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TF-59 神を喰らうナンバーズ! チーム・ラグナロクVSキャンサー

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 新たなるバリアン少女・キャンサーが初デュエルをします。

「アカデミアの生徒は全滅させたよ。十数人は倒してきたけど、本当に苦戦した。宮田ゆまに追いつめられたしな。強い決闘者を感染させたんで、予想以上に闇が広がっている。ミザエル様が連れてきた精鋭部隊が、シティ以外も攻めているらしい。ペルセウスの情報からすると、この惑星中がドン・サウザンドの支配下になりそうだな。作戦終了後に除去するのが大変そうだよ」

「今、ヴァルゴと合流したところ。ルカっていうシグナーと戦っているみたい。《セイクリッド・シェアト》のレベルを、《セイクリッド・エスカ》に合わせたか。じきに勝負がつきそうだね。キャンサーは、どうなの? あんただったら楽勝っしょ?」

「そうでもないかな。けっこう、苦戦を舐めているよ。シェリーは強かったし、チーム・ユニコーンにも敗北しかけた。3人まとめて倒そうとしたのが、駄目だったのかなぁ」

「一度に3人を相手したの? 相変わらず、面倒なことしてんな。あんたの実力があれば、それぐらい余裕だろうけどね。そうそう。ミザエル様が不動遊星を倒したらしいよ。アリト様はジャック・アトラスに勝利したとさ。もう、私らに対抗できる決闘者はいない。作戦は完璧だね。うわっ! ヴァルゴは容赦ないよなぁ。《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》をバウンスして、ダイレクト・アタックの連続かよ。クロウとルア以外のシグナーは全滅か」

「ヴァルゴは、変身能力を使わなくても強いからね。グランド・ナンバーズは創れそうだけど、油断はいけない。海馬コーポレーションの本部ビルで、グランド・ナンバーズ製造装置を起動させないと。その前に、チーム・ラグナロクに勝たなきゃ。向こうから来たんだ。このキャンサーちゃんが、しっかりと戦わさせてもらいますよっ!」

「実力チームらしいじゃん。キャンサーも大変だな。勝てると信じているけど、応援するよ。ルカへのシード注入も終わったことだし、クロウを探してみるわ。そろそろ、《エヴォルカイザー・ウロボロス》も披露したいからさ。じゃあなっ!」

 挨拶を交わしあい、キャンサーは通信装置を切った。瘴気が空全体を覆いつくしている。闇の決闘者どもが彷徨っている。地獄と化したシティを、青髪少女が眺めこむ。彼女が振り返ると、3人の男が近づいてきた。デュエル・ディスクをセットして、戦闘体勢にかまえこむ。



「闇の決闘者だけでなく、バリアンの精鋭部隊までも倒してきたんだ? さすがだね。北欧神の加護とやらで、ドン・サウザンドの闇を受けつけないのか。やつけた後は、クリスタルに封印しちゃおうかな。デュエルを始めるけど、私からルールを提示するよ。4人でのバトルロワイヤル。それぞれのプレイヤーは、最初のターンに攻撃できない。これで、問題は無いよね?」

 ショートヘアーの少女が問いかけきた。白衣の下には、学生服を着用しているようだ。クリーム色の上着に、チェックのボックス・プリーツスカート。赤いリボンで、首元を飾っている。

「いいのかよ? あんたが不利なルールだけどな。この状況だ。遠慮なく攻めさせてもらうぜ!」

 ブレイブは彼女を、年頃の少女だと扱っていない。敵だと認識している。

「攻めてもいいけど、ルールを確認していくよ。例えば、私が《ライトニング・ボルテックス》を発動させた場合ね。相手プレイヤー1人を選択して、そのフィールドに存在する表側表示モンスター全てを破壊する。《ブラック・ホール》を発動した場合は、全プレイヤーのモンスターを破壊する。互いのフィールドにかかる効果は、全員のフィールドに影響するということ。理解できた?」

 ドラガンが眉をしかめた。ブレイブと視線で確認しあう。ますます、自分の首を絞めるようなモノだから。何を企んでいるのだろうか? 腰を曲げて、指を突きつけてきた。元気少女の戯れにも見えるが、彼女は人間ではない。バリアンという異世界人だ。

「フィンブルの冬が何度訪れようと、私たちは戦うまでだ」

「私が言えた義理じゃないけど、この世界も災難に遭いまくっているよね。バリアンワールドを崩壊させないためにも、作戦は最後まで完遂させてもらうよ。ドン・サウザンドの闇は、グランド・ナンバーズの完成後に除去する。そんなことを言っても納得してくれないよね。それじゃあ、デュエルを始めようか? 本気を出したいから、結界を張らせてもらうよっ!」


『バリアルフォーゼ!』


 キャンサーが海色に輝いて、浮遊しだした。たくさんの水泡が湧きだして、彼女の姿を変えていく。露出した肩も、素顔も青い燐光で覆われている。ブルーの戦士衣装。スカートは二重になっているようだ。腹部はビスチェのようなモノで巻かれている。彼女が髪を撫であげると、金の髪飾りが出現した。フォルテッシモを表現しているのか、Fが並んだデザインをしている。華麗に着地すると、絨毯床が泡を吐きだす。海底にいるかのごとく、視界が揺らいでいる。

