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TF-49 ブラック・ローズ・ドラゴンVS銀河眼の光子竜

遊戯王カード 【ブラック・ローズ・ドラゴン】GS05-JP009-N ≪ゴールドシリーズ2013 収録≫遊戯王カード 【ブラック・ローズ・ドラゴン】GS05-JP009-N ≪ゴールドシリーズ2013 収録≫
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遊戯王 ゴールドシリーズ2013 (GS05)

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 疑似カイトが相手です。

 灰色雲が青空に流れこんできた。少しずつ増えていき、太陽を今にも覆ってしまいそうだ。ヴァルゴという少女は、天城カイトに変身した。金髪を逆立たせて、前髪部分のみ濃緑となっている。黒い衣装に包まれていたが、デュエル開始時に白く染められた。狂気と殺気にあふれた双眸に、背筋が揺さぶられる。十六夜先輩なら呑みこまれないはず。これまでに、何度も強敵と戦ってきたのだから。ボクも勇気を奮って、怖気を追い払った。



【3ターン目:アキ】LP2000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
アキ:《ローンファイア・ブロッサム:守備力1400・Lv3》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

カイト:《輝光子パラディオス:攻撃力2000・R4・O×0》&《フォトン・ケルベロス:攻撃力1300・Lv3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《ローンファイア・ブロッサム》をリリースして、デッキから《桜姫タレイア:攻撃力2800・Lv8》を特殊召喚する。《ボタニカル・ライオ:攻撃力1600・Lv4》を召喚」

大きな蕾が花開いた。派手な和風衣装の女性が立ちあがる。彼女が桜扇を広げると、桜の花弁が舞いあがった。アキさんのデュエルは美しく、視覚的にも惹かれてしまう。自分フィールドの植物族モンスター1体につき、攻撃力は100ポイントアップする。《レッド・デーモンズ・ドラゴン》にも匹敵しうるパワーだ。《ボタニカル・ライオ》も自身のモンスター効果により、攻撃力2200ポイントにまで上昇している。十六夜先輩はパワーファイトもこなせるんだ。

「《桜姫タレイア》で《輝光子パラディオス》を攻撃する」

「相手モンスターが攻撃宣言をしたことで、罠カード《光子化》を発動する。《桜姫タレイア》の攻撃を無効にして、その攻撃力分だけ《輝光子パラディオス》をパワーアップさせる」

「私のフィールドには植物族モンスターが存在する。手札から《薔薇の聖弓手:攻撃力1000・Lv3》を墓地に送り、《光子化》を無効にして破壊する」

 天城カイトの仕掛けたトラップも、アキさんには通用しない。女性弓手が薔薇弓を引き絞る。下半身は袴をはいているけど、上半身が露出過多な気もするかも。《光子化》のカードは射られて、消滅させられた。《桜姫タレイア》が桜扇を振りかざして、花弁吹雪を叩きつける。機械装甲の騎士がエネルギーブレードでガードするも、吹きとばされた。剣は霧散させられて、アーマーも粉砕される。

 クリクリー! 何かが眩く輝いている。

「植物族モンスターが相手モンスターを墓地に送った。罠カード《ブロッサム・ボンバー》を発動。戦闘破壊した《輝光子パラディオス》の攻撃力分だけ、相手ライフにダメージを与える」

「《ボタニカル・ライオ》で《フォトン・ケルベロス》を攻撃!」

 桜の洪水が天城カイトを呑みこんだ。《ブロッサム・ボンバー》により、《桜姫タレイア:攻撃力3000》で直接攻撃したようなもの。牡丹花をタテガミとした獅子が、《フォトン・ケルベロス》に襲いかかる。噛みついたのは中央の首のみだけど、致命傷となったようだ。光粒子を吐きだしながら、《フォトン・ケルベロス》は倒れこんだ。合計3900ポイントのダメージを与えたはず。天城カイトは微動だにしていない。これだけのダメージを受ければ、吹っとんでも違和感はないのに。

