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TF-108 ウィン、嵐を起こします! The アトモスフィアの羽ばたき

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 ヴァルゴとも決着がつきます。

 少女は幸せを感じていた。両親も優しくて、休日には家族そろってドライブ。綺麗な景色を眺めながら、ママと一緒に作ったサンドウィッチを食べれる。パパも美味しいと喜んでくれる。仕事で疲れているはずなのに、自分の前では子供のようにはしゃいでくれる。その日も幸せいっぱいになると信じていたのに、不幸は突然に襲ってきた。トラックが暴走して、少女が乗っている自動車が横転した。パパもママも死んでしまい、彼女も瀕死に陥っていた。ヌイグルミが車窓枠に座っている?

「君の願いは何だい? ボクが叶えてあげるよ」

 子供のような声で語りかけてくる。紅玉のような瞳だ。白くて大きな尻尾が、ぶーらぶら。激痛に苛まれながら、動かない両親に不安を覚えながら、少女は手を伸ばした。

「助けて……」



【5ターン目:ウィン】LP3400、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ウィン:魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ヴァルゴ:永続魔法《セイクリッドの星痕》&永続罠《エクシーズ・ヴェール》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


 奇妙な記憶映像が流れてきた。アンタレスの時と同じだ。ヴァルゴはバリアンとしての本性を現した。衣装自体は変わらないが、顔全体が黄金燐光に覆われている。ぱっちりとした両瞳が、私を捉えてくる。アンタレスもだけど、ヴァルゴは人間だったのでしょうか? バリアンとは何者だろう? そんな疑問が強まってくるも、デュエルに意識を集中させよう。

「私のターン、ドロー。モンスター1体を裏側守備表示でセット。カード1枚をセットして、ターンエンド」

「罠カード《エクシーズ・リボーン》を発動するわ。《セイクリッド・プレアデス:攻撃力2500・R5・O×1》を墓地から特殊召喚。このカードはORUになる。《セイクリッド》のエクシーズを特殊召喚できた。《セイクリッドの星痕》により、1枚ドロー」

「ORU1体を取り除いて、《セイクリッド・プレアデス》のモンスター効果を発動! セットされたばかりのモンスターを手札へ戻す。このエフェクトは、相手ターンでも発動できるの」
 
「《霞の谷の虹竜:守備力1500・LV3》が手札に戻されたので、このカードを墓地へ送ります。それだけじゃ、終わりませんよ! 攻撃力1500以下の風属性モンスター《ドラゴンフライ:守備力900・Lv4》を、デッキから特殊召喚します」

 黄金に縁取られた白銀鎧が立ちあがった。その中身は聖光により満たされているようだ。ウィングみたいなマントを広げて、銀河風を爆発させるように吹きつけてきた。虹色竜は手札に戻されることで、真価を発揮する。本来ならば、自らバウンスさせて使うもの。蜻蛉怪人が虹風に運ばれてきた。私の傍に控えてくれる。ジャックさんのおかげで助かりました。

「《親切なプチリュウ》を墓地から除外すれば、風属性モンスターを戦闘から守れるようね。《輪廻の渡り鳥:攻撃力100・Lv1》を墓地からデッキに戻すことで、《親切なプチリュウ》をデッキに戻す」

 光鳥が《親切なプチリュウ》を咥えて、どこかへ飛び去っていく。《銀光の宣告者》により落とされたカードだ。相手ターンにも使用できる点は、《D.D.クロウ》と同じかな。《輪廻の渡り鳥》は墓地発動するので、動きの予測ができやすい。ヴァルゴはプレイング・ミスをしたようです。《霞の谷の虹竜》はサーチされたカード。意識で追いかければ、このカードを伏せたのは明確なのに。1ターンに1度の戦闘耐性を有しているも、バウンスしては不味いです。



【6ターン目:ヴァルゴ】LP3200、ドローフェイズ後の手札3枚

(フィールド)
ウィン:《ドラゴンフライ:守備力900・Lv4》が守備表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ヴァルゴ:《セイクリッド・プレアデス:攻撃力2500・R5・O×0》が攻撃表示。永続魔法《セイクリッドの星痕》&永続罠《エクシーズ・ヴェール》が発動中。


「私のターン、ドロー」

「速攻魔法《ギャラクシー・ストーム》を発動! ORUを持っていない《セイクリッド・プレアデス》を破壊します。アドバンス素材などにさせません!」

 銀河嵐が暴走して、《セイクリッド・プレアデス》のアーマーボディを削りだす。ORUが無ければ、《エクシーズ・ヴェール》の加護も受けられない。鎧片が飛散していった。

「新たなモンスターを呼ぶまでよ。相手フィールドのみにモンスターが存在するので、《セイクリッド・シェアト:攻撃力100・Lv1》を手札から特殊召喚するわ。墓地の《セイクリッド・カウスト:Lv4》を選択して、このカードをレベル4にする」

「《セイクリッド・アクべス:攻撃力800・Lv4》を召喚」

「レベル4《セイクリッド・アクべス》と《セイクリッド・カウスト》でオーバーレイ・ユニットを構築! 《セイクリッド・ビーハイブ:攻撃力2400・R4・O×2》をエクシーズ召喚!」

 小さな星座天使が、自分よりも大きな水瓶を持ちあげた。《セイクリッド・カウスト》の霊体が、瓶口から水にように注がれていく。気持ち良さそうに浴びて、《セイクリッド・シェアト》がレベルアップを遂げる。《セイクリッド・アクべス》と一緒に、エネルギー渦へと飛びこんだ。超重量の機甲兵器が降りてきて、ホール全体を揺るがせる。

