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TF-67 闇のゲーム! 真月零(ベクター)VS闇バクラ

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遊戯王オフィシャルカードゲーム

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 こちらのベクターは大人しいです。

「そのデュエル、待ってくれませんか?」

 真月零が、バクラを睨みながら歩いてくる。冷静さを保ってはいるが、胸内は憤怒で煮えたぎっているようだ。拳が小刻みに震えている。

「よくも、我らの同胞を殺してくれましたね。あなたは容赦なく潰させてもらう」

「なるほどな。てめぇらも人間でなく、バリアンという亡霊どもか。同胞とやらは、ディアバウンドに喰わせておいたよ。デュエルを挑むというのなら、俺様は大歓迎だぜ。これだけは、しっかりと覚えておきな。闇の決闘に敗北すれば、そこに待っているのは死だけだ」

「では、あなたが死ぬことになるでしょう。私に敗北してね」

「ずいぶんと自信があるようだが、どれほどの手応えがあるものか」



 真月零が決闘盤をセットしている。その右肩を、キグナスが荒らしく掴みかかった。

「やっぱり、てめェがベクターじゃねェか。すっとぼけやがって!」

「すみません。あなたの相手をしている時間はないです。たしかに、あなたを逮捕しましたが、盗みを働いたのだから自業自得でしょう? それに、この状況です。アイツを潰しておかないと、計画に支障をきたします。同僚たちも殺されていますしね。仇を討っておかないと、彼らも浮かばれない」

「バリアン世界が崩壊間近なんだってな。一般市民には極秘らしィが、俺もキャンサーから聞ィたぜ。てめェと決着をつけるのは後だ。アイツを死刑にしてやりたいが、てめェに譲ってやるよ。元悪党だが、すっかりと七皇の端くれだ。絶対に殺せよ」

「バリアン七皇と言っても、下っ端ですけどね。レオやカプリコーンにも黒星状態ですし。まぁ、アレぐらいなら倒せるでしょう」

 暗黒に支配されたシティ上空には、ドン・サウザンドの影が浮びあがっている。さすがに不味いなと冷汗を垂らしながら、ベクターはバクラと対峙した。どこまでも恐ろしい形相だ。狂気と憎悪が、どこまでも凝縮されているかのようだ。バリアンの大邪神に匹敵するのモノを、内包しているに違いない。プレッシャーが臓腑を抉るようだが、ベクターは気を保つ。闇の決闘者どもが呻きながら、瘴気を海馬コーポレーションへと届けている。地獄都市にて、デスゲームが開催される。



『デュエル!』



【1ターン目:バクラ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺様の先攻だな。ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセットしておこう。カード1枚を伏せて、ターンエンドだ」

 デュエルが始まった。バクラはデッキを弄っていた。対策を取られないように、デッキ構築や戦略も変えているに違いない。雰囲気から察するに、様子見をしているようだ。仕掛けられたセットカードも、どのようなトラップだろうか?



【2ターン目:ベクター】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
バクラ:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。《アンブラル・グール:攻撃力1800・Lv4》を召喚。このカードの攻撃力を0ポイントにすることで、手札から《アンブラル・アンフォーム:攻撃力0・Lv4》を特殊召喚する」

「レベル4《アンブラル・グール》と《アンブラル・アンフォーム》でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル:攻撃力2500・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

 ベクターは調査のために、真月零へと化けている。彼本来のデッキを開花させて、銀髪悪魔に挑みこむ。路面から影が広がって、人型がダークマントを引きずりだした。《アンブラル・グール》がエナジーを絞りきって、影塊を吐きだす。それらが闇渦へと呑みこまれ、黄金の巨大甲虫が飛来してきた。角先が鍵形を成しているようだ。

「装備魔法《メテオ・ストライク》を装備します。オーバーレイ・ユニット1体を取り除いて、モンスター効果を発動! 《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》が存在するかぎり、《メテオ・ストライク》は効果破壊されません。セットモンスターに攻撃!」

 巨虫が高速飛行をして、《クリッター:守備力600・Lv3》を貫いた。トラップによる妨害もない。装備魔法により貫通効果を得ている。1900ポイントの戦闘ダメージが、バクラのライフを2100ポイントにまで削りとる。実態化した痛みは、表情を歪ませるものだ。

「《クリッター》がフィールドから墓地へ送られた。デッキから攻撃力1500以下の《ネクロフェイス》を手札に加える」

「カード2枚をセットして、ターンを終了します」



【3ターン目:バクラ】LP2100、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
バクラ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ベクター:装備魔法《メテオ・ストライク》を装備した《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル:攻撃力2500・R4・O×1》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺様のターン、ドロー。儀式魔法《高等儀式術》を発動する。デッキから通常モンスター《マーダーサーカス・ゾンビ:Lv2》と《さまよえる亡者:Lv2》を2体ずつ墓地へ送り、《闇の支配者-ゾーク:攻撃力2700・Lv8》を儀式召喚!」

「サイコロを振るうぜ。こいつの破壊効果の範囲は、出た目によって決まるのさ。4のようだな。《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》を破壊する」

「そうはさせない! 《メテオ・ストライク》を墓地へ送ることで、《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》を破壊から守ります」

 ドン・サウザンドと比べれば小物感はある。筋骨隆々な魔人が、破壊エネルギーを叩きつけて暴発させた。黄金甲虫は装備魔法を身代りにして、破滅から免れる。

「その防御も二度目はないぜ。魔法カード《トライワイトゾーン》を発動! 墓地からレベル2以下の通常モンスター3体、《マーダーサーカス・ゾンビ:攻撃力1350・Lv2》と《さまよえる亡者:攻撃力800・Lv2》2体を特殊召喚する」