「ライフを2000ポイント払い、手札から《クリフォトン》を捨てた。このターン、俺が受けるダメージは0となる。《輝光子パラディオスが破壊されたから、デッキよりカード1枚をドローする」

 相手ライフは1700ポイントにまで減っている。《クリボー》は何度も見てきた。ダルクさんが使いまくっていたから。ブラックライトに両目がついた感じの、無機質な《クリボー》だ。主の傍で浮遊していたが、すぐにも消滅した。アキさんがエンド宣言を終わらせる。勝負を決められなかったが、相手フィールドにモンスターはいない。手札も少ない。勝機は揺るぎない。



【4ターン目:カイト】LP1700、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
アキ:《桜姫タレイア:攻撃力3000・Lv8》&《ボタニカル・ライオ:攻撃力2200・Lv4》が攻撃表示。

カイト:無し。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《貪欲な壺》を発動。自分墓地のモンスター5体をデッキに戻して、カード2枚をドローする。魔法カード《増援》を発動。デッキからレベル4以下の戦士族モンスター《フォトン・スラッシャー:攻撃力2100・Lv4》を手札に加える。俺のフィールドにモンスターは存在しない。このカードを手札から特殊召喚する」

「《フォトン・クラッシャー:攻撃力2000・Lv4》を召喚」

「レベル4《フォトン・スラッシャー》と《フォトン・クラッシャー》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《輝光帝ギャラクシオン:守備力2100・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「オーバーレイ・ユニット2体を取り除いて、《輝光帝ギャラクシオン》のモンスター効果を発動! 闇に輝く銀河よ。希望の光になりて、我が僕に宿れ! 光の化身、ここに降臨! 現れろ、《銀河眼の光子竜:攻撃力3000・Lv8》!」

 光子ボディの戦士たちが光渦へと飛びこむ。それらは共鳴しあい、新たなるエクシーズ・モンスターを降臨させる。二刀流の銀騎士が屈みこむ。天城カイトが光のブーメランを投げつけた。それが巨竜となり、フィールドへ返ってくる。デッキから《銀河眼の光子竜》を特殊召喚したのだ。これこそが、彼のエースモンスターであろうか。

「《銀河眼の光子竜》で《ボタニカル・ライオ》を攻撃する」


『破滅のフォトン・ストリーム!』


 天城カイトに《銀河眼の光子竜》が共鳴して、プレッシャーの嵐が周囲全体を乱していく。光子の砲撃が《ボタニカル・ライオ》を喰らった。跡形も残らずに焼きつくす。800ポイントの戦闘ダメージが、アキさんのライフを1200ポイントにまで圧した。植物族モンスターが減ったことにより、《桜姫タレイア》が攻撃力2900ポイントへダウン。他に植物族モンスターを展開しないと、このカードも攻撃対象にされてしまう。息も吐けないデュエルに、ギャラリーが言葉を失っている。

「カード1枚をセットして、ターンを終了する」



【5ターン目:アキ】LP1200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
アキ:《桜姫タレイア:攻撃力2900・Lv8》が攻撃表示。

カイト:《銀河眼の光子竜:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。《輝光帝ギャラクシオン:守備力2100・R4・O×0》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《夜薔薇の騎士:攻撃力1000・Lv3・チューナー》を召喚。この召喚により、手札から《サボウ・ファイター:攻撃力1900・Lv4》を特殊召喚する」

「レベル4《サボウ・ファイター》に、レベル3《夜薔薇の騎士》をチューニング!」

「冷たい炎が世界の全てを包みこむ。漆黒の花よ、開け! シンクロ召喚! 現れよ、《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》!」

 《夜薔薇の騎士》が3本の光輪に変化した。サボテン・モンスターが4つの星となって、その中を通り抜けていく。紅薔薇が花開いて、竜頭が中心部から伸びあがる。薔薇吹雪に包まれた十六夜先輩は、どこまでも美しい。黒薔薇の魔女時代は嫌っていたけど、憧憬の対象なんだ。

