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TF-48 魂を狩る者! 天城カイト現る?

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遊戯王 デュエリストパック-カイト編-(DP13)

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 バリアンの侵攻は続きます。

 CAFE LA GEENといえば、ジャック・アトラスで有名である。ダルク・ウェイトリィが近所に住みだしてからは、決闘者の溜まり場となっていた。ボクも彼に挑むために、何度か足を運んだ。天使めいた美少女だけど、実は少年であるらしい。《真六武衆》で挑むも、ことごとく《アルパカ》に蹴散らされた。宮田さんも恵さんも、連戦連敗で苦笑をしていた。《クリボー》だけで、《超三幻神》を全滅させる規格外のデュエリストだ。彼なら、バリアンにも負けないだろう。

 デス・ドーナツを少しずつ食んでいく。ブルーアイズ・マウンテン(半額券で購入)を口に含んだ。美味のバースト・ストリームが舌を振るわせてくれる。ウェイトレスが微笑を向けてきた。闇デュエルの餌食にされたそうだけど、元気みたいで安心できる。カーリーさんとも人間関係を崩していないそうだ。十六夜アキさんは、モンブランを味わっていた。

「ネオドミノ全体を、異様な力が覆っているようね。遊星たちも注意を向けているわ」

 アーククレイドルが空から降りてきた。ゾーク・ネクロファデスが暴れまわった。ネオドミノ自体が呪われているのだろうか? バリアンも大規模な悪事をしてくれそうだ。

「ツァンが助かって良かった……」

「アンタレスには勝てました。でも、アイツは敗北をバネにして強くなると思います。次も倒せるとはかぎりません。友達にも注意を呼びかけています」

「アンタレスだけじゃなく、キグナスやアリトもいる。真月零という人も怪しい。特に、アリトはクロウに勝利している。実力もトップクラスと見て間違いないわ」

「クロウさんを倒せるなんて、ボクも信じられませんよ。バリアンも色々なタイプがいるのかな? アンタレスみたいに、闇を植えつける行為はしていないのですね? ウィンを口説いたのは許せないけど、アリトは悪さをしていない。キグナスもアンティルールで決闘をするだけですし」

「バリアンは何者か。情報が不足しすぎている」



「相席を頼んでもよろしいかしら?」

 突然にして、可憐な少女が舞いこんできた。アキさんも不意を打たれたようだ。おっとりとした表情を魅せながら、上品な仕草で腰かける。金髪の縦ロールを、フラワーデザインの髪留めで飾っている。ボクよりも年下みたいだけど、バストサイズは同じぐらいかな。

「十六夜アキさんと、ツァン・ディレさんですね?」

 その瞬間、彼女の視線が刺さってきた。柔和な眼差しが、酷く攻撃的だ。怖気に殴られた気分になってしまう。レモンティーとケーキを注文して、静かに味わいだす。白いブラウスを着ており、コルセットで腰回りを締めている。黄色いリボンが胸元で映えている。

「人間を見下していたのですが、なってみると素敵なものだわ。この店のケーキは、甘美の聖地に誘ってくれる。フルーツも上質なのを選んでいるようね」

「あなたは何者?」

「申し遅れました。私はヴァルゴ。バリアンの決闘者よ。十六夜アキさんにシードを埋めにきたの。アンタレスの敵討ちもするから、ツァン・ディレさんも逃げないでね」

「それなら、デュエルを始めよう。あんたはボクが倒すから」

「ケーキを食べ終わるまで、待っていてね。それぐらいの余裕を持たせてくれてもいいでしょ? ツァンさんは素敵な髪形をしているわね。私も色々と試してみて、こんな感じで落ち着いたわ。手入れが面倒だけど、その分だけ愛着が湧いてくるものよ」

 ガールズトークを咲かせる気はない。アキさんが睨みを効かせる。

「どういった目的で、バリアンは人を襲っているの?」

「故郷を救うためかしら。この世界に闇を広めないと、グランド・ナンバーズは創れないの。細かい説明をしても意味はないから止めておきますね。うん、美味しかった」

 音を立てずに、ティーカップをソーサラーに置く。羽飾り付きのベレー帽をかぶり、見惚れる仕草で立ちあがった。バリアンも勘定はするようだ。満面の笑顔を刺してきた。それがデュエルの開始だと告げている。十六夜アキさんがヴァルゴと対峙した。



「さすがに、シグナーが相手だと苦戦は免れないわね。勝てる自信はあるけど、私固有の特殊能力を使いましょうか。私のいた世界には、天才と謳われたデュエリストがいたわ。バリアン七皇に匹敵するだけの実力を有しており、驚愕させられたものよ。ミザエル様も注目をなさっていた。不動遊星の実力は認めるわ。彼を相手にすれば、勝負の行方は分からないところね」

 微風が吹きこみ、黄色いスカートをなびかせる。

「私は変身能力を有しているの。限定的にしか使えないし、同胞を変身対象にできない。それでも、ここぞというときは便利なものなの。容姿や性格だけでなく、デッキや戦術もコピーできるから。十六夜アキさん。あなたを倒させてもらうわ」

 ヴァルゴの右足先が光った。ぐるりと自転して、地面に黄金円を描きだす。そこから光柱が立ちあがり、彼女を包みこんだ。少女のフォルムが、少年のものへとメタモルフォーゼしていく。身長が伸びあがり、男子の肉体が形成される。光が鎮まった。


