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TF-65 悲劇の魔物降臨! トラゴエディア

遊戯王カード トラゴエディア / ストラクチャーデッキ-デビルズ・ゲート-(SD21) /遊戯王ゼアル遊戯王カード トラゴエディア / ストラクチャーデッキ-デビルズ・ゲート-(SD21) /遊戯王ゼアル
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遊戯王オフィシャルカードゲーム

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 意外な人物が登場するかも。

「カード1枚をセットして、ターンエンドだ」

 バクラのエンド宣言が、黒霧を渡っていく。モンスターの召喚をしなかった。その背後には、巨大なウィジャ盤が立ちあがっている。腐敗した指先が文字盤を示していき、DEATHというワードを完成させようとしている。現在、【A】まで進行しているようだ。ダーク・アストラルが息を飲みこむ。2文字が増えれば、永遠の奈落へと喰われてしまうのだから。



【6ターン目:ダーク・アストラル】LP1800、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
バクラ:永続罠《ウィジャ盤》と永続魔法《死のメッセージ「E」》&永続魔法《死のメッセージ「A」》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ダーク・アストラル:装備魔法《エクシーズ・ユニット》を装備した《CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル:攻撃力2200・R3・O×3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー」

「速攻魔法《闇の護風壁》を発動。このターン、俺様が受ける戦闘ダメージは0になる」

「ライフを削られないと安心しているようだな。貴様の勝利を担保しているのは、《死のメッセージ》のみ。それを除去すれば、貴様こそが奈落へと導かれる。手札から速攻魔法《サイクロン》を発動! 永続罠《ウィジャ盤》を破壊する。その特質上、《死のメッセージ》も墓地送りとなるのだな! 《CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル》でいたぶるのみだ」

「俺が対策を考えてないと思ったか? 手札から《人亀鬼:攻撃力1200・Lv4》を墓地へ送る。このターン、《ウィジャ盤》と《死のメッセージ》は破壊されない」

 バクラを闇風が包みこんでいる。それを破るように、《サイクロン》が喰らいついていく。甲羅に悪霊を宿した悪魔亀が、蛇のごとき小竜巻を飲みこんだ。ダーク・アストラルに焦燥が這入りこむ。残された攻略方法すらも通用しなかったから。エンド宣言を呟くのみ。

「相手ターンのエンドフェイズだ。《ウィジャ盤》は【T】を示す。リーチ!」

 屍人の手首が這いまわり、DEATHを完成させようとする。一文字が進めば、ダーク・アストラルの敗北は決定してしまう。ただでさえ、街は闇に包囲されているのに。バクラが支配するフィールドは、冥府特有の死臭が漂っている。



【7ターン目:バクラ】LP3900、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
バクラ:永続罠《ウィジャ盤》と永続魔法《死のメッセージ「E」》&永続魔法《死のメッセージ「A」》&永続魔法《死のメッセージ「T」》が発動中。

ダーク・アストラル:装備魔法《エクシーズ・ユニット》を装備した《CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル:攻撃力2200・R3・O×3》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺様のターン、ドロー。《通路を塞ぐ首なし騎士》のエフェクトは途切れて、1ターンで複数回の攻撃が可能となる。魔法カード《ポルター・ガイスト》を発動するぜ。相手フィールドのセットカード1枚を手札へ戻す。このカード効果は無効にされない」

「効果対象となった罠カード《エクシーズ・リボーン》を発動! 《No.96 ブラック・ミスト:攻撃力100・R2・O×1》を墓地から特殊召喚して、このカードをORUにする」

 亡霊どもが襲いかかるも、伏せカードが起きあがった。《No.96 ブラック・ミスト》が復活して、悪霊たちを黒炎で焼きはらった。《ポルター・ガイスト》を無効にできなくとも、フリーチェーン発動により対抗できる。バクラは動揺などしない。

「墓地から悪魔族モンスター3体を除外することにより、手札から《ダーク・ネクロフィア:攻撃力2200・Lv8》を特殊召喚する。《通路を塞ぐ首なし騎士》も《人亀鬼》も、こいつを呼びだすための布石だったのさ。《CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル》に攻撃する」


