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TF-56 アンデット・ワールドの包囲網! レイン恵VSアンタレス

遊戯王カード エヴォルド・エルギネル [エクストラパック -ソード・オブ・ナイツ] 収録カード遊戯王カード エヴォルド・エルギネル [エクストラパック -ソード・オブ・ナイツ] 収録カード
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遊戯王オフィシャルカードゲーム-ソード・オブ・ナイツ

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 《エヴォルダー》とアンデットのバトルです。

「食うかい?」

 アンタレスが林檎を投げた。レイン恵が両手でキャッチする。赤い燐光に包まれており、甘い香りが漂ってくる。惹かれるように噛んでみると、喉に清風が吹き抜けていった。意識が明瞭となり、全身から怠さが抜けていく。レイン恵は体調を崩していたが、一瞬にして全快したようだ。ポニーテールの少女が黒球体を突きだして、そこへノスフェラトウ中島を吸いこませた。

「人間は不便だよな。体調管理をしないと、全力で決闘ができないんだからさ。私のエネルギーを、その林檎に注入したんだ。これで、ハンデ無しの決闘ができるだろ?」

 林檎の芯をダストボックスに投げこむ。奇妙な魔法で治してくれた。目的は正々堂々とデュエルをするためか。フェアプレイ精神には好感を抱けるが、惨劇を招いた張本人だろう。絶対に倒さなければいけない。レイン恵はアンタレスを睨みつける。三毛猫が心配そうに近づいてきた。いつも餌をあげている地域猫さんだ。アンタレスも視線を追う。

「安心しな。シードは人間だけに感染するもんだ。猫には問題ないよ」

 曇天は濃さを増していき、肌寒さも染みこんでくる。ホットパンツで脚丸出しだけど、アンタレスは平気そうだ。周囲からの悲鳴が止まない。闇の浸食が広がっている。

「それじゃあ、始めようか。闇の真剣デュエルを」

 アンタレスが顔全体を傾けて、唐揚げを口中へ放りこんだ。デュエル・ディスクをセットして、決闘体勢にかまえこむ。八重歯が肉食獣のように光った。



『デュエル!』



【1ターン目:アンタレス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私の先攻、ドロー。最初は様子見といこうか。《エヴォルド・エルギネル:攻撃力0・Lv2》を召喚。このカードをリリースして、魔法カード《強制進化》を発動! デッキから《エヴォルダー・ぺルタ:守備力2000・Lv4》を特殊召喚する」

 古代世界の水域に生息していたというエルギネルペトン。デザイン元から変えられており、黄色い体躯に小羽が生えている。その背中が割れていき、四足恐竜が跳びだした。背中部分より棘を生やして、いかにも硬そうな肉体をしている。質量保存の法則を無視した変態であるが、気にしないでおこう。《エヴォルド》により特殊召喚されると、守備力が500ポイントほどアップするようだ。

「《エヴォルド・エルギネル》がリリースされ墓地へ送られた。デッキからカード1枚をドローする。手札の恐竜族モンスター《エヴォルダー・ダルウィノス》をデッキへ戻して、デッキから《エヴォルド・オドリケス》を手札に加える。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 爬虫類から恐竜へと進化した。それこそが、デッキテーマのようだ。



【2ターン目:レイン恵】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アンタレス:《エヴォルダー・ぺルタ:守備力2500・Lv4》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。フィールド魔法《アンデットワールド》を発動。互いのフィールドと墓地のモンスターは、アンデット族となる」

「《闇竜の黒騎士:攻撃力1900・Lv4》を召喚。魔法カード《守備封じ》を発動して、《エヴォルダー・ぺルタ:攻撃力1100》を攻撃表示に変更。《闇竜の黒騎士》でアタック」

 アンタレスが嫌そうな顔をしだした。大量の頭蓋骨が、毒沼の周辺一帯に転がっている。腐肉へ集っている蛆虫ども。ぬめっとした微風に、腐臭が運ばれていく。白き屍竜に、骸骨騎士が乗りこんでいる。《エヴォルダー・ぺルタ》へと飛翔して、がぶりと噛みついた。騎士も剣で刺しこんでいく。《エヴォルダー・ぺルタ》の肉は、沼蟲に喰われていった。800ポイントもの戦闘ダメージが、相手ライフを3200ポイントまで砕いていく。

「ゾンビだらけで、最悪なフィールドじゃねぇか。《エヴォルド》で特殊召喚された《エヴォルダー・ぺルタ》が戦闘破壊された。デッキから《エヴォルド・カシネリア》を手札に加える」

