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TF-71 バリアン・シグナーの脅威! ウィンVS十六夜アキ

遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【2】
(2008/12/17)
宮下雄也、星野貴紀 他

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 本編に戻ります。

「私はヴァルゴっていうの。覚えておいてね。アンタレスに勝つなんて、ツァン・ディレを戻してしまうなんて、ウィンは油断ならない。仇を討ちたい気分だけど、結晶化が進行しているようね。急いで救護班に連れていかないと。あなたを倒す刺客を用意しているから、待っていてね」

 金髪の優雅そうな少女は、そう残すと去ろうとした。空間が赤く揺らめいて、そこに入りこもうとする。どうして、バリアンはシティを地獄に変えてしまったのか? 私たちの幸せを壊そうとするのか? 怒りや疑問が沸いてきて、私の背中を突きだした。

「あのう。待ってください!」

「ついて、来ないで」

 青髪の少女が睨みつけてきた。怒りに満ちた眼差しに、背筋が凍りそうになる。アンタレスの親友なんだろう。彼女を労わり、優しく抱えこんでいる。訊きたいことは、たくさん胸内に溜まっている。それでも、身を乗りだしたままに固まってしまう。バリアンが赤霧に消えていく。闇空では稲妻が狂舞している。そんな轟音に紛れて、D・ホィールの走行音が近づいてきた。



 本当なら喜ぶべき状況だろう。赤色の遊星号に乗っているのは、ネオドミノを救った英雄だ。ホィール・オブ・フォーチュンで堂々としているのは、ジャック・アトラスさんだ。十六夜アキさんもいる。3人とも無言で、私たちを視線で咀嚼していた。シグナーに囲まれている状況だけど、不安が踊りあがってくる。ツァン・ディレさんが手を握ってきた。

「十六夜先輩はヴァルゴに敗北した。まさか、遊星さんまで……」

 ヘルメットのゴーグル部分を透かして、バリアンの紋章らしいのが見えてくる。目つきが猛獣じみており、ごうごうと闇が流れだしている。不動遊星さんは最強デュエリストのはず。バリアンに倒されて、精神を支配されているのだろう。ツァン・ディレさんが絶望を吐きだす。無理もない。シグナーに勝利するなんて、プロデュエリストでも不可能に近いから。このまま、私たちも闇の決闘者にされてしまうのか。いや、ここで諦めてはいけないんだ!

「ツァン。私が遊星さんを救います」

 恐怖を抑えるように、彼女の右手を握りこんだ。無理とか不可能とか言っていられない。

「ウィン……。そうだね。ボクだって元キングに挑戦してみるよ。体力も精神力も回復してきた。デュエルを仕掛けるからには、誰が相手でも勝たなくちゃね」

「コロンだって、十六夜アキと戦うよ!」

 3人で決闘体勢に構えこんだ。心臓が暴れそうになり、手先が小刻みに震えてしまう。雲上の決闘者は対峙するだけで、心が崩されそうになってしまう。腹式呼吸をしてみるも、落ち着いてくれない。ツァン・ディレさんもコロンちゃんも同様であろう。冷汗が額から流れてくる。デュエルが始まろうとするタイミングで、ハーモニカの音色が響いてきた。6人全員で振り返る。


「まったく、勇敢な嬢ちゃんだ。いくら何でも、相手が悪すぎる。それじゃあ、満足できないぜ」


 伝説のサティスファクション。そのリーダーがD・ホィールに跨っていた。銀髪を伸ばした男性が、悲しそうに遊星さんを見ていた。鬼柳京介。その名前を、遊星さんが呟く。こんな状況になっても、生残っている決闘者がいたんだ。希望が花咲いてくる。それだけじゃない。

「ジャック! バリアンの手下になるとは、情けないじゃないか! レディに襲いかかるとは、お前らしくもない。鉄砲玉のクロウ様が、叩き直してやるぜ!」

 ブラックバード号が路面に着地した。ジャックさんが睨みつける。

「クロウさん! 生きていたんですね⁉」

「勝手に殺すなよ。吃驚したのは、俺の方だけどな。ウィンは強くなったじゃないか。俺と鬼柳で、遊星とジャックを元通りにする。十六夜は、あんたに任せるよ」

「はいっ! 任されます!」

 鬼柳さんの口元が笑んだ。クイッと指で合図をすると、遊星さんを連れて疾走していく。クロウさんもジャックさんを引きつける。走行音が闇に呑みこまれていく。ライディング・デュエルが始まるのだろう。ツァン・ディレさんは回復したと言っていたが、疲労は残っているみたい。私が十六夜アキさんと戦うんだ。希望は蕾のままだけど、私のデッキで開花させよう。突然にして、ツァン・ディレさんが抱擁してきた。そのショックで不安が霧散しちゃいます。

「クロウさんの言う通りだね。ボクとコロンちゃんで支えるから」

 温かさが染みこんでくる。礼の言葉を耳打ちした。そうして、十六夜アキさんと向いあう。無表情であり、まるで白仮面に覆われているかのようだ。両目から黒涙を零している。アカデミアでもトップを誇る決闘者。私の憧れを助けるために、あなたに勝利します。



『デュエル!』



【1ターン目:アキ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「私は黒薔薇の魔女。怪物の決闘を、あなたに魅せてあげるわ。私の先攻、ドロー。《ローンファイア・ブロッサム:攻撃力500・Lv3》を召喚。このカードをリリースして、デッキから《紅姫チルビメ:守備力2800・Lv8》を特殊召喚する。ターンエンド」