「俺は天城カイト。懺悔の用意はできたか? 貴様の魂を狩らせてもらう!」


 マジックショーを見せつけられた気分だ。違う人間が現れたから。変身と言っていたが、ヴァルゴと同一人物ということ? そういえば、アンタレスにも奇妙な能力があった。気がついたら、手先や足元が微震している。迫力が段違いに増している。この広場にいる決闘者たちも、ボクと同様みたい。最凶デュエリストに畏怖をしているのだ。アキさん……。

「心配は必要ないわ。ツァン……」

「フォトンチェンジ!」

 ヴァルゴ、いや天城カイトが叫びだした。黒い衣装が、ホワイトへと塗り変えられていく。狩人の眼差しが、十六夜アキさんを貫いた。威圧感だけで、周囲の人間全てが凍りついている。こんな決闘者は初めてだ。アキさんの額からは、冷汗が逃げるように落ちていく。



『デュエル!』



【1ターン目:アキ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。《イービル・ソーン:攻撃力100・Lv1》を召喚。このカードをリリースして、モンスター効果を発動するわ。相手ライフに300ポイントのダメージを与える。そして、《イービル・ソーン》2体をデッキから攻撃表示で特殊召喚する」

トゲトゲな黒実が弾けて、種子が弾丸のごとく撃ちだされた。天城カイトはライフを3700ポイントにまで削られるも、微動だにしない。緑の蔦が生えあがってきた。桃色花が泣いているように萎んでいる。モンスター効果が無効となっているせいか、黒いのは実っていない。

「永続魔法《超太陽栄養》を発動。レベル2以下の植物族モンスター《イービル・ソーン》をリリースして、デッキから《ローンファイア・ブロッサム:守備力1400・Lv3》を特殊召喚する」

「《イービル・ソーン》をリリースして、《ローンファイア・ブロッサム》のモンスター効果を発動。デッキから《姫葵マリーナ:攻撃力2800・Lv8》を特殊召喚するわ!」

 大きな向日葵から、女性の上半身が生えてきた。南国出身ぽい雰囲気で、陽気そうに踊っている。十六夜先輩が得意とする展開パターンだ。《姫葵マリーナ》が存在するかぎり、他の植物族モンスターが破壊されると、相手フィールドのカード1枚が破壊される。相手も《ローンファイア・ブロッサム》の扱いに困るだろう。破壊魔法でも撃ってくるだろうか。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【2ターン目:カイト】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アキ:《姫葵マリーナ:攻撃力2800・Lv8》が攻撃表示。《ローンファイア・ブロッサム:守備力1400・Lv3》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《フォトン・ケルベロス:攻撃力1300・Lv3》を召喚する。このカードが召喚に成功したターン、互いのプレイヤーはトラップを発動できない」

 体が光子で構成されている。無機質なケルベロスが吠えあがると、セットカードが鎖で巻きつけられた。アキさんは平気そうにしているので、致命的な封印でもないだろう。

「手札から速攻魔法《フォトン・リード》を発動。手札からレベル4以下の光属性モンスター《デイブレイカー:攻撃力1700・Lv4》を特殊召喚する。このカードの特殊召喚により、手札より《デイブレイカー:攻撃力1700・Lv4》を特殊召喚する」

「2体のレベル4《デイブレイカー》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《輝光子パラディオス:攻撃力2000・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「オーバーレイ・ユニット2体を取り除いて、モンスター効果を発動! 《姫葵マリーナ》の攻撃力を0にして、効果無効とする。《輝光子パラディオス》で《姫葵マリーナ》を攻撃!」


『フォトン・ディバイディング』


 細身の銀騎士たちが、エネルギーの渦へと吸いこまれた。ボクは戦国物語が専門で詳しくないけど、戦闘ロボット・アニメに登場しそうな装甲騎士が飛びだした。エネルギーブレードを振りかざして、光子の衝撃波を叩きつける。《姫葵マリーナ》を焼きつくし、パワーを徹底的に奪い尽くす。《輝光子パラディオス》が機械羽を噴射させて、一気呵成に突っこんできた。容赦もせずに、攻撃対象を斬る。実質的に直接攻撃を受けたようなもの。2000ポイントもの戦闘ダメージが、アキさんのライフポイントを半減させた。何というエクシーズだ。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 《フォトン・ケルベロス》が《ローンファイア・ブロッサム》を戦闘破壊するには力不足だ。《ローンファイア・ブロッサム》自身をリリースすれば、大型の植物族モンスターを呼びだせる。あの伏せカードも怪しい。容易に攻勢には入らせてくれないだろう。

 天城カイトは氷のような双眸をしている。もう忘れそうになったが、こいつはヴァルゴというバリアンなんだ。強敵だけど、十六夜先輩が勝つに決まっている。世界を救ったシグナーだから! ボクたちが憧れている、アカデミアのトップなんだから!





【TF-その48】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!
待ってました!

ん?ヴァルゴ・・・てっきり清楚な容姿かと思ったら・・・。
元ネタがありますか?全然わかんないです・・・。

アキさん・・・どうなるんでしょう?
負けられない戦いの連続ですね・・・。

次回を楽しみにしてます!
書くの上手いなぁ〜・・・。

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 ヴァルゴは口調を微妙に変えました。元ネタは逆に露骨にならなくて良かったかな……。ヴァルゴはアナザー・ゼアルの方で、アストラルと戦っていたりします。素では、セイクリッド使い。

 アキさんは強敵相手に……。

 
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