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TF-104 ベクター出撃! ドン・サウザンドの玉座

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コナミ

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 《ドン・サウザンドの玉座》もOCGモードです。

「いくつかの平行世界を回ってみたけど、このバリアン・ワールドは特別だね。君にしても、どのベクターとも違いすぎる。ほとんどのベクターは、ドルべを始めとした同胞を殺していた」

 ウルタールの言葉は信じられないものであった。どうやって、ドルべ様に勝てるというのだろうか? 喧嘩を売ったこともあるが、完膚無きままに敗北させられた。チームメイトのキグナスも、ギラグ将軍に完敗したと覚えている。リオの正体がメラグ様というのも呑みこめない。ドルべ様には親衛隊が控えているはず。それすらも、他の世界では存在しないという。

「君の実力は、他のベクターにも劣っていない。カードは弱体化しているけどね」

 じっと紅玉が見上げてくる。大きな尻尾を振ってから、ウルタールが無表情で語りだす。我らが謳歌しているバリアン・ワールドは、旧支配者というイレギュラーにより発達したようだ。ソイツらの落したアイテムが、異世界から魂を呼びこんでいる。ヴァルゴやキャンサーといったバリアンは、本来ならば招かれないデュエリスト。キグナスにしてもそうだ。ドルべ様に下ってからは険悪関係に陥ったものの、彼の自分への影響も小さくないだろう。

「ボクも異世界出身だけど、彼女たちに再開できるとは想像外だよ。ボクはナイアーラトテップの使徒になり、彼女らはバリアンとなった。転生前の記憶も失われた状態で」

 気になることを言っていたが、耳を傾けない。去っていく四足生物の背中には、赤輪が描かれていた。真実がどうであれ、大切な故郷を守っていくのみ。人間界に迷惑をかけるが、形振りもかまっていられない。グランド・ナンバーズの欠片が完成すれば、ドン・サウザンドという副作用を完全消滅させよう。それまでに、邪魔してきた人間どもを足止めしなければ。



「私のターン、ドロー。魔法カード《約束された勝利》を発動! 《聖騎士王アルトリウス》に装備された《聖剣カリバーン》を墓地に送り……」

 嫌な記憶が、脳裏の底から湧きあがってくる。カプリコーンに敗北したんだ。

「俺のターン、行くぜ。《新撰組-沖田総司》でモンスター全てを攻撃する。ORU扱いの《魂刀-菊一文字》を取り除くことで、攻撃対象モンスターを効果無効とする」

 ピスケスにも勝てなかった。ベクターの連敗記録により、ギラグ四天王は七皇級として謳われている。バリアン決闘者の成長速度は凄まじく、キャンサーにも追いつかれようとしている。この危機的な状況でも、ワクワクしてくるものだ。バリアン世界が安定すれば、七皇という地位など返上しよう。一から始めなおすとしましょうか。

 その前に……。ベクターは、ウィンたちの目前に降りた。どういう目的かは知らないが、ウルタールの連れてきた少女集団か。シグナーよりも危険かもしれない。



「真月零さんですよね?」

「それは仮の名前ですよ。私はバリアンのデュエリスト・ベクター。この世界について調べるため、シンクロ召喚を調査するため、アカデミアに忍びこんでいました」

「日常に侵略者の手先がいたなんて、衝撃の真実だね」

 ツァン・ディレが怒ったように睨みつける。ウィンは辛そうにしている。キャンサーの結界空間には、飛行船団が増殖しているようだ。この街は、彼女の記憶が造りだしたものか。ウィンたちにデッキは披露していない。チーム・ユニコーンのジャンを倒したときも、いつもとは異なった戦略を踏んでいた。ツァン・ディレが決闘盤を構えだす。


「そのデュエル、このジャック・アトラスが受けよう!」


 突然の大声を浴びせられて、少女たちが驚愕している。ドアを蹴りとばして、ジャック・アトラスが屋上内に乗りこんできた。デュエル・ディスクも装着済みだ。バリアン騎士団との戦いにより、今にも倒れそうな足取り。宮田ゆまが心配そうに寄るも、心配無用と遮られた。カシオペアを相手にして、無事で済まされるはずもない。視界も霞んでいるに違いない。仲間の努力を無駄にしないためにも、ベクターは手加減などしない。

「いいでしょう。よかれと思って、シグナーを潰しておきますか」

「潰されるのは貴様の方だ。パワーデッキの洗礼を受けるがいい!」



『デュエル!』



【1ターン目:ジャック】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

「俺の先攻、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 序盤は慎重に徹するものだ。ジャックのデッキについて把握している。《ドレッド・ドラゴン》か《ダーク・リゾネーター》あたりを伏せただろうか。パワーファイターとして有名であるが、力頼りでは終わらない。キグナスを倒すほどの実力者なのだ。慎重に攻めなければ。



【2ターン目:ベクター】LP4000、ドローフェイズ後の手札6枚

(フィールド)
ジャック:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「私のターン! ドローしたばかりの魔法カード《RUM-七皇の剣》を発動する。エクストラ・デッキから《No.104 仮面魔踏士シャイニング:攻撃力2700・R4・O×0》を特殊召喚して、《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル:攻撃力3000・R5・O×1》を重ねてエクシーズ召喚!」