「これは、何だ……?」

 ハラルドが見渡すのも無理はない。惨憺たる市街地は消え去っており、広大な音楽ホールにいるから。異形の演奏者どもが、オーケストラを流している。これが、バリアンの結界というものか。キャンサーの傍へと、黒影が跳びこんできた。紅い双眸で、デュエルを観戦しようとしている。

「ウルタールの黒猫だとっ⁉ まさか、バリアンと組んでいるのか……」

 ハラルドが両目を見開く。悲壮で勇ましい旋律を背景として、デュエルが始まる。



『デュエル!』



【1ターン目:ブレイブ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「薄気味の悪い舞台だな。3人がかりだが、手加減はしないぜ! 俺の先攻、ドロー。《極星霊スヴァルトアールヴ:攻撃力1000・Lv2・チューナー》を召喚。このカードをシンクロ素材とする場合、手札の《極星》2体を素材にできる」

「手札のレベル4《極星霊リョースアールヴ》とレベル4《極星將テュール》に、レベル2《極星霊スヴァルトアールヴ》をチューニング!」

「星界より生まれし気まぐれなる神よ、絶対の力を我らに示し、世界を笑え! シンクロ召喚! 光臨せよ、《極神皇ロキ:攻撃力3300・Lv10》!」

 隻腕の戦士が剣を振りあげると、精霊たちが集まってきた。光の柱が立ちのぼり、痩躯の北欧神が顕現する。天井近くまで浮遊して、舞台を愉快気に見下ろしている。

「カード2枚をセットして、ターンエンド」

 ブレイブは自信を露わに、エンド宣言を放った。伏せたトラップは、《フリッグのリンゴ》と《極星宝メギンギョルズ》だ。《極神皇ロキ》は自分バトルフェイズで発動された魔法・罠カードを封印できる。攻守共に優れた陣形であろう。手札には速攻魔法《異次元からの埋葬》も残してある。《極神》を復活させるためのモンスターも確保できる。



【2ターン目:ドラガン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ブレイブ:《極神皇ロキ:攻撃力3300・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。相手フィールドのみにモンスターが存在する。手札から《極星獣グルファクシ:攻撃力1600・Lv4》を特殊召喚! 魔法カード《二重召喚》を発動して、《極星獣タングリスニ:攻撃力1200・Lv3》と《極星獣タングニョースト:攻撃力800・Lv3》を召喚する」

「レベル3《極星獣タングリスニ》とレベル3《極星獣タングニョースト》に、レベル4《極星獣グルファクシ》をチューニング!」

「星界の扉が開くとき、古の戦神がその魔鎚を振りあげん。大地を揺るがし、轟く雷鳴とともに現れよ。シンクロ召喚! 光臨せよ、《極神皇トール:攻撃力3500・Lv10》!」

 荒馬に、白黒の山羊たちが呼応しあう。魔神が立ちあがり、筋骨隆々とした巨躯を漲らせた。手にしたハンマーを振るうだけで、円形ホールを崩壊させられそうだ。激烈なるパワーにより、相手モンスターの効果すらも封印できる。トリックスターな《極神皇ロキ》に、暴れん坊の《極神皇トール》! 神々がバリアン少女を見下ろしている。

「カード2枚をセットして、ターンを終了する」

 仕掛けたトラップは、《ミョルニルの魔槌》に《極星宝ブリージンガ・メン》。ドラガンも攻守共に備えは万端だ。バトルロワイヤルでは、1週目は攻撃できない。それが過ぎれば、神々による鉄槌が下されるであろう。圧倒的なアドバンテージ差も、簡単には埋められない。



【3ターン目:ハラルド】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ブレイブ:《極神皇ロキ:攻撃力3300・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ドラガン:《極神皇トール:攻撃力3500・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《極星天ヴァルキュリア:攻撃力400・Lv2・チューナー》を召喚。この召喚により、手札の《極星天ミーミル》と《極星天ヴァナディース》を除外することで、《エインヘリアル・トークン:攻撃力1000・Lv4》2体を特殊召喚する」

「レベル4《エインヘリアル・トークン》2体に、レベル2《極星天ヴァルキュリア》をチューニング!」

「北辰の空にありて、全知全能を司る皇よ! 今こそ、星界の神々を束ね、その威光を示せ!! シンクロ召喚! 天地神明を統べよ、最高神、《極神聖帝オーディン:攻撃力4000・Lv10》!」

 ヴァルキリーが白翼を羽ばたかせて、天上へと飛翔する。2つの光玉をまといて、最高神を呼び起こす。鍔広の帽子をかぶった老賢者が、グングニルを持ちあげた。《極神皇ロキ》や《極神皇トール》をも超える偉容さ。ここに、北欧神話の神々が揃った。たとえ破壊されても、墓地から特定チューナーを除外すれば、復活して追加効果も発動できる。かつて、不動遊星すらも苦しめた布陣だ。さすがに圧倒されたのか、キャンサーが唾を飲みこむ。