 意識が混濁しているのだろうか。言葉が吐かれるたびに、闇瘴気が口元から泡立っていく。食用果樹が弾けて、大きな紅葉が舞いこんできた。花形を成した葉群の中心部分から、女性が生えあがってくる。派手な衣装であり、姫様に相応しいかも。相手によって除去されると、植物族モンスターを特殊召喚するのですか。ディスク機能で調べると、厄介極まりない効果が表示された。ファーストターンは様子見のようだ。



【2ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アキ:《紅姫チルビメ:守備力2800・Lv8》が守備表示。


「私のターン、ドロー。手札の《嵐征竜-テンペスト》を《ドラグニティ-コルセスカ》と一緒に捨てます。デッキからドラゴン族モンスター《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》を手札へ加えます」

「《ドラグニティ-ドゥクス:攻撃力1500・Lv4》を召喚。この召喚により、墓地から《ドラグニティ-コルセスカ》を装備します。このカードを除去することにより、手札から《ドラグニティアームズ-レヴァテイン:攻撃力2800・Lv8》を特殊召喚! この特殊召喚により、墓地の《ドラグニティ-コルセスカ》を装備します。準備は整ってきました」

「永続魔法《竜躁術》を発動します。《ドラグニティ》を装備した《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》は、攻撃力が500ポイントアップします。《紅姫チルビメ》に攻撃!」

 鳥戦士が召喚されるも、巨竜剣士が降臨するために消滅した。《ドラグニティ-コルセスカ》も、その肉体へと吸いこまれていく。太陽色のアーマーにウィング。それらが闇中で輝いている。飛翔してから、《紅姫チルビメ》に巨剣を叩きこんだ。ぶわりと、紅葉が爆散した。

「装備カード《ドラグニティ-コルセスカ》の効果を発動します。デッキからレベル4以下の風属性・ドラゴン族モンスター《ドラグニティ-ブランディストック》を手札に加えます」

「《紅姫チルビメ》が墓地に送られた。《ギガプラント:攻撃力2400・Lv6》を特殊召喚する」

「カード1枚をセットして、ターンを終わります」



【3ターン目:アキ】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
アキ:《ギガプラント:攻撃力2400・Lv6》が攻撃表示。

ウィン:《ドラグニティ-コルセスカ》を装備した《ドラグニティアームズ-レヴァテイン:攻撃力3300・Lv8》が攻撃表示。永続魔法《竜躁術》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「《ドラグニティ》か。私のターン、ドロー。デュアル・モンスター《ギガプラント》を再度召喚する。これで、モンスター効果を発動できるわ」

「そうはさせません! 風属性モンスター《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》をリリースして、罠カード《風霊術-「雅」》を発動します。《ギガプラント》をデッキの底へと戻します」

 大胆な戦略をとってしまった。《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》が高速回転をして竜巻となる。それが進行していき、山のごとき植物怪獣を巻きあげた。相手デッキへ引きずりこまれる。《ギガプラント》のエフェクトにより、《ローンファイア・ブロッサム》が復活可能だ。《葵姫マリーナ》を特殊召喚すれば、《ギガプラント》の自爆特攻から、《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》の効果破壊へと連携させられる。アキさんなら、もっと高度な戦術を図ってくるかもしれない。

「カード1枚をセットして、ターンエンド」

 私のフィールドに、モンスターは存在しなくなった。アキさんなら特殊召喚を連続してくるだろう。そう覚悟を決めるも、モンスターを追加してこなかった。召喚権も使用して、他の手立てが消えたかもしれない。あのセットカードは何だろう? 凄まじい威圧感が漂ってきます。



【4ターン目:ウィン】LP4000、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
アキ:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ウィン:永続魔法《竜躁術》が発動中。


「私のターン、ドロー。墓地から《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》と《ドラグニティ-コルセスカ》を除外して、《嵐征竜-テンペスト:攻撃力2400・L7》を墓地から特殊召喚!」

「永続魔法《竜躁術》の効果により、手札の《ドラグニティ-ブランディストック》を《嵐征竜-テンペスト》に装備します。このカードの装備効果により、連続攻撃が可能となります。攻撃力も500ポイントアップ! ダイレクト・アタック!」

 モンスターの召喚をしなかった。《激流葬》や《聖なるバリア-ミラーフォース》だったら絶滅させられる。絶対に負けられないと、慎重なプレイングになってしまう。《嵐征竜-テンペスト》が迫るだけで、暴風雨が唸りをあげる。竜巻ボディがアキさんに喰らいついた。

「永続罠《デッキガード》を発動する。カード2枚をデッキから墓地へ送り、戦闘ダメージを0にする」

 《デッキガード》で防御できるのは、1ターンに1度のみだ。大嵐の顕現竜が、アキさんを舞いあげる。アスファルトに叩きつけられて、相手ライフは1100ポイントにまで減少した。《ドラゴンフライ:攻撃力1400・Lv4》を召喚していれば、さっそうと勝利していた。決闘中に後悔なんてしている暇はない。最善のプレイングをとっていくのみ。

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」





【TF-その71】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ありがとうございます!

アキVSウィンですか・・・。
それにしても・・・《嵐征竜-テンペスト》・・・。

もうすぐ普通に手に入る(?)カードではありますが《征竜》の文字が出る度に、こう・・・落ち込みます。
封入操作パネェ・・・。

バリアン・アキさんはどんな戦術を見せてくれるのか・・・。

次回も楽しみにしてます!!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 ウィンは《ドラグニティ》の方で、《嵐征竜-テンペスト》を使っています。《征竜》をコンプリートするのも大変そうです。1月11日ですか。カード単品の値段もチェックですね。

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