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TF-52 疾風迅雷のカウンターバトル! ジャックVSアリト

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【3】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【3】
(2009/03/18)
宮下雄也、星野貴紀 他

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 遊星&ジャックが登場!

 薄暗くなった曇天に、巨大な影が瞬いた。ネオドミノが闇に浸食されようとしている。バリアンより洗脳された決闘者が雪崩となり、市民に襲いかかっている。額で輝いているのは、バリアンの紋章であろうか。デュエルで倒せば戻るが、そんな行為では洪水を止められない。

「まったく! どうなっているんだ⁉」

 ジャックが拳を握りしめた。十数人ほど解放したが、空しい抵抗にすぎなかった。安全地帯へ逃げようとするも、闇の決闘者により再洗脳されてしまう。キグナスやハートランドの出現に、カーリー渚の暴走事件。兆候はあったが、予想を超えての急展開だ。

「通信装置が完全に使えなくなっている。遊星もか?」

 故障ではない。妨害電波が街全体に流されているようだ。アキやクロウの安否が気になるも、連絡を取れない。車道も混雑しており、D・ホィールで走れない。バリアンは本格的に街封鎖と来ているようだ。赤く開眼した闇球体が、敗者の口内へと侵入していく。空に浮びあがった魔王の腹部にも、同様なモノがあった。大本を叩かなければ、この状況を破れないだろうか。

 ジャックが視線を向けた。氷室がデュエルをしている。相手は褐色肌の男だ。



「忘れるなよ。《BK チート・コミッショナー:守備力1300・R3》が存在するかぎり、攻撃可能なモンスターはアタック強制といくもんだ。《大牛鬼:攻撃力2600・Lv8》で攻撃してもらう!」

「望み通りにしてやるぜ! 装備魔法《ビッグバン・シュート》を発動して、《大牛鬼》の攻撃力を400ポイントアップする。《BK チート・コミッショナー》に貫通攻撃だ!」

「罠カード《立ちはだかる強敵》を発動! 《大牛鬼》の攻撃対象モンスターを、《No.54 反骨の闘士ライオンハート:攻撃力100・R1》に変更してもらう。このカードは戦闘破壊されない。オーバーレイ・ユニット1体を取り除けば、戦闘ダメージを反射できる」

「何だとっ⁉」

 黒衣が怪物メガホンで煽る。大蜘蛛が乗せられて猛進していく。獅子闘士が拳を振りあげて、《大牛鬼》を殴りつけた。ガントレットから生えている金属爪が、牛男の上半身へと喰いこむ。《ビッグバン・シュート》でのパワーアップが災いしたようだ。2900ポイントの反射ダメージが、氷室を敗北へと導いた。巨躯が崩れ落ちていき、闇の侵入を許してしまう。

「悪いな。バリアンワールドのため、犠牲になってもらうぜ」

 憂いを含んだ視線を、こちらへと向けてきた。闇球体が単眼で笑いながら、氷室の口中へと潜りこんでいく。この男は人間でない。シグナ-サインが疼きだす。



「自己紹介するぜ。俺はアリト。こちらが、ミザエルさんだ」

 アリトが右手で示した。貴公子然とした青年が、俺を刺すように観察している。どこまでも怜悧な瞳だ。金の長髪を、左側のみ翼のごとく跳ねあげている。アリトが足を踏みだした。デュエル・ディスクを左腕に装着している。ジャックも負けじと、長身を乗りだした。

「貴様。クロウを倒したそうだな」

「本当に強かったぜ。ウィンちゃんに振られて残念だったが、最高に楽しいデュエルだったよ」

 いかにも陽気な態度を掠めさせられて、ジャックが歯ぎしりをした。悲鳴や怒号が聞こえてくる。今でも、闇の決闘者たちが暴走を続けているのだ。氷室も無表情のまま起きあがり、どこかへと走りだす。その額では、バリアンの紋章が煌めいていた。アリトの溜息が、風に流された。

「お前たちの目的は何だ? どうして、シティを混沌へ落そうとする?」

「バリアンワールドの崩壊を止めるためだよ」

「本来なら、あの人間世界を生贄にする予定だった。旧支配者が崩壊させたから、この世界を選択せざるを得なくなったんだ。バリアンワールドはアストラル世界から分裂させられた。成り立ちからして不安定なんだよな。急速に膨れあがったせいか、世界自体が限界に差していやがる。核を安定させるためにも、ヌメロンコードが必要となる。それもアストラルがグランド・ナンバーズに分解したせいで、異世界へ投げこんだせいで、探すのが大変だ」

 アリトの説明が理解しにくい。怒りと焦燥を吐いているようだ。

「ヌメロンコードの断片、グランド・ナンバーズを疑似的に創生するためには、人間の闇を培養する必要がある。他の方法も探したが、一向に発見できない。だから、ドン・サウザンドの欠片を蒔いているんだよ。迷惑な話だが、ネオドミノを侵略させてもらうぜ!」

