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TF-54 セイクリッドの輝き! ツァン・ディレVSヴァルゴ

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 ツァン・ディレが主役です。ウィンは前作で敵役でした。

 ボクのママはヤァン・ディレという。プロ決闘者としては尊敬できるけど、愛情の重すぎる人だった。パパも苦労したという。彼女から離れるように、デュエル・アカデミアの女子寮で暮らしだした。他人との距離を上手く取れない。友達も少なかった。宮田さんと雑談する程度だったかな。学問に励みつつ、デュエルに邁進する毎日を送っていた。

 《真六武衆》で勝率を高めたせいか、ボクは自信満々だった。WDGP予選ではルアに敗北するも、スターチップを順調に集められた。日が傾いてきた午後に、ウィン・カーウィンと出会った。穏やかな表情をしているけど、額眼が憎悪に満ちている。

「初めまして。私はウィン・カーウィンと申します。とーっても可愛いですねぇ。あはははっ! 激痛と苦痛を交わしながら、愛のデュエルを語りあいましょう!」

 狂気の眼差しが注いできた。美少女ばかりを狙うデュエリスト、三眼の魔女か。シェリー・ルブランすらも倒したと聞いている。《六武の門》から戦国武者を展開するも、ライフレス・コンボに惨敗させられた。闇の決闘により、入院生活を余儀なくされたんだ。彼女への恐怖に支配されてしまい、立ち直るのにも苦労したよ。


「御存じですか? ウィンさんがアカデミアに入学してくるそうですよ」


 宮田さんが嬉しそうに跳ねていた。彼女だって被害者なのに、信じられない。ウィンは邪神に憑かれた被害者であり、あの行為も彼女の意思でない。そういう情報を耳にしても、感情的には納得できない。おまけに、ボクのルームメイトになるという。復讐してやるために受け入れたからね。彼女を徹底的に敗北させて、トラウマを乗り越える。虐めは嫌いだけど、嫌がらせもしてやるさ。ボクは鼓動を抑えながら、彼女の到来を待っていた。

 額の恐眼が消えている。素直で優しい子だ。記憶喪失だけど、そんな不安定さも感じられない。デュエルをしてみれば、すっかりとスタイルが変化していた。本当に違うんだね。そんな彼女は、ウィン・カーウィンと別人扱いにされていった。目にする全てが新鮮と感じるらしく、純真無垢な反応を魅せていた。3ヵ月近くが経過した今では、親友状態となっている。彼女に引っ張られるように、ボクにも友情の輪が広がっていった。恵さんとも会話するようになり、友達同士で遊ぶ機会もできていった。そんな幸せも、バリアンに壊されようとしているんだ……。



「ツァン・ディレさん。デュエルを始めましょう」

 墨汁を少しずつ混ぜたように、曇天が濃くなってきた。ヴァルゴが嫣然とした表情で、ボクを見つめている。どこかで目にしたような顔だな。《クイーンマドルチェ・ティアラミス》と似ているかも。そんなことを考えている場合じゃない。彼女は変身能力でアキさんを倒したけど、彼女自身は強いのだろうか? 自信あるような口ぶりから、最大の警戒態勢で当たるべきだ。

「きゃっ! 何なの⁉」

 ウェイトレスさんが悲鳴をあげた。虚ろな表情のデュエリストたちが、周囲から迫ってくる。ゾンビのごとく不安定な足取りだ。ギャラリー決闘者にも絡んでいき、勝負を挑みだす。知っている人もいる。コナミくんに、藤原先輩まで……。

「アンタレスやキャンサーの頑張りで、シードが根付いてきたようね。シティにドン・サウザンドの闇が広まっているわ。闇の決闘者に敗北すれば、シードに感染される。デュエルができなければ、無抵抗に移されるだけ。私たちの計画は順調ね」

 ヴァルゴが穏やかに微笑んだ。おっとりした雰囲気だが、生々しい残酷さを孕んでいる。アキさんは横たわり、おぞましさを全身から湧きださせている。彼女も闇に支配されつつある。ヴァルゴを倒せば、十六夜先輩を救えるのだろうか。分からないが、バリアンと戦うしかない。ヴァルゴと睨みあっている今でも、デュエルが周囲で進行していく。