『念眼殺!』


 赤ん坊人形を抱いたマネキンが浮遊しだした。呪怨を凝縮した眼差しで、相手モンスターを睨みつける。呪いを注ぎこまれ、《CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル》が酸欠したように苦しみだす。手足を振り乱しながらも、《ダーク・ネクロフィア》へと大鎌を投げつける。五体バラバラとなり、マネキンドールは闇に溶けこんだ。裁断魔王も力尽きて倒れこむ。攻撃力が同じなので、相打ちとなったようだ。バクラが愉しそうに狂笑しだす。

「《ダーク・ネクロフィア》は戦闘破壊されたが、《CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル》も消滅させた。ターンを終了する。次がラストターンだ。俺様のフィールドにモンスターは存在しない。《No.96 ブラック・ミスト》のモンスター効果も活かせないよなぁ」



【8ターン目:ダーク・アストラル】LP1800、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
バクラ:永続罠《ウィジャ盤》と永続魔法《死のメッセージ「E」》&永続魔法《死のメッセージ「A」》&永続魔法《死のメッセージ「T」》が発動中。

ダーク・アストラル:《No.96 ブラック・ミスト:攻撃力100・R2・O×1》が攻撃表示。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《RUM-バリアンズ・フォース》を発動。《No.96 ブラック・ミスト》を再構築! 混沌なる嵐を巻きおこし、今ここに舞い降りよ! 《CNo.96 ブラック・ストーム:攻撃力1000・R3・O×2》をエクシーズ召喚!」

 バクラは嗤う。ダーク・アストラルの敗北が決まったも同然だから。その肉体が異様に膨れあがる。異形の暗黒獣が吠えあがり、バクラへと突っこんできた。せめてもの抵抗を表しているのか。ライフを1000ポイント削られるも、胸を貫かれるも、バクラの喜悦が増すばかり。ウィジャ盤上では、死の言葉が完成しようとしている。腐汁を垂らしながら、手首が這いずりまわる。

「てめぇの恐怖が伝わってきて、ゾクゾクするぜ。さぁ、罰ゲームの始まりだ! てめぇの存在は闇に喰われるのさ。そのまま怯えながら、地獄に落ちるがいい!」

ウィジャ盤から、亡霊の大群が湧きだした。ダーク・アストラルに次々と絡みついて、精霊体を咀嚼していく。泡立つような悲鳴が流れた。相手が遺したデッキを、バクラは容赦なく奪いとる。街全体へ響かせるように叫びだした。

「《No.96 ブラック・ミスト》をゲットだぜっ!」



「おィ。待ちなよ」

 去ろうとしたバクラに、怒声が投げつけられる。金髪の青年が睨みつけていた。チャラチャラとしたヤンキーである。目つきの悪さでは、バクラにも負けないだろう。端正な顔立ちであるが、痩躯全体から狂気があふれだしている。鮫歯を露わに、肉食獣のごとき笑みを刺していた。

「貴様もバリアンか? 次から次へと湧いてくるよな。まるで、ゴキブリのようだぜ」

「うっせーよ、白蟻が。俺、キグナスって言ゥんだ。ずいぶんと、調子こいてやがるじゃねェか。てめェは死刑確定な。デュエルを始めようぜ」

「生憎だが、連戦連勝で疲れているんだ。俺様の代わりに、コイツと戦ってもらうぜ」

 バクラがモンスター・カードを突きだした。そこから、闇泥が流れだす。路面上で盛りあがって、人型を成していく。出来の悪い泥人形のようだ。デュエル・ディスクも備えつけ、決闘体勢に屈みこんでいる。激痛を浴びているような呻きを漏らしている。

「こいつは、トラゴエディア。数か月前に、ディアバウンドに喰わしておいた。自我こそ失ってはいるが、デュエルの腕は落ちていない。これに勝てれば、俺様が相手になってやるよ」