「この特殊召喚により、セットカード1枚を破壊する」

「ならば、永続罠《デモンズ・チェーン》を発動するのみ。《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》のモンスター効果を無効にして、攻撃も封じる」

 闇の仮面魔踏士がステップを踏みだすも、たくさんの黒鎖に絡みとられた。四方八方から、蛇の群れが襲ってくるようだ。両手の自由を奪われて、ロッドを落としてしまう。《RUM-七皇の剣》を通常ドローできたが、僥倖は続かなかった。この程度ならば、充分に想定内であろう。胸内に狂熱がわだかまってくる。ドン・サウザンドが落したマジックを使うまで。

「だったら、魅せてやるぜ。永続魔法《ドン・サウザンドの玉座》を発動!」


『バリアルフォーゼ!』


 真月零という殻を破って、バリアンの本性を曝けだす。ウィンやツァン・ディレは驚愕を表している。人間にとっては、悪魔のように感じるらしい。《ドン・サウザンドの玉座》が全身鎧と化して、ベクターにまとわれていく。ジャック・アトラスは動じもせず、未知なる永続魔法についてテキスト・チェックを行っている。ライフ回復効果もあるが、ナンバーズをカオス化させるのが本命だ。

「モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード2枚をセットして、ターンエンド」

 トラップ《闇魔踏会の招待状》を発動すれば、レベル4以下の《アンブラル》をデッキ・サーチできる。さらに、デッキトップを墓地送りにする。《闇の仮面:守備力400・Lv2》も伏せておいた。フリーチェーンである《闇魔踏会の招待状》を容易に手札回収できる。効果破壊されなければの話だが。《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》が戦闘破壊されても心配要らない。永続罠《自虐の狂宴》により、ライフ回復も可能だからな。本性露わとなれば、嗜虐的な気持ちが止まらねぇ!



【3ターン目:ジャック】LP4000、ドローフェイズ後の手札4枚

(フィールド)
ジャック:モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。永続罠《デモンズ・チェーン》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ベクター:永続罠《デモンズ・チェーン》に封印された《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル:攻撃力3000・R5・O×1》が攻撃表示。モンスター1体を裏側守備表示でセットしている。永続魔法《ドン・サウザンドの玉座》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード2枚をセットしている。


「俺のターン、ドロー。《ダブル・プロテクター:攻撃力700・Lv4》を反転召喚」

「《インフルーエンス・ドラゴン:攻撃力300・Lv3・チューナー》を召喚して、モンスター効果を発動する。《ダブル・プロテクター》をドラゴン族として扱う」

「レベル4《ダブル・プロテクター》に、レベル3《インフルーエンス・ドラゴン》をチューニング!」

「王者の叫びがこだまする! 勝利の鉄槌よ、大地を砕け! シンクロ召喚! 羽ばたけ、《エクスプロード・ウィング・ドラゴン:攻撃力2400・Lv7》!」

「罠カード《シンクロ・ストライク》を発動して、《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》の攻撃力を1000ポイントアップさせる。このカードが格下パワーのモンスターと戦闘するとき、ダメージ計算を行わずに破壊する。さらに、破壊したモンスターの攻撃力分だけダメージを与える」


『キングストーム!』


 二盾戦士と青竜がシンクロして、黒き爆裂竜を呼びだした。上半身を逸らしてから、灼熱弾を吐きつける。《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》は黒鎖により身動きもできない。金属音を必死に鳴らしても、効果破壊から逃れられるはずもない。赤衣装を炎に浸食されて、火達磨と化す。猛熱の衝撃波を浴びせられて、ベクターのライフは1000ポイントにまで焼かれていく。実体化したダメージにより、片膝を着いてしまう。これが、元キングというものか。

「効果ダメージならば、《ドン・サウザンドの玉座》でライフ回復もできまい。それから、言っておくぞ! 玉座は着るものでない! 座るものだ! カード2枚をセットして、ターンエンド」





【TF-その104】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

更新ペース速いですね!
いや、僕がサイトを覗けなかっただけ?
なんにせよ更新ありがとうございます!!

なんだかバリアンのデュエリストめっちゃ多いですね・・・。
まだ七皇で出てきていない連中もいますし・・・。
これはまだ先が全然見えませんね、ワクワクします!
それと最後のジャックの突っ込みにちょっと笑いました(笑)
それから《ダブル・プロテクター》のレベルが3になっていたのでご報告させていただきます。

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。波に乗っているときは、こんなペースです。デュエル構成のアイデアは貯めてある状態ですので。

 バリアンは、かなり増えています。GX編に登場するのもいる状態です。バリアンとの戦いも最終盤に入ってきました。

 ご指摘、ありがとうございます。レベル4に訂正しました。

ものすごい発想力ですね・・・!

それにしてもエピソードが第104話でベクターのNo.も104ですがこれは偶然ですかね(笑)

にしても・・・ベクターのオバハンNo.が出落ちばっかですね(笑)
実際に使うとCNo.104は結構強力なのに、ベクターが使いこなせていないような・・・。
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