「さっそく、使ってみるか。レベル2のモンスター3体でオーバーレイ・ネットワークを構築! 《No.96 ブラック・ミスト:攻撃力100・R2・O×3》をエクシーズ召喚!」

「こいつで、《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》を攻撃する。ORU1体を取り除くことで、攻撃対象モンスターのパワーを半減する。その数値分だけ、《No.96 ブラック・ミスト》をパワーアップさせる。シャドーゲインか。なかなか、便利な特殊能力だなぁ!」

「相手エクシーズが攻撃をしてきましたね。永続罠《Vain-裏切りの嘲笑》を発動します。 《No.96 ブラック・ミスト》は攻撃できず、モンスター効果も無効とされる。それだけで終わらない。相手のエンドフェイズごとに、相手デッキからカード3枚を墓地へ送ります」

「そいつは通用しないぜ。カウンター罠《魔宮の賄賂》を発動。《Vain-裏切りの嘲笑》の効果を無効にして破壊する。賄賂を贈ってやるよ。デッキからカード1枚をドローしな」

 悪魔の相貌から手足が生えたようだ。ゾンビどもが呼応して呼びだしたダーク・ナンバーズが、《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》を掴みだした。モンスター効果を発揮すれば、相手モンスターよりも攻撃力が100ポイント上回る。嘲笑などスルーして、巨大甲虫を闇で消化した。トラップを無効にされる可能性も考えてはいたが、ベクターにとって痛々しい展開だ。

「《闇の支配者-ゾーク》でダイレクト・アタック!」

 赤羽が視界一面に舞いあがった。緑髪魔人の手刀が、ベクターをなぶりつくす。蓄積した戦闘ダメージにより、ライフが1200ポイントにまで飲みこまれた。凄まじい激痛が、ベクターの肉体に増殖しだす。悲鳴を軋らせるも、倒れそうな体を持ちあげる。

「ターンエンドだ」



「まったく、やってくれますねぇ。良い子ちゃんを演じたままだと、あなたに勝てないようです。仮面を剥ぐしかないようですね。くくっ……」

 真月零が、ベクターが哂っている。右手が目元を覆いつくして、ぷるぷると微震している。

「ドルべ様に徹底敗北をしてから、俺は忠誠を誓ってきた。あの方に勝利できる者など、どの世界にも存在するわけがない。あの方に憧れて、俺は改心することにした。人を苦しませるのが生き甲斐だったが、そんな俺自身に枷をはめこんだ。少しばかり、外させてもらうぜっ!」


『バリアル・フォーゼ!』



【4ターン目:ベクター】LP1200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
バクラ:《闇の支配者-ゾーク:攻撃力2700・Lv8》&《No.96 ブラック・ミスト:攻撃力100・R2・O×2》が攻撃表示。

ベクター:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。魔法カード《悪夢再び》を発動する。墓地から守備力0の闇属性モンスター2体、《アンブラル・グール》と《アンブラル・アンフォーム》を手札に加える」

「《アンブラル・グール:攻撃力1800・Lv4》を召喚。このカードの攻撃力を0ポイントにすることで、手札から《アンブラル・アンフォーム:攻撃力0・Lv4》を特殊召喚する。《アンブラル・アンフォーム》で《No.96 ブラック・ミスト》を攻撃する」

 端正な青年は、悪魔のごとき容貌へと変わりきった。灰黒色に染まったボデイ。口調も仕草も荒らしくなっている。黒翼を躍らせながら、カードを操っている。そんな悪友を、キグナスは面白そうに眺めこんでいた。影塊が単眼を開いて、《No.96 ブラック・ミスト》へと這っていく。攻撃力では負けているので、返り討ちとなる。これも、ベクターの計算内であるが。

「自身の攻撃によって戦闘破壊されたんで、《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ:攻撃力0・Lv1》2体をデッキから特殊召喚する。これらのモンスターで、《闇の支配者-ゾーク》と《No.96 ブラック・ミスト》に攻撃!」

 地面に穴が開いて、闇顔が覗きこんだ。そこから青炎が飛びだして、バクラの陣地へと突き進む。攻撃力0のモンスターは反撃されるのみ。《闇の支配者-ゾーク》が手刀を繰りだすも、青き猛炎に絡まれてしまう。全身を燃やしつくされて、炭一片すら残さずに消滅した。それは、《No.96 ブラック・ミスト》も同様だ。バクラの頬を冷汗が伝っていく。

「攻撃表示の《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》を戦闘破壊したモンスターは、エフェクト破壊されるんだよ。自爆特攻というヤツをかましたが、俺のライフは心配いらないぜ。永続罠《スピリット・バリア》を発動したからな。モンスターが存在するかぎり、俺は戦闘ダメージを受けない」

「《アンブラル》が攻撃表示で戦闘破壊されたターン、手札から速攻魔法《アンブラル・パーティ》を発動する。デッキから《アンブラル》2種類、《アンブラル・アンフォーム》と《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》を特殊召喚する。これらのモンスターは、このターンに攻撃できない。《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》の特殊召喚により、《アンブラル・グール》と同じレベル4となる」

「レベル4の《アンブラル》3体で、オーバーレイ・ネットワークを構築! ジャンジャジャーン! 俺最強のモンスターを魅せてやるぜっ! 《No.104 仮面魔踏士シャイニング:攻撃力2700・R4・O×3》をエクシーズ召喚!」

 濁りきった声で、ベクターが嗤いあげた。





【TF-その67】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

確かに闇太郎さんのベクターは少しおとなしい感じですね。

ゲット早々ブラック・ミストを使いこなしたバクラ相手にどんなデュエルを展開してくれるのか・・・

次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 アニメのベクターはテンション高すぎて描けませんぜ。改心済みですので、大人しいです。デュエルの腕はありますが。
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