「私のターン、ドロー。儀式魔法《大首領の導き》を発動! 手札の《闇組織の戦闘員:攻撃力1000・Lv4》2体をリリースして、《闇組織の幹部-剣聖ビルゲニア:攻撃力2700・Lv8》を儀式召喚するわ! 私に跪きなさい! ダイレクト・アタック!」

 藤原先輩が無表情のまま、大男を圧倒していく。白顔の甲冑騎士が、相手プレイヤーを斬り払った。敗者へと闇が刻まれていく。藤原先輩が掌を上向けると、そこから暗黒玉が転がってきた。赤い眼球を開いて、のっそりと這いだす。倒れた決闘者の口中へと入りこむ。こうやって、ドン・サウザンドの闇が拡散しているのか。まるで、地獄の光景だよ。

「酷すぎる……」

「ごめんなさいね。でも、誰も死傷はしないわ。計画が完了すれば、ドン・サウザンドは消滅させる予定よ。バリアンにとっても、危険なモノだからね」

「さっきから、勝手なことばかり言わないでよ! ボクは許さないから!」



『デュエル!』



【1ターン目:ツァン・ディレ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「ボクの先攻、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 伏せておいたのは、《六武衆の侍従:守備力2000・Lv3》だ。通常モンスターだけど、壁モンスターとして頼りになる。このモンスターで様子見といこう。バウンス対策にカウンター罠《リ・バウンド》も仕掛けておいた。《強制脱出装置》が流行したので、デッキに投入しておいたのだ。セット状態で破壊されても、1枚ドローできて安心かな。



【2ターン目:ヴァルゴ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ツァン・ディレ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「1度はアストラルに敗北したけど、デッキは十分以上に改良したわ。どんな相手が来たって、もう何も怖くない! 私のターン、ドロー。相手フィールドのみにモンスターが存在するので、手札から《セイクリッド・シェアト:守備力1600・Lv1》を特殊召喚する」

 ヴァルゴがドローするだけで、黄金色の粒子が舞いだした。銀色に輝く水瓶が現れて、その中から白銀の甲冑天使が飛びだした。あふれた水滴が幻想的な光景を描いていく。

「《セイクリッド・シェアト》をリリースして、《セイクリッド・レスカ:攻撃力2200・Lv6》をアドバンス召喚! この召喚により、手札から《セイクリッド・アンタレス:守備力900・Lv6》を守備表示で特殊召喚するわ。この特殊召喚により、墓地から《セイクリッド・シェアト》を回収する」

 大柄な白銀戦士が降りてきた。鎧には鰭や鱗が描かれている。電気プラグが伸びたような獲物で二刀流。それらの柄頭同士がプラズマでつながっている。そいつが右手をかざすと、細身の人型機甲が降臨した。サソリ状の尻尾で威嚇しだす。《セイクリッド》は星座を体現したシリーズのようだ。ヴァルゴにアンタレスと、バリアン自身も星座を基にしたネームをつけられている。同レベルのモンスターが揃ったということは……。

「永続魔法《セイクリッドの星痕》を発動! レベル6《セイクリッド・レスカ》と《セイクリッド・アンタレス》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《セイクリッド・トレミスM7:攻撃力2700・R6・O×2》をエクシーズ召喚!」

「《セイクリッド》のエクシーズ・モンスターを特殊召喚したので、《セイクリッドの星痕》のエフェクトを発動するわ。デッキからカード1枚をドローする」

「オーバーレイ・ユニット1体を取り除いて、《セイクリッド・トレミスM7》のモンスター効果を発動! そのセットモンスターを手札へ戻す」

「バウンス効果が発動したね。知っている? リバウンドを征する者は、ゲームを征するってね! カウンター罠《リ・バウンド》を発動! 《セイクリッド・トレミスM7》のモンスター効果を無効にする。相手フィールドのカード1枚、《セイクリッド・トレミスM7》を墓地に送る」

 《セイクリッド・レスカ》と《セイクリッド・アンタレス》が光渦へ吸いこまれて、白い機械竜が呼びだされた。黄金で縁取られており、美しい装飾を成している。羽は小宇宙を映しだしており、すぅっと見惚れてしまう。モンスター効果は強力だが、巡りあわせが悪かったようだね。トラップの力により、強制的に墓地へと引きずりこまれていく。ヴァルゴは感心気に眺めこむ。