「《セイクリッドの星痕》により、1枚ドロー。装備魔法《メテオ・ストライク》を装着させて、貫通効果も得る。《ドラゴンフライ》にアタック! ORU1体を取り除くことで、ダメージステップのみ攻撃力を1000ポイントアップさせる!」

 旋回しているORUを摂取して、《セイクリッド・ビーハイブ》が黄金色に輝きだす。シザーアームを振りかざして。超高速で突撃してくる。攻撃力は3400ポイントにも達している。蜻蛉怪人を貫いて、衝撃波を爆裂させる。2900ポイントの戦闘ダメージにより、私のライフが900ポイントにまで落ちていく。《ドラゴンフライ》は戦闘破壊されても、緊急信号を鳴きだす。雷獣が駆けてきた。私の手札に残されているのは、《The アトモスフィア》のみ。次のドローに賭けないと……。

「《ドラゴンフライ》が戦闘破壊されたので、攻撃力1500以下の風属性モンスター《ガスタ・サンボルト:攻撃力1500・LV4》をデッキから特殊召喚します」
 
「瀕死もいいところね。カード1枚をセットして、ターンを終了するわ」



【7ターン目:ウィン】LP900、ドローフェイズ後の手札2枚

(フィールド)
ウィン:《ガスタ・サンボルト:攻撃力1500・LV4》が攻撃表示。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。

ヴァルゴ:装備魔法《メテオ・ストライク》を装備した《セイクリッド・ビーハイブ:攻撃力2400・R4・O×1》が攻撃表示。永続魔法《セイクリッドの星痕》&永続罠《エクシーズ・ヴェール》が発動中。魔法&罠カードゾーンにカード1枚をセットしている。


「私のターン、ドロー。勝利の風が吹いてくれました! 魔法カード《大嵐》を発動! 魔法・罠カード全てを破壊します。罠カード《サイクロン・ダンス》が破壊されたことにより、デッキから風属性モンスター《ガスタ・ガルド:攻撃力500・LV3・チューナー》を手札に加えます。召喚!」

 空気が猛獣のごとく暴れまわり、お菓子を舞いあげる。大きなチョコレートやクッキーが、壁に衝突して砕けていった。脚の長すぎるテーブルも倒れていく。《エクシーズ・ヴェール》が破壊されたので、ORU有りのエクシーズも効果対象にできる。《聖なるバリア-ミラーフォース》も相手陣地から剥がされる。大風を切り抜けながら、緑鳥が羽ばたいてきた。

「フィールドのモンスター2体と、墓地の《オーバーレイ・オウル》を除外します。《The アトモスフィア:攻撃力1000・Lv8》を手札から特殊召喚! 《セイクリッド・ビーハイブ》を装備することで、その攻撃力を取りこみます。ダイレクト・アタック!」

「そんな……。私が観察していた頃よりも、はるかに強くなっている……」

 《ガスタ・ガルド》と《ガスタ・サンボルト》は、巨鳥降臨の生贄となった。大嵐などに揺らされない、堂々とした飛行ぶり。《The アトモスフィア》の抱えこんでいるスフィアが、ブラックホールのように星座兵器を吸いこむ。攻撃力3400ポイントにまで急上昇を果たした。赤き巨鳥が飛翔をつくして、天井近くまで姿を小さくさせる。口を全開にして、真上から襲撃をかける。ヴァルゴは頭から食べられてしまい、ライフを0ポイントにまで落とした。



 ヴァルゴは意識を失っていた。木製扉を開けると、近代的な屋内光景が伸びていた。結界から脱出できたのだろうか。怪しい気配が、むんむんと降りてくる。闇空に浮かんでいる影と同じだ。ウルタールに導かれるように、私たちは歩みを進める。アンタレスやヴァルゴの記憶内で見かけたヌイグルミとそっくりだ。あなたは何者ですか?

 階段を上りきると、屋上が広がっていた。世界中の闇が、奇妙な巨大装置に吸いこまれていく。黒結晶が複雑に絡みあったようなデザインだ。青髪少女がホロキーボードを操作をしている。彼女の仲間が数人ほどいるみたい。あの機械を停止させれば、この悪状況が止まるのだろうか? 魔王影の腹部に開いている眼球が哂いだした。

「あいつらを始末して」

 青髪少女が指令を放つと、バリアン騎士たちが数人ほど降りてきた。ここまで来ても、敵は雪崩れを打ってくる。ジャックさんは無理をしているが、立っているのでやっとだろう。ツァン・ディレさんを見ると、視線で頷いた。連戦になっちゃいますけど、私は決闘盤を構えこんだ。





【TF-その108】




テーマ : 遊★戯★王 - ジャンル : アニメ・コミック

コメント

No title

更新ありがとうございます!

ヴァルゴ、マミった・・・!

アンタレスと一緒で過去は某魔法少女アニメのキャラクターに酷似していますね・・・。

勝てているとはいえみんな満身創痍で・・・大丈夫なのでしょうか?

次回を拝見させていただきます!

No title

 TMさん、感想ありがとうございます。

 いろいろと裏設定もあったり。こちらのバリアンは強いわ、人数も多いわで、ウィンたちもやばいです。ラストダンジョンの最終地点までは着けたのですが。ミザエルやキャンサーが残っているという。
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