼びだすのか。《M・HERO ヴェイパー》と来れば、カード効果で破壊もできない。面白れぇ。罠カード《進化の分岐点》を発動! 《エヴォルド・プレウロス》を破壊して、デッキから《エヴォルド・ウェストロ:守備力1900・Lv3》を特殊召喚する」

「《エヴォルド・プレウロス》がフィールドで破壊されたから、手札より《エヴォルダー・ケラト:攻撃力1900・Lv4》を特殊召喚! 《エヴォルド》で特殊召喚したんで、《エヴォルダー・ケラト》は攻撃力が200ポイントアップする」

 黄色い恐竜が、2本足で立ちあがった。その背中には、小さな羽が生えている。頭部から尾にかけて、黒い硬質皮膚で覆われている。相手フィールドのモンスターが増減したので、戦闘は巻き戻される。《エヴォルダー・ケラト》を攻撃対象にしますよ。

「カード効果で破壊できないのなら、戦闘で殺すしかないよねっ⁉ 永続罠《ミニチュアライズ》を発動! 《M・HERO ヴェイパー》の攻撃力は1000ポイント下がり、レベルも1ダウンする。《エヴォルダー・ケラト》で反撃をするよ」

 起きあがった永続トラップから、ホログラムの網が撃ちだされた。それが《M・HERO ヴェイパー》に絡みついて、攻撃力1400ポイントにまで縮小させる。シンクロやエクシーズ召喚も妨害できるようだ。《エヴォルダー・ケラト》が大口を全開にして、《M・HERO ヴェイパー》を咥えこんだ。バリボリッと噛み砕いていく。700ポイントの戦闘ダメージを受けてしまい、私のライフは3300ポイントにまで減らされた。アンタレスが肉食獣の笑みを浮かべる。

「《エヴォルダー・ケラト》が相手モンスターを戦闘破壊した。デッキから《エヴォルド・カシネリア》を手札に加える。手札アドバンテージも回復させてもらった」

「カード2枚をセットして、ターンを終了します」



【3ターン目:アンタレス】LP4000、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
アンタレス:《エヴォルダー・ケラト:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。永続魔法《超絶望級の牢獄》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

宮田ゆま:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《エヴォルド・ウェストロ:攻撃力700・Lv3》を反転召喚。リバース効果により、デッキから《エヴォルダー・ディプロドクス:攻撃力1600・Lv4》を特殊召喚する。《エヴォルド》により特殊召喚したから、相手の魔法・罠カード1枚を破壊するよ」

「破壊対象となった罠カード《ワン・レベルダウン》を発動します。フィールドのモンスター1体、《エヴォルダー・ケラト》のレベルをワンダウン。このカードが発動したエンドフェイズ、私はデッキからカード1枚をドローします」

緑の大蜥蜴が吠えあがると、首長竜が特大ボディを進撃させてきた。木床が激しく振動する。《ワン・レベルダウン》が踏み潰されようとするも、その直前で発動成功です。相手フィールドにレベル4のモンスターが揃うのを阻止できた。ツァンの話では、厄介なエクシーズ・モンスターが来るという。レベル調整で妨害できるのは、シンクロもエクシーズも変わらない。

「《エヴォルド・カシネリア:攻撃力1600・Lv3》を召喚」

「レベル3《エヴォルド・ウェストロ》と《エヴォルド・カシネリア》で、オーバーレイ・ネットワークを構築! 《グレンザウルス:攻撃力2000・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

 咆哮が体育館を震えさせる。赤きティラノザウルスが、火炎を引きながら駈けてきた。ランク3のエクシーズも控えていたのですか。戦闘的な美少女が、デュエルを愉しんでいる。





【TF-その46】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!
ディケイドつよ・・・(笑)
使い方によってはぶっ壊れですね。
でもうまく元ネタの特徴を再現されていると思います!

アンタレスとゆまちゃん、
この戦いは本当にどちらも負けられない戦いですね!

なんか高まります!

次回決着ですかね?
楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 再現効果を優先しました。SS2で属性と種族変更が悪用されかねませんね。以前にも《E-HEROネオス・べリアル》を出したりと、けっこうネタカードを出しています。アニメや漫画でもあるのでOKかな。

 アンタレスも故郷を救う目的があるので必死です。次回で決着がつきます。
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