「《闇竜の黒騎士》のモンスター効果を発動する。戦闘破壊されたアンデット族《エヴォルダー・ぺルタ:守備力2000・Lv4》を、相手墓地から特殊召喚する」

 屍竜が唸りを吐きだすと、恐竜が紫沼から這いあがってきた。ゾンビ化しているために、その肉は崩れ落ちようとしている。《アンデットワールド》の支配下では、モンスターはアンデット族にされてしまう。種族デッキはサポート使用不可となり辛いものだ。アドバンス召喚も封じられるから。アンタレスが手札を見遣り、表情を引き締めだした。対策があるのだろうか。

「ターン終了。手札から速攻魔法《ネクロマンシーの報酬》を発動。相手墓地からアンデットを特殊召喚したエンドフェイズに発動できる。デッキからカード3枚をドローして、手札2枚を墓地へ送る。《ゾンビキャリア》を墓地に送れた」



【3ターン目:アンタレス】LP3200、ドローフェイズ後の手札5枚

(フィールド)
アンタレス:魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

レイン恵:《闇竜の黒騎士:攻撃力1900・Lv4》が攻撃表示。《エヴォルダー・ぺルタ:守備力2000・Lv4》が守備表示。フィールド魔法《アンデットワールド》が発動中。


「私のターン、ドロー。魔法カード《多様進化》を発動。デッキから《エヴォルダー・ケラト》を手札に加える。永続魔法《進化の代償》を発動するよ」

「《エヴォルド・オドリケス:攻撃力500・Lv2》を召喚。この召喚により、手札から《エヴォルダー・ケラト:攻撃力1900・Lv4》を特殊召喚する。種族と関係ねぇエフェクトだから、問題なく発動できるよね。この効果で特殊召喚した《エヴォルダー・ケラト》は、攻撃力200ポイントアップ!」

「《エヴォルド》により特殊召喚したから、《進化の代償》のエフェクトだ。フィールドのカード1枚、《アンデットワールド》を破壊する。気味の悪いフィールドには消えてもらう!」

 世界最古の亀、オンドリケス。それが元になったモンスターが、小羽を震わせる。中型の獣脚恐竜ケラトサウルスこと、《エヴォルダー・ケラト》が腐食地帯へ呼びこまれた。ゾンビ恐竜が咆哮すると、フィールド全体が粒子となり分解されていく。《アンデットワールド》の呪縛は解かれ、《エヴォルド・オドリケス》らはカラフルなボディを取り戻す。アンタレスが両目を輝かせた。

「ようやく、死臭から逃れられたよ。すっきりしたところで、攻撃させてもらうよ。《エヴォルダー・ケラト》で《闇竜の黒騎士》を攻撃する」

 黄色き二足恐竜が走りこみ、骸骨騎士を噛みあげた。屍龍を爪で裂いていく。200ポイントの戦闘ダメージが、レイン恵のライフを3800ポイントにまで減らす。

「《エヴォルダー・ケラト》が相手モンスターを戦闘破壊したからね。デッキから《エヴォルド・ナハシュ》を手札に加える。爬虫類族モンスター《エヴォルド・オドリケス》をリリースして、罠カード《突然進化》を発動! デッキから《エヴォルダー・テリアス:攻撃力2400・Lv6》を特殊召喚!」

 バトルフェイズ中に呼びだされたのだ。攻撃が可能である。《エヴォルダー・ぺルタ》へと襲いかかってきた。黒羽を広げながら、硬質な背中を噛み砕いていく。守備力2000も、大型肉食恐竜の前では豆腐に等しい。モンスターは見事に全滅してしまった。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」



【4ターン目:レイン恵】LP3800、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
アンタレス:《エヴォルダー・テリアス:攻撃力2400・Lv6》&《エヴォルダー・ケラト:攻撃力2100・Lv4》が攻撃表示。永続魔法《進化の代償》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

レイン恵:無し。


「私のターン、ドロー。魔法カード《生者の書-禁断の呪術-》を発動する。墓地から《闇竜の黒騎士:攻撃力1900・Lv4》を蘇生させて、相手墓地から《エヴォルド・エルギネル》を除外する。さらに、手札1枚をデッキトップへ戻すことにより、《ゾンビキャリア:守備力200・Lv2・チューナー》を墓地から特殊召喚。シンクロ素材が揃った」

「レベル4以上の恐竜族モンスター《エヴォルダー・ケラト》をリリースして、手札からレベル3以下の爬虫類族モンスター《エヴォルド・ナハシュ:守備力2000・Lv2》と《エヴォルド・カシネリア:攻撃力1600・Lv3》を特殊召喚する」