「カード3枚をセットして、ターンエンド」

 相手が強豪カードを出してきても、《極星宝グングニル》で破壊できる。《神の威光》により、神をカード効果より守れる。《オーディンの眼》でセットカードも確認できる。



【4ターン目:キャンサー】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ブレイブ:《極神皇ロキ:攻撃力3300・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ドラガン:《極神皇トール:攻撃力3500・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。

ハラルド:《極神聖帝オーディン:攻撃力4000・Lv10》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード3枚をセットしている。


「三極神とは言っても、デュエル・モンスターズのルールに従うしかないよね? 私のターン、ドロー。魔法カード《七星の宝刀》を発動! 手札のレベル7《ワルプルギスのサーカス団:攻撃力0》を除外して、デッキからカード2枚をドローする。このカードが除外された場合、自分カードはエンドフェイズまで無効にされないんだ」

「魔法カード《大嵐》を発動して、フィールドの魔法・罠カード全てを破壊するよ!」

 キャンサーが右腕を振りあげると、白マントが舞いあがる。どこからともなく、少女ダンサーが群れてきた。緑の長髪をしており、幼児がクレヨンで描いたような異形をしている。奇声で笑いあげながら、大鋏でセットカードを刻んでいく。ハラルドたちの仕掛けたトラップは、ことごとく破壊されていった。1枚のカードで、アドバンテージ差を埋めこめたようだ。

「《ワルプルギスのサーカス団》を使う必要もなかったようね。手札の水属性モンスター《水精鱗アビスヒルデ》を捨てることにより、手札から《水精鱗ディニクアビス:守備力2400・Lv7》を特殊召喚する。この特殊召喚により、デッキから《水精鱗オーケアビス:Lv3》を手札へ加える」

「《水精鱗アビスヒルデ》が墓地へ送られたので、手札から《水精鱗アビスパイク:攻撃力1500・Lv4》を特殊召喚! この特殊召喚により、手札の《水精鱗アビスマンダー》を捨てることで、デッキから《水精鱗アビスグンデ》を手札に加える」

 ホールの中空を、武装人魚たちが優雅に泳いでいく。美男美女の群れに、板皮類の魚人《水精鱗ディニクアビス》も混ざっている。激しい演奏に合わせるかのように、人魚が舞い踊る。華麗なる演目に、ハラルドたちは視線を奪われてしまう。一瞬であるが、人魚が醜悪な姿に変わった。

「《水精鱗オーケアビス:攻撃力1100・Lv3》を召喚して、モンスター効果を発動する。レベル7《水精鱗ディニクアビス》を選択するよ。デッキから《水精鱗アビスタージ:攻撃力1700・Lv4》と《水精鱗アビスリンデ:攻撃力1500・Lv3》を特殊召喚する。これらのモンスターのレベル合計は、選択モンスターを超えてはいけない。《水精鱗ディニクアビス》を墓地へ送る」

「《水精鱗アビスタージ》の特殊召喚により、手札の水属性モンスター《水精鱗アビスグンデ》を捨て、墓地から《水精鱗アビスヒルデ:Lv3》を手札に加える」

「《水精鱗アビスグンデ》が手札から墓地へ送られたので、《水精鱗ディニクアビス:守備力2400・Lv7》を墓地から特殊召喚する」

「ようやく、モンスターが揃った。ドルべ様から頂いたナンバーズを呼べるわ。レベル4《水精鱗アビスタージ》と《水精鱗アビスパイク》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.101 S・H・Ark Knight:攻撃力2100・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

「ORU2体を取り除いて、《No.101 S・H・Ark Knight》のモンスター効果を発動! 特殊召喚された《極神聖帝オーディン》を、このカードのORU扱いとして吸収する!」


『エターナル・ソウル・アサイラム!』


「破壊するでもなく、装備するでもなく、カードに重ねてしまうだとっ!」

 ハラルドが驚愕するのも無理はない。彼らの概念には存在しないエフェクトゆえに。白き空中戦艦めいたモンスターが、《極神聖帝オーディン》を存在ごと吸いこんだ。ブレイブとドラガンも呆然としている。オーケストラはテンポを早め、音響を高めていく。

 ウルタールの黒猫が、大きく尻尾を回した。





【TF-その60】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

チーム・ラグナロクVSキャンサーですか・・・
ただ・・・オーバーハンドレッド・ナンバーズ使っちゃうあたり、さやk・・・違った、キャンサーは相当のやり手ですね・・・。
勝負がどう転ぶかワクワクです!

それと、《極星宝フリージンガ・メン》ではなく、《極星宝ブリージンガ・メン》では?


次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想&ご指摘ありがとうございます。訂正します。

 水属性使いの実力者ということで、ドルべが渡しています。これで、オリジナル・バリアン3娘の元ネタが丸わかりですね。残り2人はいません。
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