 バリアンは自分たちの世界を守るために、闇を拡散しているのか。旧支配者は異世界をも崩壊させたのか。バリアンなりの正義があるとはいえ、俺たちも引けない。

「アリト。喋りすぎだ」

 ミザエルが同胞を睨みすえた。アリトが申し訳なさそうに、視線を斜めに落とす。

「貴様らにも事情があるとはいえ、ジャック・アトラスは見過ごせない。デュエルで決着をつける。アリトと言ったな? 遠慮なく倒させてもらうぞ!」

「俺も負けられないんでな。もう、浮ついていられない。本気のカウンター戦術で迎えるぜ!」



『デュエル!』



【1ターン目:アリト】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。《獄炎のアルテミス:攻撃力1600・Lv4》を攻撃表示で召喚。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 深紅色のマントがひるがえる。赤い機械天使が浮遊しだした。《豊穣のアルテミス》の属性違いだ。カウンタートラップが発動されるたびに、デッキから炎属性の戦士族か天使族モンスターをサーチできる。ただし、1ターンに1度のみ。セットカードは間違いなく、カウンター罠であろう。

 ジャック。気をつけるんだ。



【2ターン目:ジャック】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アリト:《獄炎のアルテミス:攻撃力1600・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「下手な小細工を弄しているようだが、パワー・タクティクスで粉砕するのみ。俺のターン、ドロー。相手フィールドのみにモンスターが存在する。手札から《バイス・ドラゴン:攻撃力1000・Lv5》を特殊召喚する。この方法での特殊召喚により、攻守は半分となる」

「《トラスト・ガーディアン:攻撃力0・Lv3・チューナー》を召喚」

「レベル5《バイス・ドラゴン》に、レベル3《トラスト・ガーディアン》をチューニング!」

「王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を見るがいい! シンクロ召喚! 我が魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》!」

「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で《獄炎のアルテミス》に攻撃する」


『灼熱のクリムゾン・ヘルフレア!』


 黒き魔竜が呼びだされて、ビル上空へ飛びあがった。ジャックが最も信頼している相棒だ。竜口を開いて、猛炎を吹きつける。何もかもを溶かす灼熱が、《獄炎のアルテミス》に噛みつこうと迫る。《レッド・デーモンズ・ドラゴン》に見惚れながらも、アリトは素早く対応をする。セットカードが起きあがった。劫火なるブレスは、エネルギーの渦へと呑みこまれていく。

「カウンター罠《攻撃の無力化》を発動したぜ。《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了させる。《獄炎のアルテミス》のエフェクト発動。デッキから《BK ラビット・パンチャー》を手札に加える」

 《獄炎のアルテミス》の両翼が赤光に包まれた。相手デッキから《BK ラビット・パンチャー》が飛びだして、主の手元へと舞いこむ。カウンター罠が発動されるたびに、カード・アドバンテージを増やされる。一刻も早く倒さなければいけない。

「ちょこざいな。カード2枚をセットして、ターンを終了する」



【3ターン目:アリト】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
アリト:《獄炎のアルテミス:攻撃力1600・Lv4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ジャック:《レッド・デーモンズ・ドラゴン:攻撃力3000・Lv8》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》か。《トラスト・ガーディアン》をシンクロ素材にすると、戦闘破壊への耐性も得るのかよ。こいつを攻略したくて、ワクワクするぜ! 俺のターン、ドロー。《BK ラビット・パンチャー:攻撃力800・Lv3》を召喚する」

「魔法カード《攻撃封じ》を発動! 《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を表側守備表示に変更する。《BK ラビット・パンチャー》でアタックだっ! こいつが守備表示モンスターへ攻撃するとき、ダメージ計算を行わずに破壊できるんだぜ!」

 魔法効果を受けて、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が路面へと叩きつけられた。守備体勢へと屈まされる。覆面ゴーグルのボクサーが間合いをつめてきた。赤髪が踊りあがる。背後に回りこみ、後頭部へのストレートパンチを叩きこんできた。ジャックも対策を仕掛けている。黒鎖十数本が四方八方から撃ちだされて、《BK ラビット・パンチャー》を絡めとろうとする。

「永続罠《デモンズ・チェーン》を発動した。《BK ラビット・パンチャー》は攻撃不能となり、モンスター効果も封じられる。攻撃力800を晒すがいい!」

「ライフを1000ポイント払い、カウンター罠《盗賊の七つ道具》を発動! 《デモンズ・チェーン》の発動を無効にして破壊する。《獄炎のアルテミス》のエフェクトにより、デッキから《BK スウェーバック:攻撃力0・Lv4》を手札に加える」

 ラビットパンチが炸裂した。《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が苦悶を零して、地面に倒れこんだ。

「《獄炎のアルテミス》でダイレクト・アタック!」

 機械の振動音が響いてくる。《獄炎のアルテミス》の顔面中央、紋様から光線が発射された。ジャックの胸を貫いて、ライフを2400ポイントにまで焼きつくす。コストを払ったことにより、アリトのライフも3000ポイントにまで減っている。デュエルを楽しみながらも、双眸で真剣さが燃えさかっている。これがバリアンの実力なのか。ジャックが起きあがり、相手を睨みつける。

「カード1枚をセットして、ターンエンドだ」





【TF-その52】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!
アリト強い!
まだエクシーズ召喚してないのにジャックを圧してますね!
闇太郎さんオリジナルのミザエルがどんなデュエルをするかも楽しみです!

あと、指摘になっちゃいますが、デュエル2ターン目のジャックの台詞、「パワー・タクティスク」ではなく、「パワー・タクティクス」だと思います。
細かくてすいません!

次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 こちらの七皇は強めになっています。カウンター戦術ということで、パーミッション使いです。ミザエルは更に強いです。

 ご指摘ありがとうございます。スペルミスですね。訂正しました。
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