「この程度では通じないか。魔法カード《セイクリッドの超新星》を発動。墓地から《セイクリッド・レスカ》と《セイクリッド・アンタレス》を手札に加える。手札から速攻魔法《リロード》も発動しておくわ。手札全てをデッキへ戻して、デッキからカード4枚をドロー」

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 《セイクリッドの超新星》が発動したターンは、バトルフェイズを行えないようだ。彼女のエクストラ・デッキには、ランク6のエクシーズは存在しない。レベル6《セイクリッド》を処理して、手札を更新したのか。《セイクリッド・シェアト》を特殊召喚して壁にできたのに。あえて、そうしてみた感じだけど。



【3ターン目:ツァン・ディレ】LP4000、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
ツァン・ディレ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。

ヴァルゴ:永続魔法《セイクリッドの星痕》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「ボクのターン、ドロー。フィールド魔法《六武院》を発動するよ。《六武衆》が召喚・特殊召喚されるたびに、このカードに武士道カウンター1つが乗せられる。相手フィールドの表側表示モンスターの攻守は、武士道カウンター1つにつき、100ポイントダウンする」

「《六武衆の侍従:攻撃力200・Lv3》を攻撃表示に反転召喚。《六武衆の影武者:攻撃力400・Lv2・チューナー》を召喚」

「罠カード《エクシーズ・リボーン》を発動! 墓地から《セイクリッド・トレミスM7:攻撃力2700・R6・O×0》を特殊召喚して、このカードをオーバーレイ・ユニットにするわ。《セイクリッドの星痕》の効果で、カード1枚をドローする」

 ソリッド・ヴィジョンはフィールドを変転させた。《六武の門》が建ちあがり、その奥から《紫炎の道場》が覗かれる。《紫炎の霞城》が不気味に見下ろしてくる。枯木が並ぶ門前に、侍が集結していく。ヴァルゴは《真六武衆-キザン》のロック効果に警戒をしたのか。先手を打って、《セイクリッド・トレミスM7》を復活させた。攻撃力は高くとも、戦国武将の下では意味無いけどね。

「レベル3《六武衆の侍従》に、レベル2《六武衆の影武者》をチューニング!」

「乱世の覇者よ。天下泰平をもたらすために、軍勢を率いてフィールドに突撃せよ。シンクロ召喚! 《真六武衆-シエン:攻撃力2500・Lv5》!」

「《六武》の存在により、手札から《真六武衆-キザン:攻撃力1800・Lv4》を特殊召喚する。これで、武士道カウンターは3つになった。《セイクリッド・トレミスM7》の攻守は300ポイントダウンするよ。《真六武衆-シエン》で斬り捨て御免!」

 赤い鎧武者が黒羽を広げて、機械竜へと斬りかかった。芸術的な美体を、容赦なく日本刀の餌食としていく。太刀筋すらも視認できない神速剣が、《セイクリッド・トレミスM7》をバラバラに砕いた。100ポイントの戦闘ダメージを与えられた。これで、終わらないっ!

「《真六武衆-キザン》でダイレクト・アタック!」

 黒き武者が腰を屈めてから、柄へと手をかける。猛然と走りこみ、刀閃を手前に広げた。ヴァルゴの首皮に、刃部分が喰いこんだ。ソリッド・ヴィジョンでなければ、生首が飛んでいただろう。1800ポイントもの戦闘ダメージが、彼女のライフを2100ポイントにまで追いこむ。ヴァルゴの眉が少しばかり歪んだ。優雅さを保ちたいようだが、そんな余裕は与えない。

「あんたを絶対に倒すからね。ボクだって、バリアンは怖くないから!」





【TF-その54】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!
いきなりセイクリッド・トレミスM7出しましたね!
そんなことより、僕はツァンのお母さんの名前に突っ込みたいです(笑)
ヤンデレってなんですかヤンデレって!
お父さん死んじゃいますよ!!

バリアンは七皇以外もみなさん強いですね!

次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

  《セイクリッド・トレミスM7》は重ねて特殊召喚するものですけど、今回はレベル6モンスターも活躍させたく、ダイレクトにエクシーズ召喚させました。

 ツァン・ディレのママということで、ヤァン・ディレ。パパさんがやばいです。愛されるほどに。
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