「悪趣味な野郎だなっ! 上等だ」



『デュエル!』



【1ターン目:トラゴエディア】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「我が先攻……ドロー。魔法カード《デビルズ・サンクチュアリ》2枚を発動する。《メタルデビル・トークン:攻撃力0・Lv1》2体を……特殊召喚する。これらをリリースして、《The supremacy SUN:攻撃力3000・Lv10》をアドバンス召喚」

「永続魔法《漆黒の太陽》を発動。俺のモンスターが破壊されるたびに、その攻撃力分だけ自分ライフを回復する。さらに、俺の墓地から特殊召喚されたモンスターは、攻撃力が……1000ポイントアップする。カード1枚をセットして、ターンエンド」

 黒太陽が昇りだした。その化身が男性型へと顕現する。破壊されても、自分スタンバイフェイズに手札1枚を捨てれば復活できるようだ。《漆黒の太陽》の輝きにより、攻撃力も4000ポイントまで上昇を果たす。破壊された時点で、ライフも3000ポイント回復する。《奈落への導き》も仕掛けられた。相手プレイヤーの攻撃宣言時、ライフ半分を払えば、相手モンスターを全滅させられるトラップだ。トラゴエディアが苦悶を吐いている。



【2ターン目:キグナス】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
トラゴエディア:《The supremacy SUN:攻撃力3000・Lv10》が攻撃表示。永続魔法《漆黒の太陽》が発動中。魔法・罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。手札の機械族モンスター《幻獣機タートレーサー》を墓地へ送り、《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン:攻撃力900・Lv9》を特殊召喚する」

「機械族モンスターがいるンで、魔法カード《アイアンコール》を発動! 墓地からレベル4以下である《幻獣機タートレーサー:攻撃力500・Lv3》を復活させる」

「《穿孔重機ドリルジャンボ:攻撃力1800・Lv4》を召喚。この召喚により、機械族モンスター全てのレベルは1アップする。魔法カード《ギャラクシー・クイーンズ・ライト》を発動して、全モンスターを《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン》と同じレベル10にする」

「レベル10《幻獣機タートレーサー》と《穿孔重機ドリルジャンボ》、《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー:攻撃力5000・R10・O×3》をエクシーズ召喚!」

 亀形の早期警戒機に、土木機械型の兵器。さらには、宇宙船までもが出現した。それらが次元渦に呑みこまれて、オーバーレイ・ネットワークを結びあう。光が大爆発したかと思えば、巨大ロボが立ちあがった。青き鉄巨人が、超大型キャノンを抱えこんでいる。相手フィールドに向けて、トリガーに指をかけだす。キグナスが叫ぶ。

「ORU1体を取り除いて、モンスター・エフェクトを発動! 相手の魔法・罠カード全てを破壊する。手札から速攻魔法《リミッター解除》を発動! 《超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー》の攻撃力を倍にする。《The supremacy SUN》を殺す!」

 砲口に粒子が溜まりだす。暗黒街が昼間のごとく、照らしだされる。鋼鉄巨人がトリガーを引いた瞬間、エネルギーの砲撃が発射された。超重量級のロボットすらも反動で退いてしまう。《漆黒の太陽》と《奈落への導き》が焼きつくされた。攻撃力10000ポイントには耐えられず、黒き太陽神も蒸発させられる。トラゴエディアはライフ0となり、全身を崩壊させていく。数秒もしないうちに、地面には泥溜まりが広がっていた。

「雑魚には用がなィんだよ。デッキの再構築も終わったンだろ? さぁ、デュエルを始めるぞ」

「そのデュエル、待ってくれませんか?」

 キグナスが迫った瞬間に、人影が割ってきた。バクラも怪訝そうに、顔を真横に向ける。知っている顔に、キグナスが身構えだす。真月零が拳を震わせていた。





【TF-その65】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

トラゴエディアの壮絶な出落ち(笑)

何故に真月零・・・?
ものすごく意外な人物ですね・・・。
これからどうなるのか・・・

次回も待ってます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 悲劇の魔物でございます。こちらのベクターは、ドルべに忠誠を誓っているので、キャラも違ったりします。
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