「《イモータル・ルーラー:攻撃力1800・Lv4》を召喚。このカードをリリースして、墓地からフィールド魔法《アンデットワールド》を手札に加える」

「また、ゾンビのフィールドかよ。まぁ、いいや。爬虫類族モンスター《エヴォルド・ナハシュ》をリリースして、罠カード《突然進化》を発動! デッキから《エヴォルダー・ダルウィノス:攻撃力2200・Lv5》を特殊召喚する」

「モンスターが一気に増えたんで驚いているだろ? 《エヴォルド・ナハシュ》がリリースされたから、デッキより《エヴォルダー・エリアス:守備力2400・Lv6》を特殊召喚する。《エヴォルド》で進化召喚したんだ。《進化の代償》の永続効果を発動! 《闇竜の黒騎士》を破壊する。チューナーだけ残されても、無力だよなっ!」

 蛇モンスターがリリースされて、首長恐竜と翼竜が飛びだしてきた。《エヴォルダー・ダルウィノス》が滑空してきて、《闇竜の黒騎士》を足爪で切り裂いた。運用次第では毎ターンのように破壊効果を発揮できる。《進化の代償》の恐ろしいところだ。《デスカイザー・ドラゴン》をシンクロ召喚して、《バスター・モード》で強化する予定だったが。こうなれば、ブラフとしてセットしておくしかない。エースモンスターを召喚させない決闘者は強敵だ。

「フィールド魔法《アンデットワールド》を発動。カード1枚をセットして、ターン終了」



【5ターン目:アンタレス】LP3200、ドローフェイズ後の手札1枚

(フィールド)
アンタレス:《エヴォルダー・テリアス:攻撃力2400・Lv6》&《エヴォルダー・ダルウィノス:攻撃力2200・Lv5》&《エヴォルド・カシネリア:攻撃力1600・Lv3》が攻撃表示。《エヴォルダー・エリアス:守備力2400・Lv6》が守備表示。永続魔法《進化の代償》が発動中。

レイン恵:《ゾンビキャリア:守備力200・Lv2・チューナー》が守備表示。フィールド魔法《アンデットワールド》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《エヴォルド・ウェストロ:攻撃力700・Lv3》を召喚」

「レベル3《エヴォルド・カシネリア》と《エヴォルド・ウェストロ》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《グレンザウルス:攻撃力2000・R3・O×2》をエクシーズ召喚! こいつで、《ゾンビキャリア》を攻撃するよ! 相手モンスターを撃破したとき、ORU1体を取り除くことで、相手ライフに1000ポイントのダメージを与えるんだ」

 赤きティラノザウルスが、火炎を噴きあげながら突進してきた。太足が大地を揺らしめる。《アンデットワールド》の領域下にあるため、その姿は禍々しいものへ堕ちている。その背後では、腐りはてた恐竜軍団が攻撃態勢に入っている。この総攻撃により、レイン恵の敗北は確定した。倒れ果てる寸前に、三毛猫たちが駆け寄ってきた。アンタレスに向かって威嚇をあげる。その健気さに、彼女の表情が曇っていく。アンタレスはシードを取り出して、敗者へと埋めこんだ。



「これで、アカデミアでの活動は終わりか。レイン恵と言ったね? あんたも、そんな恰好じゃ恥ずかしいだろ? 制服に着替えてきな。それにしても、闇のデュエルってつまんねぇな……」





【TF-その56】




「私のターン、ドロー。《M・HERO ディエンド:攻撃力1700・Lv4》を召喚。手札から《マスク・チェンジ》を捨て、モンスター効果を発動します。エクストラデッキから《M・HERO ダーク・ロウ:攻撃力2400・Lv6》を召喚条件を無視して特殊召喚!」

「《M・HERO ダーク・ロウ》が特殊召喚されたとき、相手のセットカード1枚を除外します。《月の書》で裏守備表示となった《ライトロード・アーク ミカエル》を効果対象にしますね」

 仮面戦士の頭部に、いくつものブルーボードが刺さっていく。《M・HERO ディエンド》が次元銃をかまえこんで、空間を撃ち抜いた。《M・HERO ダーク・ロウ》が異世界から渡ってくる。黒き狼戦士。そいつが跳躍を遂げて、セットカードを爪で切り裂いた。

「《M・HERO ダーク・ロウ》でダイレクト・アタック!」

「宮田さん……」

 両肩と胸部分にあるウルフヘッドが吠えあがる。大庭ナオミへ跳びかかり、彼女のライフを喰らいつくす。宮田ゆまがシードを吐きだして、倒れた敗者へと呑みこませた。




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

絶望が振りまかれてますね・・・。
バリアンもシードを植えつけられたデュエリストも強い・・・。
面白い展開になりそうで楽しみです!

次回も待ってますね!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 七皇以外のバリアンも強いです。宮田ゆまやレイン恵も強豪なので、決戦では苦労しそうです。
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