「墓地から植物族モンスター《サボウ・ファイター》を除外して、《ブラック・ローズ・ドラゴン》のモンスター効果を発動。《輝光帝ギャラクシオン》を攻撃表示にして、攻撃力を0にする」

「《フォトン》の存在により、罠カード《フォトン・バインド》を発動する。このターン、《ブラック・ローズ・ドラゴン》は効果が無効となり、攻撃宣言もできなくなる」

「また、効果無効……。《桜姫タレイア》で《輝光帝ギャラクシオン》を攻撃!」

 光輝くチェーンが巻きついて、《ブラック・ローズ・ドラゴン》を締めあげた。全身隈なく縛られており、痛々しさが伝わってくる。フィールドのカード全てを破壊する効果も、《フォトン・バインド》により封じられていただろう。アキさんは止まらない。《桜姫タレイア》が桜吹雪を、《輝光帝ギャラクシオン》へ撃ちつける。二刀流での防御も空しく、光の騎士は粉砕された。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【6ターン目:カイト】LP1700、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
アキ:《桜姫タレイア:攻撃力2900・Lv8》&《ブラック・ローズ・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

カイト:《銀河眼の光子竜:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。《銀河眼の光子竜》で《ブラック・ローズ・ドラゴン》を攻撃する」

「罠カード《和睦の使者》を発動! 《ブラック・ローズ・ドラゴン》は戦闘破壊されず、発生する戦闘ダメージも0となる。次のターンで……」

 《銀河眼の光子竜》が光子砲撃を吐きつけるも、聖なるバリアが《ブラック・ローズ・ドラゴン》を包みこむ。このターン、相手は戦闘による攻略が不可能となる。植物族モンスターを召喚すれば、《桜姫タレイア》は攻撃力3000ポイントにまで上昇する。《銀河眼の光子竜》も除去でき、守備モンスターも意味を成さない。アキさんの勝機が高まってきた。

「《銀河眼の光子竜》のモンスター効果を発動する。相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ時に、互いの戦闘モンスターをバトルフェイズ終了時まで除外する」

「そんなことをしても無駄な行為だわ」

「俺が無駄なことをすると思ったのか? 次のターンがあると期待しているのか? とんだロマンティストだな!  《銀河眼の光子竜》のエフェクトによりモンスターが除外された。手札から《ディメンション・ワンダラー:攻撃力0・Lv1》を墓地へ送ることにより、相手ライフに3000ポイントのダメージを与える。《和睦の使者》ではバーン効果をガードできまい!」

「そんな。3000ポイントのダメージなんて……」

 《銀河眼の光子竜》が全身を瞬かせる。雲が陽光を遮っているせいか、その輝きが際立っている。《ブラック・ローズ・ドラゴン》を掴みだし、共に異次元へと消えていく。空間の裂け目から、ロボットぽいのが飛びだしてきた。飛脚のように箱を担いでいる。そこから光球が撃ちだされて、アキさんの胸を貫いた。ライフポイントを0へと急落させる。膝が震えだして、骨が軟化したかのように崩れだした。ボクは駆け寄って支えるも、もう遅すぎる。十六夜先輩が敗北するなんて信じられない。



「天城カイトはキャラが濃いから、変身していると疲れるわ」

 ヴァルゴが元の姿に戻っていた。言葉通りの表情をしている。

「次はツァン・ディレさんね。変身能力は使わないから、安心して敗北してね」

 穏やかな双眸を崩して、にっこりと微笑んだ。





【TF-その49】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!
まさかのアキさん敗北・・・。
銀河眼は強いですね、やっぱり。
ヴァルゴの本当のデッキはセイクリッドですか?
ツァンとのデュエルが楽しみです!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 実質的に、カイトに負けた状態かな。ヴァルゴは《セイクリッド》使いです。アストラルに敗北していたりします。
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